2019年04月10日更新
AirPodsはAndroidでも使える!ペアリング方法や違いを解説!
iPhoneで音楽を聴く時に、人気を博しているAirPodsというイヤホンを使用している方が多く見られます。Androidでも同じようにAirPodsを使用可能なのかということと、AndroidとiPhoneで接続した際の違いを紹介します。
目次
AndroidでAirPodsを使うには?
iPhoneで音楽を聴いている時に、耳からケーブルが繋がっていないイヤホンを使用している方が多く見られるようになりました。AirPodsと呼ばれています。これはワイヤレスのイヤホンですので、ケーブルが絡まるようなことがありません。そのため、何かと煩わしさを感じることも少ないというのが特徴のイヤホンになります。
iPhoneで使用することがメインの仕様となっていますので、AndroidではAirPodsを使用することができないのではないかと思ってしまいがちですが、実はAndroidのスマホでも使えてしまいます。ここからは、Androidをお使いの場合で、AirPodsを接続させて音楽を聴きたいという場合のために、ペアリング方法を解説していきます。
AirPodsとペアリングする
Androidにも対応しているわけですが、機能をすべてiPhoneと同じように対応させて使用することはできません。AndroidとペアリングしたAirPodsでできることとできないことは、後程まとめて紹介します。まずはAirPodsとAndroidのスマホをペアリングさせてみましょう。AirPodsは事前に実物を用意しておいてください。
AirPodsは、ワイヤレスのイヤホンですのでペアリングにはBluetoothの仕組みを利用して行います。Bluetoothの機能はAndroidのスマホには、ほぼ全ての機種に搭載されていますので安心してください。初期設定を行うには、Androidの端末でBluetoothを利用できるような状態にしておくことが最初の手順になります。
Android端末のBluetoothを設定
AirPods側では、ペアリングボタンを長押しします。長押しすることで、AirPodsはペアリングモードになりますので、接続先の端末を探すような状態に切り替わります。このペアリングモードのまま、AndroidのBluetoothをオンに設定します。Bluetoothを使えるようにするには、まず「設定」を開いて「Bluetooth」をタップします。
「Bluetooth」を開きましたら、スイッチをオンに切り替えてください。タップすることで簡単に切り替わります。すると周辺にあるBluetooth対応機器が表示されますので、AirPodsを選択して手動でペアリングさせてください。無事接続ができましたら音楽などの音声データを再生させてみて、実際にAirPods側から音が出るかチェックしてみましょう。
AndroidでAirPodsを使う時に出来ること
AndroidスマホとAirPodsのペアリング方法について紹介しました。無事Androidとペアリングができた方は、Androidで使用できることと、できないことを覚えておきましょう。先ほども説明で触れましたが、iPhoneの端末のように全ての機能を使用することは不可能な仕様になっていますので、それを理解した上でAirPodsを使ってください。
まずは、ここではAndroidでAirPodsを使う時に可能なことを解説していきます。iPhoneでは、このイヤホンを使用して音楽を聴くことはもちろん、通話をすることができたり、イヤホンから操作をすることができたりという便利な機能が付いています。それではAndroidのスマホでは、どうなっているのか1つずつ項目を説明します。
通話や音楽を聴く
まずはAndroidの端末とAirPodsをペアリングするとできることとして、音楽を聴くことと、通話をすることを挙げておきます。イヤホンのメイン機能なので使えないとなってしまっては致命的です。音楽は確実にAndroidでも聴くことが可能ですので安心してください。ペアリング後に音楽を再生することで、従来のイヤホンと同じように使用可能です。
また、一度イヤホンをAndroidにペアリングして音楽を聴いてしまえば、次回からもそのイヤホンが認識されるため、Bluetoothに簡単に接続されるような仕組みになっています。ペアリングは、初期設定の時に少し時間がかかりますが、それ以降はBluetoothをオンにすることですぐに接続となります。
ダブルタップでの操作
通常のケーブル付きのイヤホンとは違い、ダブルタップ操作機能がAirPodsには搭載されています。この機能は非常に便利なので、音楽を聴く際には欠かせないものとなっています。ダブルタップでどのようなことが可能かというと、左のAirPodsをダブルタップすることで次の曲にスキップします。また、右をダブルタップで停止という仕組みになります。
iPhoneでは、このダブルタップ機能をさらに応用させて自分の使いやすいようにカスタマイズすることが可能ですが、Androidでのダブルタップは、1通りの機能しかありません。とはいえ、スマホを毎回開いてアプリから次の曲にスキップする手間を考えるととても効率が良い機能ですので、AndroidでもAirPodsを使用する価値は十分にあります。
ケースから出し入れした時の自動接続・切断
AirPodsには、本体をケースから出し入れした時にも動作をする機能が搭載されています。AirPodsでは、標準機能としてケースを開いた瞬間に自動で接続をする機能があります。この機能は特に設定することは必要なく、最初からそのような仕様となっています。AirPodsのイヤホンをケースにしまうことで勝手に切断されるようにもなっています。
Bluetoothの機器は、毎回デバイスでボタンを押してペアリングをしなければならないことが多く、通常のアナログ接続よりは時間がかかってしまう場合がよくあります。AirPods側で自動的にBluetoothの接続をオンにしてくれることで、AndroidのBluetoothをオンにすればすぐにペアリングできますので、ありがたい機能になっています。
AndroidでAirPodsを使う時に出来ないこと
ここまでAndroidでAirPodsを接続して使用する際に可能なことを説明してきました。ここからはAirPodsをiPhoneのように接続しても同じように使うことができない項目について解説していきます。iPhoneではより便利な表示ができたり操作ができたりと、痒い所に手が届くともいうべき存在になりますがAndroidでは我慢する必要があります。
iPhoneのようにペアリングを行っても使えない機能は4つほどあります。しかしどの機能に関しても音楽再生や次の曲にスキップするなどといった「聴くこと」に特化した機能は問題なく使えますので、音楽を聴くことができればそれで充分という方は特に気になるような項目ではありません。その場合は知っておく程度で済ませておきましょう。
脱着時の自動停止や再生
まずAndroidで使えない非対応項目の1つが、AirPods脱着時に自動再生と自動停止機能です。iPhoneでペアリングした場合は、耳にイヤホンを装着した瞬間に音楽が再生されるようになっていますが、Androidではそれができません。ペアリングして装着する際は自分でアプリから操作して曲を再生することになります。この点は少し不便に感じます。
また、iPhoneでイヤホンを接続していた場合は、耳からイヤホンを外すことで音楽もそれに合わせて自動的にストップします。頭のいい機能ですが、Androidではこちらも使えません。Androidの場合は、ケースにしまう動作までを行わないと音楽はストップしませんので、意図しないタイミングでの音楽再生には注意が必要です。
ダブルタップ時の動作の変更
Androidでは使えない非対応機能のもう1つがダブルタップの詳細設定です。Androidでは、左のAirPodsをダブルタップで次の曲にスキップができました。右耳では音楽ストップが使えました。実はiPhoneでペアリングしている場合は、詳細設定が可能ですので、ダブルタップ後の動作を自分で選ぶことができるような仕様になっています。
iPhone側での設定では、ダブルタップをすることでSiriを起動させるようになっています。Siriを起動しない場合は、音楽の一時停止など右耳と左耳での動作は個別に自由に設定することができます。この点はAndroidの端末と大きく異なっている点でもあります。これはAirPodsの仕様で非対応となっていますが将来に期待したいところでもあります。
電池残量の表示
AirPodsはワイヤレスのイヤホンですので、充電が必要になります。そのため電池の残量が表示されるようになっています。ただし、電池の残量が適切に表示されるのはiPhoneの端末とペアリングしている時になります。Androidでは、バッテリーが表示されないようになっていますので表示されなくても決して故障しているわけではありません。
AirPodsはケース自体に充電機能が搭載されているため、バッテリーが気になったらケースにしまうことで充電がすぐにできます。この点は心配いりませんが、Androidでどうしてもバッテリーの残量を表示させたい場合は、ある対処をすることでバッテリー表示に対応し、チェックできるようになります。その方法は後程解説しますのでそちらをご覧ください。
Siri・Googleアシスタント
iPhoneとAirPodsをペアリングすると先ほども少し触れましたが、ダブルタップすることでSiriを起動し、声で認識させることができます。SiriといえばApple側で提供しているものですのでAndroidにはありませんが、AndroidにもGoogle側で提供している「Googleアシスタント」というものが存在しています。しかしAndroidでは使えません。
ダブルタップすることで、Siriが起動できたように同じくダブルタップをすればAndroidでもGoogleアシスタントが起動できると勘違いしてしまいがちですが、残念ながらそのように対応はしていません。ダブルタップはあくまでも曲のスキップと、一時停止に使用するのみということになります。Androidでは便利機能での制約が多くあります。
AndroidでAirPods使用に対応しているアプリ
上記のようにAndroidには、非対応な機能がいくつか存在しています。しかし、現在ではAirPodsのっ補助となるようなアプリが提供されています。それらのアプリをAndroid端末にインストールすることで、多くの機能を追加して楽しむことも可能になっています。無料で試すことができますので、いろいろなアプリを試してみましょう。
ここからは、Androidの端末で対応しているAirPods関連のアプリを紹介していきます。おすすめの対応アプリを3つ紹介していきます。ご自身のAirPodsで使ってみたい機能がありましたら是非端末にインストールして使ってみましょう。お使いのAirPodsがより便利になっていくこと間違いなしです。それでは1つずつ見ていきましょう。
AirpodsForGA
1つ目に紹介するアプリは、「AirpodsForGA」です。このアプリをインストールすることで何ができるようになるかというと、Googleアシスタントを起動させることができます。前述でもあるようにiPhoneではダブルタップでSiriを通常起動させることが可能ですが、Androidではそれが使えませんでした。それを可能にしてくれるアプリということです。
※ただし、現在のところこちらのアプリはGoogle Playから削除されている状態です。アプリの復活を待つか、以下で紹介するほかのアプリで代用することをおすすめします。
AirBattery
2つ目に紹介するアプリは「AirBattery」です。このアプリ名で既にどのようなことができるか推測できてしまいますが、バッテリー表示が可能になります。Androidでは、AirPodsのバッテリー残量を表示してくれる機能はありません。そのためこのアプリを使っていつでも残量をチェックできるようにするというわけです。
インストールすることで、バッテリー残量がAndroidの通知部分に常駐表示されるようになります。このアプリは広告が入ってきますので、有料版でそれを無くすことが可能です。使う頻度に合わせて検討してください。
AssistantTrigger
最後に紹介するアプリは「AssistantTrigger」です。AirPodsにどのような機能を追加すればよいのか迷っている方はこのアプリを導入することを強くおすすめします。なぜかというと、上で紹介した機能を一通り搭載しているからです。Googleアシスタント、バッテリー表示などiPhoneのような機能をまとめて追加することが可能です。
AndroidでもAirPodsは便利に使える
AndroidでもAirPodsは、比較的自由に使用することができます。iPhoneに比べて少し制約はありますが、基本的な操作のみであればそのまま使用可能です。もし他の機能を追加したい場合は、上記で紹介したアプリを試してみてください。AirPodsをより便利にしてiPhoneでもAndroidでも同じように楽しみましょう。