PayPayはYahoo! JAPANカードで還元率3％！メリットや常時4％にアップする方法を解説

2018年末の20％還元キャンペーン以来、高還元率のキャンペーンを次々と打ち出して猛スピードで普及を続けるPayPay（ペイペイ）は、SoftBank・Yahoo! Japan系列とあってYahoo! JAPANカードと組み合わせると非常にお得な仕組みに仕上がっています。というより、PayPayではYahoo! JAPANカード以外を組み合わせると損をする、とさえ言えます。

消費税が引き上げられる前日の2019年9月末日までは、PayPayは基本3％還元な上に、Yahoo! JAPANカードを組み合わせることで＋1％の合計4％のポイント還元が受けられるのです。本記事では、このPayPayとYahoo! JAPANカードの組み合わせについて詳しく説明しますが、まずはPayPayについての基本知識をお教えします。

冒頭でもちょっとお伝えしましたが、PayPay（ペイペイ）はSoftBankとYahoo! JAPANによって設立された、スマホ決済サービスの会社です。

PayPayは、スマホにPayPayアプリをインストールし、画面に表示されたQR・バーコードをレジで読み取ってもらったり、逆にお店のQRコードを読み取ったりして、銀行口座や現金、Yahoo! JAPANカードからチャージしたPayPay残高や、PayPayアプリから呼びだしたクレジットカードを使って決済します。

PayPayは、タッチ一発で支払いが済む電子マネーに比べると少々手間がかかりますが、最低お店に専用のQRコードを置くだけでキャッシュレスでの支払いが可能になるため、お店の負担が少なく、これまで電子マネーやクレジットカードに縁のなかったお店にもどんどん普及しているサービスです。

PayPay（ペイペイ）の基本還元率は、200円につき1ポイントの0.5％です。ただし、ややこしいのですが、どういう支払い方法を採るかによって還元率は大きく変化します。先にも記したようにPayPayはSoftBank・Yahoo! JAPAN系列ですから、Yahoo! JAPANのユーザーやSoftBankの携帯ユーザーにメリットが大きい仕組みになっています。

PayPay（ペイペイ）を利用すると、PayPayでの支払いによるPAYPAYボーナスのポイント還元のほかに、PayPay経由で利用したクレジットカードのポイントも獲得できます。たとえばリクルートカードのような還元率1.2％のクレジットカードと組み合わせると、PayPayの0.5%との二重取りで1.7%の還元率が得られます。

先にPayPay（ペイペイ）の基本還元率が0.5％であるとお伝えしました。なぜ「基本」と付けたかと言えば、支払い方法がチャージされたPayPay残高か、Yahoo! JAPANカードか、それ以外のクレジットカードかによってPayPayの還元率が変わるからです。

PayPay（ぺいぺい）での支払い方法は、
 

1. PayPay残高払い（PayPayにチャージされた残高を使う）
2. Yahoo!マネー払い（2019年10月1日から利用不可）
3. クレジットカード払い
   1. Yahoo! JAPANカード
   2. それ以外のクレジットカード

さて、PayPay（ペイペイ）についての基礎知識をお伝えしたところで、今度はPayPayにYahoo! JAPANカードを組み合わせるメリットを説明します。

前章でお伝えしたように、PayPay（ペイペイ）でYahoo! JAPANカード払いをするだけで3％還元と、ほかのクレジットカードの0.5％の6倍ものポイント還元が得られます。これだけでもPayPayの利用の際には、Yahoo! JAPANカードを利用しないと損だとわかりますが、Yahoo! JAPANカードとPayPayを組み合わせるメリットはこれだけではありません。

PayPay残高へのチャージ元にYahoo! JAPANカードを指定すれば、PayPay残高からの支払いの3％のポイント還元と、PayPay残高へのチャージによるYahoo! JAPANカードの1％のポイント還元の、合計4％の高還元率が得られるのです。

Yahoo! JAPANカードでは、2019年9月現在100円の支払いごとに1ポイントのTポイントが還元されます。これはPayPay（ペイペイ）へのチャージでももらえます。ただ、現在Yahoo! JAPANは期間限定TポイントからPayPayボーナスライトへの移行を進めており、遠からず還元されるポイントはTポイントからPayPayボーナスに変更されると思われます。

Yahoo! JAPANカードでPayPay（ペイペイ）残高にチャージしたところで、今度はそのPayPay残高を使って支払いを行います。こちらはPayPay残高からの支払いですから、3％のポイントがPayPayボーナスという形で還元されます。そのため、2019年9月現在、PayPayボーナスとTポイントを合わせて4％還元となります。

ただし、前項でも触れたようにYahoo! JAPANカードでもらえるポイントは、いずれTポイントからPayPayボーナスに切り替わると思われるので、こうした別のポイントで合算する、というややこしい事態はもうしばらくで解消されるとみていいでしょう。ただし、その時点で合計還元率が4％になるかどうかは定かではありません。

それでは、Yahoo! JAPANカードとPayPay（ペイペイ）の合計4％ものポイントは、いったいいつ手に入るのかについて説明します。

4％のポイントのうち、まずYahoo! JAPANカードのチャージによる1％のTポイントは、ほかのYahoo! JAPANカードで利用したクレジット決済の金額と合わせて、翌月15日前後に付与されます。

一方、4％のポイントのうちのPayPay（ペイペイ）で利用した分の3％のPayPayボーナスは、ほかのPayPayボーナスと合わせて、翌月20日前後に付与されます。

Yahoo! JAPANカードと組み合わせることで4％もの高還元率を誇るPayPay（ペイペイ）ですが、残念なことにいくつかデメリットとも言える点があります。

PayPay（ペイペイ）のデメリットのひとつは、還元されるポイントの付与に上限があることです。この上限を超えてしまうと、いくらPayPayを使ってもポイントは還元されなくなります。

PayPay（ペイペイ）での、1回の支払いでのPayPayボーナス付与上限は15,000円相当です。これは3％の還元であれば50万円、0.5%の還元だと300万円の支払いに相当します。もっとも、PayPay残高による支払い上限が過去24時間で50万円なので、元々これ以上のポイントは還元されようがなく、デメリットと言えるかどうかは微妙なラインです。

前項同様、1か月でのPayPay（ペイペイ）ボーナスの付与上限は30,000円相当です。これは3％の還元であれば100万円、0.5%だと600万円の支払いに相当します。PayPay残高による過去30日の支払い上限が200万円ですので、この上限に引っ掛かってポイント還元なしのPayPay残高払いをしてしまう可能性はゼロではありません。

とはいえ、こちらもこれがデメリットになるほどPayPayを使い込む人はほとんどいないと考えていいでしょう。

もうひとつのデメリットは、PayPay（ペイペイ）の3％還元とYahoo! JAPANカードの1％還元の合計4％還元が受けられるのが2019年9月末日までということです。10月1日からはPayPay残高とYahoo! JAPANカードの支払いによる還元率は、3％から1.5％へと半減します。

また、それに伴って、前節でお伝えしたPayPayボーナスの付与上限も半減してしまいます。ただし、還元率が半減して、付与上限も半減するのですから、PayPayボーナスが付与される支払い上限は変わらないということになります。

とはいうものの、還元率が半減してもPayPayの1.5％＋Yahoo! JAPANカードチャージの1％の合計2.5％の還元率は、通常のクレジットカードの還元率0.5〜1%と比べると2.5〜5倍にも達する還元率です。10月以降もPayPay＋Yahoo! JAPANカードの組み合わせは最強であることは間違いなしです。

さて、ここまでPayPay（ペイペイ）とYahoo! JAPANカードを組み合わせて、高還元率のポイント獲得を狙う方法をお伝えしてきました。しかし、いくらこのふたつの組み合わせが強力であっても、PayPayを使う場所がなければポイントの貯めようがありません。

また、メインカードがYahoo! JAPANカードではないことから、なるべくならほかのクレジットカードを利用できないかと考える読者もおいででしょう。そこで、このふたつの視点からもPayPayを見つめなおして見ます。

PayPay（ペイペイ）は、日々加盟店が増えています。しかも、大きなチェーン店のみならず、QR・バーコード決済による設備投資の少なさを利用して、個人経営の商店や飲食店、各種サービスなどにもどんどん食い込んでいます。PayPayアプリの「近くのお店」をタップすると、身近なお店が意外に多くPayPay加盟店になっていて驚くはずです。

多くの人が気になるであろうPayPay（ペイペイ）のコンビニへの対応ですが、2019年9月現在、コンビニの店舗数が多い順にセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、セイコーマート、ローソンストア100、ポプラ、ナチュラルローソンの8つのコンビニチェーンが加盟しています。

これは上位10のコンビニの内の7つを占めており、最悪最も近いコンビニでは使えなくともその次に近いコンビニであれば使えると思っていいでしょう。

また、PayPay（ペイペイ）は家電量販店にも浸透しており、売り上げランキング順にヤマダ電機、ビックカメラ、エディオン、ケーズデンキ、上新電機、コジマ、PCデポなどが加盟しています。残念ながら、ヨドバシカメラ、ノジマ、カメラのキタムラといった辺りでは利用できませんが、現状でもPayPayが使えなくて困ることはほとんどないでしょう。

PayPay（ペイペイ）は、Yahoo! JAPANカードと組み合わせるのが最高であることは、もう何度も繰り返してきました。それではPayPayに、Yahoo! JAPANカード以外のクレジットカードを組み合わせるとどうなるかが気になりますが、これはお話になりません。

まず、Yahoo! JAPANカード以外のクレジットカードではPayPay残高へのチャージができません。そのため、PayPay残高払いによる3％還元を獲得できず、クレジット決済の0.5％が還元されるのみです。確かにクレジットカード自身のポイント還元は受けられますから、それと合わせれば1〜1.7％の還元が期待できます。

しかし、それならば銀行口座からPayPay残高にチャージして3％のポイント還元を狙ったほうがマシです。おまけに10月1日からはこの0.5％の還元すら0％になります。したがって、Yahoo! JAPANカード以外のクレジットカードをPayPayと組み合わせるのは止めるべきだと断言できます。

2019年9月末日までは、PayPay（ペイペイ）にYahoo! JAPANカードでチャージすることで、合計4％の高還元率でポイントを獲得できます。ほかのクレジットカードとPayPayの組み合わせでは、こうした高還元率は得られません。残り少ない期間ですが、本記事を参考にポイントを集めまくってください。

そして10月1日以降も、還元率は下がるものの2.5％のポイント還元を確実に獲得していってください。