Chromeでは、Googleアカウントごとにバックアップをとることができます。バックアップ方法は同期を取る方法やユーザーデータを丸ごと移動する方法などがあります。定期的にChromeのバックアップをとってPCがクラッシュしてしまったときに備えましょう。
パソコンを買い替えたり、OSを再インストールしたりしたときなどに、現在利用しているパソコンのChromeのバックアップをとって新しいパソコンや再インストールしたOSに復元することで、同じ設定を新しい環境で利用することができます。
また同じChromeの環境を複数端末に構築するときに、ある端末で設定したChromeのバックアップをとって、別の端末に復元することで作業の効率化も図れます。
Chromeブラウザでは、Googleアカウントごとにすべてのデータを同期することができます。同期をするときはGoogleのクラウドを使用して行うため、デフォルトから同期の設定を変更していなければ、他の端末でブックマークなどを移行したいアカウントでChromeにログインすると、データが移行されます。
ChromeブラウザでGoogleアカウントにログインしてもデータが同期できない場合は、Chromeブラウザの設定を確認します。
Chromeブラウザを起動し、「"メニュー"アイコン-"設定"」をクリックします。
「設定」画面が表示されるので、同期するGoogleアカウントでChromeにログインしているか確認し、「同期」が"オン-すべて同期"と表示されているかを確認します。
別の端末で、Chromeを起動して確認したGoogleアカウントでログインをします。ログインをすると同期が開始します。
以上で、Chromeの同期機能を使ったデータ移行は完了です。
Chromeでは、機能やサイト情報などのデータをローカルに保管しているものもあるので、アカウントを同期しただけでは全ての端末で機能やサイト情報を移行できない場合があります。この場合は、ローカルに保管されているデータをUSBメモリなどにコピーしてバックアップをとります。
データ移行でGoogleのクラウドにデータを預けるのが不安なときなどは、ローカルに保存されているGoogleアカウントのユーザーデータをすべて移行することができます。
Chromeのバックアップは、旧バージョンではユーザーデータフォルダーを移行するだけで可能でしたが、バージョン69以降では保存しているユーザーIDとパスワード情報だけ、エクスポートして移行する必要があります。
本節ではChromeのユーザーデータのバックアップ方法と併せて、パスワードのエクスポート方法も説明します。
Chromeに保存しているユーザーIDとパスワード情報を、エクスポートする手順を説明します。
Chromeブラウザを起動し、「"メニュー"アイコン-"設定"」をクリックします。
「設定」画面が表示されるので、"パスワード"をクリックします。
「パスワード」画面が表示されます。(「パスワード」画面はChromeブラウザのアドレスバーに「chrome://settings/passwords」と入力して直接開くこともできます。)
「パスワード」画面の「保存したパスワード」 の右側にある"メニュー"アイコンをクリックします。
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