ポケットWi-Fi(無線LAN)を有線接続する方法とメリットを解説!
ポケットWi-Fiの有線接続のやり方とメリットを解説します。ポケットWi-Fiの有線接続のやり方自体は簡単な手順で行えますが、別途周辺機器や部品(ケーブル)が必要になります。ポケットWi-Fiの有線接続のやり方を正しく理解しましょう。
目次
- 1ポケットWi-Fi(無線LAN)で有線接続するメリット
- ・ポケットWi-Fiの通信状態が安定する
- ・通信の回線速度が上がる可能性がある
- ・固定回線の代わりとして使用する事ができる
- 2ポケットWi-Fi(無線LAN)で有線接続する方法
- ・LANケーブルとクレードルを使用するやり方
- ・USBケーブルを使用するやり方
- 3ポケットWi-Fi(無線LAN)で有線接続ができない時の対処法
- ・ケーブルが断線していないか確認する
- ・有線接続した端末を再起動してみる
- ・ポケットWi-Fiを初期化・リセットする
- ・セキュリティソフトを解除してみる
- 4ポケットWi-Fi(無線LAN)で有線接続するデメリット
- ・追加で必要な部品がある
- ・有線ケーブルが届く範囲でしか移動ができない
- ・配線が移動の妨げになってしまう可能性がある
- 5ポケットWi-Fiを有線で使うメリットは沢山ある
ポケットWi-Fi(無線LAN)で有線接続するメリット
ポケットWi-Fi(無線LAN)を利用している人のよくある悩みが、「時折Wi-Fi通信が不安定になる」ことです。
ポケットWi-Fi(無線LAN)の利用を始める当初は、持ち運びができてどこでもWi-Fiが使えると、その便利さに期待して利用を始めます。確かにどこでも使えて便利なのですが、利用している内に「肝心なときに通信速度が遅くなる」と不満に感じることも少なくないのではないでしょうか?
そんなポケットWi-Fi(無線LAN)の悩みを解決する方法が、「有線接続する」という方法です。今回は、ポケットWi-Fi(無線LAN)を有線接続するメリットについて解説します。
ポケットWi-Fiの通信状態が安定する
まず、ポケットWi-Fi(無線LAN)を有線接続する、第1のメリットが「通信状態が安定する」ということです。
無線通信は通信を妨害する様々な要因に囲まれています。巷に飛び交う電波はWi-Fiの電波以外にもたくさんあり、家庭の身近なところでいえば、電子レンジも電波を発しています。
また、物理的な要因も無線通信の妨害になります。通信空間の間に障害物があると電波の届きが弱くなります。
ポケットWi-Fi(無線LAN)を有線接続するとそうした無線通信を妨害する要因を排除できます。ポケットWi-Fi(無線LAN)を有線接続することで安定したWi-Fi通信を利用できます。
通信の回線速度が上がる可能性がある
ポケットWi-Fi(無線LAN)を有線接続する、第2のメリットが「通信の回線速度が上がる可能性がある」ということです。
ポケットWi-Fi(無線LAN)を有線接続すると、前述の理由で、無線通信を妨害する要因を排除できるので、結果的に通信の回線速度が速くなることが期待できます。
逆に言えば、普段無線通信で利用しているときは、様々な要因の影響で回線速度が期待値まで上がっていない可能性があります。
ポケットWi-Fi(無線LAN)の通信能力を最大限に利用するには、有線接続で通信を行うやり方が最も確実な方法です。
固定回線の代わりとして使用する事ができる
ポケットWi-Fi(無線LAN)を有線接続する、第3のメリットが「固定回線の代わりとして使用できる」という点です。
ポケットWi-Fi(無線LAN)を有線接続すると無線通信が使えなくなるということはありません。つまり、無線・有線の両方の通信を併用できます。
つまり、安定した通信が必要な作業用PCなどには有線接続を行い、友人とのLINEのコミュニケーションなどには無線通信を使うという使い分けが可能です。有線接続したからといって、有線接続した端末でしか通信を利用できないということはありません。
ポケットWi-Fi(無線LAN)で有線接続する方法
次に、ポケットWi-Fi(無線LAN)を有線接続する方法を解説します。ポケットWi-Fi(無線LAN)を有線接続する主な方法は2つあります。グレードルという周辺機器を使用する方法と、USB接続する方法です。
LANケーブルとクレードルを使用するやり方
グレードルとは、ポケットWi-Fiルーターを充電したり、データ転送したりできる周辺機器ですが、有線接続するLAN端子も付属しています。グレードルに付属しているLAN端子にLANケーブルを使って接続することで有線接続によるWi-Fi通信を利用できます。
グレードルは基本的に別売りの機器ですが、ポケットWi-Fiのサービスによっては無料で提供される場合もあります。
USBケーブルを使用するやり方
ほとんどのポケットWi-FiルーターにはUSBの端子が標準で装備されています。このUSBの端子にUSBケーブルを使って接続することで有線接続によるWi-Fi通信を利用できます。
USBの端子はルーターによって形状が違う場合があるので事前によく確認しましょう。接続用のUSBケーブルがルーターに付属している場合はそのケーブルを利用すれば問題ありませんが、自分で用意する必要がある場合は注意が必要です。
USBケーブルにはデータ通信と充電を兼用できるタイプと充電しかできないタイプがあることも留意するべき点です。データ通信ができるUSBケーブルを用意しましょう。
ポケットWi-Fi(無線LAN)で有線接続ができない時の対処法
次に、ポケットWi-Fi(無線LAN)で有線接続ができない時の対処法について解説します。
ケーブルが断線していないか確認する
ポケットWi-Fi(無線LAN)で有線接続がうまくいかないときに、まず疑うべき点は、「LANケーブルの断線」です。
LANケーブルをしばらく利用していなかった人は、過去に使用していた使い古しのLANケーブルを持ち出ているかもしれません。そのようなLANケーブルは断線している、もしくは不具合が発生している可能性を否定できないので注意が必要です。
また古いLANケーブルは現在の標準規格に比べると古い規格であることも多いので、できるだけLANケーブルは新調することをおすすめします。
有線接続した端末を再起動してみる
この方法は端末の不具合全般に当てはまる対処法ですが、ポケットWi-Fi(無線LAN)で有線接続がうまくいかないときは、接続した端末(PCなど)を再起動してみる方法があります。
特に、「初めはうまく利用できていたのに途中から具合が悪くなった」というような状況のときは、端末の再起動が有効に働く可能性が高いでしょう。
また、合わせてLANケーブルの接続部分の再確認も行いましょう。改めて確認すると接続が不完全な場合があります。
ポケットWi-Fiを初期化・リセットする
端末を再起動したにもかかわらず、通信がうまくつながらない場合は、ポケットWi-Fiルーターを一度リセットして初期化するやり方があります。
一度、ポケットWi-Fiルーターをリセットして、マニュアルに沿って改めてセッティングを行うとうまくつながる場合があります。
セキュリティソフトを解除してみる
ポケットWi-Fi(無線LAN)の通信がうまくつながらない場合は、接続している端末(PCなど)のセキュリティソフトを一旦解除してみるというやり方も1案です。
セキュリティソフトは随時バージョンアップしているのでプログラムが新しくなったタイミングで通信がつながらなくなるということがあります。
一旦セキュリティソフトを解除して通信がつながるようであれば、症状をよく確認して、セキュリティソフトのカスタマーサービスに相談してましょう。
ポケットWi-Fi(無線LAN)で有線接続するデメリット
次に、ポケットWi-Fi(無線LAN)で有線接続するデメリットについて解説します。
追加で必要な部品がある
ポケットWi-Fi(無線LAN)で有線接続する場合は、別途、機器や部品が必要になります。グレードルや各種ケーブルは、ポケットWi-Fiサービスのデフォルトの付属品として添付されている場合は安心ですが、自分で用意する場合はコストがかかるだけでなく、適切な機器・部品を選ばなくてはいけないので判断力と有用な情報が必要です。
有線ケーブルが届く範囲でしか移動ができない
ポケットWi-Fi(無線LAN)で有線接続する場合は有線ケーブルが届く範囲しか接続した端末を移動できないという点もデメリットの1つです。無線通信に慣れている人は有線通信のケーブルの束縛にわずらわしさを感じるかもしれません。
配線が移動の妨げになってしまう可能性がある
ポケットWi-Fi(無線LAN)に有線接続する場合は、絶対条件としてケーブルを使用するため、ケーブルの設置・固定を適切に行わないと生活・仕事の場で邪魔になる可能性があります。ケーブルの設置・固定は移動通路など、頻繁に人が出入りするエリアにはかからないように気をつけましょう。
ポケットWi-Fiを有線で使うメリットは沢山ある
ポケットWi-Fiを有線で使うメリットは沢山あります。特に、仕事で通信を利用する際は、安定した通信環境必要になるので有線接続は利用するべきやり方です。
ポケットWi-Fiを有線で接続する場合は、別途周辺機器や部品(ケーブル)が必要になりますが、それらを用意する際は自分のポケットWi-Fiルーターの環境(接続端末の種類や付属部品の有無)を良く確認した後、適切な追加製品を選びましょう。