BluetoothテザリングはWi-Fi接続よりも通信速度が遅いというデメリットがあるといわれていますが、実際のところはどうなのでしょうか。この記事ではBluetoothテザリングのメリットとデメリットについて詳しく解説します。
スマホをWi-Fiルーターにするテザリングには、USBテザリング、Wi-Fiテザリングの他にBluetoothテザリングがあります。この記事ではBluetoothテザリングについて詳しく見ていきましょう。まずはAndroidスマホをBluetoothテザリングする方法です。
BluetoothテザリングをAndroidスマホで接続する方法は次の通りです。まずはAndroidスマホの「設定」を開きます。Androidの場合には、Bluetoothやテザリングを設定する項目が、Androidのバージョンや機種によって違いますが、大まかな流れはどの機種も同じです。まずは「Bluetooth」を「オン」にします。
次にBluetoothテザリングを設定する場所を開いて、「Bluetoothテザリング」を「オン」にします。
次にテザリングしたいデバイスの「Bluetooth接続」を「オン」にします。AndroidスマホのBluetoothの設定ページとデバイスのBluetooth接続の設定を開くと、それぞれが接続可能なデバイスとして表示されているはずです。Bluetooth接続するデバイスをそれぞれ選択します。
するとペアリングするための同じ設定コードが両方の端末に表示されます。ペアリングしても大丈夫なら「ペアリング設定」をタップします。するとペアリングされます。Bluetoothテザリングをオンにしてあれば、これでBluetooth接続したデバイスをネットに接続することができます。
iPhoneでBluetoothテザリングをする方法は次の通りです。iPhoneの設定を開いて、まずはBluetoothを開きます。
Bluetoothをオンにして、ペアリングしたいデバイスに近づけると「その他のデバイス」に表示されるので、そちらをタップします。デバイスの方でも接続先としてiPhoneを選択します。お互いにBluetooth接続ができると、iPhoneともう一台のデバイスにコードが表示されます。同じコードが表示されていることを確認して、「ペアリング」をタップします。
次にiPhoneの設定ページに戻り、「インターネット共有」をタップします。
iPhoneではテザリングのことを「インターネット共有」と呼びます。「インターネット共有」をオンにします。Bluetooth接続できていれば、これでテザリングができるようになります。接続したデバイスがiPhone経由でインターネット接続できるか確認してみましょう。
Bluetoothテザリングはペアリングの方法が難しくてなかなか利用できない、という人もいますが、Androidもスマホもやってみると意外に簡単に接続できることがわかるでしょう。無線でテザリングする方法には、Wi-Fi接続でテザリングをする方法もありますが、BluetoothテザリングにはWi-Fiテザリングと比べると次のようなメリットがあります。
Wi-Fiテザリングと比べた時のBluetoothテザリングのメリットには、電池の消費が少ない、ということがあります。Bluetoothの電波はWi-Fiの電波よりも弱いので、消費電力もぐっと少なくなります。
テザリングは外出先で利用することが多いので、バッテリー消費量の違いは大きな問題になります。バッテリーの消費量が少ないということは、長時間利用することも可能になるということです。この点は大きなメリットになります。
Wi-Fi接続でテザリングすると、バッテリーの消費が気になるので、こまめに接続を切る必要があります。常時接続はしておくことができません。しかし、テザリングを利用する必要がある人は、外出中にテザリングしている時間が意外に長いのです。
PCやタブレットをテザリングしたいときに、こまめにスマホとデバイスのWi-Fiテザリング設定のオンオフを切り替えるのはかなり面倒くさいものです。
その点、消費電力が少ないBluetoothテザリングでは常時接続しておくことが可能になります。テザリングのオンオフを切り替える必要がないのは大きなメリットといえるでしょう。
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