Zoomでオンライン授業を受ける前の確認事項と参加方法[スマホ/パソコン]
Zoomを使ったオンライン授業を行う学校が、増えています。生徒がZoomでのオンライン授業を受ける場合は、どのようなことを事前に確認すればいいのでしょうか。この記事では、オンライン授業を受けるための設定方法等を、パソコンとスマホそれぞれ解説します。
目次
- 1Zoomでオンライン授業を受ける前に確認しておくべきこと
- ・通信容量は充分か?
- ・Wi-Fiならセキュリティを確認しておく
- ・他の家族のテレワークと重なった場合の通信状況に不安はないか
- 2Zoomでオンライン授業を受けるための準備
- ・パソコンから授業を受ける場合の設定
- ・スマホから授業を受ける場合の設定について
- ・スピーカーやマイクのテストもしておこう!
- 3Zoomでオンライン授業を受けるときの流れについて
- ・ミーティングIDもしくは参加用URLでZoomに入室
- ・ビデオ付きかなしかを選択して待合室で待機
- ・入室を許可されたら音声を選択する
- ・カメラやマイクを調整したら授業に参加
- 4Zoomのオンライン授業に参加してみよう!
Zoomでオンライン授業を受ける前に確認しておくべきこと
新型コロナウイルスの影響により、外出自粛が続く中で、学校の授業がZoomを使ったオンライン授業に切り替わっているところも、少なくありません。
学校側からいきなり、Zoomを自宅で使えるようにしておくようにと言われても、準備することや設定方法が分からない方もいることでしょう。
この記事では、Zoomをオンライン授業に参加する前の確認事項と、パソコンやスマホの設定方法を詳しく解説します。まずは事前に自宅で確認しておくべきことを、お伝えいたします。
通信容量は充分か?
自宅からパソコンやスマホでZoomに接続する場合は、何らかのインターネット回線を用意しなければいけません。自宅から接続するときのインターネット回線の容量を、確認しておきましょう。
光回線やケーブルテレビなどの大容量回線を使っているのなら、Zoomのオンライン授業に特に問題はありません。1か月あたりの通信容量が決まっている、スマホのモバイルデータ通信やWi-Fiルーターだけを利用している場合は、Zoomの授業を数日間受けただけで上限に達してしまう可能性があります。
お使いのインターネット回線で、十分な通信容量が確保できているか確認しておきましょう。
Wi-Fiならセキュリティを確認しておく
自宅に引いている大容量回線に、自分で用意したWi-Fiルーターを接続して、自宅の中をWi-Fi環境にしている場合は、Wi-Fiにパスワードを設定しているか確認しておきましょう。
Wi-Fiにパスワードを設定していないと、外部の人が勝手に接続して使い放題出来てしまいます。万が一犯罪行為が行われた場合に、ネット回線の設置者が、責任を問われる恐れもあります。回線にタダ乗りされないために、パスワードの設定が有効です。パスワードの設定方法は、お使いのWi-Fiルーターのマニュアルで確認してみましょう。
他の家族のテレワークと重なった場合の通信状況に不安はないか
学校の授業だけではなく、保護者の仕事もテレワークになっているご家庭も多いです。家族の中で、複数の人が一斉にZoomなどのビデオ通信アプリを使用し、テレワークを始めた場合に、通信状況が不安定にならないか確認しておきましょう。
Zoomに限らず、SkypeでもTeamsでも、ビデオ会議は一度にかなりのデータ通信量が必要です。家族がみんな一度に接続してしまうと、回線がパンクしてしまう可能性があります。
ZoomやSkypeなどの主要なテレワークで利用されるアプリのデータ通信容量はどのくらいなのか、以下の記事でまとめています。ご家庭の通信環境が十分かどうか、確認するために参考にしてください。
Zoomでオンライン授業を受けるための準備
パソコンやスマホからZoomでのオンライン授業に参加するために、まずはパソコンもしくはスマホを用意した上で、Zoomのセッティングを行う必要があります。
事前にセッティングしておかないと、Zoomの授業が始まってから、Zoomが起動しない、起動してもマイクやビデオがうまく使えない、といったトラブルが起きてしまいます。
ここから、オンライン授業を受けるためのZoomの事前準備を詳しく解説します。
パソコンから授業を受ける場合の設定
パソコンからZoomでのオンライン授業を受ける場合は、パソコンにあらかじめZoomの専用アプリをダウンロード・インストールしておきましょう。パソコンにZoomアプリをインストールする方法は、以下の記事で、詳しく解説しています。
パソコンの設定によって、Zoomのアプリをインストールできない可能性があります。その場合は、ブラウザから参加しましょう。ブラウザから参加するために、Zoomアカウントの登録等の準備が必要です。Zoomにパソコンのブラウザから参加する方法は、以下の記事で詳しく解説しているため、参考にしてください。
スマホから授業を受ける場合の設定について
スマホからZoomでオンライン授業を受ける場合も、あらかじめスマホにZoomのアプリをインストールしておきましょう。Zoomアプリは、iPhoneでもAndroidでも利用できます。スマホ版Zoomの使い方は、こちらの記事で詳しく解説しているため参考にしてください。
スピーカーやマイクのテストもしておこう!
パソコンやスマホにZoomアプリがインストールできたら、スピーカーやマイクのテストも行いましょう。特にパソコン版のZoomでは、パソコンにマイクや Web カメラがついていないことに気がつかずに、授業が始まってから慌てる人がいるようです。
Zoomで授業を受ける前にテストをしておけば、慌てることもなく安心して授業に臨めます。Zoomでスピーカーやマイクのテストを行う方法は、以下の記事で詳しく解説しているため参考にしてください。
Zoomでオンライン授業を受けるときの流れについて
Zoomのオンライン授業の当日に、参加する流れを解説します。
ミーティングIDもしくは参加用URLでZoomに入室
オンライン授業を担当する先生から、オンライン授業が始まる前に、メール等でZoomのミーティングルームに入室するための参加用URL・ミーティングIDが記載された招待状が届きます。
参加用URLが記載されている場合は、パソコンでもスマホでも、URLをクリックするだけで、Zoomのアプリが起動します。アプリが起動したら、名前を入力し、必要に応じてパスワードも入力して待機室へ入室します。
ビデオ付きかなしかを選択して待合室で待機
待機室へ入室したら、ウェブカメラを使ってビデオ付きで参加するかどうかを選択します。ビデオなしを選択した場合は、先生やクラスメイトからあなたの顔は見えず、音声のみで参加します。
特に先生から指示がない場合は、ビデオなしを選択してもいいでしょう。しかし、ビデオ付きでの参加を指示されている場合は、こちらでビデオ付きを必ず選びます。
ビデオを選択したら、待機室へ入室します。待機室とはZoomのミーティングルームに部外者が入り込まないようにするために、参加者が待機している部屋のことです。
先生は待機室にいる人の名前を一人ずつ確認して、ミーティングルームへの入室を許可します。入室を許可されるまで、待機室で待機します。
入室を許可されたら音声を選択する
ミーティングルームへの入室を許可されたら、スマホから参加している場合は音声を選択します。スマホから参加する場合は、「コンピューターの音声で参加する」と「電話回線で音声に参加する」から選択します。
この時に注意しなければいけないのは、必ず「コンピューターの音声で参加する」を選択しなければいけません。電話回線での接続を選択してしまうと、アメリカのZoom本社のサーバーへ接続してしまうため、高額な国際電話料金がかかってしまいます。経済的な負担がとても大きくなるので、絶対に電話で接続しないように注意しましょう。
カメラやマイクを調整したら授業に参加
Zoomのミーティングルームに入室したら、カメラやマイクの微調整を行います。カメラの角度が、相手から見やすい位置になっているか、マイクに息が吹きかかって、相手にとって聞きづらくないかを確認します。微調整ができたら、授業が始まるのをそのまま待ちましょう。
Zoomのオンライン授業に参加してみよう!
この記事では、Zoomでオンライン授業を受ける前に確認するべきことと、Zoomを準備する方法、授業の当日に授業を受けるための流れを解説してきました。
新型コロナウイルスの影響は、いつまで続くのかわかりません。特に遠方から通学する人が多い大学では、小中高校が再開してもオンライン授業が長く続きそうです。Zoomを使った授業は今後も続く可能性があるので、必要に応じていつでもセッティングできるように準備しておきましょう。