2019年09月19日更新
PayPay(ペイペイ)の不正利用問題の対応は?セキュリティの設定方法を解説!
PayPay(ペイペイ)での不正利用問題への対応についての特集です。PayPay(ペイペイ)で不正利用問題にどのような対応をしているのかということと、セキュリティ関連の設定・修正方法なども紹介します。クレジットカードなど不正利用を防ぎましょう。
目次
- 1PayPay(ペイペイ)問題の不正利用とは?
- ・PayPay不正利用問題は2018年末に起きた
- ・PayPay問題の原因はクレカのセキュリティコードの認証方法
- 2PayPay(ペイペイ)問題で対策された内容
- ・クレジットカード登録の回数入力制限
- ・本人認証(3Dセキュア対応)の導入
- ・クレジットカード決済額の上限設定
- 3PayPayをユーザーが安全に利用する方法は?
- ・スマホのセキュリティ設定は確実に実施する
- ・コンビニから現金チャージでPayPayを利用する
- ・【プライバシーポリシー】をよく確認する
- 4万が一PayPayで不正利用されたときは
- ・不正利用された場合の補償はある
- ・不正利用された場合はカード会社に連絡を
- 5PayPay問題のセキュリティ対策は確認しておこう
PayPay(ペイペイ)問題の不正利用とは?
今回はPayPay(ペイペイ)での不正利用問題に関して解説を進めていきます。キャッシュレス決済サービスは最近では様々な種類のものが誕生しています。PayPay(ペイペイ)もそれらのサービスの1つとして展開されていますが、どうしても切り離せないのが不正利用などセキュリティに関する問題です。もちろんPayPayに限った話ではありません。
キャッシュレス決済サービスのリスクとしての不正利用問題で今回はPayPayに焦点を当てて説明をしていきます。これからPayPayを始めたいけれどもセキュリティ面のことで悩んでいる方や不正利用問題が心配でなかなかクレジットカードなどを登録して使えない方など、現時点で不安に感じている方は、こちらを参考に導入を検討してみてください。
PayPay不正利用問題は2018年末に起きた
最近の不正利用問題といえばセブンイレブンがかつて導入していたセブンペイでの不正利用問題が大きくニュースで取り上げられました。実は、PayPayでも過去に不正利用問題は発生していました。前から使ってきた方は覚えていますが、PayPayについては初めての方もいますので簡単に不正利用問題のことについて補足して説明しておきます。
2018年末に発生したPayPayの不正利用問題では、ユーザーが決済などのために登録しているクレジットカードを不正利用されるということが多発しました。これによりクレジットカードに意図しない請求が来るなどトラブルが報告されました。クレジットカードの明細を確認していると、買ってもいない商品の代金が加算されているといったケースです。
PayPay問題の原因はクレカのセキュリティコードの認証方法
ではPayPayでなぜこのようなセキュリティ問題が発生してしまったのかということについても簡単に説明しておきます。原因となるのがクレジットカードのセキュリティコードの認証方法でした。入力ミスで画面がロックされる仕組みが導入されておらず、いわゆる片っ端から入力(ブルートフォースアタック)ができる状態になっていたことが原因です。
PayPay(ペイペイ)問題で対策された内容
ここまでPayPayでかつて発生した不正利用問題について解説してきました。クレジットカードや銀行口座は今まで以上に情報の流出リスクが高くなりました。もちろんPayPayだけではなく、他にあるすべてのキャッシュレス決済サービスでこの問題については、セキュリティの修正に関して注意をする必要があると認識させられるものでした。
ここからは、PayPayでの不正利用問題にて修正対策された内容について説明していきます。不正利用問題は当該ユーザーにとっては非常に痛いものではありましたが、これによってセキュリティの状態を見直して修正するということにつながったのも事実です。PayPayでは以下のような項目を中心にセキュリティを向上させました。覚えておいてください。
クレジットカード登録の回数入力制限
PayPayで修正対策された箇所として最初に紹介するのがクレジットカード登録の回数に制限(入力制限)を設定したことです。クレジットカードを登録する場合にはミスの回数に入力制限をかけることで不正利用を防ぐ効果はあります。現時点でクレジットカードを登録する際に入力ミスは3回までとなります。ミスを続けると機能がロックされてしまいます。
本人認証(3Dセキュア対応)の導入
PayPayで修正対策された箇所として次に紹介するのが本人認証の導入です。PayPayでは3Dセキュアとよばれる本人認証システムを導入しています。本人認証をすることで他人からの不正利用を未然に防ごうというものです。本人認証を済ませると、PayPayでの利用可能金額の上限がアップするという仕組みになっています。
クレジットカード決済額の上限設定
PayPayで不正利用を防ぐために修正対策された箇所として最後に紹介するのが、クレジットカード決済額の上限です。利用金額に上限があれば、万が一不正利用されたとしても一定の金額でストップします。入力制限をした上で、さらに不正利用された場合のことも想定して利用金額の上限を設定していますので以前よりもはるかに安全になりました。
PayPayをユーザーが安全に利用する方法は?
PayPayの不正利用問題への修正対策を3種類紹介してきました。クレジットカード情報の入力制限、本人認証の導入、そしてクレジットカード利用額の上限という3つのセキュリティ設定をいたことで、今までよりもPayPayが不正利用されるリスクが比較的少なくなりました。ここからはPayPayをユーザーが安全に利用する方法について解説していきます。
スマホのセキュリティ設定は確実に実施する
PayPayなどのキャッシュレス決済サービスでは安全なセキュリティ対策がなされているからと言って自分でセキュリティに関する対策は何もしないというのは好ましくありません。まずは紛失した時の不正利用をなくすためにスマホの画面ロックを徹底することなどあらかじめ行いましょう。最近のスマホでは色々なセキュリティ設定があります。
コンビニから現金チャージでPayPayを利用する
クレジットカードでは入力制限や利用限度額の上限が設定されているということでしたが、どうしても心配だという方は現金を使ってチャージするという方法でPayPayを使うという手段もあります。クレジットカードや銀行口座よりは手間になってしまう方法ですが、コンビニのATMなどを使って好きな金額を現金チャージすることが可能です。
【プライバシーポリシー】をよく確認する
また、PayPayのプライバシーポリシーをよく読んでおくことも重要です。キャッシュレス決済サービスをはじめ、クレジットカードや銀行口座などの重要な情報を管理しているサービスでは、自分の個人情報がどのように管理、利用されるのかということを知っておきましょう。長文で読み飛ばしてしまいがちですが、意外に大切なプロセスです。
万が一PayPayで不正利用されたときは
PayPayで不正利用対策がされている中で、自分でもできるセキュリティ対策を行っておくことは重要だということを説明しました。ここからは、セキュリティ対策をしていても万が一PayPayで不正利用されてしまった場合のことについて解説していきます。本人確認をしている場合でも、いざという時のために知識として覚えておいてください。
不正利用された場合の補償はある
PayPayで万が一不正利用されてしまった場合でも安心してください。PayPayでは不正利用の際に補償があります。クレジットカードなどに意図しない請求が来た場合などは申請してください。PayPay側で不正利用が認められればその金額が補償されるような仕組みになっています。個人情報を意図的に流出させた場合は補償の対象外です。
不正利用された場合はカード会社に連絡を
PayPayではクレジットカード情報の入力制限や、本人認証システムが導入されている場合でも過信せずに自分でもできる対策をしておきましょう。不正利用された場合には、補償はありますがクレジットカード会社にもすぐに連絡をしておきましょう。多発してしまう場合にはクレジットカード会社にとっても不正利用情報は役立ちます。
PayPay問題のセキュリティ対策は確認しておこう
PayPayでの不正利用問題とそれへの対応について解説してきました。不正利用を防ぐために、クレジットカード情報の入力制限、本人認証システム、そして利用限度額上限といったセキュリティ対策がなされています。これらに加えて自分でもスマホでできるセキュリティ対策は必ずしておくことをおすすめします。安心してPayPayを使えるようにしましょう。