Wi-Fi(無線LAN)が電子レンジの干渉を受ける際の対策!周波数の変更などを解説!

皆さんはWi-Fi(無線LAN)が電子レンジの干渉を受けるのをご存じでしょうか?実はWi-Fiと電子レンジの周波数がほぼ同じものを使っているため干渉を受けます。そこで今回はWi-Fiと電子レンジの電波干渉を防ぐ、周波数の変更などを解説してきます。

目次

  1. 1Wi-Fi(無線LAN)は電子レンジの干渉を受けるのか?
  2. 電子レンジとWi-Fiの周波数は2.4GHZと同じことが原因
  3. 2Wi-Fi(無線LAN)の周波数は電子レンジにも悪影響なのか?
  4. 3電子レンジの干渉を受けないようにする対策方法7選
  5. 4Wi-Fiの周波数を2.4GHZから5GHZに変更して無線対策しよう
  6. 5GHZに変更できない場合は有線接続が有効的な対策方法
  7. 5Wi-Fiが電子レンジの干渉を受けている場合は周波数を変えて対処しよう!

Wi-Fi(無線LAN)は電子レンジの干渉を受けるのか?

皆さんはWi-Fi(無線LAN)が電子レンジの干渉を受けるのをご存じでしょうか?電子レンジの使用中に携帯のWi-Fiが落ちたり、回線が遅くなる場合は電波干渉を受けている可能性があります。

そもそも電子レンジはマグネトロンと呼ばれる真空管を使いマイクロ波を発生させています。毎秒約24億5000万回プラス、マイナスの極性が入れ替わり、その摩擦で物の温度を上昇させています。これを周波数でいうと電子レンジは2450MHzまたは2.45GHzに値します。

ちなみにここでいう分子とは食べ物、飲み物に含まれる水分子を指しています。逆に言えば水分子を含まない物は電子レンジでは温めることはできません。食器やお椀は電子レンジのマイクロ波を通してしまうので中の食べ物だけ温まるのです。食器が温かくなる時は中の食べ物による熱伝導のせいで、食器自体が温められているわけではありません。

本題のWi-Fi(無線LAN)と電子レンジの干渉に戻ります。なぜ電子レンジの使用中に携帯のWi-Fiが落ちたり、回線が遅くなるかというと、Wi-Fiと電子レンジの周波数帯が同じだからです。先ほど言った通り電子レンジの周波数は2.45GHzです。Wi-Fiの周波数も調べれば分かりますが基本的には2.45GHz帯です。同じ周波数帯は干渉を受けやすくなります。

ただし電子レンジのマイクロ波は非常に強力な電波なのでWi-Fiの通信を妨害してしまいます。逆にWi-Fi(無線LAN)の周波数は電子レンジに影響を与えないのは、Wi-Fiは電波受信するだけで電波を発生させないためです。

ですからWi-Fiの通信が電子レンジやその中の食品に害を与えることはないので安心してください。また同じ周波数帯でも電子レンジのマイクロ波に比べて、Wi-Fiの電波は非常に弱いので影響を与えることはありません。

電子レンジとWi-Fiの周波数は2.4GHZと同じことが原因

電子レンジとWi-Fi二つとも全く別の物に見えますが、二つに共有している点があります。それは電子レンジとWi-Fiの周波数が両方とも2.4GHZということです。これによって互いに電波干渉を起こし、Wi-Fiが落ちたり、回線が遅くなってしまいます。

もしも自分の電子レンジを使用していないのに電波干渉を受ける場合は、近くに住んでいる人の電子レンジの電波に影響を受けている可能性があります。それほど電子レンジのマイクロ波は非常に強力なのです。

ちなみに周波数と言えばラジオを思い浮かべる方もいると思います。ラジオの代表と言えばAMラジオとFMラジオがあります。

だいたいAMラジオの周波数は100~7,500Hzで、FMラジオは50~15,000Hzです。音の範囲はあるものの数10キロメートルから100キロメートルまでにしか届かないFMラジオに比べて、AMラジオは海外にまで届くほど電波の到達範囲があります。ラジオに比べるといかにWi-Fiと電子レンジの周波数2.4GHZが高いか分かります。

Wi-Fi(無線LAN)の周波数は電子レンジにも悪影響なのか?

Wi-Fi(無線LAN)は電子レンジの干渉を受けることはご理解して頂けたと思いますが、その反対が起きないのはどうしてでしょうか?Wi-Fi(無線LAN)の周波数が電子レンジに影響を与えないのは、Wi-Fiは電波受信するだけで電波を発生させないためです。

一方的に電波を受信するように出来ているので電子レンジに干渉されることはあっても、干渉はしません。ですからWi-Fiの通信が電子レンジやその中の食品に害を与えることはないので安心してください。また同じ周波数帯でも電子レンジのマイクロ波に比べて、Wi-Fiの電波は非常に弱いので影響を与えることはありません。

電子レンジの干渉を受けないようにする対策方法7選

Wi-Fi(無線LAN)が電子レンジの干渉を受ける原因が分かったところで、次に電子レンジの干渉を受けないようにする対策方法をご紹介します。是非この記事を参考にして皆さんも対策してみてください。

まず一つ目は電子レンジと無線LANの距離を置くことです。電子レンジの発生させるマイクロ波によってWi-Fiが干渉されるので、そのマイクロ波が届かない場所に無線LANを置いてください。これが一番簡単な対策です。

二つ目はWi-Fiのチャンネルを変更することです。ご自身の無線LANの利用しているチャンネルを調べ、そこから最低でも上下三つ離れたチャンネルに変更してください。ただしチャンネルを変更してからWi-Fiが利用出来なくなった場合はデフォルトのチャンネルに戻してください。

三つ目は無線LANではなくて、有線の物に切り替える方法です。イーサーケーブルなどを利用して無線LANの利用を止めてください。ただこれはあまり現実的ではありません。そして四つ目はWi-Fiの周波数を5GHZの変えることです。デフォルトの2.4GHZから5GHZに変えることで電波干渉を防ぎます。これについてはこの後解説していきます。

五つ目は六つ目は非常にシンプルでWi-Fiを電子レンジの利用中には使用しない、またはWi-Fi利用中は電子レンジを使用しないことです。そして最後の方法は電子レンジを買い換えることです。

Wi-Fiの周波数を2.4GHZから5GHZに変更して無線対策しよう

先ほど四つ目に話したWi-Fiの周波数を5GHZの変える方法を解説します。無線LANのデフォルトの2.4GHZの場合全部で13チャンネルある内のどれかを使用しています。しかしそれを5GHZに変えることで電子レンジからの電波干渉を防ぐことができます。電子レンジだけでなく、あらゆる2.4GHZを利用している電気製品からも防ぎます。

また5GHZの場合は全部で19チャンネルもあり、その全てが独立しています。つまり2.4GHZよりも安定した回線ができるわけです。そこでこれからWi-Fiの周波数を2.4GHZから5GHZに変更する方法をご紹介します。まずはAirMacユーティリティを開きます。AirMacユーティリティはアプリケーションのユーティリティから開けます。

 

AirMacユーティリティを開いた後、AirMacの画像をクリックし編集を選択します。

さらにAirMacユーティリティの設定の中の「ワイヤレス」の「ワイヤレスオプション」をクリックしてください。あとは5GHZに変更するネットワーク名を決めて保存をクリックすれば完了です。

5GHZに変更できない場合は有線接続が有効的な対策方法

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白湯

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