Facebookで偽レイバンスパムに乗っ取りされた！イベント招待の対処法は？

本記事では、Facebookで被害が拡大している【偽レイバンスパム】についてご紹介します。ご存知ないユーザーも多数いますが、実はかなりのユーザーが一度は見た事がある、または経験した事があるほどに大流行している偽広告スパムです。

一時期大量に発生したFacebook上のスパムで、サングラスメーカーの"Ray-Ban(レイバン)"を偽ってユーザーを偽ショッピングサイトへ誘導し、購入しても商品が届かないという手口を使ってFacebook上でユーザーに詐欺行為を繰り返していました。

このスパムの厄介なところは、知人や友人がタグ付けされていたり、自分のFacebookアカウントが乗っ取られて知らないうちにスパム行為に加担してしまう点です。本記事では乗っ取られてしまった原因や、レイバンスパムへの対処方法や予防方法をご紹介します。

偽レイバンスパムには【偽レイバンの偽イベントに招待される】【偽レイバンの偽広告が届く】という。二つの手口が存在します。最初にこの二つのスパムについて詳しく解説していきます。

レイバンの偽イベントに招待されるスパムは、複数の乗っ取られている知人のアカウントから招待されるもので、高級サングラスが超格安で購入できるイベントに招待されます。レイバンのブランドロゴや本物のレイバンの写真を使って巧みに誘導してくるタイプのスパムです。

レイバンの偽広告が届くスパムは、レイバンを装って表示される広告です。高級サングラスが超格安で購入できるという偽広告リンクと共にフィード画面に投稿されます。こちらもレイバンのブランドロゴや本物のレイバンの写真を使って巧みに誘導してくる広告タイプのスパムです。

このレイバンスパムで特徴的なのが、自分の知っている友人や知人から招待が届く事や、知人や友人が"いいね！”や"リンクをシェア”している点です。つまりほとんどのユーザーがこのレイバンスパムに知らないうちに加担してしまっている事になります。

いつの間に乗っ取られているのか、またどこで乗っ取られているのか原因を追求してくと、【診断アプリ】に原因があるという事が判明しました。

みなさんも一度はFacebook上で公開されている【診断アプリ】というものを使った事があるのではないでしょうか？こういったアプリがスパムに利用される原因とは思ってもいなかった人が多いでしょう。

実はこのページがスパムへ加担してしまったり、スパムによる偽イベントに招待される原因なのです。

実はこの画面、非常に重要な意味を持つページなのですが、ほとんど人が無意識に許可してしまっているのではないでしょうか？これがスパムにアカウントを乗っ取られる大きな原因です。

【診断アプリ】によって違うのですが、この"許可ページ"はFacebookアカウントの情報を第三者(診断アプリ運営会社)に提供しても問題ないという同意書のような意味を持っています。悪質な診断アプリには、Facebookアカウントを乗っ取るために必要な情報全てを提供してしまうものもあります。

厄介な事に悪質なアプリでは、しばらく時間をおいてからユーザーが忘れた頃にスパムを発動したり、アカウントの乗っ取りをはじめます。ユーザーも診断アプリでアカウント情報を提供してしまった事を忘れているので、スパムになんら疑問を持たないのです。

今後Facebook上で同じようなスパムが必ず発生します。また再発した時は、さらに手口を巧妙に変化させてくる事が大いに予想されます。

診断アプリなど無料で遊べるFacebookアプリを利用しない事をおすすめします。どうしても使ってみたいアプリがある場合は、どういったFacebookアカウントの情報が提供、公開されてしまうのかよく確認しておきましょう。

 

Facebookのレイバンスパムに乗っ取られた時の確認方法を覚えておいてください。自分のFacebookアカウントで知らない内に投稿がされている事があれば要注意です。

1.Facebookにログインして、画面上部にあるメニューバーから"▼"アイコンをクリックして”設定"を選択します。

2.設定ページが表示されたら、左側のメニューから"セキュリティとログイン"を選択します。

3.セキュリティ設定が表示されるので、"ログインの場所"の中にある"編集"アイコンをクリックします。

4.ご自身で利用しているアカウントが、どこからログインされているか全て表示されます。この中に明らかにおかしいところからアクセスやログインされているのであればスパムに乗っ取られている可能性が高いです。

おかしなアクセスをしているデバイスがあれば"ログアウト”を押してください。強制的にアカウントに接続できないように、ログイン状態を強制終了できます。


 

続いてFacebookでレイバンスパムに乗っ取られた場合の対処方法や予防策をご紹介します。

最初に重要な予防策として、偽ブランドイベントや偽広告が本物か偽物か判断できるようになることです。偽ブランドイベントや偽広告には日本語が間違って記載されていたり、画像が極端に荒かったりします。こういった特徴が顕著に見られるものは、まず疑うことからはじめてください。

また偽広告や偽イベントのスパムと思われるものに遭遇した際は、正規ブランドのホームページを確認して、そういったキャンペーンが実際に行われているかを確認してみましょう。

Facebook上で偽ブランドスパムのイベントの招待が届いたら、下記の3つのアイコンは押さないでください。

続いて招待者リストに自分のFacebookアカウントが残ったままなので削除します。"…"アイコンを選択して"招待者リストから自分を削除"を選択します。

最後にFacebookにスパムが届いていることを報告してください。

イベントページ上にある"…"アイコンを選択して”このイベントをFacebookに報告する”を選択します。

続いて"スパムまたは詐欺”を選択します。

最後に"対応策"という画面が表示されるので"このイベントを削除”を選択してください

スパムをFacebookに報告する手順は以上です。スパムだと思われるものはしっかりとFacebookに報告、対処してください。対処することで被害を最小限に止めることができます。

Facebookがレイバンスパムに乗っ取られないための予防方法として、不正なアクセスがないかお知らせで確認する方法があります。普段あまりFacebookを利用していない人は定期的に確認するようにしてください。

セキュリティ設定で"ログインアラート"を設定しておけば、スパムがアカウント不正にログインした際、ご自身にアラートメールを送信してくれます。これでスパムにアカウントを乗っ取られても、すぐに対処することが可能です。

ログインアラートの設定方法です。

1.Facebookにログインして画面上部にあるメニューバーから"▼"アイコンをクリックして”設定"を選択します。

2.設定ページが表示されたら、左側のメニューから"セキュリティとログイン"を選択します

3."セキュリティの強化"の中にある、"認証できないログインに関するアラートを受け取る"の"編集する”を選択して必要な情報を入力します。

偽レイバン広告スパムが流行した際、気づかない内に偽広告やイベントに自分のアカウントがタグ付けされてしまうことがありました。スパム広告などにご自身のアカウントがタグ付けされてしまった場合は、まずは落ち着いてご自身のタグを外しましょう。

タグ付けの外し方は"…"アイコンを選択して、"タグを削除”を押せばタグ付けが解除されます。

Facebookのタグ付け許可を設定しておけば、スパムが勝手に自分のアカウントをタグ付けすることができないようになります。

1.Facebookにログインして画面上部にあるメニューバーから"▼"アイコンをクリックして”設定"を選択します。

2.設定ページが表示されたら、左側のメニューから"タイムラインとタグ付け"を選択します

3.下記画像赤枠の部分を"自分のみ"にすれば設定完了です。

本記事ではFacebookのレイバンスパムがきた際の対処方法や予防策をご紹介しました。まずはレイバンスパムが来ても落ち着いて対処しましょう。

また本記事で紹介した予防策をしっかりと行うことで、未然にスパムから身を守ることが可能です。くれぐれも無料の【診断アプリ】など利用する際は、十分に注意することを忘れないでください。