iPhoneは有線LANケーブルを使用してインターネットに接続出来ることをご存知ですか? iPhoneがWi-Fi接続が出来ない時の対処方法として活用出来ます。本記事では有線LANケーブルを使用してのインターネット接続方法をご紹介します。
iPhoneで有線LAN接続でインターネットをする場合、どんなメリットがあるのでしょうか?以下にいくつか挙げてみます。
有線LANを使用する上で一番のメリットは通信速度が早く、安定性があることです。キャリアのモバイル通信やWi-Fiは無線で通信していますので、状況によってはiPhoneに電波が届かず、通信出来ない事態が発生する可能性があります。また、電子レンジやBluetooth対応機器などの影響も受けやすいので安定性に欠けます。
有線であれば物理的にケーブルで接続されるため、ケーブルが何からの原因で分断されない限り、安定した通信が可能です。ですので、モバイル通信やWi-Fiよりも、より速いデータ通信をしたい場合や、高速インターネットに常時安定して接続する必要のあるサービスなどを利用する際に活用できます。
ホテルに滞在した際に部屋に有線LANポートしかなかった場合など、専用のアダプタを使用して有線LANを利用することで安定した回線のインターネットを使用することが可能ですので、Wi-Fiが利用できない場合の対処方法としても有効な手段です。
仕事等でiPadなどを使用している方は、このような事態に対処できるように予備のインターネット環境構築用として接続方法を覚えておくと良いかもしれません。
無線機器が人体への悪影響に関する論文等も多く発表されており、世界各国で無線機器が発する電磁波の人体影響に対応するための法律の整備も進んでいます。フランスでは「電磁波ばく露の抑制、透明性及び協議に関する法律」が作られています。以下にリンクを貼っておきますのでご興味がある方は参照ください。
欧州評議会の報告書では、特に子どもと若い人の電磁界への暴露について懸念があるとしています。そして、学校、教室内における携帯電話、デジタルコードレスフォン、WiFi、無線LANの禁止が求められています。
普段から普通に使っている無線通信ですが、人体に悪影響を及ぼすということで、現在欧州では無線機器の使用を制限しているようです。有線LANを使用することでこのような危険に晒すことなくインターネットを使用することが出来ますので、これもメリットとして言えるでしょう。
iPhoneを有線LANで接続するのは必ずしもメリットだけではありません。もちろんデメリットも存在しますので、以下の内容を把握しておく必要があります。
iPhoneを有線LANのケーブルに接続するということは、その場所でしか使用できません。ケーブルが届く範囲までは可能ですが、それにも限度があります。モバイル通信やWi-Fi接続は無線ですので、場所に関係なく利用できますが、有線の場合は通信速度が早くなり安定性も増しますが、場所による制限ができてしまうため、これが一番のデメリットと言えるでしょう。
次に、iPhoneを有線LAN接続するために必要な物をご紹介します。
オーディオ/MIDIインターフェース、コンパクトフラッシュ/SD/microSD用のカードリーダーとしてUSB系の周辺機器が接続出来るため、高解像度の写真を取り込むなど、iPad Proとの組み合わせで主に使われるアダプタですが、今回は有線LAN接続用とします。
現在販売されている新しいタイプのLightningコネクタ接続による電源機能が付いているLighting-USB3 カメラアダプタを使用してください。旧タイプのLighting-USB3 カメラアダプタは電源機能がついていませんので補助電源が確保できませんので、新タイプのLighting-USB3 カメラアダプタをオススメします。
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