2019年04月23日更新
Windows10で「IMEが無効です」と表示の直し方!IMEを有効にするには?
Windowsでキーボードを使用して入力しようとした時に「IMEが無効です」表示された場合にどのようにすれば良いのか、直し方を解説します。また、無効な状態からIMEを有効にする方法も併せて紹介していきます。文字の入力にお悩みの方は必見です。
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目次
「IMEが無効です」とWindows10で表示される原因
Windowsのパソコンを使用していると、IMEがうまく動作せずに入力が思うようにいかないというトラブルがあります。この際、Windows10の画面上に表示されるのが「IMEが無効です」という表示です。このような表示が出てしまう原因とは一体何なのか悩んでいる方に向けて、まずはその原因から説明していきますので参考にしてください。
IMEが無効になっている
まずはWindows10のパソコンのIMEが無効状態になってしまっているということです。表示の通りの状態になっているということです。Windows10のパソコンでは、文字を入力する場合以外の時にIMEが無効になるような仕組みになっています。文字を入力する際には、IMEがしっかりと表示され、変換なども行えるような仕組みになっています。
この入力の際の無効・有効の切り替えがうまくいっていないことが原因である可能性が考えられます。また、何らかの原因でWindows IMEが無効化されたままの状態であるということが考えられます。この場合には、ご自身で設定からIMEを有効にして、言語バーも復活させる必要があります。
不具合によりIMEが停止している
もう1つ考えられるのが、不具合によってIMEが停止したまあの状態であることも考えられます。何かソフトやプログラムをインストールした際にそのプログラムとWindows IMEの相性が悪く、無効から有効に切り替えることができずにいるというトラブルです。この場合は設定よりも少し難しくなりますが、様々な直し方を試せば改善する可能性があります。
「IMEが無効です」とWindows10で表示された時の直し方
それでは、お使いのWindows10のパソコンで「IMEが無効です」と表示された場合の直し方を説明していきます。初歩的な手段ではありますが、簡単な直し方を試している段階でしっかりと有効になればWindows10をすぐに使うことが可能です。まず不具合が確認されましたら、以下で紹介する直し方を試してみてください。
PCを再起動させる
IMEの無効化状態の直し方で、最初にやることはPCを再起動させるということです。お使いのPCの電源を切るか、再起動ボタンをクリックして待ちましょう。単なる一時的なIMEのトラブルだった場合には、再起動をすることで復活する場合があります。これでもWindows10のIMEが復活しないようであれば、次の方法へ進めてください。
言語バーを表示させる
直し方の次のステップです。お使いのWindows10のデスクトップにある言語バーを表示させてみます。Windows10の言語バーは、タスクバーに固定されていることが多くあります。タスクバーのWi-Fiやサウンドアイコンの近くに「A」もしくは「あ」という表示があるかチェックしてみてください。言語バーは使わない時に「×」になります。
IMEを有効にする
再起動など、初歩的な直し方を試してみても問題が解決されていない場合には、IMEを直接起動させてみるという方法を試しましょう。まずはWindows10のデスクトップ上で右クリックします。メニューが表示されますので、この一覧の中から「新規作成」をクリックします。次に表示されるメニューで「ショートカット」を選択してください。
すると、ショートカットの作成画面が表示されますので枠に「ctfmon.exe」と入力してください。これでショートカットを作成します。このショートカットは、IMEを起動させる機能を呼び出すことが可能になります。Windows10のデスクトップにIMEのショートカットが表示されましたら、ダブルクリックして開いてください。
これで強制的にIMEを起動させることができます。正常な状態であれば「IMEが無効です」という表示はなくなります。また、表示が無くなりましたら実際にテキストメモや何らかの文書作成ソフトで文字を入力してみましょう。通常通り文字が入力できる状態になっていましたらIMEのトラブルが解決されたということになります。1度試してみてください。
「IMEが無効です」が特定のアプリで表示される場合
上記の直し方でIMEが無事有効になった場合はそのままWindows10のパソコンを使用してください。この際、特定のアプリでのみ「IMEが無効です」という表示が出た場合には別の手段を考える必要があります。ここからはその際の対処方法について紹介していきます。ここからはアプリを使ってWindows IMEの状況を検証していきましょう。
アプリで入力方式を設定できるか確認する
特定のアプリで「IMEが無効です」と表示されている場合は、そのアプリがIME、言語バーの使用を制限している可能性があります。アプリ側からの設定を試してIMEが有効にできるかどうかを確認してみましょう。PDFや、Excelを使って、入力方式の設定が可能かどうかをチェックしていきましょう。2つのアプリ別に解説していきます。
まずはPDFのアプリから確認していきましょう。PDFを閲覧することができる有名なアプリに「Adobe Reader」というものが存在しています。こちらではこのアプリで表示される場合について説明します。PDFを閲覧する際に保護がかかってしまっている可能性があります。保護ビューモードを解除してみましょう。
このアプリで保護ビューが有効になっている場合には黄色の帯で「保護されたビュー」と表示されます。右側の「すべての機能を有効にする」をクリックすることでWindows10のIME、言語バーが使用できる状態に戻る可能性があります。タスクバーを今一度確認してみてください。
Excel
次にExcelを使っている場合の対処法を確認しておきましょう。Excelの場合は誤って入力をすることが無いように規制をセルによってかけている場合があります。「データ」のタブから「入力規則」を選択してください。「日本語入力」の部分を有効にすれば解決されます。
「IMEが無効です」が何度も表示される対処法
ここまで「IMEが無効です」と表示される場合の直し方をシチュエーション別で紹介してきました。上記のような対処法を試してもなかなか解決されない場合や「IMEが無効です」が何度も表示されてしまう場合の対処法についての対処法を解説していきます。確認方法は複数ありますので、原因がわからない場合は1つずつ試してみてください。
スタートアップに登録する
IME、言語バーが無効から直らない場合は、IMEをスタートアップに登録しておきましょう。「スタート」を右クリックで「ファイル名を指定して実行」をクリックします。「ctfmon.exe」と入力して実行してください。「スタートアップ」のフォルダが表示されますので、ここへ先ほどのIMEショートカットを追加することで直る場合があります。
原因のアプリを特定・停止する
次に有効な対処法は、IMEが繰り返し無効になっているアプリを特定し、停止するという方法です。ご自身でインストールしたソフトの場合は一度アンインストールし、もう一度Windows10のパソコンに追加してください。不具合が改善される場合があります。タスクバーから停止することもできますので、怪しいものから1つずつ停止を試してください。
システムの復元をする
アプリが原因でもなさそうな場合で、上記のような手段を講じても解決されない場合は、IME自体が大きなトラブルを発生させている可能性があります。少し大掛かりな作業になってしまいますが、システムの復元を試してみる価値はあります。ただし、復元ポイントをしっかり残した上で初期化か復元を行うようにしてください。
IME以外のソフトを利用する
WindowsのIMEに特に固執せずにWindows10を使ってもよいという方は、純正IME以外のソフトを利用するという手もあります。有料の入力システムにはなってしまいますが、ATOKでも同じように便利なIMEが存在しています。この他にもGoogleのIMEも提供されていますので、最悪の場合はこちらのIMEをお試しくださ。
IMEが無効になる原因を特定して対処しよう!
IMEは文字を入力するのに必要になりますので、そのままで使用するのはなかなか困難です。ここで紹介した対処法を試した上で、どうしても直らない場合はシステム復元をしましょう。復元が不安な場合はIMEそのものを変更してしまうこともおすすめします。Windows IMEの不具合の原因を特定して、無効になるトラブルを解決していきましょう。