2020年04月13日更新
モバイルSuicaが使えない・反応しないときの原因と対処法を紹介!
モバイルSuicaを駅の改札にタッチしても、反応しなくて使えないことがあります。また、お店の端末にタッチしても、支払いができないこともあります。モバイルSuicaが使えない場合の原因は何なのか、この記事で対処法と合わせてお伝えします。
目次
モバイルSuicaが使えないエラーの原因と対処法
モバイルSuicaでは、スマホをSuicaとして利用できます。スマホにモバイルSuicaを設定しておけば、電車に乗ったり、支払いの際にスマホをかざすだけで、電子マネーとして利用できてとても便利です。
本当に便利なモバイルSuicaですが、時々モバイルSuicaが反応せず、決済できない状態で使えないことがあります。この記事では、モバイルSuicaで決済できない、使えない状態になった場合の原因と対処法を解説します。
まずは、iPhoneでもAndroidでも共通して起こる原因と、対処法です。
スマホのバッテリー
モバイルSuicaは、スマホのシステムを利用しているため、スマホのバッテリーが切れると利用できません。iPhoneでもAndroidでも、モバイルSuicaが使えない場合は、まずスマホのバッテリーを確認しましょう。
モバイルバッテリーを持ち歩こう!
駅の改札の中でバッテリー切れを起こしてしまうと、充電しない限り、モバイルSuicaで改札の中に入場した情報をもとに出られません。
入場した記録はスマホが電池切れしても消えないため、少しでも充電して電源が入れば、改札から出られます。万が一バッテリー切れを起こしてもいいように、十分に充電したモバイルバッテリーを常に持ち歩きましょう。
モバイルバッテリーを持っておらず、電池切れを起こしてしまった場合は、モバイルSuicaの情報では改札から出られません。駅員に申し出て、現金で精算しましょう。後日、充電したスマホを持って駅の窓口で申し出れば、モバイルSuicaで入場した記録は消去してもらえます。ただし、モバイルSuicaの残高や定期券での精算はできません。
SIMが挿入されていない・認識されていない
例えば、古いスマホのモバイルSuicaの残高を使い切ってしまいたい場合に、SIMカードを抜いたスマホで使いたい方います。実は、モバイルSuicaはSIMカードが入っていないスマホでは利用できないため、注意しましょう。iPhoneでもAndroidでも、必ずSIMカードを入れた状態でモバイルSuicaを利用します。
使っていないSIMカードでも入っていればOK
ただし、モバイルSuicaを利用する上で、そのスマホのSIMカードの正しい情報が必要なわけではありません。今は使っていない、古いSIMカードでも入っていれば構いません。スマホに入れられるSIMカードがある場合は、そのSIMカードを入れて使ってみましょう。
SIMカードが認識されているか確認
ちゃんとSIMカードが入っているはずなのに、モバイルSuicaで精算できない場合は、SIMカードがスマホに認識されているか確認してみましょう。SIMカードが正しく挿入されていても、強い振動などが原因で、認識されないことがあります。SIMカードを認識できなければ、モバイルSuicaも使えません。
SIMカードをスマホが認識していない場合は、電話やモバイルデータ通信も使えないはずです。SIMカードの機能が正しく使えているか、確認してみましょう。SIMカードが認識されていない場合は、カードスロットルから抜き差ししてみると改善します。
アプリやOSが最新バージョンではない
モバイルSuicaは、iPhoneならWalletアプリ・Apple Payで、AndroidであればGoogle Pay・モバイルSuicaアプリで利用します。iPhoneのWalletアプリや、AndroidのGoogle Payアプリ、モバイルSuicaアプリや、OSのアップデートを怠ったことで利用できなくなる可能性があります。
セキュリティ上の問題からも常に最新バージョンにしておこう
アプリやOSのバージョンが最新ではないからといって、必ず利用できない訳ではありません。しかし、全てのOSやアプリのバージョンに対応し続けるわけにはいかないため、ある程度古くなったバージョンのアプリやOSは、利用できなくなります。
アプリやOSのバージョンアップには、セキュリティ上の問題点の改善も含まれます。あなたの大切なスマホやチャージしてある金銭を守るためにも、常にアプリやOSは最新バージョンにアップデートしておきましょう。
スマホが壊れている
モバイルSuicaが使えない原因が、スマホの故障の可能性もあります。画面の割れ程度であれば問題なく使える事が多いですが、内部の機械系統の故障や、決済用チップのFelicaの故障の場合は、モバイルSuicaは利用できなくなってしまいます。
修理に出そう!
故障が原因でモバイルSuicaが使えない場合は、スマホを直すしかありません。早急に修理に出しましょう。
自動改札機やサーバー側の問題
駅の改札やお店側の端末の不具合が原因で、モバイルSuicaが使えない、精算できない場合もあります。
駅やお店からの案内に従おう!
駅やお店側に原因がある場合は、何らかの案内がアナウンスされるはずです。その指示に従って行動しましょう。モバイルSuicaのユーザー側ではなく、駅やお店側の問題で利用できない場合は、後日返金などの対処をしてもらえるはずです。駅の窓口などで確認しましょう。
Felicaチップの位置をタッチしていない
モバイルSuicaをiPhoneやAndroidで利用できるのは、iPhoneやAndroidスマホにFelicaという電子マネー用チップが、内蔵されているためです。自分ではスマホをタッチしているつもりでも、Felicaチップの場所を正確にタッチしていないと、モバイルSuicaの精算ができない場合があります。
チップが内蔵されている位置を要確認
Felicaチップがスマホのどこに内蔵されているのか、位置を確認しておきましょう。iPhoneでは、カメラのレンズの真横あたりにあります。iPhoneは下部(ホームボタン側)ではなく、上部をタッチするようにしましょう。
Androidは、機種によってFelicaの位置が異なります。機種変更を行ったあとは、どの辺が反応しやすいか、少し試してみましょう。
モバイルSuicaが使えない・反応しない原因と対処法【iPhoneでの問題】
AndroidスマホでモバイルSuicaが使えない原因は、上記の通りです。しかし、iPhoneにはiPhone独自の原因もあります。こちらではiPhoneだから起こる原因と、その対処法を解説します。
iCloudからログアウトしていないか
iPhoneでのモバイルSuicaは、Apple Payに記録された残高で精算します。Apple Payの残高は、iCloudに記録されています。そのため、iCloudからログアウトしてしまうと、同じiPhoneを利用していてもモバイルSuicaが利用できなくなります。
ログアウト後は再度登録が必要
いったんログアウトしたiCloudに、再ログインしても、すぐにはモバイルSuicaを利用できません。iCloudにログインしても、以前、Apple Payに登録していたクレジットカード情報やSuicaの情報は、復元しません。0からSuicaの情報を登録し直す必要があります。
長期間使わない期間がなかったか?
モバイルSuicaを最後に利用してから、しばらく期間が空いてしまうと、利用できなくなる場合があります。どのくらいの期間空いてしまうと利用できなくなるのかは、明確にはわかっていません。しかし、数カ月単位でモバイルSuicaを利用しなかった場合は、使えなくなってしまう可能性があるため注意しましょう。
長期間情報更新できないと使えなくなる
長期間利用しないことでモバイルSuicaを利用できなくなる原因は、利用しない期間の情報を上書きできないためです。新しいデータが上書きされていない状態で、古いデータを利用しようとすると、エラーが出て使えなくなってしまいます。
JRへ問い合わせる
この場合は、JRに問い合わせてみましょう。JRの方で強制的に情報を上書きすることで、また使えるようになります。Apple社では対応できないようなので、長期間利用しなかったことが原因だと考えられる場合は、JRへ問い合わせてみましょう。
モバイルSuicaが使えないときには原因を見つけよう!
この記事では、モバイルいSuicaが使えない場合の原因と対処法を解説しました。特に改札に入ってしまったのに、出るときに使えないと、本当に焦ってしまいます。しかし、モバイルSuicaが使えない理由は、必ず原因があります。
くれぐれもバッテリー切れだけは起こさないように、常にモバイルバッテリーを持ち歩く等の防衛策も考えて行動しましょう。