2019年05月19日更新
iPhoneでWi-Fiの通信速度が遅い・ネットに繋がらない原因と対処法
iPhoneでWi-Fiに接続しているときに、通信速度が非常に遅い状態になったり繋がらない場合があります。今回はそんなiPhone利用者のために、家で使っているWi-Fi通信が遅い状態になった場合、どのように対処すればいいかをお伝えしていきます。
目次
- 1iPhoneのWi-Fi接続状態で通信速度が遅い・繋がらない・接続できない場合の原因
- ・Wi-Fiルーターの設置位置が原因
- ・Wi-Fi接続しているデバイスが多すぎる
- ・電子レンジなどの電波の干渉が原因
- ・Wi-Fiルーターに不調が発生している
- 2iPhoneがWi-Fiに繋がらない・接続できない場合の対処法
- ・iPhoneを再起動する
- ・iPhoneのWi-FiをOFFにする
- ・iPhoneに登録してあるWi-Fiネットワークを一度削除・再登録する
- ・iPhoneのiOSを最新の状態にアップデートする
- 3iPhoneでWi-Fiに接続できても通信速度が遅い場合の対処法
- ・最初にWi-Fi無線ルーターを再起動する
- ・Wi-Fi無線ルーターのファームウェアを最新の状態にアップデート
- ・Wi-Fiルーターの暗号化通信を設定する
- ・インターネットプロバイダの通信障害情報を確認する
- 4対処法を実行しても改善できない場合はデバイス・モデムの故障の可能性あり
- 5iPhoneのWi-Fi接続ができない・遅い場合は正しい対処法を実行しよう
iPhoneのWi-Fi接続状態で通信速度が遅い・繋がらない・接続できない場合の原因
家でiPhoneを使っているときに、動画の読み込みなどが非常に遅くなってしまったり、場合によっては繋がらない・接続できないといったことが起こることがあります。このように調子が悪くなって困るっている方も多いと思いますので、今回の記事では繋がらない原因と対処方法を伝えていきます。
Wi-Fiルーターの設置位置が原因
まずルーターの位置が遠すぎる場合、Wi-Fiそのものの仕組みによって通信速度が遅くなってしまいます。iPhoneを使ってインターネットに接続するときは、Wi-Fiの電波元であるルーターの近くに行くか、ルーターを寄せるといった対処方法があげられます。
また、壁やドアがいくつも挟まっていると電波が届かなくなってしまうことがあります。このとき繋がらない状態になったり、速度が遅い状態になる原因になりますので、この場合は一番快適にiPhoneを使えるルーターの位置を探す必要があるかもしれません。
Wi-Fi接続しているデバイスが多すぎる
Wi-Fiに接続しているデバイスが多い場合、繋がらない状態まで陥ることはまれですが、速度が落ちて動画などを見ることができない状態になってしまう場合があります。iPhone以外の不要な機器は電波を使わないなどの対策をとってみることをおすすめします。
電子レンジなどの電波の干渉が原因
電子レンジなどを使っていると、それが原因となってWi-Fi電波が影響を受けて接続できない状態になってしまうことがあるようです。この場合はiPhoneとルーターを電子レンジから離すか、電子レンジを使い終わるまで待つ必要があります。
Wi-Fiルーターに不調が発生している
Wi-Fiルーター事態に不具合が発生することで繋がらない状態になったり、速度が遅くなる状態になっている可能性もあります。この場合はWi-Fiルーターを再起動することで対処することが可能です。再起動の方法はルーター機種によって異なるため、お手元の説明書で確認してみてください。
Wi-Fiルーターの電源がオフになっている
ルーターの電源がオフになっている場合は、そもそも接続ができない状態になります。一度ルーターのLEDが点灯しているかどうかも確認してみてください。iPhoneでそのルータのネットワーク名が確認できれば問題ないと考えられます。
iPhoneがWi-Fiに繋がらない・接続できない場合の対処法
実際にiPhoneがWi-Fiに繋がらない、接続できない場合にどのように対処すればいいかについてお伝えしていきます。iPhone側に問題がある場合の対処法がいくつがありますので、以下の項目を見て実際に通信が改善されるかを試してみてください。
iPhoneを再起動する
まずもっとも基本となるのが、iPhone自体の再起動です。iPhoneを再起動することで不具合が発生して遅い状態になっていたネットワークをリセットすることができる可能性があります。
方法は、iPhone8の場合は右の電源ボタンを長押しすると下の写真のような画面になりますので、そのままスワイプします。電源をつけなおす際も、同様に電源ボタンを長押しします。
iPhoneのWi-FiをOFFにする
再起動をしなくてもiPhoneのWi-FiをOFFにしてしまう方法もあります。原因がiPhoneネットワーク接続プログラムにある場合、Wi-Fiをオフにしてから再度ONにすることで再接続が行われるので、エラーが改善される可能性があります。方法は、画面下から指を上にスワイプすると下図のようになりますので、赤色で囲った電波のアイコンをタップします。
機内モードの切り替えも有効
同様にiPhoneを機内モードに切り替えても、ネットワークの再接続が行われるので有効な手段といえます。ただしこちらはWi-Fiだけでなく契約している通信会社の回線(LTE)もいちど切断してしまうため、iPhoneは一時的にネットワークの見れない状態になってしまいます。
iPhoneに登録してあるWi-Fiネットワークを一度削除・再登録する
iPhoneに登録しているWi-Fiネットワークの設定をリセットするのも有効な手段です。下の写真のようにWi-Fiの設定画面を開き、いつも繋いでいるネットワークが表示されていることを確認します。設定の削除には、横の方にある「i」のマークをタップします。
するとiPhoneは以下のような画面に推移しますが、これがWi-Fiネットワークの設定画面です。ここで「このネットワーク設定を削除」を選択すると削除を行うことができ、また削除後に再度この画面を開いて下の方に設定項目を入れていくことで、改めて設定を行うことができます。
iPhoneのiOSを最新の状態にアップデートする
iPhoneのOSが古いと、Wi-Fiなどのネットワーク接続に影響をおよぼして、遅い、接続できない状態になってしまう可能性があります。ソフトウェアアップデートなどで、常に最新の状態に保っておくように心がけてiPhoneを使いましょう。
iPhoneでWi-Fiに接続できても通信速度が遅い場合の対処法
iPhoneでWi-Fiに接続できたとしても、非常に通信速度が遅くて使い物にならないという場合も考えられます。これはWi-Fi電波を出している危機そのものに問題がある場合と、家の通信回線そのものに問題が発生している可能性が考えられます。
最初にWi-Fi無線ルーターを再起動する
まずWi-Fiが遅いと感じた場合は、Wi-Fi電波を出している無線ルータを再起動することを推奨します。無線ルータないで何らかのトラブルが発生する場合があり、再起動することで不具合がすべてリセットされることで速度が改善される可能性があります。
Wi-Fi無線ルーターのファームウェアを最新の状態にアップデート
Wi-Fi無線ルーターには、iPhoneにOSが入っているように、ファームウェアというものが入っています。ファームウェアはハードウェア(機械)にどんな風に動いてもらうかを記述した制御のためのプログラムのことを示しますが、これが最新の状態になっていないと動作に影響を及ぼす可能性があります。
Wi-Fiルーターのファームウェアアップデートは手動で更新する場合、オンラインで更新する場合、自動で更新される場合の3パターンが存在します。家で使っているルーターの説明書を確認して、常に最新版になるように定期的なメンテナンスを行いましょう。
Wi-Fiルーターの暗号化通信を設定する
Wi-Fiルーターには暗号化通信という機能が備わっており、これを設定することでより安全に通信を行うことができるようになります。暗号化通信を設定することによって速度が遅い状態になったりなど、大きな変化が生じる可能性は低いので、念のために設定しておくことを推奨します。
インターネットプロバイダの通信障害情報を確認する
Wi-Fiルーター自体に問題がない場合、インターネットプロバイダーの通信障害が起きている可能性があります。この場合はWi-Fiルータをリセットしても速度は改善しませんし、直接パソコンにケーブルをつないでも通信ができない状態になっているのがわかると思います。
プロバイダーの通信障害情報は各通信キャリアのホームページで公開されています。契約時の資料などにURLが載っていると思いますのでそれを入力するか、あるいはgoogle検索などで障害情報マップなどが出てくると思いますので、それを参考にしてみてください。
対処法を実行しても改善できない場合はデバイス・モデムの故障の可能性あり
Wi-Fiが遅かったり繋がらないといった場合の対処法について、いくつかお伝えしてきましたが、それでも改善できない場合というのもあるかと思います。これに関してはデバイス・モデム(壁から生えている線がつながっている機械や、Wi-Fiの電波を出している機械のこと)が故障している可能性が考えられます。
このような場合は機械の取り替えが必要になってしまいます。Wi-Fiルーターの交換に関しては電気屋やオンラインショップサイトにさまざまな機種が売っていますが、モデムに関しては契約しているプロバイダーに機種などを確認する必要があります。
iPhoneのWi-Fi接続ができない・遅い場合は正しい対処法を実行しよう
今回はiPhoneでWi-Fi接続ができなかったり、通信が非常で遅くなってしまった場合の原因と、いくつかの対処法についてお伝えしてきました。日常でiPhoneを使う機会は多いかと思いますので、使えないと非常に不便ですし、LTE回線を使ってしまうと余分に通信料を食ってしまいます。
Wi-Fiが接続できない原因は、iPhoneの設定、Wi-Fiルーターの設定、モデムやデバイスの故障があることをお伝えしました。基本的には再起動で治るかと思いますが、それでも治らない場合は根本的に機器が故障しているか、そもそもプロバイダーの回線に不具合が起きている可能性があります。
ネットワークが繋がらない場合は、このような点に注意して対処してみてください。