Google Pixel 2 XLのレビュー！スペックや日本で使う方法・注意点を解説！

Google Pixel 4が日本でも発売されて、Google純正のAndroidスマホということでとても注目を集めています。しかし、やはり最新機種は価格が高すぎるということで、Google Pixel 3やGoogle Pixel 2のことを調べている人もいるようです。この記事ではGoogle Pixel 2 XLの詳細についてみていきましょう。

まずは気になるPixel 2 XLのスペックを、Pixel 2、Pixel 3 XL、Pixel 4 XLとの比較でみていきましょう。
 

Google Pixel 2 XLの購入を検討している人が、まず気にしなければいけない点は、携帯電話の電波のバンドに対応しているかどうかという点です。実はGoogle Pixel 2 XLは日本でも発売されていない機種です。外国製のスマホであっても、日本で正式に発売されているものは、必ず日本の携帯電話会社のバンドに対応できるように調整されています。

しかし、Google Pixel 2 XLでの日本での利用は想定されていないので、携帯電話の電波のバンドに対応していない可能性があります。こちらでは、大手キャリアのそれぞれのバンドにGoogle Pixel 2 XLが対応できているかどうかを見ていきましょう。

ドコモ回線でPixel 2 XLを利用したい場合には、まずはLTE回線のバンド1とバンド3が利用されている都市部での利用はほぼ問題なくできます。しかし、地下や郊外で使われているプラチナバンドには非対応です。3G回線の場合には、バンド1には対応していますが、郊外や山間部で使われているバンドには対応していない可能性があります。

au回線の場合には、LTEも3G回線もほぼすべてのバンドがPixel 2 XLで利用できるバンドに対応しています。ただし、au回線の場合には、バンドが対応していても海外製の端末は利用できないことがあります。au回線をお使いで、Pixel 2 XLを購入する場合には、au回線での動作確認されているものかどうかをよく確認してから購入しましょう。

ソフトバンクとソフトバンク系列で独自の通信網を構築している格安スマホのワイモバイルの場合には、利用しているすべてのバンドがPixel 2 XLに対応しています。auのように対応しているバンドでもなぜか使えない、ということはありません。ソフトバンクとワイモバイルなら安心して全国どこでも利用できます。

Pixel 2 XLの電波の対応バンド以外の特徴はどうなのか見ていきましょう。

まず気になる点はカメラ性能です。スマホのカメラ性能もかなり上がってきて、スマホを選ぶポイントはカメラ性能だという人もいるくらいです。実際にPixel 2 XLのカメラ性能はどのくらいなのか気になります。

Androidよりも同時期に発売されたスマホであれば、iPhoneの方が良いと思っている人もいるでしょう。しかし、実は海外のカメラ性能を評価するサイトでは、iPhone XよりもPixel 2 XLの方が高く評価されています。

Pixel 2 XLのカメラはシングルカメラですが、解像度も高く多少拡大や加工には十分に耐えられるだけの画質を保てます。さすがにPixel 4のカメラ性能には劣りますが、特に最新の機能にこだわりがないということであればPixel 2 XLでも全く問題なく利用できます。

Pixel 2 XLはPixel 3やPixel 4と比べると画面が割れにくいというのも注目するべき特徴です。Pixel 3やPixel 4の画面は有機ELディスプレイはガラス素材ですが、Pixel 2 XLで採用されているPOLEDはプラスチック素材です。ガラスよりプラスチックの方が割れにくいのは当然なので、Pixel 2 XLは他のスマホと比べても割れにくいという特徴があります。

Pixel 2 XLはGoogleが作ったAndroidのためのスマホです。他のメーカーのAndroidスマホの多くは、OSにAndroidを入れていても、独自のカスタマイズが必ず入っているので、実はGoogleの思惑とはずれた機能で、Androidの使い勝手を悪くしている点がどこかあります。

しかし、Pixel 2 XLはAndroidを作っているGoogleが、最もAndroidを効率的に動かせるように作ったスマホです。全く余計な機能などが入っていないために、とても使い勝手のいいスマホになっています。

Pixel 4が発売された現在、Pixel 2 XLはGoogle Pixelの中でも2世代前の機種となってしまいました。さすがに機能性で考えればPixel 4には叶いませんし、日本での発売を前提にしているPixel 4とは違い、対応バンドの不安などもぬぐえません。

しかし、機能的にはPixel 4の最新の機能にこだわりを持たなければまだまだ十分に利用できるものです。さらに、価格面で考えると、Pixel 4 XLが現在定価が10万円以上するのに対して、Pixel 2 XLなら新品でも5万円以下で購入できます。

Google純正の使いやすいAndroidをより安い価格で利用したい、という人にはPixel 2 XLはまだまだおすすめなスマホといっていいでしょう。

Pixel 2 XLの新品を日本で手に入れるためにはどうしたらいいのかを見ていきましょう。

Pixel 2 XLは今でも十分に利用できるスマホですが、実は日本では発売されていない端末であるという問題点があります。Pixel 3から日本でも販売されて、大手キャリアの回線を選ぶことなく利用できるようになりました。

しかし、Pixel 2 XLは日本では発売されていないので、基本的にドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアを始めとする格安SIMも含めた携帯電話会社では扱いがありません。日本国内では手に入れるのが可なり難しいスマホなのです。

技適マークというのは、上記の画像のマークですが、電波を国内で利用する機器は必ず総務省に申請して取得しなければいけないものです。携帯電話やスマホ以外でも、Bluetooth機器なども全て技適マークがないと日本での販売や利用はできません。

Google PixelシリーズはPixel 3からはちゃんと技適マークを取得して日本でも利用できるようになっていますが、Pixel 2 XLは基本的に日本での利用を想定していないので、技適マークは取得できていません。取り締まりに合うことはないと思われますが、Pixel 2 XLの利用は法律違反になるということは頭に入れておく必要があります。

それでもPixel 2 XLをどうしでも購入したいと思ったら、基本的に海外から輸入するしか方法はありません。ここからはPixel 2 XLを入れる方法について具体的に見ていきましょう。

海外には個人輸入を代行してくれるサービスがいろいろとあります。そちらのサービスに申し込んで、海外のサイトで代わりに購入してもらい個人輸入をする方法があります。個人輸入の代行手数料や関税だけで済み、中間マージンがほぼ必要ないので、他の方法よりも安く手に入れられます。

日本人を対象とした代行業者も多いので、自分で商品ページさえ見つけられれば、後は日本語でやり取りができるというのもおすすめポイントです。ただし、手元に届くまでに時間がかかることがある点には注意しましょう。

アメリカや香港などの通販サイトの中には、日本への発送にも対応しているサイトがあります。そういったサイトでPixel 2 XLを見つけて発送してもらうという方法もあります。日本語に対応しているサイトもあり、購入すればすぐに発送してもらえるので時間もそれほどかかりません。

ただし、出品されているものは転売品が多く、特に高額なスマホには多額のマージンが上乗せされている可能性があります。価格が多少高くなっても構わないという人にはおすすめです。

日本のAmazonやYahoo!ショッピング、ヤフオク!などで探すと並行輸入品でPixel 2 XLの新品を見つけることもできます。

日本のサイトなら海外とやり取りする必要はなく、安心して購入できます。しかし、基本的に注文を受けてから海外から取り寄せになるので、時間がかかります。また転売業者なので中間マージンが可なり上乗せされていて、価格が高くなる点がデメリットです。

Amazonなどの通販サイト以外にも、Pixel 2 XLを直輸入して販売しているお店もあるので、そういったお店で購入するのも1つの方法でしょう。通販とは違い、実際に店舗を構えているお店が多いので、実物を見てから購入を決められると言うメリットがあります。

ただし、こちらも中間マージンをかなり上乗せしていることがほとんどです。だいたい定価の3分の1ほどの上乗せをしていることもあるので、かなり高額になってしまいます。

Pixel 2 XLを実際に使ってみた人のレビューを見ていきましょう。

「Pixel 2 XLでは、音は画面の下にあるスピーカーから鳴るのですが、かなり音質がいいのが特徴です。Pixel 2 XLにイヤホン端子はないのでBluetooth接続できるものを用意する必要があります。画面の美しさは言われているほど悪くはありません。ただ、少し使っているとPixel 2 XLは焼き付けが起きやすいという点だけが気がかりです。」

「Pixel 2 XLの画面は正面からなら問題なく見れるが、少しでも横から見ようとすると見えなくなる。のぞき込み防止には良いが、誰かと一緒に画面を見る、ということにはPixel 2 XLは向いていない。握って起動する機能がPixel 2 XLの特徴だが、Googleアシスタントしか起動できない点は面白くない。カスタマイズできるようにしてほしい」

この記事ではPixel 2 XLについて詳しく見てきました。Pixel 4 XLが10万円以上する中で、新品でも5万円以下で買えるPixel 2 XLはコスパ的には惹かれるという人も多いことでしょう。しかし、やはりPixel 2 XLは日本で発売されていない、法律違反になる機種だという点が気がかりです。

Pixel 2 XLはコスパだけで考えずに、自分が使っている携帯電話会社のバンドに対応できているのか、といったことも含めてしっかりと検討した上で購入するようにしましょう。