Windows10のローカルアカウントユーザーを新規作成・追加する方法!

Windows10のアカウントにはローカルアカウントとMicrosoftアカウントの2つがあります。今回は、このWindows10の2つのアカウントの違いと、ローカルアカウントの新規作成・追加の方法、権限の変更やアカウントの切り替え方法などをご紹介します。

目次

  1. 1Windows10のローカルアカウントとは
  2. Microsoftアカウントとローカルアカウントの違い
  3. ローカルアカウントの作成には管理者でサインインが必要
  4. 2Windows10のローカルアカウントユーザーを新規作成・追加する方法
  5. 3Windows10のローカルアカウントの権限を変更する
  6. 4Windows10のローカルアカウントからアカウントを切り替える
  7. 5Windows10のサインインはローカルアカウントでもできる

Windows10のローカルアカウントとは

Windows10のPCを利用していて「ローカルアカウント」という言葉を聞かれたことはないでしょうか。ローカルとは、PC用語でPC本体のことを指しますが、Windows10のローカルアカウントとは、そのデバイス(PCなどの機器)のみで使用するアカウントのことで、そのデバイスのサインインや壁紙などの設定などで利用します

Windows10のPCを、ひとりで使用しているなら1つしか存在しませんが、複数で同じPCを使用している場合は複数のローカルアカウントを作成して管理できます。そのPC本体の重要な設定を変更できるのは、管理者権限をもつメインのローカルアカウント(管理者アカウント)だけです。

Microsoftアカウントとローカルアカウントの違い

Windows10で利用できるアカウントには、Microsoftアカウントとローカルアカウントの2つがありますMicrosoftアカウントとは、1つのデバイスだけでなく複数のデバイスで利用できるMicrosoftサービスに紐づいたアカウントのことで、Microsoftアカウントでログインすれば他のデバイスでも設定やMicrosoftのサービスを同期して利用できます。

同期とは、設定や作業状況などをコピーして同じ状態にすることで、Microsoftアカウントを使用すれば、どのデバイスでも同じ状態で作業できます。対してWindows10のローカルアカウントは、そのデバイスに限られるため、他のデバイスでは同じ状態で作業できません。PCが変わると、壁紙やアイコンなどの設定や位置が変わるのはそのためです。

他のデバイスでMicrosoftのサービスを同じ状態で利用するためには、Microsoftアカウントにログインする必要があります。

また、Microsoftアカウントとローカルアカウントで利用できるサービスの違いは以下になります。

  Microsoftアカウント ローカルアカウント
アカウントのユーザー名 アカウント名(メールアドレス) 自由に設定できる
Windows10の設定の同期 どのデバイスでも可能 Microsoftアカウントが必要
Microsoftサービスとの連携 どのデバイスでも可能 Microsoftアカウントが必要
音声検索Cortana(コルタナ) 可能 可能
Microsoftストアアプリのインストール どのデバイスでも可能 無料版:可能
有料版:Microsoftアカウントが必要
セキュリティ 対策は必要 対策は必要

ご覧のように、Windows10の基本的なサービスはローカルアカウントでも利用できますが、Microsoftのサービスを利用するためにはMicrosoftアカウントが必要でサインすれば初めてすべてのMicrosoftサービスを利用できます。

Windows10のローカルアカウントのユーザー名は自由に設定・変更できます。Microsoftアカウントの場合は、アカウント名(メールアドレス)がそのままユーザー名になります。

また、このWindows10のローカルアカウントのユーザー名は、そのままコンピューターのユーザーファイルの名前になります。もしユーザー名を漢字で登録していれば、このユーザーファイルも漢字表記になります。

また、壁紙などのデザインや設定、キーボードやマウスなどWindows10の基本的な設定は、Microsoftアカウントにサインインすれば、どのデバイスでも同じ設定で利用できます(同期できます)。ローカルアカウントはひとつのデバイスに限られた設定のため、これらの設定を同期するためにはMicrosoftアカウントが必要になります。

例えば、Office365やOutlook、OneDriveなどのMicrosoftの各種サービスとの連携についても、Microsoftアカウントが必要です。Windows10にMicrosoftアカウントでサインインしていれば、これらのMicrosoftサービスを逐一ログインせずに利用できます。

これらのMicrosoftサービスを利用しない、Microsoftアカウント(メールアドレス)を持たないユーザーは、ローカルアカウントがあればそのデバイスに限り、新規作成・設定したローカルアカウントでサインインすればWindows10の基本的なサービスは利用できます。

OutlookやOneDriveなどMicrosoftストアの各種アプリのインストールについても、Microsoftアカウントにサインインしていればすべてのアプリをインストールできます。ローカルアカウントでは、無料アプリのみインストール可能ですが、有料アプリのインストールにはMicrosoftアカウントへサインインする必要があります。

セキュリティ対策は、Microsoftアカウントであってもローカルアカウントであっても両方必要です。Microsoftアカウントで利用するサービスの情報は、Microsoftのクラウドサーバーに保存されるため、パスワードの強化や第三者に教えないなど管理が必要です。

ローカルアカウントについても、インターネットに接続すればウィルスの脅威があるため、ファイヤーウォールの設定、フィッシングメールを開かない、パスワードを強化して設定するなど管理が必要です。

ローカルアカウントの作成には管理者でサインインが必要

また、先ほどお伝えしたように、Windows10でローカルアカウントを作成するためには、管理者アカウントでサインインが必要になります。ローカルアカウントのユーザー追加は、PCの主要な設定の変更にあたるためです。管理者アカウントは、PCの設定のユーザーの情報で「管理者」と表示されます。

管理者アカウントに対して、管理者権限がないローカルアカウントは「標準ユーザー」と呼ばれます標準ユーザーはPCの重要な設定変更ができません。その場合は管理者アカウントでサインインし、管理者アカウントのパスワードが必要になります。

Windows10のローカルアカウントユーザーを新規作成・追加する方法

それでは、Windows10のローカルアカウントユーザーを新規作成・追加する方法をご紹介します。先ほどお伝えしたように、Windows10に管理者アカウントでサインインして実行します。

まず、PCの「スタートボタン(Windowsマーク)」をクリックし、次に「歯車マーク(設定)」をクリックします

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この記事のライター
rico705
主婦業の傍らで奮闘中。クレカやスマホキャリアのコールセンター、生産管理や秘書などの経験も活かしつつ執筆しています。

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