2022年08月21日更新
Androidの画面録画で内部音声のみ録音する方法とおすすめアプリを紹介!
スマホ端末の内部音声のみ画面録画に使用する機能を利用する人が増えてきました。SNSや実況をする際に便利な機能です。iPhoneで使用する人を良く見ますが、Androidでは内部音声のみを使った画面録画ができるのかについて特集していきます。Androidユーザーは必見です。
目次
- 1Androidの内部音声のみの録画は可能なのか?
- ・Androidのポリシーで以前は内部音声のみの録画はできなかった
- ・Androidの内部音声のみを録画する場合はアプリがあるといい
- ・内部音声を録音できない場合があるので注意!
- 2おすすめのAndroid内部音声録画アプリや録画方法
- ・Android標準搭載のスクリーンレコードを使う方法(Android11)
- ・AZスクリーンレコーダー
- ・AndroidのGoogle Playゲームで内部音声のみを録画する方法
- ・パソコンを使ってAndroidの内部音声のみを録画する方法
- ・その他Androidで使える内部音声を録音できる録画アプリ
- 3内部音声の収録がうまくいかない時の原因と対処法
- ・スマホに負担がかかりすぎていないか確認
- ・サイレントモードは解除する
- 4Android内部音声を録画してゲーム実況に挑戦しよう!
Androidの内部音声のみの録画は可能なのか?
iPhoneを使って、SNSなどで画面録画を使用して動画を投稿している人を多く見かけるようになりました。実況動画にも使用されることが頻繁にあります。今回は、Androidユーザーの方も気になる内部音声のみの録画について紹介していきます。まずは、Androidを使っている場合、Androidの内部音声のみの録画が可能なのかという疑問についてお答えします。
Androidのポリシーで以前は内部音声のみの録画はできなかった
Androidスマホでは、以前は内部音声のみを使用した録画をすることができませんでした。iPhoneで内部音声で録画できているからといってAndroidスマホでも同じようにできるという仕組みではなかったのです。もともとAndroid10までは、内部音声を使用した録画機能が搭載されていませんでした。
Android10まではAndroidのポリシーとしては、内部音声を使用して録画することを許可していませんでした。この点がiPhoneと大きく異なる点でした。ただし、それが永久に使用できないというわけではありません。Android11からは画面録画機能が標準搭載されており、Android11以降のOSを搭載しているAndroidであれば、内部音声を録音しながらの録画も可能になっています。
Androidの内部音声のみを録画する場合はアプリがあるといい
Android10以前のスマホをお使いの方でも内部音声を使用した録画ができない場合あきらめる必要はありません。別の方法で対処できますので試してください。以前のAndroidのスマホを使っていても、アプリをインストールすることで内部音声と録画まで可能にしてくれます。この手順を踏むだけでAndroidでもiPhoneのような動画を作ることさえできてしまいます。
内部音声を録音できない場合があるので注意!
Androidでは内部音声を録音できない場合が多いので注意が必要です。内部音声の録音に対応しているアプリを使っても、次の場合には録音や録画ができません。
音声通話・ビデオ通話の音声
Android11以降に搭載されているスクリーンレコード以外の方法では、スマホの電話機能を使っての音声通話や、LINEやZoom、Skypeなどのビデオ通話は、内部音声だけでなく外部マイクを使った録音、録画もできないので注意しましょう。
Android11以降のスクリーンレコードでは外部音声のみ録音できます。スクリーンレコードを使って録音する場合には、相手の音声をスピーカーにして外部マイクから取り込めば相手の声も録音できます。
なお、Zoomの有料版やSkypeにはアプリに録音、録画の機能が搭載されています。通話の録音、録画が必要な場合にはこちらを利用してみるのもおすすめです。
著作権で保護されているコンテンツの音声
動画配信サービスや音楽配信サービス、ラジオアプリなどは画面収録や内部音声の録音を禁じているものもあります。TverやAbema、Hulu、Amazon Primeビデオなどは、動画の再生中に画面収録アプリを起動しても録画を開始できません。その理由は、著作権保護のためです。
YouTubeなど、動画の画面録画ができるサービスもありますが、画面録画ができないものもあるので注意しましょう。
Android9以前のスマホ
Android9以前のスマホをお使いの場合には、内部音声の録音ができません。その理由は、OS側の仕様で内部音声の録音が禁じられているためです。そのために、AZスクリーンレコーダーなどの内部音声の録音に対応しているアプリを使っても、内部音声のみの録音はできません。外部マイクを通した録音のみとなります。
内部音声の録音に使いたいアプリがAndroid11に未対応の場合
Android11以降のスマホであれば内部音声の録音が可能ですが、アプリ側がAndroid11以降の仕様に対応できていない可能性もあります。Android11以降に搭載されているスクリーンレコードという機能に画面録画アプリが対応していないと、Android11以降のスマホを使っていても、アプリでの内部音声の録音はできません。
今後、徐々にアプリ側の対応が進んでいくと思われますが、現在のところは内部音声のみを録音できるアプリはまだ少ないので注意しましょう。
おすすめのAndroid内部音声録画アプリや録画方法
実際にAndroidで内部音声を録音しながら録画するにはどうしたらいいのでしょうか。Androidで内部音声のみを録音しながら録画できる方法をご紹介します。
Android標準搭載のスクリーンレコードを使う方法(Android11)
AndroidのOSのバージョンがAndroid11以降のスマホをお使いであれば、Androidに標準搭載されている「スクリーンレコード」という画面録画機能を使うことをおすすめします。スクリーンレコードはスマホの画面を上から下にスワイプして表示するクイック設定に配置して簡単に起動することができます。
Android11以降のスマホでクイック設定にスクリーンレコードが配置されていない場合には、もう一度画面を上から下にスワイプしましょう。すると、クイック設定の下にクリック設定に割り当てる事ができる機能のパネルが表示されます。その中からスクリーンレコードを選択すれば、クイック設定にスクリーンレコードが表示されます。
画面録画を始めるときには、画面録画をするアプリを起動してからクイック設定のスクリーンレコードをタップします。すると録画開始の確認画面が表示されます。マイクで拾う外部音声を入れずに内部音声のみを録音したい場合には、「録音 マイク」で設定します。
AZスクリーンレコーダー
Androidスマホの内部音声を使い録画ができるアプリは「AZスクリーンレコーダー」といいます。Google Playストアで提供されていますので、まずはアプリ名を入力して検索しましょう。表示された「AZスクリーンレコーダー」をAndroidにインストールしてしまえばあとは使うだけです。そもそもどのような内部音声録画アプリなのかをご紹介します。
【AZスクリーンレコーダー】とはiPhoneの画面収録機能と同様の機能
簡単に説明すると、「AZスクリーンレコーダー」はiPhoneの画面収録機能と同じような役割を果たします。iPhone純正の内部音声録画機能よりも細かく使用することができる部分もあるため、逆に便利なアプリです。他社アプリではありますが、無料でAndroidスマホにインストールできるので誰でも気軽にAndroidの内部音声と画面録画を行うことができます。
【AZスクリーンレコーダー】の使い方
それでは、AZスクリーンレコーダーの使い方の説明に入ります。まずはお使いのAndroidスマホにインストールしておきましょう。Androidにインストールできたら、起動してください。Androidスマホのデスクトップに、ビデオカメラの小さなボタンが表示されるようになります。これがAZスクリーンレコーダーです。一度このアイコンをタップしましょう。
AZスクリーンレコーダーのアイコンをタップした後に、ビデオアイコンをタップすることで内部音声を使用した画面録画が始まります。3秒ほどの時間が経過したらAndroidの内部音声での録画がスタートです。非常に簡単な方法ですので、内部音声も瞬時に記録できます。次は、内部音声を使った画面録画を終了させたい場合のやりかたについて説明します。
内部音声での画面録画を行っている瞬間はAndroidの通知バーにステータスが表示されます。こちらから管理ができますので、内部音声録画をストップしたいタイミングでタップして終了させてください。完全に終わりたい場合は停止ボタン、一旦ストップしたい場合は一時停止をタップしてください。内部音声と録画した動画は、後から編集もできます。
iPhoneの内部音声録画機能よりも細かい編集が可能なのでAndroidをお使いの方には嬉しいアプリなのは間違いありません。収録したAndroidの内部音声動画はアプリ内で一覧としてチェックすることができます。もちろん閲覧するだけではなく、個別に編集することもできます。内部音声を必要な部分だけに編集することが多くあるはずです。
そんな時はAndroidの内部音声を必要な部分だけトリミングする機能が備わっていますので編集が可能です。編集のアイコンをタップすることでその動画を編集できます。またAndroidの内部音声をトリミングするだけではなく、内部音声のカットや画面の切り取りを行うこともできます。見映えを気にせずとも後から編集できるのは心強い機能です。
さらには、GIFに変換する機能も備わっていますので、Androidの内部音声、画面録画は多様な用途に使用することができます。この点は非常に便利です。また、動画が重くなってしまう場合には、Androidの内部音声と画面録画を行う際に解像度を下げることによって回避できます。お使いのAndroidで見られても他方では重いというトラブルを防げます。
AndroidのGoogle Playゲームで内部音声のみを録画する方法
iPhoneユーザーがよくやっているのがゲームでの内部音声使用と画面録画です。ここからはAndroidのGoogle Playゲームを行う際に内部音声のみを使った録画方法について説明していきます。先ほども触れましたがAndroidはiPhoneユーザーとは異なる方法での録画になりますが、内部音声と画面録画をしっかりと行うことができます。
Google Playゲームを使った内部音声のみを録画する方法
少しややこしいですが、Google Playゲームでの内部音声録音、画面録画は「Google Playゲーム」内で行うことができます。ただし、この内部音声録音と画面録画機能はゲームを行う際に利用することができますので、他の用途では使用できません。Android向けのアプリをインストールしてください。それではAndroidでGoogle Playゲームを起動します。
AndroidのGoogle Playゲームで録画を行う際には、ゲームをGoogle Playゲームから起動します。Google Play ゲームを開くとスマホにインストールされているゲームが表示されます。内部音声付きで録画したいゲームを選択します。
すると次の画面にビデオアイコンがありますので、こちらをタップすることでAndroidの内部音声録音と画面録画が可能です。Androidでゲームを始めると、内部音声録音、画面録画のメニューが表示されるようになりますので、こちらから録音をスタートさせてください。内部音声と画面録画は終了後にAndroid端末に保存されます。
また、ここで気を付けなければならないのがAndroidのOSバージョンです。Androidのバージョンが極端に古いものですと、Google Playゲーム自体もサポートされずに、Android内部の音声録音、画面録画までできないというケースがあります。ですので、お使いのAndroidのバージョンを確認した上で対応したアプリをインストールしてください。
パソコンを使ってAndroidの内部音声のみを録画する方法
それでは、パソコンを使ってAndroidの内部音声のみを録音する方法についてご紹介していきます。2つのアプリがありますので2つともお使いのパソコンにインストールしてください。Androidではありませんので注意してください。
【Android画面録画究極】と【OBS Studio】の2つのアプリを利用する
Androidの内部音声と画面録画をパソコンで行う際に必要なのが、「Android画面録画究極」と「OBS Studio」の2つのアプリです。
Androidにはインストール不要です。まずはパソコンとAndroidを同じ回線に接続します。その後「Android画面録画究極」を立ち上げてください。これでAndroidの内部音声と画面と同じものを映し出せます。
パソコンに映し出すにはAndroidの「設定」を開き「機器接続」から「キャスト」をタップし、「Apowersoft」を選択することで可能になります。パソコンにAndroidの画面が表示されたら「OBS Studio」を起動してください。「ソース」から「+」をクリックします。「新規作成」を選択しましょう。これでAndroidの内部音声の録音と画面録画ができます。
その他Androidで使える内部音声を録音できる録画アプリ
上記でご紹介したアプリや方法以外にも、内部音声を録音しながら画面録画できるAndroid向けの録画アプリがあります。使いやすくておすすめのAndroidで使える内部音声を録音できる画面録画アプリや内部音声のみを録音する方法をご紹介します。
内部音声のみを録音できる画面録画アプリはない
Androidは前述したように、内部音声のみの録音をポリシーで禁じていました。現在、Googleプレイストアで入手できる画面録画アプリの多くは、以前のポリシーに準じて開発されています。そのために、現在のところ内部音声のみを録音できる画面録画アプリはあまりありません。
DU Recorder
スムーズな画面録画ができると話題のアプリが「DU Recorder」です。このアプリはフローティングウィンドウで表示されるので、画面録画したいアプリを使いながら画面録画を簡単に開始できます。
Android版だけでなくiPhone版やiPad版も用意されています。iPhoneやiPadで使い慣れている方には、特に使いやすい画面録画アプリでしょう。
Apowersoft Android 録画アプリ
完全無料で画面録画機能が使えるということで話題になっているのが「Apowersoft Android 録画アプリ」です。スマホの画面上に表示されているものをHD画質で録画することができます。
ただし、このアプリは音声の録音はマイクを通してしかできません。スマホからの内部音声も音量を上げた状態でマイクから拾わないと録音されません。内部音声のみを録音したい方は、その点に注意して利用しましょう。
Mobizenスクリーンレコーダー
1時間を超える長時間の画面録画も問題なくできる画面録画アプリが「Mobizenスクリーンレコーダー」です。Googleが選ぶBest of Appにも選ばれたことがあり、世界中で2億回以上ダウンロードされている人気アプリです。
このアプリは会員登録が不要で、ダウンロードすればすぐに使い始めることができます。画面録画機能だけでなく、画面のキャプチャや録画した動画の簡単な編集も可能です。
ただし、このアプリは内部音声のみの録音はできません。以前のAndroidのポリシーに準拠して開発されているために、内部音声も外部のマイクで拾わなければ録音できません。また、利用は無料ですが広告表示があります。
Riv Screen Recorder
シンプルな使い勝手で簡単に画面録画ができるアプリが「Riv Screen Recorder」です。このアプリはAndroid5以降のAndroidに対応しているので、少し以前のスマホでも利用可能です。
ただし、このアプリは日本語に対応していません。説明などの表示が英語のみなので、英語に自信がない方は注意しましょう。
どうしても内部音声のみを録音したい場合には?
上記でご紹介したアプリを使ってどうしても内部音声のみを録音したい場合には、裏技的な方法があります。それは、マイク付きイヤホンを使う方法です。イヤホンの音が出てくる部分をマイクにテープなどで貼り付けます。音量を最大にして録音すると、外部の音がほとんど入らずに、かなりきれいに内部音声のみを録音することができます。
内部音声の収録がうまくいかない時の原因と対処法
Androidで画面収録する時に、内部音声を録音できるはずなのに内部音声が収録できない、外部マイクから内部音声だけがうまく入らない、という場合があります。Androidの画面録画で内部音声の録画がうまくいかない場合の原因と対処法についてお伝えします。
スマホに負担がかかりすぎていないか確認
画面録画中に内部音声がうまく録音できない場合には、スマホにスペック以上の負荷をかけていないか確認してみましょう。画面録画はスマホに大きな負荷をかけます。画面録画をするのは、ゲームなどのアプリを使っているときなので、画面録画をするといつもアプリを利用している時よりも大きな負荷がスマホにかかります。
スマホのメモリやCPUのスペック、ストレージの空き容量によっては音声がずれたり、画面の録画ができていても音が入らないこともあります。ゲームの操作画面がカクついたり、動作が重くなることもあります。
特に低スペックなスマホを使っている場合には注意が必要です。メモリやCPUを搭載しているチップ、ストレージといったスマホのスペックを確認してみましょう。
サイレントモードは解除する
内部音声も外部マイクを通して録音する方法を使っている場合には、スマホがサイレントモードになっていないか確認してみましょう。Androidのサイレントモードでは、着信音や通知音だけでなく、アラームやゲームや音楽などのメディアサウンドのオンとオフもカスタマイズできます。
もしもサイレントモードでメディアサウンドもオフにする設定になっている場合には、サイレントモードにしてしまうと、ゲームなどのアプリの音声が出力されないので録音されません。
画面録画をするときにはサイレントモードを解除しましょう。もしくは、着信音や通知音が入らないようにしたいのなら、サイレントモードでもメディアサウンドはオフにしないように設定を変更しましょう。
Android内部音声を録画してゲーム実況に挑戦しよう!
Androidの内部音声の録音と画面の録画は、アプリを使うことによって実現できます。ゲームの場合は特にアプリを導入する必要はありませんが、その他の場合は必須になります。録音したAndroidの内部音声を編集してより便利に動画を作成していきましょう。そして、慣れてきたらAndroidを使って内部音声と一緒にゲーム実況にチャレンジしてみましょう。