【BootCamp】MacのWindows削除方法!パーティションを消去できない対処法も解説!

BootCampを使うとMacにWindowsをインストールすることができます。不要になった場合もBootCampを使ってMacでWindowsパーティションを削除することができます。この記事では削除方法とエラーが出た場合の対処法を紹介します。

【BootCamp】MacのWindows削除方法!パーティションを消去できない対処法も解説!のイメージ

目次

  1. 1BootCampを使ってMacからWindowsパーティションを削除する準備
  2. Windows側のデータをバックアップする
  3. 2BootCampを使ってMacからWindowsパーティションを削除する方法
  4. BootCampアシスタントを起動する
  5. Windowsを削除する(アンインストール)
  6. ディスクを復元する
  7. 3BootCampを使ってMacからWindowsパーティションを削除できない場合の対処法1~修復~
  8. PC起動時に「Command+R」キーを長押しする
  9. OS Xユーティリティからディスクを修復する
  10. 4BootCampを使ってMacからWindowsパーティションを削除できない場合の対処法2~ディスクユーティリティー~
  11. ディスクユーティリティを開いてディスクの問題を解決する
  12. Windows NTパーティションを消去する
  13. 5BootCampを使ってMacからWindowsパーティションを削除できない場合の対処法3~統合~
  14. 「Launchpad」からターミナルを起動する
  15. ディスク一覧を取得する
  16. ディスク番号を確認する
  17. 6BootCampを使って簡単にWindowsを削除できる!

BootCampを使ってMacからWindowsパーティションを削除する準備

Macの画像

普段からMacをしようしている時でも、どうしてもWindowsが必要になる時があります。16G程度のUSBメモリさえあれば「BootCamp」を使って、簡単にMacに「Microsoft Windows」をインストールすることができます。「macOS」と「Microsoft Windows」の切り替えは、Macを再起動する際に選べるので大変便利です。

Windowsの画像

しかしBootCampを使ってMacにWindowsをインストールしたものの、macOSの容量がなくなってきてしまった、使用機会があまりないという人も多いのではないでしょうか。そのような場合、BootCampを使ってMacからWindowsパーティションを削除する必要があります。では、Windowsパーティションを削除する際に気をつけることを説明します。

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Windows側のデータをバックアップする

Windowsの画像

BootCampを使ってMacからWindowsパーティションを削除する際に一番忘れてはいけない作業が「Windows側のデータをバックアップする」ことです。MacからWindowsパーティションを削除すると、Windowsに保存されているデータは完全に消去されてしまいます。削除する前にWindows側のデータのバックアップは忘れずに行いましょう。

Windows側のバックアップの方法ですが、「Microsoft Windows」の切り替えを、Macを再起動する際に選びます。[スタート]メニュー→[設定](歯車マーク)をクリック→[Windowsの設定]を選びます。[更新とセキュリティ]→[バックアップ]を選択すると設定ができます。「ファイル履歴を使用してバックアップ」→「ドライブの追加」するとドライブ一覧が表示されます。

Windowsの画像

「ドライブの追加」の際に表示されたドライブ一覧からバックアップ先のディスクを選択することで、自動的にバックアップすることができます。デフォルトの設定では1時間ごとにバックアップされるようになっています。デフォルトの設定を変えたい場合は、変更する必要があります。

デフォルトのバックアップ設定を変更する場合は[その他のオプション]→[バックアップオプション]から変更することができます。また、BootCampアシスタントからバックアップの停止を行いたい場合、「ファイルのバックアップを自動的に実行」を「オフ」にすれば停止することができます。

BootCampを使ってMacからWindowsパーティションを削除する方法

BootCampの画像

BootCampを使ってMacからWindowsパーティションを削除する方法を紹介します。BootCampを使えば不要なWindowsパーティションを簡単に消去することができます。Windowsパーティションを消去することによって、パーティション消去分のMacのハードディスク容量を使用できるようになります。

BootCampアシスタントを起動する

BootCampの画像

では早速BootCampを使ってMacからWindowsパーティションを消去していきましょう。消去するためにはBootCampアシスタントを起動するする必要があります。そのためにはまず、Macのアプリケーション「ユーティリティ」をクリックします。

BootCampの画像

「ユーティリティ」をクリックしたら、次に「BootCampアシスタント」をクリックして「BootCampアシスタント」を起動します。その際、ディスクユーティリティ.appではなく、BootCampアシスタントを起動するよう注意しましょう。

Windowsを削除する(アンインストール)

Macの画像

「BootCampアシスタント」を起動したら、実際にWindowsパーティションを削除する(アンインストール)の作業を行います。それでは削除する際のBootCamppアシスタント上で行う手順を紹介します。

BootCampの画像

WindowsをアンインストールしBootcampを削除するために「BootCampアシスタント」を起動したら上記画像の画面が表示されます。この画面が表示されたら、「続ける」をクリックしましょう。

BootCampの画像

次に上記画像の画面に移行します。BootCampアシスタントで赤枠内の部分にチェックが入っているか確認します。チェックが入ってなければ選択しましょう。Windowsを削除しアンインストールするには「Windowsを削除」を選択して、「続ける」をクリックします。

ディスクを復元する

Macの画像

次にWindowsをアンインストールしディスクを単一パーティションのOS Xに復元する作業を行います。この作業を行うことで、Windowsを削除(アンインストール)しハードディスク容量を増やすことができます。

BootCampの画像

MacにすでにWindowsパーティション存在していた場合は、BootCampアシスタントで「復元」をクリックするとWindowsパーティションの中身は完全に消去されアンインストールされます。その結果、ディスクが単一ボリュームに復元されます。

BootCampの画像

「復元」ボタンクリック後はこのような画面に切り替わり、BootCampアシスタントの復元機能によりWindowsパーティションの中身は完全に消去されアンインストールの工程に移ります。この作業が始まると、Windowsにあったデータも含め全てアンインストールされてしまうので「復元」ボタンを押す前に再度Windowsにあるデータを確認しましょう。

BootCampの画像

「復元」ボタンクリック後Windowsパーティションの中身は完全に消去されアンインストールされたら上記画像の画面になります。Windowsが削除されアンインストールされるとすぐにディスクが単一ボリュームとして復元されるので、最後に「終了」をクリックして作業を終了します。これでWindowsパーティションがアンインストールされました。

BootCampを使ってMacからWindowsパーティションを削除できない場合の対処法1~修復~

BootCampの画像

これまでBootCampを使ってMacからWindowsパーティションを削除する方法を紹介しました。しかし、何らかの問題でBootCampを使っても上手くMacからWindowsパーティションを削除できないこともあります。その場合どのような対処法があるのか、対処法別に解説します。まずは「修復」を使う対処法です。

PC起動時に「Command+R」キーを長押しする

BootCampの画像

BootCampを使ってMacからWindowsパーティションを削除できない場合、macOS 復元から起動した後(Macの電源を入れた直後)に「Command+R」キーを長押しします。キーの長押しはAppleロゴおよび回転する地球儀が表示されるまで「Command+R」キーを長押しまたは、macOS 復元のほかのキーの組み合わせを長押しします。

長押しを続けると、上記画像のようにユーティリティウインドウが表示されるので、表示されたら起動は完了です。そしてユーティリティウインドウの中から「Macを復元」を選択し「続ける」をクリックしましょう。するとMacオペレーティングシステムをダウンロードしてmacOSが再インストールされます。

OS Xユーティリティからディスクを修復する

BootCampの画像

Macが再起動しmacOSが再インストールされた後、ディスクに問題がなく修復されていれば完了です。「詳細を表示」で修復の詳細情報を確認できます。もし上手く修復できていなければ他の作業を実行する必要があります。修復できなかった場合、「エクステントアロケーションが重複しています」エラーが出ている場合の作業を紹介します。

ディスク上の同じ領域を複数のファイルが占領しており、そのうち最低でも一つのファイルが破損している可能性があります。その場合、ディスクの最上位にある「DamagedFiles」フォルダを確認しましょう。

BootCampを使ってMacからWindowsパーティションを削除できない場合の対処法2~ディスクユーティリティー~

BootCampの画像

BootCampを使っても上手くMacからWindowsパーティションを削除できない場合の対処法「修復」を行なってもMacからWindowsパーティションを削除できない場合はどうすれば良いのでしょうか。その場合の対処法として「ディスクユーティリティー」を使う方法を紹介します。

ディスクユーティリティを開いてディスクの問題を解決する

BootCampの画像

MacからWindowsパーティションを削除できない場合「ディスクユーティリティ」を開いてディスクの問題を解決します。ディスクに問題があって突然複数のアプリケーションが落ちてしまう・終了する場合や、外部装置が作動しない場合、ファイルが破損してしまった場合などに「ディスクユーティリティ」を使って解決することができます。

「ディスクユーティリティ」を開いてディスクの問題を解決しようとする場合、注意点が一つあります。Mac OS Xが10.8.5 より前のバージョンの場合、Fusion Drive のデータが消えてしまう恐れがあるので、Mac OS Xのバージョン確認を必ず行いましょう。

【手順1】Macを再起動して「Command+R」キーを長押し

BootCampの画像

まずはアップルメニューから「再起動」をクリックします。Macの電源を再起動した直後に「Command+R」キーを長押しします。Appleロゴが表示されるまで「Command+R」キーを長押しします。Apple ロゴが表示されたら「Command+R」キーを押すのをやめましょう。

【手順2】ディスクユーティリティをクリック

BootCampの画像

Macを再起動し起動したら、「ユーティリティ」→「ディスクユーティリティ」をクリックします。クリックしたら「続ける」を選択し、「表示」→「すべてのデバイスを表示」します。

【手順3】「First Aid」ボタン をクリック

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「ディスクユーティリティ」から「すべてのデバイスを表示」できたら、サイドバーで修復したいディスクを選びます。修復したいディスクを選んだら「First Aid」をクリックしましょう。万が一修復したいディスクに障害が発生することを警告するメッセージが出る場合があります。その場合、データのバックアップを作成しディスクを交換しましょう。

Windows NTパーティションを消去する

BootCampの画像

Windows NTパーティションを消去します。パーティションがNTFSフォーマットされていたり、論理ドライブが存在している場合、Windows NTがインストールされていなければディスク アドミニストレーターを使うことになります。その場合の注意点として、バックアップをパーティション削除の前に行う際、拡張のNTFS パーティション上のデータを消去する必要があります。

消去する前にデータのバックアップを取っておこう

BootCampの画像

Windows NTパーティションを消去する場合、拡張したパーティション全体を削除することになります。必ず全てのデータ確認・必要なものはバックアップしておきましょう。

Windowsの画像

Windows側のバックアップの方法ですが、「Microsoft Windows」の切り替えを、Macを再起動する際に選びます。[スタート]メニュー→[設定](歯車マーク)をクリック→[Windowsの設定]を選びます。[更新とセキュリティ]→[バックアップ]を選択すると設定ができます。「ファイル履歴を使用してバックアップ」→「ドライブの追加」するとドライブ一覧が表示されます。

「ドライブの追加」の際に表示されたドライブ一覧からバックアップ先のディスクを選択することで、自動的にバックアップすることができます。デフォルトの設定では1時間ごとにバックアップされるようになっています。

デフォルトのバックアップ設定を変更する場合は[その他のオプション]→[バックアップオプション]から変更することができます。また、BootCampアシスタントからバックアップの停止を行いたい場合、「ファイルのバックアップを自動的に実行」を「オフ」にすれば停止することができます。

BootCampを使ってMacからWindowsパーティションを削除できない場合の対処法3~統合~

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BootCampを使ってMacからWindowsパーティションを削除できない場合の対処法として「修正」でも「ディスクユーティリティ」でも解決できない場合、「結合」という方法があります。その方法について紹介します。

「Launchpad」からターミナルを起動する

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「ターミナル」を起動するためには、「アプリケーション」→「Launchpad」をクリックします。

BootCampの画像

「Launchpad」から「ターミナル」探しましょう。「ターミナル」をクリックし、起動させます。

ディスク一覧を取得する

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「ターミナル」をクリックし、起動させたらターミナルの画面に「diskutil list」とコマンドを入力します。するとディスク一覧のデータが取得できます。ディスク一覧を表示させることができたら「IDENTIFIER」をチェックしましょう。

ディスク番号を確認する

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「IDENTIFIER」をチェックするとディスク番号が表示されます。表示されたら論理ボリュームがどのディスクなのか覚えておきます。覚えておいた論理ボリュームのディスク番号で論理ボリュームの解除を行います。「Enter」→「Macを再起動」→「ユーティリティ」と進み、確認したら完了です。

BootCampを使って簡単にWindowsを削除できる!

BootCampの画像

ここまでBootCampを使ってMacのWindowsパーティションを削除する方法と、パーティションを消去できない対処法を紹介してきました。MacにWindowsを必要な場合のインストールも不要になった場合のアンインストールもBootCampを使えば簡単にできます。知らなかったという人はこの機会にMacにWindowsをインストールしてみてはいかがでしょうか。

MacにWindowsをインストールしたものの不要になった、またはmacOSの容量がなくなってきてしまった時にWindowsパーティションを削除することで容量を増加させることができるので削除方法を覚えておくと便利です。削除できない、となっても対処法はいくつかあるので安心です。

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この記事のライター
藤本裕紀代
よろしくお願いいたします