LINEモバイルの通信速度は遅いの？制限や回線別・他社の速度を比較！

LINEモバイルは、日本で最も利用されているSNSアプリのLINEが運営している格安SIMです。大手キャリアの半額以下の月額料金でスマホを利用できるようになるということで人気があります。

その上、LINEモバイルを使えば、LINEを利用するためのデータ通信量がカウントされない、オプションでTwitterなどの他のSNSやSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスを利用するためのデータ通信量もカウントされないプランを選択できます。

SNSアプリや音楽アプリを頻繁に使う方には嬉しいLINEモバイルですが、通信速度が遅いのではないかという声が上がっています。この記事では、LINEモバイルの通信速度は本当に遅いのか、検証していきます。

LINEモバイルの通信速度について詳しく観ていく前に、スマホを快適に利用するためにはどのくらいの通信速度が必要なのか解説します。スマホの通信速度はスマホの利用用途によって、必要な通信速度が大きく変わってきます。
 

LINEモバイルの通信速度は、大手キャリアと比較すると遅いのが実際のところです。その理由は、LINEモバイルを始めとする格安SIMの多くが、自前の回線を持たずに、大手キャリアから借りた回線を使っているためです。

回線が混雑しない時間帯であれば、大手キャリアの通信速度と遜色ない使い勝手でLINEモバイルも利用できます。しかし、回線が混雑すると、大手キャリアのユーザーが優先されるので、LINEモバイルなどの格安SIMのユーザーの通信速度は遅くなる傾向にあります。

しかし、スマホに必要な通信速度は、スマホの利用用途によって大きく変わります。ネットサーフィンやテキストメッセージの送受信が主な利用用途の方と、オンラインゲームをプレーする方では、必要な通信速度に100倍もの違いがあります。

LINEモバイルの通信速度は大手キャリアに比べると遅いのは事実ですが、スマホの使い方によっては、十分に満足できるという声も多く上がっています。

ただし、LINEモバイルで契約している月間通信容量を使い切ってしまい、低速通信モードに切り替わってしまうと、ネットサーフィンでも使えなくなるという声もあります。ニュースサイトを閲覧したくても、低速モードでは画像の表示に時間がかかりすぎてしまい、快適に閲覧できなくなってしまいます。

しかし、LINEモバイルの場合には、LINEアプリのデータ利用量はカウントされません。また、オプションでTwitterやFacebook、Instagram、Spotifyなどのカウントフリーをつければ、それらのアプリも速度制限がかかっても関係なく利用できます。

LINEモバイルの通信速度で満足できるかどうかは、ユーザーのスマホの使い方によって、大きく変わります。

LINEモバイルでは、借りている大手キャリアの回線との接続を改善して、通信速度を向上させる対策を2020年から行っています。現在では、ソフトバンク回線への対策が完了しているために、ソフトバンク回線は問題なく使えるという声が多くなっています。

今後は、ドコモ回線とau回線も対策が進んでいくので、LINEモバイルの今後の通信速度の改善が期待されています。

格安SIMの多くが、3大キャリアの中でも1つの会社の回線だけしか利用できません。しかし、LINEモバイルでは、ドコモ、au、ソフトバンクと3大キャリアの回線を選べます。

LINEモバイルでは、回線の種類によって通信速度に大きな違いが出るという声があります。実際に、回線の種類によって通信速度が違うのか解説します。

LINEモバイルで、ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線の3種類の回線の通信速度を、同じ時間の同じ場所で比較してみると、平均速度は確かに回線によって次のように大きな差があることがわかります。
 

現在、LINEモバイルでは、特にソフトバンク回線をおすすめしています。その理由は、ソフトバンク回線への接続状態を大きく改善したことによって、混雑する時間帯でも通信速度が極端に遅くならないためです。

さすがに、オンラインゲームを快適にプレーできるほどではないようですが、多くの人がスマホをインターネットに接続する昼休みや夕方から夜にかけての時間帯でも、ソフトバンク回線なら大手キャリアと遜色なく利用できます。

LINEモバイルでは同じ内容のプランなら、回線の種類によって月額利用料金は変わりません。より快適な通信速度でスマホを利用したいのなら、ソフトバンク回線を選択することをおすすめします。