ラクマの購入申請とは?商品の購入・キャンセル方法や支払い手数料について解説!
楽天のフリマアプリ・ラクマには「購入申請」という便利な機能があります。出品者が購入者の申請を承認しなければ取引がキャンセルされるため、事前にトラブルを回避できるメリットがあります。購入申請を要する商品の買い方やラクマの各種手数料などをまとめました。
目次
- 1ラクマの購入申請機能とは?
- ・出品者側が購入者を選べるシステム
- ・申請と承認が必要な為比較的時間がかかる
- 2ラクマで購入申請して商品を購入する方法
- ・購入申請から商品を購入する買い方
- ・購入申請が承認された後のやりとりの仕方・支払い方法
- 3ラクマで商品をキャンセルする方法
- ・ラクマでは原則キャンセルはできない
- ・キャンセルの時の注意点
- ・キャンセル可能なケース
- ・購入申請中の商品はキャンセル可能
- ・発送待ち商品をキャンセルするには?
- ・商品に問題があった時のキャンセル
- ・キャンセル時のペナルティはある?
- ・返金方法について
- ・自動キャンセルとキャンセル申請
- 4ラクマでの手数料
- ・ラクマの手数料は「販売手数料」と「振込手数料」のみ
- ・ラクマの販売手数料は3.5%
- ・ラクマの振込手数料は一律210円
- ・ラクマでは「登録」・「月額」・「出品」手数料はなし
- ・ラクマでの送料は?
- ・ラクマでは紛失補償が無料
- 5ラクマでは購入申請で購入者を選べるから安心!
ラクマの購入申請機能とは?
ラクマで出品されている商品は、「すぐに購入可」と「要購入申請」という2つのジャンルに大別されています。
「すぐに購入可」とは、文字通り商品ページの「購入に進む」ボタンを押せばすぐに購入手続きに移行できる商品のことです。一般的なインターネットショッピングと同じ手順の買い方が出来ます。
一方、「購入申請」が必要な商品の場合、「購入に進む」ボタンを押した後に「私はこの商品を購入したいです」という意思を示す手続きを行わなければなりません。出品者が購入者からの申請を承認しなければ、購入手続きが開始されません。
他のフリマアプリにはほとんど見られないラクマ独自の珍しい機能です。
出品者側が購入者を選べるシステム
ラクマが購入申請というユニークな機能を採用しているのは、出品者に購入者の選択権を与えるためです。
メルカリやヤフオク!などのフリマ・オークションサイトでは、基本的に購入者の立場の方が強く設定されています。購入者は複数の商品を比較・検討した買い方が出来ますが、出品者には客を選ぶ権利がありません。購入手続きが開始されたら、相手の都合に合わせるのみです。
その点、ラクマには購入申請機能があるため、低評価が多い、他の出品者からの評判がすこぶる悪いなど、取引リスクが疑われる購入者への販売を前もって断ることが出来ます。
予めトラブルを避けることができるメリットが
出品者が購入申請機能を使って取引相手を逆指名できることは、ユーザー同士のトラブル回避に大変役立ちます。
- コメント機能を使ったやり取りで購入者が内定しているにもかかわらず、急に第三者が割り込んでくる
- 購入手続きを開始したユーザーが途中で「やっぱり購入するのやめた」と言い出す
- 商品到着後に「送られてきた商品が説明と違う」と因縁をつけてくる
フリマアプリではこのようなトラブルが日常茶飯事です。素性の分からない購入者との取引を余儀なくされるフリマアプリは出品者にとって非常に不利な環境であり、大きなデメリットとなってきました。
しかし、ラクマの購入申請機能があれば、出品者は自分の意図しない購入者との取引を確実に回避できます。ユーザー同士のトラブルを未然に防げるため、安全面で非常に優れているサービスと言えます。
申請と承認が必要な為比較的時間がかかる
ただし、購入申請には購入手続き開始まで時間がかかってしまうデメリットがあります。
- 今すぐ欲しい商品なのに購入申請が承認されない可能性がある
- 取引開始が遅れたら有効期限が迫っているポイントを使えないリスクがある
- マイルールを固持してくる出品者との取引はめんどくさそう
また、ラクマの評価が少ない購入者の場合、どうしても購入申請の承認率が低くなりがちです。そういう時は、自分のプロフィール欄を丁寧に埋めておくと購入申請が承認されやすくなります。自分の素性を明らかにして相手に安心感を与えることが、購入申請付き商品の買い方のコツです。
ラクマで購入申請して商品を購入する方法
要購入申請商品の買い方は、他のラクマの商品とそこまで大きくは変わりません。基本的な流れは以下の通りです。
- 欲しい商品を検索する
- 商品ページをチェックする
- 購入申請を行う
- 出品者が購入申請を承認したら代金を支払う(キャンセルされたら諦める)
- 商品到着後、受け取り確認をして評価する
ラクマの要購入申請商品の買い方を具体的に見ていきましょう。
購入申請から商品を購入する買い方
まずは、ラクマのアプリを起動して購入したい商品を検索しましょう。トップページに掲載されている新着商品やおすすめ商品の中から探す他に、検索ボックスにキーワードを入力して探す方法もあります。気になる商品が見つかったら、サムネイルをタップしてください。
「送料込み」、「匿名配送」などのステータス欄に「すぐに購入可」の表示がなければ、購入申請が必要な商品であることを表しています。「購入に進む」をタップして購入申請を行いましょう。
初回購入時には、安全な取引のために連絡先や住所等の登録が必要です。氏名・電話番号・住所などを入力して、「保存」をタップしてください。
価格、送料、配送方法など、商品の詳細情報にしっかり目を通しておきましょう。100%納得したら、「購入申請する」をタップしてください。
「この商品に購入申請します」という確認画面で「購入申請する」をタップすると、ラクマから購入申請完了のメールが送られてきます。後は、出品者が承認(またはキャンセル)するまで気長に待ちましょう。
購入申請が承認された後のやりとりの仕方・支払い方法
出品者が購入申請を承認すると、「購入申請が承認されました」という通知が来ます。ラクマアプリを起動してメニューバーの「お知らせ」をタップし、「取引」タブに表示されている購入申請に関するお知らせをタップしてください。
支払い方法の選択画面が表示されます。楽天スーパーポイントや楽天キャッシュ、ラクマポイント、クーポン等を支払いに使いたい場合は先に設定してください。その後、「支払い方法」の項目の「選択してください」をタップして、代金の支払い方法を決定します。
提示された支払方法の中から任意のものを選んでください。(手数料100円)と書かれているものは、代金の支払い時に100円の手数料がかかってしまいます。なるべくなら、その他の手数料無料の支払方法を選んだ方が良いでしょう。
「支払い方法を決定する」をタップし、確認画面で「支払い方法を決定する」をタップすれば支払い完了です。後は、出品者が商品を発送するのを待ちましょう。必要に応じて、出品者とメッセージで連絡を取ることも可能です。
評価をするのも忘れずに
商品が到着したら開封して商品を確認し、出品者を取引画面から評価してください。評価には「よい評価」・「ふつうの評価」・「わるい評価」の3種類がありますが、特に問題が無ければ「よい評価」を選ぶのがマナーです。
評価の選択とコメント入力が完了したら、「評価を投稿する」を押してください。出品者と購入者が互いに相手を評価すると、評価が公開されて全取引が完了します。
ラクマで商品をキャンセルする方法
ラクマで取引を行っている際に、やむを得ない事情で取引をキャンセルしたくなることもあるでしょう。その際にキャンセル手続きを行う方法について解説していきます。
ラクマでは原則キャンセルはできない
最初に注意しておきますが、ラクマは原則として顧客都合のキャンセルを受け付けていません。
「他の商品と間違えて購入ボタンを押してしまった」とか「やっぱり気が変わったからキャンセルする」といった身勝手な言い訳は通用しません。一度取引を開始したら、責任を持って購入手続きを完了させることがルールです。
出品者さんの同意が得られれば可能なケースも
ただし、ラクマはあくまで出品者と購入者との取引場を設けているだけのフリマアプリです。出品者が購入者のキャンセル申請に同意した場合に限り、問い合わせフォームからラクマの運営に連絡すれば取引をキャンセルすることも出来ます。
ラクマアプリを起動してメニューバーの「マイページ」を選択し、「ヘルプ・その他」をタップしてください。
ヘルプ・その他ページで、「お問い合わせ」をタップしてください。
お問い合わせページで、「お問い合わせ」をタップしてください。
お問い合わせ内容一覧から、自分に合ったキャンセル項目を選択してください。
お問い合わせフォームに必要事項を入力して送信してください。後日、ラクマの運営から返信が来ます。
キャンセルの時の注意点
キャンセルとは、利用規約で原則認められていない行為を例外的に行うことです。本来は出来るだけ避けるべき振る舞いであり、やむを得ずキャンセルを選択する際にも以下の3点に注意してください。
- 取引完了後のキャンセル(返品・返金)は出来ない
- キャンセルすると相手からの印象を悪くしてしまう(以後、購入申請を却下されるかも)
- キャンセルを何度も繰り返すとアカウント停止処分を受ける可能性もあり
キャンセル可能なケース
受け取り確認を完了した後では、運営に申し立てしてもキャンセルは認められません。キャンセルを依頼できるのは、以下の5フェーズです。
- 購入申請を行った後、まだ出品者が承認していない
- 購入手続き中で、まだ代金を支払っていない
- 代金を支払った後、まだ出品者が商品を発送していない
- 出品者が商品を発送した後、まだ商品が届いていない
- 届いた商品に問題があり、まだ受け取り確認していない
購入申請中の商品はキャンセル可能
出品者が購入申請日の翌日23時59分までに承認しなければ、購入申請は自動キャンセル扱いとなります。
また、商品ページのコメント欄から出品者に連絡を取れば、承認される前の購入申請を取り消してもらうことも可能です。ただし、自分から依頼した購入申請を短時間で取り下げるのは非常に印象の悪い行為です。よく考えてから購入申請を行いましょう。
発送待ち商品をキャンセルするには?
代金を支払った後で別モデルの商品を購入したくなった、商品を発送しようとしたら急に発送できなくなってしまった、などの理由で発送待ちの商品をキャンセルすることがあります。
この場合、自分の都合で相手に迷惑をかけてしまうため、可及的速やかに先方と連絡を取らなければなりません。
- 取引相手にキャンセルの意思と理由を伝える
- 取引相手が納得してくれたら、ラクマアプリからマイページにアクセスする(断られたら諦める)
- お問い合わせフォームに必要事項を記入してラクマの運営に連絡する
商品に問題があった時のキャンセル
商品到着時に、以下のようなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
- 配送トラブルで商品が破損していた
- ブランド品だと思っていたら偽物をつかまされた
- 説明ページと異なる商品が届いた
このような事態が発生した時には、キャンセルを主張できるだけの正当な権利があります。適切な手順でキャンセル手続きを行いましょう。
トラブルの状況 | 対応 | |
---|---|---|
配送トラブルで商品が破損 | ラクマあんしん補償の対象 | ラクマの運営に連絡を取って補償してもらう |
ラクマあんしん補償の対象外 | 双方で責任の所在を話し合い、お問い合わせフォームからラクマの運営にキャンセル申請
|
|
ニセブランド品を買わされた |
|
|
商品ページと異なる商品が届いた | 出品者が手違いで違う商品を送ってしまった |
|
購入者の思い込みによる誤注文 | 双方で話し合って決める |
キャンセル時のペナルティはある?
ヤフオク!の場合、取引をキャンセルすると自動的に悪い評価が付いてしまうデメリットがあります。その点、ラクマではキャンセルすると取引データ自体が消されるため、出品者も購入者もペナルティを受けることはありません。安心してキャンセル申請できるのはラクマのメリットと言えるでしょう。
ただし、代金支払いを放棄して自動キャンセルが発動した場合は、購入者に悪い評価が付いてしまいます。手当たり次第に類似商品の購入手続きを行って一番お得な物だけ購入する、という身勝手な買い方はやめましょう。
返金方法について
ラクマの売上金はラクマの運営が一時的に預かっているため、ラクマの運営がキャンセルを承認すれば以下の方法で返金されます。
- コンビニ・ATM払い:銀行振り込み
- クレジットカード払い:決済情報の取消
- キャリア決済:決済情報の取消
- 楽天ペイ:決済情報の取消
- ポイント・売上金払い:ポイント・売上金の返還
なお、ポイント払いや楽天ペイで期間限定ポイントを利用した場合、有効期限切れのポイントは返還されません。また、決済手数料も返金対象とはならないことに注意してください。
自動キャンセルとキャンセル申請
ラクマのキャンセルには、「自動キャンセル」と「キャンセル申請」の2パターンがあります。
- 自動キャンセル:出品者が購入申請を放置、または購入者が代金の支払いを放棄した時に発動
- キャンセル申請:商品発送待ち、商品受け取り時などにラクマ運営に連絡して行う
基本的にキャンセル申請には双方の合意が必要です。取引時に何らかのトラブルが発生してしまった時には、双方でしっかり話し合ってからラクマの運営に問い合わせするようにしてください。
ラクマでの手数料
ラクマの手数料は、フリマアプリ業界最安水準です。良心的な手数料体系になっており、買い方にとっても売り方にとっても非常に利用しやすい環境が構築されているメリットがあります。
どのようなシチュエーションで手数料を支払わなければならないのか、ラクマの手数料を具体的に見ていきましょう。
ラクマの手数料は「販売手数料」と「振込手数料」のみ
買い方である購入者が支払う手数料は、代金支払い時にコンビニ払いやキャリア決済などを選択しなければ一切ありません。
一方、売り方である出品者が支払う手数料は、送料を抜かせば「販売手数料」と「振込手数料」だけです。
ラクマの販売手数料は3.5%
販売手数料とは、ラクマに出品した商品が売れた時に利益の一部をラクマに支払う手数料のことです。昔は無料でしたが、2018年6月から3.5%に引き上げられました。
例えば1万円の商品が売れた場合、販売手数料の350円を差し引いた9,650円が売上金となります。
ちなみにメルカリの販売手数料は10%なので、同じ1万円の商品が売れた場合、手取りの売上金に650円もの差が生じます。販売手数料を安く抑えられるのは、出品者にとって大きなメリットです。
ラクマの振込手数料は一律210円
振込手数料とは、指定した銀行口座に売上金を振り込む際に発生する手数料のことです。1件につき210円の振込手数料がかかります。
ただし、1万円以上の振込申請時に振込先を楽天銀行に指定した場合に限り、振込手数料が無料になります。また、ラクマの売上金を楽天キャッシュにチャージして楽天ペイでの支払いに充てれば、一切手数料はかかりません。
ラクマでは「登録」・「月額」・「出品」手数料はなし
ラクマでは、以下の手数料が全て無料化されています。
- 登録手数料
- 月額利用料
- 出品手数料
月額利用料金が一切かからないため、気軽に会員登録できるメリットがあります。また、出品手数料が無料なので、コストを気にすることなく手当たり次第に商品を出品できるのも出品者にとって大きなメリットです。
ラクマでの送料は?
ラクマでは、出品者と購入者、どちらが送料を支払っても良い決まりになっています。出品者が配送方法を着払いに設定すれば、買い方に送料を負担してもらうことも出来ます。
ただし、出品者が送料を負担した方が取引成立率が上がるため、代金を送料込みにするのが一般的です。一例としてラクマの独自配送サービスを挙げると、送料は以下の表のようになっています。
商品サイズ | 配送方法 | 送料目安 |
---|---|---|
A4サイズ以下 | かんたんラクマパック(日本郵便)・ゆうパケット | 全国一律179円 |
かんたんラクマパック(ヤマト運輸)・ネコポス | 全国一律200円 | |
かんたんラクマパック(ヤマト運輸)・宅急便コンパクト | 全国一律530円 | |
A4サイズ以上 | かんたんラクマパック(日本郵便)・ゆうパック | 全国一律800円~ |
かんたんラクマパック(ヤマト運輸)・宅急便 | 全国一律800円~ |
ラクマでは紛失補償が無料
ラクマで「かんたんラクマパック」という配送方法を選択すると、「ラクマあんしん補償」という補償サービスが無料で付いてくるメリットがあります。
- 紛失補償:商品が届かないなどの配送トラブルが発生した際、購入者・出品者ともに商品代金などをラクマのカスタマーサポートが補償
- 偽造品購入に対する補償:偽造品を送ってきた出品者と連絡が取れない時、ラクマのカスタマーサポートが購入者に商品代金を補償(所定の条件あり)
フリマアプリでの取引トラブルリスクを容易に抑えられるため、買い方、売り方、双方にとって大きなメリットとなります。
メルカリの登録はこちら!今なら招待コード「FCBWGE」を入力して登録すると、コンビニや店舗で使える500円分のポイントがもらえるので、おすすめです。
ラクマでは購入申請で購入者を選べるから安心!
今回は、ラクマの購入申請機能のメリットや商品の買い方・キャンセルの仕方などをご紹介いたしました。最後に本記事の要点をまとめると、以下の5点が挙げられます。
- ラクマには、出品者が購入者を選べる「購入申請」という機能がある
- 購入申請が出品者に承認されないと、購入者は商品の購入手続きを行えない
- 評価の悪い購入者を拒否することで、ユーザー間のトラブルを未然に防げるメリットがある
- ラクマでは取引のキャンセルは原則禁止だが、受け取り確認前に双方の合意があれば運営に連絡してキャンセルすることも可能
- ラクマの手数料はフリマアプリ業界トップクラスの安さであり、補償付きの配送方法にも対応している
フリマアプリで副収入を得たいと思っている方にとって、粗暴な購入者の存在は懸念材料です。しかし、ラクマなら購入申請機能で購入者を選別できるため、余計なトラブルに巻き込まれるリスクを軽減できるメリットがあります。
ラクマに興味のある方は、ぜひ本記事を参考にしてラクマの購入申請機能を活用してみてください。