iPadの位置情報(GPS)サービスのオン/オフ設定方法!活用法と注意点も解説!

本記事ではiPadの位置情報(GPS)サービスをオン/オフに設定する方法を紹介します。iPhone・iPadで利用できる位置情報(GPS)サービスは非常に便利な機能ですが、注意点も存在します。利用するメリットとデメリットを覚えておきましょう。

iPadの位置情報(GPS)サービスのオン/オフ設定方法!活用法と注意点も解説!のイメージ

目次

  1. 1iPadの位置情報(GPS)サービスって何?
  2. iPadの現在地情報を利用できるようにする
  3. iPadの位置情報サービスをオフにするメリット
  4. iPadの位置情報サービスをオフにするデメリット
  5. 2iPadで位置情報(GPS)サービスを使うときの注意点は?
  6. 不特定多数の人から居場所が特定される
  7. 位置の偽装ができるアプリがある
  8. 建物内などでは精度が悪い
  9. 3iPadの位置情報サービスのオン/オフ設定するにはどうする?
  10. iPadのOSバージョンを確認するには?
  11. iOS12以降で位置情報をオン/オフする手順
  12. 4iPadの位置情報サービスのその他の設定
  13. 位置情報サービスで特定アプリの設定もできる
  14. 他のiOS端末と位置情報を共有できる
  15. 5iPadの位置情報サービスのオン/オフ設定方法を活用しよう!

iPadの位置情報(GPS)サービスって何?

iPad1

iPhone・iPadの位置情報(GPS)サービスを知っていますか?本記事冒頭の本章では、iPhone・iPadで利用できる位置情報(GPS)サービスの内容と特徴について紹介します。位置情報(GPS)を知らない、という人は機能と使い方を覚えておきましょう。

iPhone・iPadで利用できる位置情報(GPS)サービスは、iPhone・iPadに搭載されているGPS機能を使って、あなたのiPhone・iPadの位置情報を確認するためのサービスです。それでは、この位置情報(GPS)サービスは具体的にどのように活用するのか紹介します。

また、位置情報(GPS)サービスはプライバシー侵害の危険性もあるので、次の章から紹介する注意点についてもしっかりと覚えておくことが必要です。

iPadの現在地情報を利用できるようにする

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位置情報(GPS)サービスを利用すれば「友達を探す」アプリや「マップ」アプリと連携することで、正確な自分位置情報を把握したり、付近にいるiPhone・iPadユーザーがあなたの場所を確認することができます。

GPSでiPadの位置を記録できる

iPad3

iPhone・iPadで位置情報(GPS)サービスをオンにしておくことで、これまで辿ってきた位置をiPhone・iPad内に記録しておくことができます。移動ルートを記録しておくことで、旅行に行ったときも、どのような順番で、何時にどこに行ったのかを後から簡単に確認することができます。

iPadの位置情報サービスをオフにするメリット

iPad4

iPhone・iPadの位置情報(GPS)サービスをオフにしておくことで、下記のメリットが生まれます。

  • (1)iPhone・iPadのバッテリー消費を節約できる
  • (2)iPhone・iPadで撮影した写真に撮影場所が表示されなくなる
上記それぞれのメリットを紹介していきます。

(1)バッテリー消費を節約できる

iPad5

iPhone・iPadに搭載されている位置情報(GPS)サービスは、GPS機能を利用するため、デバイスのバッテリー消費量が増えます。位置情報(GPS)サービスをオフにすることで、iPhone・iPadのバッテリー消費量を節約できるというメリットがあります。

(2)写真に撮影場所が表示されなくなる

写真に撮影場所が表示されなくなる

出典: https://support.apple.com/ja-jp/HT203033

位置情報(GPS)サービスをオンにしたままで、iPhone・iPadで写真や動画を撮影すると、「写真」アプリ上に写真を撮影した場所がマップで表示されます。プライバシー保護の観点から、位置情報(GPS)サービスをオフにしておくことで、情報の漏洩を防ぐことができるというメリットがあります。

iPadの位置情報サービスをオフにするデメリット

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iPhone・iPadの位置情報(GPS)サービスをオフにするデメリットもあるので、確認しておきましょう。

地図アプリが使えない

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iPhone・iPadに初期搭載されている「マップ」アプリや、「Google Map」などの外部マップアプリが使えないというデメリットが発生します。iPhone・iPadなどのスマホにインストールされているアプリは、すべてスマホの位置情報(GPS)サービスから、正確なマップ情報を取得しています。

位置情報(GPS)サービスで、居場所などを隠しておきたい場合は、事前に位置情報(GPS)サービスをオフにして、マップアプリを利用する時は位置情報(GPS)サービスをオンにするなど、必要に応じてサービスをオン・オフに切り替えると良いでしょう。

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iPadで位置情報(GPS)サービスを使うときの注意点は?

続いてiPhone・iPadで位置情報(GPS)サービスをオンにして活用する時の注意点を確認しておきましょう。こちらもプライバシー保護の観点から、居場所が共有され、どこにいたのかが特定されてしまうこともあるので、注意点をしっかりと呼んだ上で位置情報(GPS)サービスのオン・オフを切り替えてください。

不特定多数の人から居場所が特定される

「友達を探す」アプリ1

iCloudの位置情報共有サービスや、「友達を探す」アプリで居場所が不特定多数と共有し、位置情報が漏洩してしまうことがあるので注意してください。これは、iPhone・iPadで位置情報共有機能をオフにしておくことで回避できます。

「友達を探す」アプリ2

出典: https://apps.apple.com/jp/app/%E5%8F%8B%E9%81%94%E3%82%92%E6%8E%A2%E3%81%99/id466122094#?platform=ipad

位置情報(GPS)サービスをオンにしておくことで、よく利用されるのが、彼氏や彼女の居場所を把握するために、意図的に位置情報(GPS)サービスを有効化して、「iCloud」「友達を探す」の機能を使うという手段です。

これは違法ではありませんが、気づかぬうちに位置情報(GPS)サービスがオンになっていたという事例もあるので、十分に注意しましょう。

位置の偽装ができるアプリがある

位置の偽装ができるアプリ

iPhone・iPadで利用できる「位置情報偽装共有アプリ」を利用すれば、位置情報で共有された場所が、正確に表示されない、共有できない場合があります。iOS11以降の最新のiPhone・iPadでは、「位置情報偽装共有アプリ」が使えばい場合がありますが、アプリがアップデートされれば、共有された位置情報を偽装することができるので注意しましょう。

前の項目でも紹介したように、彼氏や彼女の浮気行動調査目的で、常に「位置情報(GPS)サービス」をオンしておかなければならない状況に陥ることもあります。そういった事態に対処されるアプリがあるというのは、覚えておくべきでしょう。

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建物内などでは精度が悪い

高層ビル内、地下の飲食店など、インターネット接続環境が悪い状況では、正確な位置情報を取得・共有できない場合があるので注意してください。しかし、インターネット接続環境が正常に戻り次第、位置情報(GPS)サービスが正常に機能するので、安心してください。

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iPadの位置情報サービスのオン/オフ設定するにはどうする?

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本章では、本題となるiPhone・iPadの位置情報(GPS)サービスをオン・オフに設定する方法を紹介してきます。iPhone・iPadに搭載されているiOSバージョンによって、位置情報(GPS)サービスをオン・オフにする方法が異なります。

最初に自分のiPhone・iPadのiOSバージョンを確認した上で、正しい位置情報(GPS)サービスの設定方法を確認してください。

iPadのOSバージョンを確認するには?

iPadのOSバージョンを確認する方法

iPhone・iPadでiOSバージョンを確認する方法を紹介します。iPhone・iPad両方でiOSのバージョン確認方法は同じなので、iPhoneユーザーの方も、iOSバージョン確認方法を覚えておいてください。

iPhone・iPadを起動して「設定」を開いてください。「設定」メニュー一覧から「一般」>「情報」の順にタップして進みます。「情報」画面の「ソフトウェアバージョン項目に表示されているのが、iOSバージョンになります。

iOSは常に最新の状態にしておかなければ、アプリが正しく起動しないなど、不具合を発生する恐れが場合があるため、アップデートをおすすめします。「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」と進みiOSをアップデートしてください。同画面で「自動アップデート」をオンにしておきましょう。アップデート忘れを防ぐことができます。

iOS12以降で位置情報をオン/オフする手順

iOS12以降で位置情報をオン/オフする手順

出典: https://support.apple.com/ja-jp/HT207092

iPhone・iPadの「設定」を起動し「プライバシー」>「位置情報サービス」の順番にタップしてください。「位置情報サービス」のトグルをオフにすることで、iPhone・iPadの位置情報(GPS)サービスを完全にオフにすることができます。同画面では、位置情報(GPS)サービスをオン・オフにするアプリを個別に設定することも可能です。

特定のアプリで位置情報(GPS)サービスを無効にしたい場合は、一覧に表示されているアプリを選択し、「位置情報サービス」を設定してください。設定項目は下記の表を参考にしてください。
 

位置情報設定項目 設定後の位置情報(GPS)サービス
許可しない 「位置情報(GPS)サービス」へのアクセスを拒否し、位置情報を共有しない。
このAppの使用中のみ許可 アプリ使用中、または、アプリiPhone・iPadが画面に表示されている最中のみ、アプリに位置情報(GPS)サービスを提供する。
アプリの起動を完全に終了することで、
位置情報(GPS)サービスがオフになります。
常に許可 アプリ視聴中、またはバックグラウンドでアプリが起動中でも、
常に位置情報(GPS)サービスを使って位置情報を共有する・

また「自分の位置情報を共有」をタップして「位置情報を共有」のトグルをオフにしておくと、「友達を探す」で位置情報の共有が無効化されます。

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iPadの位置情報サービスのその他の設定

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前の章でも述べましたが、位置情報(GPS)サービスのその他の設定方法である。アプリ毎に位置情報(GPS)サービスをオン・オフにする方法や、「友達を探す」「iCloud」を使った位置情報共有サービスの設定方法、無効化方法について詳しく解説してきます。

位置情報サービスで特定アプリの設定もできる

位置情報(GPS)サービスが必要な特定のアプリだけを、位置情報(GPS)サービスを有効化しておくことも可能です。「ポケモンGO」など、GPS機能とマップ機能を使って、モンスターを集めをしたい、しかし、位置情報(GPS)サービスを使った位置情報の共有はしたくないという人は、各アプリで位置情報(GPS)サービスをオン・オフに切り替えましょう。

アプリ毎に位置情報サービスの許可不許可を設定

アプリ毎に位置情報サービスの許可不許可を設定する方法

アプリ毎に位置情報(GPS)サービスを設定する方法を紹介します。iPhone・iPad両方で手順は同じです。iPhone・iPadで「設定」アプリを起動して「プライバシー」>「位置情報サービス」の順番にタップして進んでください。「位置情報サービス画面の下部には、iPhone・iPadにインストール済みのアプリ一覧が表示されています。

位置情報サービスの許可・不許可を設定したいアプリをタップしてください。「許可しない」「このAppの使用中のみ許可」「常に許可」いずれかをタップして位置情報(GPS)サービスの設定を行います。各項目については、前の章で紹介しているので、そちらを参照してください。

プライバシー保護の面で、非常に重要な設定となりますので、個別に位置情報(GPS)サービスを設定する場合は、十分に気をつけて設定してください。

他のiOS端末と位置情報を共有できる

他のiOS端末と位置情報を共有する方法

他のiPhone・iPadなどのiOS端末と位置情報を共有しておくことで、他のiPhone・iPad端末からiOSデバイスの位置を確認することができます。「iPhoneを探す」「iPadを探す」アプリを利用する際に、ファミリーメンバーのiPhone・iPadから自分のiPhone・iPadの位置情報を確認することができます。

iPhone・iPadの「設定」アプリを起動して「プライバシー」>「位置情報サービス」>「自分の位置情報を共有」の順番にタップして進んでください。「位置情報を共有」のトグルをオンに切り替えれば設定完了です。iCloudのファミリー共有機能を利用すれば、家族のiPhone・iPadで、自分のiPhone・iPadの位置情報を確認できます。

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iPadの位置情報サービスのオン/オフ設定方法を活用しよう!

本記事では、iPhone・iPadで利用できる位置情報(GPS)サービスの使い方や注意点について紹介しました。iPhone・iPadをお子様に持たせる場合は、iCloudのファミリー共有機能を利用して、お子様の位置情報を確認しておくように設定しておくと、いざという時に安心なので、設定しておくと良いでしょう。

注意点は、家族・彼氏・彼女でもプライバシーの侵害に当たらないように取り扱うことです。位置情報(GPS)サービスを利用して、iPhone・iPadの位置情報を常に監視することで、非常に便利であり、悪用されると危険な機能です。注意点をしっかりと把握して、快適なiPhone・iPadライフを送りましょう。

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この記事のライター
KFJ
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