2024年04月09日更新
インスタグラム広告とは?広告の出し方/種類/費用/効果や事例を紹介!
インスタグラムの広告とはどんな種類があるのでしょうか。インスタグラムへの公告の出稿が注目されていますが、どのくらいの費用対効果が見込めるものなのでしょうか。この記事ではインスタグラム広告の出し方と事例などについて詳しく解説します。
目次
- 1インスタグラム広告とは?
- ・出稿する為にアカウントは必要なし!
- ・若年層のユーザーが圧倒的に占めている
- ・自社認知をハッシュタグが高める
- ・FacebookやInstagramのデータが活用されたターゲティング
- 2インスタグラム効果的な広告の出し方
- ・キャンペーン目的の設定
- ・アカウント情報入力
- ・広告セット
- ・予算や期間
- ・広告作成
- 3インスタグラム広告の種類とサイズや文字数
- ・画像
- ・動画
- ・カルーセル
- ・ストーリー
- 4インスタグラム広告の費用と請求タイミング
- ・実際にかかる費用
- ・請求のタイミング
- 5インスタグラム広告を出稿する時の注意点
- ・広告ポリシーの審査
- ・ガイドライン
- ・ハッシュタグの多用
- 6インスタグラム広告事例紹介
- ・スーモ
- ・メルカリ
- ・コカ・コーラ
- ・土屋鞄製造所
- ・THE ICONIC
- ・Snail Games
- ・READ DOG BOOKS
- ・フィラデルフィア
- 7日々進化していくインスタグラム広告を活用しよう!
インスタグラム広告とは?
インスタグラムに毎日のように写真や動画をアップしたり、いい情報はないか毎日のように検索したりする人がたくさんいます。日本国内でのインスタグラムの月間アクティブユーザーは2,000万人から3,000万人に上り、今やSNSの中でも影響力が最も大きなものになっています。
多くのユーザーを抱えているインスタグラムですから、広告を出稿した場合の広告の影響力もとても高いものになります。数年前までなら企業のインスタグラムの広告としての利用方法というのは、自身のアカウント利用かインフルエンサーへの依頼が主なものでした。
しかし、現在ではインスタグラムへ広告を出稿することができるようになりました。他のSNSへの広告出稿と比べても、商品やサービスの種類によっては大きな広告効果が得られるというインスタグラム広告。この記事ではインスタグラム広告の種類や出し方、費用や効果などについて詳しくお伝えします。まずはインスタグラム広告の特徴についてみていきましょう。
出稿する為にアカウントは必要なし!
インスタグラムに広告を出稿する、ということの最も大きな特徴とは、広告を出稿するために企業がインスタグラムにアカウントを持つ必要がないということです。
TwitterでもLINEでも、通常はあるSNSのプラットフォームに広告を出稿するということは、広告専用のビジネスアカウントを作る必要があります。しかし、インスタグラムではインスタグラムに広告出稿用のアカウントがなくても大丈夫です。
とはいっても、まったくアカウントが必要ない、ということではありません。インスタグラムに広告用のアカウントを作らない場合には、Facebookアカウントが必要になります。しかし、Facebookの方が先に始まったので、Facebook広告をすでに出稿している、という場合にはそちらをそのままインスタグラムの広告に使えるというメリットがあります。
若年層のユーザーが圧倒的に占めている
インスタグラムを利用しているのは、圧倒的に若年層が多い、という特徴があります。10代から20代の約半分近くが、30代から40代の3割近くがインスタグラムを利用しています。しかも各年代6割近くが女性が主なユーザーです。
若年層というのは、お金はそれほど持っていませんが、購買意欲はとても高い年齢層です。しかも若い女性はとても好奇心が高く、いろいろなものを試してみたいと思っている世代です。
インスタグラムに広告を出稿する商品の種類やターゲティングを間違えなければ、かなり高い広告効果を見込むことができるというメリットがあります。
自社認知をハッシュタグが高める
インスタグラムで人気が高い機能の1つにハッシュタグ(#)があります。ハッシュタグ(#)というのは、#の後にキーワードを付けて投稿に入れておくとタグ化されて、同じハッシュタグに興味関心を持っている人と簡単につながりを持てるようになる、というものです。
広告に企業名でハッシュタグを付けても、インスタグラムではそのハッシュタグがクリックされたときに広告が表示されるわけではありません。しかし、その企業やブランドに関心を持つ人がどんな投稿をしているのか、簡単に集めることができます。
また、広告や自社アカウントの投稿に「#コーデ」「#ファッション」「#デニム」等とハッシュタグをつけることで、そのハッシュタグに興味を持っている人に訪問してもらい、認知度を高めることが可能になります。
FacebookやInstagramのデータが活用されたターゲティング
インスタグラムの親会社は現在はFacebookですが、2004年に始まったFacebookにはWeb上でのとても膨大なデータの蓄積があります。実に15年以上のデータをFacebookでは持っています。2010年に始まったインスタグラムにも10年近いデータの蓄積があります。
インスタグラムに広告を出稿するということは、このFacebookとインスタグラムの両方の巨大SNSが蓄積してきたデータを広告のターゲティング設定に使うことができます。
Facebookやインスタグラムで広告を出稿するときにはとても細かいターゲティングを設定することができます。地域、年齢、性別、言語、趣味、関心、よく見ているページの種類等でターゲティング設定ができます。
例えば「東京都港区在住の20歳から23歳の女性」とターゲティングを設定すれば、設定したターゲティングに当てはまるユーザーにだけその広告が表示されます。
自社の顧客データに照らし合わせた上で、Facebookやインスタグラムが蓄積してきたデータを活用しながら、最もその広告が効果を発揮するターゲティングに絞った広告表示をすることができます。
そうすれば広告費用もとても効果的に投じることができるようになります。
インスタグラム効果的な広告の出し方
実際にインスタグラムに広告を出すときには、どのような出し方をすれば最も効果の高い広告の出稿になるのでしょうか。ここからは効果的なインスタグラム広告の出し方についてみていきましょう。
インスタグラム広告の出し方は、まずはFacebookの広告作成から始めます。Facebookアカウントを持っていない人はまずはFacebookアカウントを作成してから、Facebookにログインしましょう。
Facebookのページを開いたら、左のサイドバーにある”作成”の”広告”をクリックします。
すると広告マネージャーが開くので、そこから広告を作成していきます。
キャンペーン目的の設定
広告マネージャーを開いたら、インスタグラム広告を出稿するために、まず開いている画面から、広告のキャンペーンの目的を選びます。Facebook広告では11種類のキャンペーンの目的から広告を選ぶことができますが、インスタグラムで出稿できる広告の種類はこの中から次の8つです。
・ブランドの認知度アップ
・リーチ
・トラフィック
・エンゲージメント
・アプリのインストール
・動画の再生数アップ
・コンバージョン
・リード獲得
認知度アップというのは、あなたの会社の商品やサービスにより興味がある人に対して広告を出す出し方です。ブランドや商品の認知度を上げることが目的です。
リーチというのはとにかく広告を出す回数を多くするためのキャンペーンです。広告を表示する回数を最大に増やすことでよりたくさんの人の認知度を上げる出し方です。
トラフィックというのは外部リンクをクリックしてもらうことを目的にする広告の出し方です。商品やサービスの購入や問い合わせを目的にする場合に使う出し方です。
エンゲージメントとは投稿やページに対して「いいね」やコメントを増やすことを目的とした広告の出し方です。
アプリのインストールとはユーザーをアプリストアに誘導して、アプリのダウンロード数を増やすことが目的の広告の出し方です。
動画の再生数アップとは動画の再生回数を増やすための広告の出し方です。新商品の紹介動画や、商品のユーザーのストーリー動画などに誘導して、商品の認知度や共感を高めます。
コンバージョンというのは、トラフィックと同じようにウエブサイトやアプリのダウンロードページへユーザーを誘導するための広告の出し方です。
リード獲得というのは、メールアドレスや電話番号などを取得するための広告の出し方です。プレゼントやキャンペーンへの応募などを行います。
この中から出稿する広告のキャンペーンの目的を選んでクリックして、キャンペーンの名前を付けたら次へをクリックします。
アカウント情報入力
初めて広告を出稿するばあには、広告を出稿するためのアカウント情報を入力します。”アカウントの国”と”通貨”、”時間帯”は最低入力します。それ以上設定したい場合には”詳細オプションを表示”をクリックしてさらに設定を続けます。
広告セット
次に広告セットを作っていきます。広告セットとは「誰に」「いつ」「費用は」ということを詳細に設定することです。まずはターゲティングを設定していきます。まずは広告を表示する人の”地域”と”年齢”、”性別”、”言語”を設定していきましょう。
住所を入力するとより細かくターゲティングを設定することができます。
さらに、現在住んでいる人の他に、最近訪れた人や旅行中の人等もターゲティングすることができます。
インスタグラムのユーザーの興味関心を絞ることで、より詳細なターゲティングができます。
ターゲティングを決めたら”このオーディエンスを保存”をクリックしてターゲティング設定を保存します。ターゲティング設定が保存出来たら、次に広告の配置を行います。デフォルト設定は”自動配置”ですが、これだとFacebookにも広告が表示されてしまいます。
今回はインスタグラムにだけ広告を表示したいので”配置を編集”をクリックします。
するとその下にFacebookで設定した広告を出稿できるプラットフォームの種類が出てきます。その中からインスタグラムを選んで、他のプラットフォームからはチェックを外しましょう。
次にインスタグラム広告を表示するモバイル機器とOSを選択します。インスタグラム広告の場合には広告が表示される対象はスマホのみとなります。AndroidとiPhoneと別々に表示する必要がある場合には必要なものを選びます。
予算や期間
広告セットを設定したら、次は予算と期間を決めます。広告を出稿する前にどのくらいの費用を掛けられるのか、費用についてはあらかじめ決定していることでしょう。決めた費用と、広告効果が効果的に出る期間を考えて決定します。
予算は1日当たりと通算の費用から決めることができます。1日当たりで費用を決定しても、最大125%までオーバーする可能性もあります。しかし、例えば1日1,000円で7日間と設定した場合、7日間の総額が7,000円を超えることはありません。
ターゲティングで決めたユーザーのインスタグラムの利用状況には波があることから、広告の表示も多少上下できるようにしてあります。
次に掲載期間を決定します。広告の設定が終わったらすぐにでも表示を始めるのか、開始日と終了日を決めるのか、どちらかを選ぶことができます。掲載期間を入力すると、先ほど決定した予算で計算して、全部でいくらの費用が必要になるのか表示されます。
予算と費用を決定したら次へをクリックします。
広告作成
次のページは広告を作成するページになります。まずはアイデンティティで広告で表示するためのビジネスアカウントとFacebookページ、もしくはインスタグラムアカウントを選択します。インスタグラム広告の出し方では、必ずFacebookページ、もしくはインスタグラムアカウントのどちらか必要になるのであらかじめ作成しておきましょう。
インスタグラムに広告を主濃くする場合には、インスタグラムの中で訪問してもらったほうが広告効果が高くなります。できればインスタグラムアカウントを作成しておきましょう。
次に形式を選択します。下の画像のように、2件以上の画像または動画のカルーセルと、1件の画像または動画から選ぶことができます。次項の”インスタグラム広告の種類とサイズや文字数”で説明するように、広告の種類はターゲティング設定によって、効果が大きく変わってきます。宣伝したいもののターゲティングを考えて選ぶようにしましょう。
広告の種類を選んだら、広告に添えるテキストを入力し、画像、動画をアップロードします。プレビューで広告がどのように表示されるのかを見ることができるので、確認しながら作業を進めましょう。
インスタグラム広告の種類とサイズや文字数
インスタグラムで出すことができる広告にはいくつからの種類があります。画像や動画のサイズや、テキストの説明文の文字数など、どのような種類から選ぶことができるのでしょうか。こちらでは、インスタグラム広告のサイズや文字数などの種類についてみていきましょう。
画像
インスタグラムは写真や動画が中心のSNSなので、広告の種類も画像と動画が主なものになります。画像の広告は最もベーシックな種類です。画像に説明文を付けることができ、誘導したい外部リンクへのクリックをユーザーに促すことができます。
画像の形は長方形と正方形から選ぶことができます。さらに長方形の種類は横長と縦長からも選ぶことができます。画像のサイズには制限があるのでその点に気を付けましょう。
正方形の広告のサイズは最小解像度600×600ピクセル、最大解像度1936×1936ピクセルです。
縦長の広告のサイズは最小解像度600×750ピクセル、最大解像度1936×1936ピクセルです。
横長のインスタグラム広告のサイズは最小解像度600×315ピクセル、最大解像度1936×1936ピクセルです。
広告を編集する際に編集画面上で画像の切り取りができます。プレビューで確認しながら、最も効果的に写真を見せられる切り取り方を工夫してみましょう。
また、説明文は2,200文字まで付けることができますが、推奨されているのは125文字です。あまり長々と説明文を付けても、読んでもらえるかわからないので、間欠にわかりやすくまとめるようにしましょう。
画像のファイルタイプはjpgとpngのみ、画像サイズは最大30MBまでです。また、広告全体にテキストが占める面積は20%までとなっています。
動画
インスタグラム広告の種類には動画広告もあります。動画も正方形と長方形から選ぶことができます。サイズの指定もあり、最小解像度は正方形が600×600ピクセル、長方形が600×315ピクセルになっています。
動画広告の場合には、自分では正しく設定したつもりでも、想定外の方法で切り取られてしまうことがあります。肝心なところが映っていなかったり、横幅がカットされてしまい字幕が切れてしまう、ということもあります。
また画質がかなり落ちるので、思ったような広告効果が出せないこともあります。編集画面のプレビュー機能でこれらは確認することができるので、必ず確認しながら作業をしましょう。
カルーセル
インスタグラム広告には複数の画像と動画を組み合わせることができるカルーセル広告もあります。2枚から10枚の画像を横にスワイプすることで切り替えることができ、それぞれの画像や動画に別のリンクを付けることができます。
1つの商品をいくつもの視点から紹介することができるほか、ブランドのストーリーを表現したり、複数の商品やサービスのメニューの中からユーザーに選択を促したりすることができます。
ストーリー
インスタグラムで人気の高い機能がストーリーズの機能です。ストーリーズ広告というのは、ストーリーズのスライドショーの合間にフルスクリーンで動画もしくは画像の広告が表示されるというものです。
広告をフルスクリーンで表示するために、正方形や長方形の広告には、広告に合わせた色彩のグラデーションの背景が自動的に配置されます。また、画像や動画の下に190文字までのテキストを組み合わせることも可能です。
インスタグラム広告の費用と請求タイミング
インスタグラム広告の出し方が理解出来たら、次に必要な費用について詳しく見ていきましょう。予算と期間を決めたら、総額を超えないように調整して広告を配信してくれますが、課金されるタイミングなどは気になるものです。ここでは費用についてみていきましょう。
実際にかかる費用
インスタグラム広告で実際にどのくらいの費用が掛かるのか、気になる人も多いことでしょう。インスタグラムで実際に必要になる費用は、最初に設定した予算と期間の総額までです。最低の予算設定は100円からなので、1日100円で7日間出稿した場合には、700円消化した時点で終了となります。
設定した期間内よりも早く予算を消化してしまった場合には、その時点で広告の配信が停止されるので、費用がそれ以上かかる心配はありません。
広告効果が出ている場合には、費用を追加して期間を延長すれば引き続き広告の配信が行われます。広告効果が期待できないと判断した場合には、その時点で終了することも可能です。
請求のタイミング
出稿した広告に対して、課金されるタイミングは広告の種類によって変わってきます。
CPM
CPMというのはインプレッション課金のことです。インプレッションとはWeb用語で広告がWeb上に表示される回数です。CPM課金の広告の場合には、インスタグラムでは1,000回表示された時点で課金されます。
CPC
CPCというのはクリック課金のことです。表示された広告に対して、外部リンクのウエブサイトやアプリストアに移動するためのリンクをユーザーがクリックした時点で課金となります。
CPI
CPIというのは、アプリのインストールを目的とした広告です。こちらの広告の場合には、インスタグラムに表示された広告からアプリのインストールがあって初めて課金となります。
CPV
CPVというのは、動画のみに適応される課金システムです。動画の視聴時間に応じて課金されます。インスタグラム広告の場合には、ユーザーが動画広告を10秒以上視聴した場合に課金が発生します。
インスタグラム広告を出稿する時の注意点
インスタグラムに広告を出稿するときにはいくつか注意しなくてはいけない点があります。インスタグラムに限らず、ビジネスを行う上では基本中の基本ともいえることもありますが、ここで一度しっかりと押さえておきましょう。
広告ポリシーの審査
インスタグラムに広告を出稿するときには、広告ポリシーに合っているかどうか審査されます。ポリシー(policy)というのは「政策、政略、方針」と訳されるもので、インスタグラムの規約や方針と合致しているかどうか、ということを審査されます。
インスタグラム広告の広告ポリシーはFacebookに則っているので、Facebookの広告ポリシーには良く目を通し置きましょう。
Facebookの広告ポリシーで気を付ける点は次の点です。
・画像内のテキストは20%以内
・酒類などの年齢制限のあるものは使用禁止
・制限されているコンテンツの使用禁止
ガイドライン
広告ポリシーとは別に、インスタグラム広告には品質ガイドラインもあります。インスタグラムの品質ガイドラインは主に広告の質に関するものです。次の点が審査されます。
・ピンボケなどの質の悪い画像や動画は使用禁止
・文章は文法など正確に
・記号の過剰使用はNG
・説明文と画像の一致
・広告内容とリンク先の内容の一致
特に画像の品質は細かく見られるのでよく注意をしましょう。
ハッシュタグの多用
広告にはハッシュタグをつけない方がいいでしょう。というのは、ハッシュタグの検索結果には広告は表示されないようになっているためです。
自社アカウントへの広告以外の投稿にハッシュタグをつけるのは効果的ですが、広告に付けてもその広告が掲載されていないハッシュタグのリンクへ誘導されてしまうだけです。
例えば自社アカウントへの投稿がたくさんあり、ハッシュタグの検索結果に自社アカウントの投稿がたくさん表示されている、という状態で広告に付けるのなら効果も上がる可能性もあるでしょう。
しかし、むやみやたらと広告にハッシュタグをつけてしまうと、せっかく広告を見てくれたユーザーを全く関係ない所へ誘導することになってしまいます。ハッシュタグ戦略はインスタグラムで重要ですが、使い方は気を付けましょう。
インスタグラム広告事例紹介
インスタグラム広告についてここまででしっかりと理解できたことと思います。ここからはインスタグラム広告を活用している実際の事例についてみていきましょう。ぜひあなたのビジネスの参考になる事例を見つけてください。
スーモ
インスタグラム広告活用事例の1つ目はスーモです。スーモではインスタグラムのユーザーとして最も多い若者をターゲットにした15秒の動画広告を9本制作しました。若者らしい個性あふれる暮しをCM動画で再現したことで、若者に受け入れられました。
動画広告は7割が3秒以内に離脱するといわれている中、動画再生率20%とという驚異的な数字をたたき出しました。この結果、ブランド認知度が6%、広告想起44%を達成しました。
メルカリ
インスタグラム広告成功事例の2つ目はメルカリの事例です。フリマアプリ最大手のメルカリでは、アプリのダウンロード増加を目指したキャンペーン広告を打ち出しました。広告なのに広告らしさを一切排除した画像づくりに徹し、売れ筋商品をインスタグラム受けする構図で撮影し加工しました。
その結果アプリのインストール数は53%も増加、一方でCPI(ダウンロード単価)は38%も下げることができました。
メルカリの登録はこちら!今なら招待コード「FCBWGE」を入力して登録すると、コンビニや店舗で使える500円分のポイントがもらえるので、おすすめです。
コカ・コーラ
世界的な企業であるコカ・コーラでもインスタグラム広告を使った成功事例があります。コカ・コーラの事例では全盛快適な広告展開ではなく、エリアを絞ったインスタグラム広告の展開により、認知度アップに成功しました。
インドネシアでの成長拡大を図るために、インドネシア人を起用した動画広告を2本を作成し、現地の言葉をコピーに使用するなどローカライズした内容に徹しました。その結果、広告の想起性44ポイント、キーワード想起性7ポイントそれぞれ上昇しました。
土屋鞄製造所
事例の4つ目は土屋鞄製造所です。土屋鞄製造所では手作りの革製品の品質の良さへの愛着を持ってもらいたいと、ブランド認知度アップのためのキャンペーン展開を行いました。
品質の良さにクローズアップした広告を制作したところ、広告に接触した人は50万人以上、広告想起29%アップ、ブランド認知度6%アップしました。
THE ICONIC
インスタグラム広告成功事例の5つ目はTHE ICONICです。こちらはオーストラリアで展開しているアパレルブランドです。ブランド認知度をアップさせて、販売促進するためにインスタグラム広告を出しました。
オーストラリアの大自然の中でブランドをまとった画像や動画は、ターゲットとなる層のインスピレーションを与えて、認知度をアップさせました。その結果として購入金額25%アップを実現することができました。
Snail Games
次の事例は中国のゲーム会社Snail Gamesです。アクションRPGのモバイルゲーム”Taichi Panda”のダウンロード数を、米国の15歳から40歳の男性をターゲットにして高めたいと考えて広告を配信しました。
人気女性格闘家を起用した動画を作成し、広告配信ありのグループと無しのグループのダウンロード数を比較したところ、広告有のグループの方が大差をつけたことがわかりました。
広告有のグループは無しのグループと比べて、インストール数300%以上、アプリ内購入1.5倍以上と大きな差をつけました。このように、広告効果を比較することができるのがインスタグラム広告のメリットでもあります。
READ DOG BOOKS
READ DOG BOOKSとは、毎月おすすめの新しい本が届く定期購入サービスです。こちらのインスタグラム広告の事例とは、サービスへの登録者数増加を狙ったものでした。
インスタグラムユーザーの興味を引くカラフルで明るい写真を使った広告を配信したところ、広告費用対効果が7倍も出ました。Facebookにも同時に広告配信しましたが、インスタグラム経由の会員登録数だけで有料会員数3倍に増加という成功事例になりました。
フィラデルフィア
フィラデルフィアとは日本でもクリームチーズでおなじみのオーストラリアの乳製品メーカーです。商品のイメージチェンジを目的にしたインスタグラム広告を配信しました。
従来から販売していた「Pourover」を楽しい形でかたどった写真で構成した広告を配信して、ブランド認知度を高めました。その結果として前年同期比41.8%の売り上げアップにつながりました。
日々進化していくインスタグラム広告を活用しよう!
この記事ではインスタグラム広告とはどんなものなのか、出し方や効果、事例などについてみてきました。この記事の中でご紹介したインスタグラム広告の種類の中には、数年前には全くなかったものもあります。インスタグラムの機能も、スマホやタブレットの機能もどんどんと進化していく中、広告も毎年のように進化しています。
この進化についていくのは大変かもしれませんが、特に若いユーザーの心をつかみたいのならインスタグラム広告はとても効果的です。この記事の中でご紹介した事例の他にも、様々な事例があるので、いろいろと研究して、ぜひあなたのビジネスに最大限に活用してください。