Google EarthのVRがストリートビュー対応！使い方を覚えてスマホで世界旅行！

私たちの身の回りでもVRという言葉を良く耳にする機会が増えてきました。VRとは、バーチャル・リアリティの頭文字を取った言葉ですが、その言葉の通り、まるでその場所にいるかのような錯覚をもたらしてくれる仕組みのことを言います。地球上のあらゆる地域や街並みを楽しむことができるGoogle Earthも、そのVRに対応したのです。

今回の記事では、注目の新たな機能であるGoogle EarthのVRとは一体どのようなものなのかを紹介します。これからGoogle Earthをより一層楽しむための参考にしてください。

Google Earth VRの説明に入る前に、私たちがスマートフォンなどでよくナビゲーション代わりに使用するGoogleマップと、Google Earthはどのような違いがあるのかを説明します。実質的に同じような機能が存在しますが、使い方や楽しみ方も少し変わってきます。

まずこのふたつの大きな違いは、見え方です。Googleマップは目的地までのナビ機能があり、ストリートビューで場所確認をするなど、あくまでも使い方としては地図機能の役割を果たしてくれます。それに対してGoogle Earthは、地球という大きな枠組みの中からピンポイントでエリアを見て、その場所の地形などをよりリアルに表示してくれるのです。

最近のGoogleマップでも、Google Earthの機能が付随している場合があるので、両方のサービスを同時に楽しむこともできます。道案内だけではなく、実際の街並みも確認できてしまいます。そんなGoogle Earthに加わったVR機能は、具体的にどのようなものなのかについては、次の節でご紹介します。

Google EarthがVRに対応したということは、簡単に言うと、よりリアルさが増大したということです。ノーマルなGoogle Earthでは、自分自身の目が人工衛星になったようなイメージで、上から立体的な地球の風景を楽しむことができます。これにVR機能を付けることにより、上からのみではなく、下から建物などを見上げるようなことも可能になります。

Google Earthの上からと、VRでの下からの景色を組み合わせることによって、あらゆる角度からの街並みや風景を楽しむことができます。マップのストリートビューで見ることができる超高層ビルを下から見ることで、その大きさを改めて体験することも可能になります。VRを使ってマップを見ることが楽しみになります。

スマホ上でGoogleマップを普段使っている方には、ストリートビューをよく使う方も多いはずです。ストリートビューというのは、道路などを実際に歩いているような目線で、エリアの建物を見ることができる機能です。このストリートビューが、VRの効果でさらに立体的になったため、自分がその場所に立っているような錯覚をもたらします。

もちろん、日本国内だけでなく、世界中のどこでも見ることができるのですから、思いついた途端に海外に瞬間移動できてしまいます。VR機能を使うことで、好きな海外の観光スポットを訪れ、好きな時に好きなだけ現地の環境や風景を楽しむことができてしまいます。まさにバーチャル版の「どこでもドア」のような機能です。

Google Earthは、無料のサービスなのでVR対応の設備さえしっかりとできてしまえば、いつでも瞬間移動して海外旅行ができてしまいます。ただし、あくまでもストリートビューがリアル化しただけですので、現地の人々や天気などは現実のように移り変わることはありませんのでご了承ください。

Google Earthの使い方が基本的に理解できていれば、VRへの感動も非常に大きなものになります。無料のサービスなので、必要なものは、VRに対応する装備品と、Google Earth VR操作の知識のみとなります。Google EarthとVRの使い方をマスターしてしまえば、ご自身で好きなだけ楽しめます。

それではGoogle EarthのVRの使い方について説明します。VR機能を使うための器具はご自身で用意することになりますので、まずはVRのグッズを購入することから始めなければいけません。まず必要となるのは、VRのヘッドセットかVRのゴーグルです。操作方法や簡単な使い方はのちほど説明します。

まずはGoogle Earthに対応しているVRヘッドセットを紹介していきます。最初に紹介するのはハイクオリティのVRを楽しむためには欠かせない「HTC Vive」というヘッドセットです。ヘッドセットなのでそれ自体も存在感があり、それなりの価格がしますが、楽しさは最高レベルの商品です。以下のリンクから購入を検討してみてください。

VRのヘッドセットをもう1つご紹介します。「Oculus  Rift」と呼ばれるVR機器です。こちらも同じくヘッドセットですので、ハイクオリティなGoogle Earth VRを体験することができます。現時点でVR機器の購入を検討している方は、上記のものか、こちらを購入することになります。リアル感を楽しみたい方には必須のアイテムであるのは間違いありません。

購入した方や、持っているという方は、早速Google Earthを楽しんでください。とはいえ、ヘッドセットは価格的にも商品的にも大げさすぎて、手軽に楽しみたい方は少し手を出しにくいのも事実です。しかしそんな心配は無用です。実は、Google Earth VRは、スマホにも対応しています。

スマホで、Google Earth VRを楽しみたい方に向けたVRゴーグルをご紹介していきます。まずは、「Cardboard」です。このVRゴーグルは、非常にリーズナブルな価格で販売されていますので、気軽に購入することができます。もちろん安くてもスマホのGoogle Earth VRにはしっかり対応していますのでご安心ください。

Google Earth VR対応ゴーグルをもう1つご紹介します。「Daydream View」というVRゴーグルですが、こちらもGoogleのサービスから購入可能です。対応のスマホがあれば、これに装着することでVRを堪能できます。VRヘッドセットに比べてお手頃な価格にはなっていますが、対応機種が限られているので注意して購入してください。

Google EarthのVRをスマホで手軽に楽しみたいのであれば、VRのゴーグルを購入することをお勧めします。ゴーグルに対応スマホを装着し、頭にセットしてアプリを起動するだけです。細かい操作は、ゴーグルの仕様によって異なりますが、付属のコントローラーをリモコン代わりに操作することになります。

例えば、Google EarthをDaydream Viewを使って立ち上げた場合は、上記動画のように使用することができます。コントローラーを使うことで、Google Earthを操作できるのです。それだけではなくGoogleのChromecastというメディアレシーバーデバイスを併用することで、VRを見ていない人もスマホの画面を大画面に映して楽しむことができます。

ゲームとは異なり、Google Earthの操作は非常に簡単です。VRヘッドセットかＶRゴーグルとコントローラーされあれば、それを握って任意の方角に向けるだけで、その場にいるかのように世界のどこでも見渡すことができるのです。コントローラーが、Google EarthのVR世界の自分の手になるようなイメージで操作してください。

VRの機能が加わることで、Google Earthの楽しさを倍増させてくれるのは間違いありません。普段PCでGoogle Earthやマップを使い、地球のあちこちの景色を楽しんでいる方は、一味違うVRの世界を体験することをお勧めします。あなたの常識をいい意味で覆すGoogle Earth VRを是非ご自身で実感してください。リモコン1つで世界旅行へ出発しましょう。