2019年05月27日更新
Wi-Fiの快適な通信速度の目安は何Mbps?ネットの平均的な回線速度を解説!
Wi-Fiの快適な通信速度(Mbps)の目安を知っていますか?Wi-Fi接続でネットブラウジングやネットゲーム、ファイルのダウンロードを快適に実行できる目安の通信速度(Mbps)を理解して、快適なインターネット接続環境を理解しましょう。
目次
- 1Wi-Fi回線の接続速度が遅い?快適な通信速度の目安とは?
- ・ネットブラウジング・ダウンロードに快適回線速度の目安
- 2Mbpsとは?
- ・公表されている最大通信速度と実際のWi-Fiネット通信速度は違う
- 3Wi-Fiの利用用途別・ネット回線を快適に利用できる平均目安
- ・LINEやメールを快適に利用できるネット通信回線速度「Mbps」
- ・PCでネットサーフィン・ダウンロードを快適に利用できるネット通信回線速度「Mbps」
- ・YouTubeなどの動画サイトを快適に利用できるネット通信回線速度「Mbps」
- ・ネットゲームを快適に利用できるネット通信回線速度「Mbps」
- 4ネット回線通信速度の測定方法Google「スピードテスト」を利用しよう
- ・Google「スピードテスト」の使い方
- 5各光回線・プロバイダのネット通信回線速度(Mbps)の平均
- ・光回線の平均ネット通信回線速度(Mbps)の平均値
- ・ドコモ光の平均ネット通信回線速度(Mbps)の平均値
- ・光コラボの平均ネット通信回線速度(Mbps)の平均値
- ・WiMAXポケットWi-Fiの平均ネット通信回線速度(Mbps)の平均値
- ・スマートフォンのキャリア回線通信速度(Mbps)の平均値
- 6インターネット回線速度が遅い場合はおすすめのプロバイダに切り替えてみよう
- ・おすすめのネット回線
- 7Wi-Fiの快適なネット通信回線の速度を測定してみよう
Wi-Fi回線の接続速度が遅い?快適な通信速度の目安とは?
Wi-Fi回線の接続速度が遅くて困っている人はいませんか?本記事冒頭の本章では、快適にインターネット接続できる通信速度の目安について紹介していきます。後半の章では、Wi-Fi快適に接続速度の測定方法や、利用用途別のWi-Fi接続の接続速度についても解説します。
ご自宅でWi-Fiを使ったインターネットを利用している人で、インターネットの接続スピードが遅くて悩んでいる人は、本記事で紹介する快適にインターネットを利用できる回線速度の目安や、インターネット速度測定方法など参考にしてみてください。
ネットブラウジング・ダウンロードに快適回線速度の目安
ネットブラウジング・ダウンロードに快適回線速度の目安は下り30Mbpsと呼ばれています。しかし、「荒野行動」などのオンラインゲームや、4Kなどの高画質な動画視聴には60Mbps以上の下りインターネット接続速度が必要になります。
オンラインゲームを快適にプレイするにはインターネット接続速度以外にも必要な要素があるので。本記事後半で紹介していきます。また、次の章で詳しく「Mbps」と呼ばれる回線速度について詳しく解説しますが、まずは、快適なインターネット接続速度について覚えておくと良いでしょう。
ご自身で月額契約しているプロバイダやインターネットプラン、回線のタイプによってWi-Fiインターネット接続のスピードは異なります。ネットブラウジング中の待ち時間が長い、動画の読み込みが遅いと感じている場合は、インターネットプロバイダとの契約プランを確認し、インターネット接続速度の値について調べて見ると良いでしょう。
Mbpsとは?
続いて本章では、インターネット接続速度の値として表示される「Mbps」について詳しく解説していきます。インターネットの接続速度は「下り」「上り」と呼ばれる、2つの要素があります。本章で紹介する、「Mbps」と「下り」「上り」の用語について理解し、プロバイダ変更をする際の判断材料として活用してみてください。
インターネットの接続速度を示す「Mbps(エム・ビー・ピー・エス)」は「Megabits Per Second」の略文字で、1秒あたりにどれほどのデータを送受信することができるかを示す値のことを指します。
近年は光回線や5Gなどの高速インターネット接続方式に切り替わり初めていることから、「Gbps(ジー・ビー・ピー・エス)」と呼ばれる1000倍の大きさのインターネット接続速度の単位に表示が切り替わってきています。100Mbpsと表記されている場合は、1秒間あたり100MBのデータを送受信できるということになります。
1Gbpsは1000Mbpsとなるので、1秒間あたりで1GBの通信速度が理論上可能ということになります。
続いて「上り」と「下り」について紹介します。「上り」はインターネット接続中のデータを送信する(アップロード)速度を意味します。「下り」はインターネット接続中のデータを受信する(ダウンロード)速度を意味します。
「上り」 | アップロード速度:写真や動画のメールで送信する場合の速度 |
「下り」 | ダウンロード速度: 音楽や動画などをダウンロード、ネットからデータ受信する時の速度 |
普段のネットブラウジングや、動画や音楽のダウンロード、オンラインゲームをプレイする上で重要なのが、「下り」のダウンロード速度です。「下り最大速度100Mbps」と表記されている、インターネットプランを利用している場合は、1秒間あたり100Mbpsのデータを受信できるということになります。
この「下り」速度の数値が低ければ低いほど、理論上ネットブラウジング中に読み込み速度が遅いと感じるようになります。しかし、プロバイダのホームページなどで公表されているインターネットの「下り」や「上り」の速度が高くても、インターネット接続が遅く感じる場合もあります。これはどういったことなのか詳しく解説していきます。
公表されている最大通信速度と実際のWi-Fiネット通信速度は違う
インターネットプロバイダから公表されているダウンロード速度やアップロード速度は、「ベストエフォート型」と呼ばれ、理論上の最大通信速度を示しています。Wi-Fi接続やインターネット接続には、様々な物理上の障害があります。
インターネットプロバイダの混雑状況や、利用している場所などが原因で100%の最大通信速度を出すことは不可能です。光回線を利用している場合は、プロバイダから公表されている最大通信速度の30%から60%の実測速度となることがほとんどです。
最大通信速度「1Gbps」となっている場合300Mbps前後のスピードが出ていれば十分に快適なネットブラウジングが可能です。ですが、最大通信速度「100Mbps」の回線で、実測が30Mbps、またはそれ以下になってくると、快適なインターネット接続ができなくなります。
Wi-Fiの利用用途別・ネット回線を快適に利用できる平均目安
続いて本章では、Wi-Fiの利用用途別・ネット回線を快適に利用できる平均目安について紹介してきます。本記事では大きく分けて下記のインターネット利用をする上での快適なインターネット回線速度を紹介していきます。
・LINEやメールを快適に利用できるネット通信回線速度「Mbps」
・PCでネットサーフィン・ダウンロードを快適に利用できるネット通信回線速度「Mbps」
・YouTubeなどの動画サイトを快適に利用できるネット通信回線速度「Mbps」
・ネットゲームを快適に利用できるネット通信回線速度「Mbps」
注意点として、インターネットでオンラインゲームをプレイする場合は、インターネットの通信回線速度だけでなく「PING」と呼ばれる、値も重要になってきます。オンラインゲームを快適にプレイしたい人は、「PING」値についても詳しく解説しているので、確認しておくことをおすすめします。
LINE・メールの通信目安 | 128Kbps〜1Mbps |
---|---|
インターネットブラウジングの目安 | 1Mbps〜10Mbps |
YouTubeなどの動画サイトで 視聴する場合の目安 |
1Mbps〜20Mbps |
オンラインゲームの場合の目安 | 30Mbps以上(プレイするゲームによって異なる) |
LINEやメールを快適に利用できるネット通信回線速度「Mbps」
無料通話アプリLINEやWeChatなどのSNSアプリを使ってデータの送受信をする場合、Wi-Fiの接続速度は128Kbps〜1Mbpsほどと言われています。ですが、高画質・長時間の動画ファイルなどを共有する場合は、1Mbps以上の平均通信回線速度が必要です。
簡単なテキストだけの場合は問題ありませんが、動画ファイルなどを共有する場合は、より早い平均通信速度が望ましいということを覚えておきましょう。スマートフォンで、携帯キャリア回線を利用している場合でも、過疎地でなければ1Mbps以上の平均通信回線速度が出ます。
PCでネットサーフィン・ダウンロードを快適に利用できるネット通信回線速度「Mbps」
PCでネットサーフィン・ダウンロードを快適に利用できるネット通信回線速度は、1Mbps〜10Mbpsと言われています。インターネットサイトによっては、大量の画像ファイルが埋め込まれていることも多く、データ読み込み量の多いサイトでは、10Mbps以上の平均通信速度が出ることが望ましいです。
また、ブラウジング中にYouTubeやVimeo、ニコニコ動画などの動画共有サイトを利用したい人は、次の項目で紹介する平均通信速度を確認してください。
YouTubeなどの動画サイトを快適に利用できるネット通信回線速度「Mbps」
YouTube、Vimeo、ニコニコ動画などの動画共有サイトを、快適に利用できるネット通信回線速度は、平均1Mbps〜20Mbpsほどと言われています。通信速度が遅くても動画を視聴することができますが、読み込み速度が遅く、動画の画質も自動で下がってしまいます。
YouTube、Vimeoなどの動画共有サイトでは、4K画質の超高画質動画を視聴することが可能ですが、インターネットの接続速度が低いと、自動で動画の画質を下げられてしまいます。より高画質な動画を視聴したい場合は、少なくとも10Mbps以上のインターネット通信速度が望ましいと言われています。
ネットゲームを快適に利用できるネット通信回線速度「Mbps」
最後にインターネット回線を使ったオンラインゲームに必要な、インターネット接続速度を紹介します。オンラインゲームによって、データ通信量が異なるため、一概に必要なインターネット接続速度を述べることはできませんが、最低でも30Mbps以上のインターネット通信速度が必要だと言われています。
また、オンラインゲームに関しては「下り」「上り」「PING」の3つの項目すべてが十分な速度が出る必要があります。
インターネット通信速度が30Mbps以下の場合は、満足にオンラインゲームをプレイすることができず、思うように結果が残せないので、インターネットでオンラインゲームを主に利用する場合は、プロバイダ選びやモデム選びが重要です。
ネットゲームの場合は「PING」もチェックしよう
前の項目でも述べましたが、ネットゲームをプレイする場合は、インターネット通信速度だけでなく「PING」と呼ばれる値も非常に重要になってきます。「PING」値とは通信回線の応答速度のことです。
「PING」値は、基本的に数値が小さいほど快適にインターネットを利用できることを示します。「PING」値(応答速度)とは、PCがインターネットを通じて情報を発信した後にそのリアクションとして応答のサインを受け取るまでの時間(速度)を示しています。
「PING」値の単位は「ms」(ミリ秒)で表されます。ストリーミング配信・オンライン電話・オンラインゲームなどのパフォーマンスはリアルタイムで通信が交わされるため、Ping値の結果がパフォーマンスの質を表す目安になります。
ネット回線通信速度の測定方法Google「スピードテスト」を利用しよう
インターネットの回線速度を簡単に測定できるのが、Googleの「スピードテスト」です。SafariやChrome、Firefoxなどのすべてのブラウザで利用可能で、Mac・Windows関係なく、インターネットに繋がる環境であれば、いつでも無料で利用できます。
高速インターネット回線に切り替えても、実際に体感できないインターネットスピードですが、Googleの「スピードテスト」を利用すれば、実際の「ダウンロードスピード」や「アップロードスピード」を「Mbps形式」で表示してくれます。
Google「スピードテスト」の使い方
インターネットの回線速度測定サービスを提供しているWebサービスもあります。しかし、Googleスピードテストを利用する場合は、Googleにアクセスして「スピードテスト」と検索キーワード入力バーに打ち込み「速度テストを実行」をクリックするだけで、簡単に現在のインターネット速度を測定し表示してくれます。
「速度テストを実行」をクリックすると、下記の画面が表示されインターネットの速度測定が開始されます。
Googleスピードテストでは、通常30秒ほどの速度測定が行われ、下記の項目の結果が表示されます。
ダウンロード速度 | ネット上からのデータを受信する速度結果です。動画や音楽を ダウンロードする速度もダウンロード速度に含まれます。 |
---|---|
アップロード速度 | ネット上にデータを送信する速度結果です。SNSや動画共有サイト にコンテンツを投稿する際に重要な速度です。 |
待ち時間 (レイテンシ) |
待ち時間はミリ秒(ms)単位で表示されます。オンラインゲーム等 リアルタイムコンテンツの際に重要な速度です。 |
Googleスピードテストで表示された結果を元に、前の章で紹介したネットブラウジングを快適に利用できるダウンロード速度(Mbps)やアップロード速度(Mbps)を参照してみてください。
Googleスピードテストの結果、または、実際にインターネットブラウジングが遅い・重い場合はプロバイダやインターネットの接続プランを変更することを検討する必要があります。次の章では光回線・プロバイダ別のインターネット通信回線速度(Mbps)一覧を紹介するので、プロバイダ選びの判斷材料として活用してください。
各光回線・プロバイダのネット通信回線速度(Mbps)の平均
各光回線・プロバイダのネット通信回線速度(Mbps)の平均について解説していきます。2019年現在ほとんどのプロバイダで、十分な通信回線速度を持っているので、インターネットでオンラインゲームを快適にプレイすることが可能です。
しかし、場所や住所によって通信回線速度の平均値が異なります。主要プロバイダや光回線プランのリンクと平均ネット通信回線速度(Mbps)の平均値を紹介するので、自分の住所を照らし合わせて最適なプロバイダと、光回線プランを選択してみてください。
光回線の平均ネット通信回線速度(Mbps)の平均値
光回線の平均ネット通信回線速度(Mbps)の平均値は下記のリンクにアクセスして、自分の住所を入力し確認してください。
ドコモ光の平均ネット通信回線速度(Mbps)の平均値
ドコモ光の平均ネット通信回線速度(Mbps)の平均値は下記のリンクにアクセスして、自分の住所を入力し確認してください。
光コラボの平均ネット通信回線速度(Mbps)の平均値
光コラボの平均ネット通信回線速度(Mbps)の平均値は下記のリンクにアクセスして、自分の住所を入力し確認してください。
WiMAXポケットWi-Fiの平均ネット通信回線速度(Mbps)の平均値
WiMAXポケットWi-Fiの平均ネット通信回線速度(Mbps)の平均値は下記のリンクにアクセスして確認してください。
スマートフォンのキャリア回線通信速度(Mbps)の平均値
一般的に携帯キャリア回線の平均通信速度「下り」「上り」共に10Mbps程ですが、携帯キャリアや場所・住所によって通信速度の目安は異なります。携帯キャリアのインターネット通信速度目安を確認する場合は、便利なアプリを活用することをおすすめします。
「SpeedTest」はAndroid・iPhone共に利用可能です。上記リンク先にアクセスしてアプリをインストールし、現在地のインターネット通信速度の目安を確認してみてください。
インターネット回線速度が遅い場合はおすすめのプロバイダに切り替えてみよう
Googleスピードテストの速度結果や、実際にインターネットを利用していてWi-Fi回線速度が遅いと感じている場合は、本章でおすすめするプロバイダに切り替えてみてください。インターネットプロバイダには複数のWi-Fiプランがあるため、どのプロバイダに切り替えれば良いかわからない人が少なくありません。
本章で紹介するインターネットプロバイダから、自分の使い方にあったWi-Fiインターネット・プロバイダーを見つけてください。
おすすめのネット回線
ApplicaでおすすめするWi-Fiインターネット光回線は下記の通りです。
・NURO光
・auひかり
・ドコモ光
・WiMAX2+
上記4つのWi-Fiインターネット光回線の特徴や、プラン別の月額料金を紹介していきます、
NURO光
月額基本料金 | 4,743円(税抜)/月 |
インターネット回線最大下り速度 | 2Gbps |
無線LAN(Wi-Fiルーター)無料貸し出し | 有り |
リモートヘルプサービス | 有り/月額500円/月 |
auひかり
月額基本料金 | 3,800円(税抜)/月(インターネットのみ) 4,300円(税抜)/月 (インターネット+固定電話) |
Wi-Fiインターネット回線最大下り速度 | 10Gbps(auひかりホームX) 5Gbps(auひかりホームV) 1Gbps(auひかりホーム) |
無線LAN(Wi-Fiルーター)無料貸し出し | 有り |
リモートヘルプサービス | 有り/月額500円/月 |
ドコモ光
月額基本料金(2年定期契約の場合) | マンションタイプの場合: 3,800〜4,200円(税抜)/月 戸建てタイプの場合: 5,000円〜5,200円(税抜)/月 |
Wi-Fiインターネット回線最大下り速度 | 1Gbps |
無線LAN(Wi-Fiルーター)無料貸し出し | Wi-Fiルーター有り |
リモートヘルプサービス | 有り/月額500円/月 |
WiMAX2+
月額基本料金 | 3,620円(税抜)/月(無制限) 3,020円(税抜)/月(7GB) |
Wi-Fiインターネット回線最大下り速度 | 「有線LANケーブル」接続時: 最大1,000Mbps、 「Wi-Fi」接続時: 最大867Mbps |
無線LAN(Wi-Fiルーター)無料貸し出し | 有り(Wi-Fi・モバイルルーター有り) |
いずれのプロバイダも、プランやお住いの地域によってWi-Fiインターネット回線最大下り速度は異なるので、目安として参考にしてください。具体的なWi-Fiインターネット接続の速度目安はプロバイダに事前に確認してから、契約することをおすすめします。
Wi-Fiの快適なネット通信回線の速度を測定してみよう
本記事ではWi-Fiを快適に利用するための、インターネット通信回線について紹介しました。インターネットの読み込みが遅い・重い場合は、本記事で紹介したプロバイダの公式ページを参考に、問い合わせし自分にあったプロバイダを選ぶことが重要です。
また、インターネット回線だけでなく、利用するWi-Fiモデムやルーターなどもインターネット通信速度に関係します。オンラインゲームなど、安定した環境でプレイしたい場合は、適したルーター・モデムを利用することを忘れないでください。