2020年11月11日更新
wgetコマンドをWindowsで使う方法!ダウンロード・インストールの手順も!
ネット上からファイルを入手するのに便利なLinuxのwgetコマンドはWindowsでも使えるようになります。この記事では、コマンドプロンプトでwgetコマンドを利用できるwget for Windowsをダウンロードしてインストールする方法を解説します。
目次
Windowsでもwgetコマンドが使える!
wgetコマンドはLinuxで利用できる、ファイルを入手するためのコマンドです。wgetを使うと、あらゆる種類のファイルを簡単に入手できるので、とても便利なコマンドです。
実は、wgetコマンドはWindowsでも利用できます。この記事では、Windowsでwgetコマンドを使う方法を解説します。
wget for Windowsに設定する手順
Windowsでwgetコマンドを利用できるように設定してみましょう。wget for Windowsをダウンロードしてインストールする方法について解説します。
wgetをダウンロードして解凍
まずはwget for WindowsをPCへダウンロードします。
上記のリンクへアクセスして、「Download」まで画面をスクロールします。「Binaries」と「Dependencies」の右側にある「Zip」をクリックします。するとこの2つのファイルをPCへダウンロードできます。
ダウンロードしたらこの2つのZipファイルを任意の場所に保存して解凍します。
ドライブ直下のフォルダにファイルを移動
wget for Windowsを解凍出来たら、次にファイルをドライブの直下に移動します。
Windows10のエクスプローラーを開いてPCからCドライブを開きます。Cドライブに新しいフォルダを作ります。フォルダの名前は自由に付けて大丈夫です。今回は「Tools」というフォルダを作ってみました。
新しいフォルダを作成出来たら、先ほどダウンロードした解凍した2つのフォルダを新しいフォルダに移動します。新しいフォルダにファイルを移動出来たら、「wget-1.11.4-1-bin」のフォルダの名前を「wget」に変更します。
次に、「wget-1.11.4-1-dep」の中の「bin」に入っている4つのファイルをコピーして、「wget」に名前を変更したフォルダの中の「bin」に移動します。
「wget」のフォルダの中は上記のようなFile構成になります。
環境変数を設定
上記の作業だけでもwgetコマンドは利用できます。しかし、この作業だけでは新しく作成したフォルダの中だけでしかwgetコマンドは使えません。そこで、環境変数を設定してどこの場所からでも使えるように設定します。
Windows10のタスクバーに表示されている検索窓に「環境変数」と入力して検索します。検索結果から「環境変数を編集」をクリックして開きます。
「Path」をクリックしてから「編集」をクリックします。
「新規」をクリックします。「新規」をクリックします。「C:\Tools\wget\bin」と入力して「OK」をクリックします。これでwgetが利用できるようになりました。
Windowsにwgetがインストールされたか確認
wget for Windowsがインストールされたか確認しましょう。
コマンドプロンプトで確認
wget for Windowsがインストールできているかは、コマンドプロンプトで確認します。Windows10の「スタート」から「Windowsシステムツール」を開いて「コマンドプロンプト」をクリックします。
コマンドプロンプトが開いたら、「wget」と入力してEnterキーを押します。wgetが起動すればインストールができています。
Windowsでもwgetを使ってみよう!
この記事では、wget for Windowsをインストールする手順について詳しく解説してきました。Linuxで使えるコマンドには、Windows環境でも使えると便利なものがたくさんあります。wgetもWindowsで使えるようになるととてもいいでしょう。ぜひWindows環境でもwgetコマンドを使ってみましょう。