Amazonアカウントの閉鎖とは?停止との違いやアカウントは復活できるのかを解説!

突然Amazonアカウントが閉鎖されるというメールが届いたら慌ててしまいます。購入者アカウントの場合には単なるスパムメールですが、出品者用のAmazonアカウントの場合には本当に垢BANして閉鎖される可能性があります。改善計画などの対処法をお伝えします。

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目次

  1. 1Amazonのアカウントが閉鎖されるというメールが届いた?
  2. 購入者用アカウントの場合には偽物を疑おう!
  3. 出品用アカウントの場合には垢BAN危機!
  4. 2Amazonのアカウント閉鎖されるまでの3段階の流れ
  5. アカウント審査
  6. アカウント一時停止
  7. アカウント閉鎖
  8. 3Amazonのアカウントが閉鎖される理由とは?
  9. 販売のパフォーマンスの問題
  10. 販売している商品の問題
  11. 規約違反を犯してしまった
  12. アカウントが閉鎖された別のアカウントと関連しているとみなされた
  13. 4Amazonのアカウント閉鎖を避けるために!停止されたらやるべきこと
  14. 業務改善計画書を提出
  15. 5Amazonのアカウントが閉鎖されたらやるべきこと
  16. 削除されたアカウントは復活しない
  17. 売上金は90日後から受け取れる
  18. FBAに預けている商品は30日以内に引き上げないと強制廃棄
  19. 新規アカウントを作成するときに気を付けること
  20. 6Amazonアカウントが閉鎖されたら大変!気を付けよう!

Amazonのアカウントが閉鎖されるというメールが届いた?

いろいろなWebサービスを利用していると、突然アカウントが閉鎖されてしまうという垢BANしてしまうことがしばしば起きます。Amazonアカウントでも何らかの理由で閉鎖されるというメールが届く場合があります。

Amazonのアカウントが閉鎖されるというメールが届いたらどのような対処をしたらいいのか、この記事ではAmazonのアカウント閉鎖の危機への対処法についてみていきましょう。

購入者用アカウントの場合には偽物を疑おう!

まずAmazonのアカウントが閉鎖されるというメールが届いた場合には、利用しているアカウントの種類によって対処法が違ってきます。購入者用のアカウントにAmazonアカウントの閉鎖のメールが届いた場合には、8割がたは偽物のスパムメールの可能性が高いと考えていいでしょう。

閉鎖するにあたって対処するから、ログインしてパスワードを入力しなさい、というリンク先に、Amazonのログイン画面にそっくりなログイン画面が現れます。そちらにAmazonのIDとパスワードを入力させて、アカウントを乗っ取ろうというフィッシング詐欺の可能性があります。

購入者アカウントが閉鎖される場合というのは、大量発注した後で大量キャンセルする、返品や交換を購入金額の何倍も繰り返すような迷惑行為を行う場合です。

購入者アカウントでそのような心当たりがある場合には、サポートに連絡をして謝罪しましょう。心当たりがない場合にはスパムメールなので削除して、心配ならばAmazonのサポートに連絡を入れましょう。メールに記載されているリンクはクリックしないことが大切です。

出品用アカウントの場合には垢BAN危機!

Amazonの出品者アカウントの場合には本当にAmazonから届いているアカウント閉鎖を予告するメールです。出品している場合には垢BANの危機にあると考えていいでしょう。Amazonで出品者アカウントが閉鎖されて垢BANしてしまったら本当に大変なことになります。

いきなり出品者アカウントが閉鎖されるということはめったにありません。段階を踏んで警告されるので、垢BANして閉鎖されないようにしっかりと対処していきましょう。

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Amazonのアカウント閉鎖されるまでの3段階の流れ

Amazonの出品者アカウントが閉鎖されるまでには、3段階の流れがあります。第2段階のアカウント停止までにしっかりと対処しないとアカウントが閉鎖されてしまいます。アカウントが閉鎖されてしまうまでの3段階の流れについてまずは理解しましょう。

アカウント審査

まずはアカウント審査という段階があります。アカウント審査になる場合というのは、一時停止になる一歩手前の段階です。新しく解説したアカウントで、いきなり大量の売り上げを上げた場合に、何らかの不正を行っているのではないかと疑われて審査されることがあります。

特に審査される心当たりがなければそのまま販売を続けても大丈夫ですが、グレーゾーンにある行為をしている場合には早急に改善しないとアカウントが停止する危険性があります。

販売は続けられる

アカウントが審査に入ってしまっても、販売はそのまま続けることができます。しかし、売上金の支払いが一時的に保留されてしまうことがあるります。売上金の入金を当てにして、ぎりぎりの金策で回している場合には、キャッシュフローが怪しくなる可能性もあるので注意が必要です。

審査して特に何の問題もないと判断されたら、販売はそのまま続けられるので、特にやましいところがない場合には心配しなくても大丈夫です。

アカウント一時停止

アカウントを審査した結果、何らかの問題が確認された場合には、アカウントの一時停止に進みます。AmazonからアカウントをAmazonの規約もしくはポリシーに違反した旨の警告メールが届き、アカウントが停止されます。

アカウントが一時停止されてしまったら、速やかに改善計画を提出しなければいけません。改善計画が提出できなかったり、内容がふさわしくないと判断された場合には、次のアカウントの閉鎖に進みます。改善計画の提出方法は「Amazonのアカウント閉鎖を避けるために!停止されたらやるべきこと」で詳しく解説します。

復活の可能性はあり

Amazonに出品している人にとっては、アカウント停止はとても痛いことです。停止されている期間は販売はできなくなるのはもちろんのこと、売上金の支払いも保留されてしまい、現金が入ってこなくなります。Amazonの他にも販路がある場合には、とりあえずそちらで売り続けられますが、入金日にお金が入ってこないのは痛すぎます。

アカウントが一時停止された場合には、復活を狙うしかありません。復活させるためには改善計画をAmazonに認めてもらうしか方法がありません。まだ一時停止なら復活できるので、ぜひ規約やポリシーに違反をしてしまった心当たりがあるのなら、誠心誠意謝罪をして、改善点を具体的に考えましょう。

アカウント閉鎖

アカウントが一時停止された後で、改善計画が提出されなかったり、提出された改善計画が不十分だと判断されたらアカウントの閉鎖に進みます。

アカウントの閉鎖ということは、Amazonアカウントの完全削除ということで、今まで使っていたアカウントの情報は一切利用できなくなります。FBA倉庫に預けている商品は速やかに引き上げて、次の策を練るしかありません。

アカウントの完全削除で復活はなし

Amazonのアカウント閉鎖というのは、アカウントが完全に削除されるということを意味しています。一時停止とは違い、復活する可能性は一切ありません。しかし、アカウントが停止される前に売り上げていた売上金は全て受け取ることができます。

一定期間内ならFBA倉庫に預けてあった商品も引き上げることができます。Amazonでアカウント閉鎖になった場合には、どうあがいても復活の可能性はないので、アカウント閉鎖の処理を淡々と進めるしかありません。

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Amazonのアカウントが閉鎖される理由とは?

Amazonのアカウントが停止から閉鎖に至るのには当然理由があります。理由がわからなければ、改善策も練れませんし、次にアカウントを新規に作成するときにも何に気を付けたらいいのかがわかりません。Amazonのアカウントが閉鎖される理由には次の3つの理由があります。心当たりがあるものを徹底的に改善するように努めましょう。

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販売のパフォーマンスの問題

Amazonには顧客満足度指数というのがあります。これは「注文不良率」「出荷前キャンセル率」「出荷遅延率」の3つの指標で計測されています。これがAmazonが定めた基準に達しない場合には、アカウント停止から閉鎖に至ってしまいます。

注文不良率は1%未満、出荷前キャンセル率は2.5%未満、出荷遅延率4%未満がAmazonが定めている基準です。通常に運営していればAmazonでは何も問題ない数字です。これが達成できないのであれば、その理由と原因を突き止めて改善する必要があります。

Amazonアカウントの閉鎖

販売している商品の問題

販売している商品がAmazonでは販売してはいけない商品であった場合には、アカウントが閉鎖される理由になります。Amazonで販売を禁止している商品には次のようなものがあります。

  • たばこ・たばこ関連商品
  • 銃刀法に違反する商品や催涙ガススプレーなど
  • 医師の処方箋が必要な商品
  • 法律で規制されている成分を含む商品
  • アダルト商品
  • 児童ポルノ商品
  • ペットフード
  • 技適マークやPSEマークなどの許認可を取得していない商品
  • リコール対象商品
  • 不快感を与える資料
  • ヌード
  • Apple TV・Chromecastなどのストリーミングメディアプレイヤー

以上の商品でも、Amazonで販売されているものは安全性や合法性が証明されています。中国製のBluetooth商品などは技適マークがなければ違反商品になってしまうので注意しましょう。

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また、この他にも関税法で禁止されている商品の販売や、ワシントン条約で販売が禁止されている商品もアカウント閉鎖の対象になります。象牙の印鑑や、革製品は注意しましょう。

規約違反を犯してしまった

Amazonには、知的財産権保護や商標権の保護のために、規約を設けています。規約違反に問われる場合にもアカウントが停止されたり閉鎖されたりするので注意しましょう。個人が複数アカウントを開設して出品することも禁止されています。

購入用アカウントと出品用アカウントを使い分けることは構いませんが、出品者用アカウントは1人1つまでなので注意しましょう。

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アカウントが閉鎖された別のアカウントと関連しているとみなされた

Amazonでは出品作業を行っているPCやネットワーク回線も1ずつ認識しています。アカウントが閉鎖されたPCや回線と同じ回線を使って出品している場合、規約違反を犯したアカウントの関連アカウントとみなされて、閉鎖されることがあります。

例えば次のようなことをしただけで垢BANされたという声があります。

  • 垢BANしたことのある知り合いのPCを借りて売り上げ状況を確認した
  • 垢BANしたアカウントが接続したことがあるネットカフェのPCでログインした
  • 垢BANしたアカウントが接続したことがあるフリーWi-Fiを使って接続した


これを防ぐためには、外出先ではAmazonの出品用アカウントに接続しない、外出先での接続は自分が用意したポケットWi-Fiだけを使う、といった対処法が必要になります。

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Amazonのアカウント閉鎖を避けるために!停止されたらやるべきこと

Amazonアカウントはいきなり閉鎖されることはめったにありません。まずは停止の通知が来ます。停止されたら閉鎖を避けるためにやるべきことについてみていきましょう。

業務改善計画書を提出

Amazonアカウントが停止されたら、業務改善計画書の提出をAmazonから求められます。改善計画書の内容が復活できるかどうかの分かれ道になるので、Amazonアカウントを復活させるためにしっかりと提出しましょう。

期限は17日以内

提出期限はAmazonアカウントが停止されてから17日以内です。17日以内に提出できなければアカウントは閉鎖されて完全削除されます。提出期限内に必ず改善計画書を提出しましょう。

Amazonの指定するテンプレートを使用

計画書の書式はAmazonからテンプレートが指定されるのでそちらを利用します。テンプレートの主な内容は、規約違反の内容や原因、改善策、改善策を施した場合の効果について記入するようになっています。

あいまいな表現はしない

記入するときには、「頑張ります」「改善します」「〇〇と思います」といったあいまい間表現はしないようにしましょう。アカウント削除を避けて復活させるためには、規約違反の内容や、規約違反をしてしまった理由を具体的に記入したうえで、数値を具体的に入れながら規約違反の改善策をわかりやすく簡潔に記載します。

規約違反がいつ、どのような理由で、どこで起きてしまったのかということを的確に考えましょう。そして、その規約違反をいつから、どのように改善していくのか、5W1Hを具体的に数字で盛り込みながら記入できれば、アカウント復活の可能性が高くなります。

詳細に対応策を記載すること

Amazonが最も知りたいと思っていることは、どのように改善するのか、という対応策です。規約違反を原因を突き止めた上で、それを確実に改善するための改善策が実効性のあるものであれば、アカウントは復活できるでしょう。

実効性が乏しいものだと判断されてしまえば、アカウントは閉鎖されてアカウント情報は完全に削除されてしまいます。

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Amazonのアカウントが閉鎖されたらやるべきこと

改善計画書を提出しても、規約違反を改善できないと判断されてしまったら、Amazonアカウントは閉鎖されてしまいます。閉鎖されたら諦めて次の行動に移らなくてはいけません。こちらではAmazonアカウントが閉鎖されたらすぐにやるべきことについてみていきましょう。

削除されたアカウントは復活しない

どんな理由であれ、一度閉鎖されてしまったAmazonアカウントは復活することはありません。垢BANだけは避けたいと思っていても、垢BANされたということにはちゃんとした理由があります。諦めて次の道を見つけましょう。

売上金は90日後から受け取れる

Amazonアカウントが停止される前までの売上金は90日後から受け取れます。2週間の入金サイクルで計画を立てていた場合には予定が大きく狂ってしまいます。入金がない間のキャッシュフローも考える必要があります。

FBAに預けている商品は30日以内に引き上げないと強制廃棄

Amazonアカウントが垢BANされてしまったら、FBA倉庫に預けてある商品は速やかに引き上げましょう。引き上げなかった場合には30日を超えると強制帝に廃棄されてしまい、損失が大きくなります。預けてある商品の量が多い場合には、保管場所の確保も必要です。送料も着払いなので用意しておく必要があります。

新規アカウントを作成するときに気を付けること

いったんAmazonアカウントが削除されても、新規でアカウント作って再びAmazonに出品しようとする人もいることでしょう。Amazonに新規アカウントを作るときには気を付けなければいけないことがあります。

同じ情報での再登録はできない

一度アカウントが閉鎖されたAmazonアカウントというのは、Amazonの側からしてみると規約違反を犯した好ましからざる人物が運用しているアカウントということです。

規約違反を犯すような人間に、再び入ってきてほしくないとAmazonが考えるのは当然のことです。ということで、Amazonに再びアカウントを作るときには、今までとは同じ情報ではAmazonに再登録はできないので注意しましょう。

全く違う名前・住所・電話番号などの情報を用意する

Amazonに違うアカウントを作るときには、今までとは全く違うパソコンと回線を用意した上で、名前も住所も電話番号も全く違うものを用意しなくてはいけません。とはいっても、偽名で登録すると再びAmazonの利用規約に違反してしまうことになるので絶対にやってはいけません。実家の住所で家族の名前で登録するなどの工夫をしましょう。

同じ商品を一度に出品しない

FBA倉庫から戻ってきた大量の在庫を早くAmazonに再出品して売ってしまいたい、という気持ちもわかります。しかし、新しく作られたアカウントが、アカウントが削除されたアカウントと全く同じ商品を売り始めたら、Amazonは当然目を付けます。

規約違反に反していない商品であれば、Amazonに再び出品しても大丈夫ですが、少しずつ出品していくようにしましょう。一度に大量に再出品してAmazonから目を付けられないように再出発することが大切です。

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Amazonアカウントが閉鎖されたら大変!気を付けよう!

この記事ではAmazonのアカウントが閉鎖される原因や、閉鎖されてしまった場合のたいしょほうについてみてきました。Amazonではよくモノが売れることから、Amazon出品を副業から始めて本業にする人も少なくありません。

しかし、垢BANしてしまうと全てが水の泡となってしまいます。一番いいのは垢BANしないようにすることですが、万が一アカウントの停止や閉鎖、ということになってしまったら速やかに対処するようにしましょう。

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この記事のライター
K.C
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