Wi-Fiの通信速度測定方法！スピードテストのおすすめサイト/アプリを紹介！

自分のPCやスマホを操作しているときに、どうも通常よりネットワーク回線の処理に時間がかかると感じることはありませんか？また、ネットワークのプランをアップグレードしたときに、本当にネットワーク回線の速度が向上しているのか確認したいという思いにかられることはないでしょうか？

そんな時はネットワーク回線のWi-Fi通信の速度測定を試してみましょう。現在、無料でネットワーク回線のWi-Fi通信の速度測定を行えるサイトやアプリが多数提供されています。

Wi-Fi回線の通信速度測定を行うにあたって、まずはWi-Fi回線の通信速度の見方について解説します。

まず、Wi-Fi回線の通信速度の単位について説明します。Wi-Fi回線の通信速度を計測すると「bps」（ビットレート）という単位で結果が表されます。「bps」は1秒間で通信できるデータ量を示し、値が大きいほどWi-Fi回線の通信速度が速いという意味になります。

Wi-Fi回線の通信速度の結果は、実際には「Kbps」「Mbps」の単位で表されることが多いですが、これは、「1Kbps=1000bps」「1Mbps=1000Kbps」という意味合いになります。

Wi-Fi回線の通信速度を測定する際は、「上り」と「下り」の2つの回線について測定します。「上り」とはPCやスマホ・タブレットなどの端末からサーバーにデータをアップロードするときに使用する回線を指します。例えばクラウド上のストレージにファイルを保存するときや、写真をメールに添付して送信するときに使用する回線です。

「下り」とは、サーバーからPCやスマホ・タブレットなどの端末にデータをダウンロードするときに使用する回線を指します。例えばクラウド上のストレージからPCにファイルをダウンロードするときや、ストリーミング配信サービスで動画や音楽をPCやスマホ・タブレットで再生するときに使用する回線です。

Wi-Fi回線を使用するにあたって、目安となる通信速度は用途によって違います。動画を視聴する際の目安になる通信速度は3～5Mbpsです（高画質動画の場合）。メール送信やホームページの閲覧に関しては2Mbpsあれば事足ります。

つまり自分が普段利用するWi-Fi回線の用途によって必要な通信速度が違うので、単純にWi-Fi回線の通信速度測定を見て良し悪しを決めるのではなく、用途に合わせて判断するという考え方が適切です。

次に、Wi-Fi回線の通信速度を測定する方法について解説します。

スマホやタブレットのWi-Fi回線の通信速度を測定する場合は、アプリを利用して測定するやり方があります。無料で便利な測定アプリが数多く提供されているので、自分のニーズにあった測定アプリを活用しましょう。代表的な測定アプリの紹介を後述します。

PCのWi-Fi回線の通信速度を測定する場合は、サイトを利用して測定するやり方があります。こちらも無料で便利な測定サイトが数多く提供されているので、自分のニーズにあった測定サイトを活用しましょう。代表的な測定サイトの紹介を後述します。

Wi-Fi回線の通信速度を測定する、おすすめの通信速度測定アプリを以下に紹介します。

「Speedtest.net Speed Test」は、USA発祥のおすすめスピードテストサービスです。世界中に4000地点以上の計測サーバーを持ち（2016年時点）、測定位置から最も近いサーバーでアップロード回線速度測定・ダウンロード回線速度測定を計測します。

「Speedtest.net Speed Test」はiPhone・Androidスマホの両方で利用できます。「Speedtest.net Speed Test」のスマホ・タブレット用の無料アプリは、Appストア・Google Playでダウンロードできます。

また、「Speedtest.net Speed Test」のサービスは専用サイトからも利用できます。2018年9月時点で、「Speedtest.net Speed Test」の過去の通信速度測定の累計は210億回以上に及びます。

「Speed Test SpeedSmart Internet」は、簡単操作で30秒以内にWi-Fi回線の通信測定を行えるおすすめスピードテストサービスです。世界中の主要都市に計測サーバーを持ち、ワンタップでアップロード回線速度測定・ダウンロード回線速度測定を計測します。

「Speed Test SpeedSmart Internet」はiPhone・Androidスマホの両方で利用できます。「Speedtest.net Speed Test」のスマホ・タブレット用の無料アプリは、Appストア・Google Playでダウンロードできます。

また、「Speed Test SpeedSmart Internet」の過去の測定結果は履歴として残るのでいつでも追跡閲覧でき、メールやSNSで共有もできます。また計測日・計測場所が測定履歴に残るのであとで比較検討するときに役に立ちます。

「4Gmark （3G / 4G speed test）」は、ネットワーク回線において、より実際のデバイス操作の状況を分析できるスピードテストサービスです。「4Gmark （3G / 4G speed test）」は、2G ・3G・4G・WiFiに対する速度測定を、スマホ・ネットワーク・場所の条件に則して分析します。

「4Gmark （3G / 4G speed test）」は、「Speed Test」と「Full Test」の2つの測定コースがあります。「Speed Test」は時間をかけずにアップロード回線速度測定・ダウンロード回線速度測定を計測します。

「Full Test」はアップロード回線速度測定・ダウンロード回線速度測定に加え、レイテンシー（通信回線の応答速度・Ping値）・Webアクセスについても測定し、総合評価でスマホ・ネットワーク・場所の条件に則して分析します。

「4Gmark （3G / 4G speed test）」はiPhone・Androidスマホの両方で利用できます。「4Gmark （3G / 4G speed test）」のスマホ・タブレット用の無料アプリは、Appストア・Google Playでダウンロードできます。

「RBB SPEED TEST」は、1度きりの測定ではなく一定時間内の速度測定の平均値から測定結果を割り出すスピードテストサービスです。日本語対応しており、アップロード回線速度測定・ダウンロード回線速度測定を簡便な操作で計測できます。「RBB SPEED TEST」で計測した測定結果は、過去測定の平均との比較や全国平均との比較が可能です。

また、「RBB SPEED TEST」の測定手順で、他のサービスと違う点は、計測前に計測するネットワークの条件を詳細に設定する点です。計測を始める前に「郵便番号」「ネット回線タイプ」「契約プラン」「回線事業者」「プロバイダ」を設定して計測を開始します。

「RBB SPEED TEST」はiPhone・Androidスマホの両方で利用できます。「RBB SPEED TEST」のスマホ・タブレット用の無料アプリは、Appストア・Google Playでダウンロードできます。また、「RBB SPEED TEST」のサービスは専用サイトからも利用できます。

「MFR 回線速度チェッカー」は、ワンタップの簡単操作で数秒以内にWi-Fi回線の通信測定を行えるスピードテストサービスです。「MFR 回線速度チェッカー」は3G・4G・Wi-Fiの測定が可能で、アプリ表示は日本語対応しています。

「MFR 回線速度チェッカー」はiPhoneで利用できます。「MFR 回線速度チェッカー」のスマホ・タブレット用の無料アプリは、Appストアでダウンロードできます。

「MFR 回線速度チェッカー」の過去の測定結果は履歴として残るのでいつでも追跡閲覧できます。また、全国の「MFR 回線速度チェッカー」ユーザーの測定履歴を端末・場所・キャリア別に整理してランキングデータとして提供しているので、自分の測定結果を比較検討するときに参照できます。

「ドコモスピードテスト」は、NTTドコモがサービス提供するスピードテストサービスです。「ドコモスピードテスト」は、ドコモとドコモ以外のキャリアの測定結果を使って、自分の測定結果をランキング確認できます。また、地図上で、近くのドコモショップ・docomo Wi-Fiスポットを表示できます。

「ドコモスピードテスト」はiPhone・Androidスマホの両方で利用できます。「ドコモスピードテスト」のスマホ・タブレット用の無料アプリは、Appストア・Google Playでダウンロードできます。

また、「ドコモスピードテスト」の過去の測定結果は履歴として残るのでいつでも追跡閲覧でき、SNSで共有できます。また地図上のLTE平均速度をリアルタイムで表示できるので、比較検討するときに役に立ちます。

次に、Wi-Fi回線の通信速度を測定する、おすすめの通信速度測定サイトを以下に紹介します。

「BNRスピードテスト」はワンクリックで簡単にアップロード回線速度測定・ダウンロード回線速度測定を計測できるおすすめサイトです。「BNRスピードテスト」は公式サイト（musen-lan.com/speed）から利用でき、回線情報を選択して計測することもできます。

「RBB SPEED TEST」は前述のとおり、スマホ・タブレット用のアプリからだけでなく、専用サイト（speed.rbbtoday.com）からも利用できます。「RBB SPEED TEST」は一定時間内の速度測定の平均値から測定結果を割り出すスピードテストサービスです。

「RBB SPEED TEST」は計測を始める前に、計測するネットワークの条件として「郵便番号」「ネット回線タイプ」「契約プラン」「回線事業者」「プロバイダ」を設定して計測を開始します。

日本語対応しており、アップロード回線速度測定・ダウンロード回線速度測定を簡便な操作で計測できます。「RBB SPEED TEST」で計測した測定結果は、過去測定の平均との比較や全国平均との比較が可能です。

「FAST」はNetflixがサービス提供している、ダウンロード回線速度測定を計測できるおすすめサイトです。「FAST」は公式サイト（fast.com/ja）から利用でき、サイトにアクセスするだけで自動的に速度測定を開始します。動画のストリーミング配信サービスを良く利用する人には便利なサイトです。

自動測定はダウンロード回線速度測定のみですが、測定終了後、画面上の「詳細を表示」をクリックするとレイテンシー（通信回線の応答速度・Ping値）とアップロード回線速度も測定できます。

Wi-Fi通信の速度測定を行う際の注意点について解説します。

使用するアプリ・サイトによって、Wi-Fi通信の速度測定の結果が異なる場合がありますが、その主な原因はアプリ・サイトによって計測方法が違うという点が挙げられます。1度きりの測定で結果を割り出すアプリ・サイトもあれば、数度の計測から分析した結果を出すアプリ・サイトもあります。

このようにアプリ・サイトによって計測結果に違いがでる状況で、どの様な基準で速度計測のアプリ・サイトを選べば良いのでしょうか？

考え方としてはいくつか速度計測のアプリ・サイトを試してみて、自分の体感速度を反映しているアプリ・サイトを見つけることです。また、複数のアプリ・サイトを試してみて全体の傾向から判断するという方法も良いでしょう。

また、場所や時間帯によって、Wi-Fi通信の速度測定の結果が異なる場合があります。測定する場所の違いで速度測定の結果が異なる場合の原因は、場所によって計測を担当するアクセスポイントが異なるためです。基本的に一番近いアクセスポイントが選ばれるはずですが、それでも測定場所によってアクセスポイントとの距離に差は出るので、測定結果が変わってしまいます。

測定する時間帯の違いで速度測定の結果が異なる場合の原因は、時間帯によって同じアクセスポイントに接続が集中した場合は速度結果が遅く測定されてしまうことが挙げられます。もし、速度測定の結果が疑わしいと感じたら、時間をおいて再度、速度測定してみましょう。

上記でおすすめしたWi-Fi通信の速度測定を試してみましょう。ワンタップ・ワンクリックで簡単にスピード測定できるアプリ・サイトから、条件を設定してスピード測定できるアプリ・サイトまで、タイプはいろいろあるので、気になったサービスをいくつか試してみて、自分のニーズに合った測定サービスを見つけてください。