iPadをBluetoothを使ってイヤホンやスピーカーに接続する際、接続できなかったことはありませんか。本記事は、iPadのBluetooth接続に関する注意点や対処方法などを詳しく解説していきます。是非、参考にしてください。
iPadのBluetoothを接続する場合に、いくつか注意事項があります。接続機器・バージョン・周波数の3つをそれぞれ解説していきますので、よく確認してください。
iPadでBluetoothでペアリングする場合、Bluetooth対応の接続機器同士(イヤホン・スピーカー)のプロファイルが一致していないと、接続することはできないのです。プロファイルとは、Bluetooth接続の際に送受信するデータや動作のことを言います。
このプロファイルの種類はいくつかありますが、例えばA2DPに対応している機器(イヤホン・スピーカー)があったとします。しかし、接続する機器がA2DPに対応していなければ、接続することはできないのです。従って、iPadでBluetoothでペアリングする際は、まずプロファイルが一致しているのかを確認する必要があります。
プロファイルをいくつかご紹介します。
Bluetoothにはバージョンがあり、最新のBluetoothはバージョンが5.0になっています。主流のBluetooth機器は4.0ですが、このBluetooth4.0からは通信方式がBLEというものに変わっています。それまでのBluetooth3.0以前では、BLEという通信方式ではありません。
それぞれ通信方式が違うため、このバージョンが一致していないと、ペアリングはできないのです。よって、プロファイルとバージョンの両方が一致していなければ繋がらないのです。
しかし、機器によってはBluetooth4.0であっても、Bluetooth3.0までの通信方式に対応しているものもあります。それは、マークを見て判断することができますので、下の図を参考にしてください。
BLEとBluetooth3.0以前の通信方式、両方に対応しています。
BLEのみ対応しています。
Bluetooth3.0以前の通信方式のみ対応しています。
Bluetoothでペアリングする場合、周波数という電波の通り道を使って接続しています。この周波数は、2.4GHzと5.0GHzがあります。この内、2.4GHzを使って接続している機器は多く、どうしても電波干渉を起こしてしまいます。道路で例えると、渋滞している状態です。
この2.4GHzは、Wi-Fi接続・電子レンジ・スマホなどに使われおり、電波干渉を起こすことによって、繋がらないという現象が起きます。また、接続する機器と機器の間に、コンクリートなどの壁があると、電波が遮断されて繋がらないこともあります。
Bluetoothでペアリングする際は、電波干渉を起こす機器が周りにないか環境をよく確認してください。環境が整っていない場合は、電波干渉を起こす機器を全てOFFにしてください。
iPadのBluetoothが接続できない場合の確認事項ですが、バージョン・充電・機能・設定、それぞれを解説していきます。
iPadのバージョンが最新ではない場合、ペアリングできないことがあります。バージョンが最新ではない場合は、iPadのアップデートをしてください。アップデートした後にもう一度、ペアリングできるかを確認してください。iPadのバージョンを最新にすることで、プロファイルも最新の状態になり、ペアリングすることができます。
また、iPadをアップデートしている間は、電話やメールなど全ての操作ができなくなります。アップデートする際は、注意して行ってください。
iPadとペアリングする機器(イヤホン・スピーカー)の電源が入っているかを確認してください。充電式の機器(イヤホン・スピーカー)は、充電がされているか、もし充電していない場合は、充電した後に電源が入るかどうかの確認をしてください。購入したばかりの機器(イヤホン・スピーカー)は充電が十分されていないことがあります。
また、電池式の機器(イヤホン・スピーカー)で、電池の充電がない場合は、新しい電池と交換した後に、電源が入るかどうか確認してください。繋がらない原因として、Bluetooth機器の充電がない場合が考えられます。また、iPadの充電が十分でない場合、BluetoothがOFFになってしまうことがありますので、その場合もしっかりと充電をしてください。
iPadの設定でBluetoothがONになっているか確認してください。繋がらない原因として、BluetoothがOFFになっている場合があります。確認手順は、iPadホーム画面にある「設定」⇒「Bluetooth」で下の画面のようにONになっているか確認してください。
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