Webサービスからの多様な通知をLINEのトークルームで受信できる「LINE Notify」。LINE Messaging APIを活用したLINE公式アカウントです。この記事では「LINE Notify」の使い方全般について詳しくご紹介します。
「LINE Notify」とは、各Webサービスからの通知をLINEのトークルームへ「通知する(Notify)」LINE公式アカウントです。アカウントは無料で利用することができます。
APIとは、プログラムからソフトウェアを操作するための共有領域のことを言います。
例えば、Amazonが提供しているAPIでは、取り扱っている商品の情報やレビューを活用できます。国立国会図書館が提供しているAPIでは、所蔵する図書のデジタル情報などを活用できます。APIを活用することで、新たなサービスを生むことが出来ます。
そして、今回ご紹介する「LINE Notify」は、LINEが提供しているAPI(LINE Messaging API)を活用したLINE公式のアカウントです。
上の画像は「LINE Notify」からのシンプルな通知の一例です。このような「個人やグループのトークルームに通知する」というシステムを礎に、様々なWebサービスが「LINE Notify」を通して展開されています。
例えば「明日の天気が雨ならLINEに通知する」や「Gメールが届いたら内容をLINEに転送する」などといったことが、Webサービスと連携することで出来るようになります。位置情報を利用すれば「指定した範囲から出た時にLINEに通知する」ということも出来ます。(位置情報の利用に関しては、通信の精度に左右されるため使い方に工夫が必要です。)
各Webサービスに登録することで、前章で述べたような通知をいとも簡単に設定することができます。しかし一方で、Webサービスに登録せずに通知をするという使い方(開発者向け)も可能です。まず始めに、「Webサービスに登録せずに通知をする方法」についてご紹介いたします。
ここでのトークンとは、40文字程度のランダムな英数字です。「LINE Notify」では、個人のアクセストークンを発行することができます。今回は、発行したトークンを利用して、curlコマンドでシンプルにメッセージを送ってみます。
前提として、「LINE Notify」とLINEを連携させる必要があります。これは、Webサービス利用時も同様です。まず初めに、「LINE Notify」のホームページ上部の”ログイン”(赤枠部分)から、LINEのIDとパスワードでログインします。
初回ログインに成功すると、上記のようなメッセージが届きます。以上で「LINE Notify」とLINEの連携は完了です。
LINE NotifyとLINEの連携が出来たら、アカウントメニューから"マイページ"にアクセスします。そして、”トークンを発行する”ボタンを押します。
このような画面が出てきますので、まずは任意のトークン名を記入します。次に、通知を受け取りたいトークルームを選択し、”発行する”ボタンを押します。グループのトークルームではなく個人のトークルームに通知したい場合は、赤枠の「1:1でLINE Notifyから通知を受け取る」を選択します。
今回は、個人宛に通知してみます。
発行するボタンを押すと、このようなトークン発行画面が出てきます。この画面に記載されているトークンが、今回利用する個人のアクセストークンです。閉じると二度とトークンを確認できませんので、きちんと控えておく必要があります。
※マイページに、連携済みサービスとして表示されました。(赤枠部分)
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