2019年07月31日更新
AirDropとは?AirDropの仕組みや使い方と接続できない・使えない対処法を解説!
Appleユーザーの方は「AirDrop」を利用することで、各デバイスの利便性・性能を最大限引き出すことが可能です。本記事では「AirDrop」とはどういった機能なのか、また、「AirDrop」とはどの様に利用するのかを紹介していきます。
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目次
- 1Airdropとは?
- ・AirDropを使えばiOS・Macパソコン間でファイル共有ができる
- ・AirDropの仕組みはBluetooth
- 2Airdropの使い方
- ・【iPhone・iPad】Airdropの使い方
- ・【Mac】Airdropの使い方
- ・「AirDrop」の送受信設定方法
- 3Airdropを利用するメリットとデメリット
- ・メリット
- ・デメリット
- 4Airdropの注意点
- ・iPhone・iPadの名前には要注意
- 5Airdropが使えない・共有できない場合の原因と対処法
- ・Wi-Fi・Bluetoothを確認
- ・AirDropの設定を確認
- ・iCloudのサインインを確認
- ・デバイス間の距離が遠い
- 6Airdropのやり方・仕組みをマスターして快適なAppleライフを送ろう
Airdropとは?
本記事冒頭の本章では、Appleデバイスで利用できる「AirDrop」とはどのような機能なのか、また「AirDrop」とはどのような仕組みで稼働しているのかを紹介していきます。Mac・iPhone・iPadなどのAppleデバイスを所有している人は、「AirDrop」を利用することで、それぞれのデバイスを非常に便利に利用することができる機能です。
非常に便利に利用できる機能の反面、危険性や注意点が少なからず存在します。それらのリスクについては、本記事後半の章【Airdropの注意点】で紹介しているので、「AirDrop」を利用する前に確認しておきましょう。
AirDropを使えばiOS・Macパソコン間でファイル共有ができる
「AirDrop」を使うことで、AppleデバイスであるMacパソコン・iPad・iPhone間で、写真データファイル・動画データファイル・書類データファイルなどのさまざまなファイルを無線で送受信することができます。
AirDropの仕組みはBluetooth
「AirDrop」の仕組みは、Wi-FiやBluetooth回線を利用してデータファイルの送受信を行います。次の章では、「AirDrop」の仕組みを元に、データ送受信のやり方を紹介しますが、Appleデバイス(Mac・iPhone・iPad)が、Wi-FiやBluetooth接続がされていない状態では、「AirDrop」は使えないので注意してください。
また、「AirDrop」の仕組みとして、設定方法がうまく機能していないと、データファイルを送受信できない、「AirDrop」が使えないなどの問題が発生します。これは、「AirDrop」のセキュリティに仕組みがあるので、次の章から詳しく解説していきます。
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Airdropの使い方
「AirDrop」とはどのような仕組みなのか、「AirDrop」とはどのような利用方法であるかを紹介してきました。続いて本章では「AirDrop」とはどのような使い方をするのでしょうか。
本章では、Macパソコン、iPad・iPhoneに分けてAppleの使い方を解説していきます。設定方法も非常に簡単なので、実際にMac・iPhone・iPadを操作しながら、解説を読み進めてみてください。
【iPhone・iPad】Airdropの使い方
iPhone・iPadデバイスで「AirDrop」の使い方、データ送受信やり方を紹介します。まずは、iPhone・iPadのBluetooth機能・Wi-Fi機能がオンになっているか確認しましょう。iPhone・iPadの「設定」を起動して、「Bluetooth」「Wi-Fi」が有効になっているか確認してください。または、「コントロールパネル」からも両機能のON/OFFを確認できます。
iPhone・iPadで「AirDrop」を使ってファイル共有したいファイルを選択し、「共有」アイコンをタップしてください。
共有メニューの上部に表示される「タップしてAirDropで共有」に、「AirDrop」でデータファイル共有できるメンバー一覧が表示されます。ファイルを送信したい人をタップすれば、ファイルが送信されます。
「AirDrop」を使ってファイルを受信する場合は、上の画面がiPhone・iPadに表示されるので「受け入れる」をタップしてください。受信を拒否する場合は「辞退」をタップします。
【Mac】Airdropの使い方
続いてMacパソコンで「AirDrop」の使い方、「AirDrop」を使ったデータ送受信の方法を紹介します。iPhone・iPadと同様、Bluetooth・Wi-Fi機能が有効になっていることを確認した上で「Finder」を起動してください。「Finder」ウインドウの左側にあるメニュー一覧から「AirDrop」をクリックして選択してください。
近くにいるAppleユーザーが表示されるので、「AirDrop」を使って共有したいファイルを、ドラッグ&ドロップしてファイルを送信してください。
または、共有したいファイルを開いて「共有」アイコンをクリックしてから「AirDrop」を使ったファイル共有のやり方もあります。表示されるAppleユーザーを選択すれば、ファイルを送信することができます。Macから「AirDrop」を使ったファイル共有のやり方は以上となります。
「AirDrop」を使ってファイルを受信すると、Macのウインドウ上にポップアップ通知が表示されます。「受け入れる」をタップしてファイルを受信してください。受信を拒否する場合は「辞退」をタップします。
「AirDrop」の送受信設定方法
「AirDrop」では、「AirDrop」を不正に利用してファイルを送受信できないようの、送受信できるメンバーを指定できます。iPhone・iPadの場合は、「設定」>「一般」>「AirDrop」の順番にタップして、「受信しない」「連絡先のみ」「すべての人」から任意の項目を選択してください。
「すべての人」に設定する場合は注意が必要です。近くにいるAppleユーザーが「AirDrop」を起動すると、iPhone・iPadに設定した名前が、他人に公開されてしまうからです。「連絡先のみ」が最も安心に「AirDrop」を利用できる設定なので、おすすめです。
「受信しない」に設定すると「AirDrop」でファイル共有ができないの覚えておきましょう。
Airdropを利用するメリットとデメリット
続いて本章では「AirDrop」を利用するメリットとデメリットを紹介します。非常に便利な「AirDrop」ですが、デメリットもあるのでしっかりと覚えておきましょう。
メリット
最初に「AirDrop」を利用するメリットから紹介します。
- 【AirDropを利用するメリット1】暗号化したセキュリティレベルの高いデータ送受信
- 【AirDropを利用するメリット2】画質を落とさず高画質でデータファイル共有ができる
- 【AirDropを利用するメリット3】簡単に高速データファイル共有ができる
「AirDrop」は前にも述べた通り、Wi-FiやBluetoothを使ったデータ送受信の仕組みをとっていますが、ファイルを共有する際にデータファイルが暗号化されます。そのため、セキュリティの高いデータファイル共有が可能になります。
メールなどのデータファイル共有方法では、仕組み上データファイルの画質が低下する場合がありますが、「AirDrop」では画質を落とさず高画質のままデータファイルを共有できる仕組みになっているのも大きなメリットの一つです。そして、手間が不要で高速データファイル共有が可能なので、Appleユーザーは活用するべきでしょう。
デメリット
続いて「AirDrop」を利用するデメリットを確認しておきましょう。
- 【AirDropを利用するデメリット1】デバイスのバッテリー消費量が増える
- 【AirDropを利用するデメリット2】Appleユーザー同士でしか「AirDrop」を利用できない
「AirDrop」を有効にしておくことで、常にBluetoothやWi-Fiを有効化しておかなければならないので、デバイスのバッテリー消費量が増えるので注意してください。また、大きなデメリットとして、「AirDrop」はAppleデバイス同士でしか使えないので、AndroidデバイスやWindowsデバイスとは別の方法でデータファイルを共有する必要があります。
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Airdropの注意点
iPhone・iPadの名前には要注意
「AirDrop」の使い方の章でも述べましたが、「AirDrop」を利用する際に「すべての人」にファイル共有を居している場合はiPhone・iPadに設定している「名前」に十分注意してください。「AirDrop」はBluetooth、またはWi-Fiがつながれば、誰でも簡単にファイル共有が可能です。
電車内など、見知らぬ人があなたのiPhone・iPadの名前を確認して、本名が漏洩してしまう危険性があります。そうならないためにも、「AirDrop」の送受信範囲を設定するか、iPhone・iPadの名前を本名に設定しないなどの対処法を実行してください。
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Airdropが使えない・共有できない場合の原因と対処法
Airdropが使えない・共有できない場合の原因と対処法は下記のリストを参照してください。
- 【AirDropできない・使えない場合の対処法1】Wi-Fi・Bluetoothを確認
- 【AirDropできない・使えない場合の対処法2】AirDropの設定を確認
- 【AirDropできない・使えない場合の対処法3】iCloudのサインインを確認
- 【AirDropできない・使えない場合の対処法4】デバイス間の距離が遠い
上記それぞれの対処法を個別に紹介してきます。「AirDrop」が使えない、ファイル共有できない場合は、対処法を1つずつ実行してみてください。
Wi-Fi・Bluetoothを確認
「AirDrop」が使えない・ファイル共有できない場合の最も多い原因が、デバイスがWi-Fi・Bluetoothに接続されていないという原因です。まずは、Mac・iPhone・iPadそれぞれのデバイスがBluetooth・Wi-Fiに接続されているか確認してみましょう。
Wi-Fi・Bluetoothに接続が完了したら、本記事で紹介した「AirDrop」のファイル共有のやり方を再度実行してみてください。
AirDropの設定を確認
Wi-Fi・Bluetoothの接続が完了していても、「AirDrop」でファイ共有ができない場合は、「AirDrop」の設定自体に問題があると考えられます。
iPhone・iPadの場合は「設定」>「一般」>「AirDrop」の順番にタップして、「AirDrop」の設定が「受信しない」に選択されていないか確認してください。「受信しない」に設定されていた場合は「連絡先のみ」「すべての人」どちらかに設定してから、本記事で紹介した「AirDrop」の使い方・ファイル共有やり方を再度実行してください。
iCloudのサインインを確認
「AirDrop」を利用する条件の1つとして、Apple IDを利用してiCloudにログインしている状態でなれけば、「AirDrop」を使ったファイル共有ができないので注意しましょう。iPhone・iPadの場合は、「設定」を起動して「Apple ID」をタップしiCloudにログインしてから、ファイル共有のやり方を実行してください。
Macパソコンの場合は「システム環境設定」>「iCloud」と進み、iCloudにログインしてから、「AirDrop」のファイル共有のやり方を実行してください。
デバイス間の距離が遠い
これまで紹介した対処法のやり方を実行しても、引き続き「AirDrop」でファイル共有できない場合は、Appleデバイス間の距離が離れすぎている可能性があります。Apple公式ページでは、「AirDrop」を使ったファイル共有はデバイス間の距離が9メートル以内になければ、「AirDrop」は利用できないと公表されています。
Appleデバイス間の距離を近づけて、ファイル共有のやり方を実行してください。
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Airdropのやり方・仕組みをマスターして快適なAppleライフを送ろう
本記事では、Appleデバイス同士で利用できる便利な「AirDrop」機能の使い方・設定方法、ファイル共有のやり方を紹介しました。「AirDrop」を利用すれば、有線接続することなく、付近にいるAppleユーザーと無線かつ高速なファイル共有が可能となります。
Appleユーザー同士でのみ利用できる特権なので、「AirDrop」を利用したことがない人は、本記事で紹介した方法を参考に、「AirDrop」を利用してみてください。また、「AirDrop」を利用する際の注意点を忘れない様にすることも重要です。「AirDrop」の設定方法を確認して、快適なAppleデバイスライフを贈りましょう。