PayPayのクレジットカード本人認証(3Dセキュア)の設定方法とできない時の対処法を解説
PayPayのクレジットカードで本人認証を設定する方法やできない時の対処法を解説します。PayPayで本人認証をすることで決済金額の上限を上げられるので、まだ本人認証をしたことがなく未認証のままになっている方や本人認証ができないという方は参考にしてください。
目次
- 1PayPayの本人認証(3Dセキュア)とは?
- ・アプリバージョン1.7.0から本人認証サービスに対応
- ・事前にクレジットカード会社でパスワードの登録が必要
- ・PayPayで本人認証(3Dセキュア)するとできること
- 2【PayPay登録可能クレジットカード別】本人認証設定方法
- ・本人認証(3Dセキュア)はVisa・Mastercard・JCBで可能
- ・Yahoo!JAPANカード(ヤフーカード)の場合
- ・ソフトバンクカードの場合
- ・楽天カードの場合
- ・三井住友VISAカード・三井住友Mastercardの場合
- ・エポスカードの場合
- ・セブンカード・プラスの場合
- ・イオンカードの場合
- ・セゾンカードの場合
- ・ビューカードの場合
- ・オリコカードの場合
- 3PayPayアプリ側の本人認証設定方法
- ・クレカ選択で(本人確認していません)のタップ
- ・パスワードを間違うと再度申し込みまで時間がかかる
- 4PayPayで本人認証時にエラーの対処法
- ・(本人認証に失敗しました)の表示ならエラー
- ・アプリをver1.7.0以降にアップデートしてみる
- ・クレジットカード側で本人認証設定がオンになっていない
- ・登録のクレジットカード会社によって設定方法は違う
- 5それでも本人認証ができない場合は
- ・クレジットカード会社に問い合わせを
- 6PayPayで本人認証(3Dセキュア)を設定しておこう
PayPayの本人認証(3Dセキュア)とは?
PayPayで本人認証サービスが導入され、より安全にPayPay決済を使えるようになりましたが、そもそも「本人認証(3Dセキュア)」がどういったシステムであるか、よく分からないという人も多いのではないでしょうか。
本人認証・3Dセキュアとは、クレジットカードの国際ブランドである「VISA(ビザ)」「JCB」「Mastercard(マスターカード)」の会社が、クレジットカードをより安全に利用するために導入しているシステムのことです。
カードの名義人・所有者本人によって決済が行われているかどうかをパスワードの入力によって確認することで、盗難・紛失のトラブルによる不正利用の被害リスクを下げられるようになっています。
アプリバージョン1.7.0から本人認証サービスに対応
PayPayアプリのリリース当初、クレジットカードの不正利用が問題となった経緯があります。その後、より安全にPayPayを利用できるよう、アプリのバージョン1.7.0から本人認証サービスに対応し、本人認証済みのクレジットカードと未認証のクレジットカードとで、PayPay決済の上限金額がそれぞれ決定されることとなりました。
事前にクレジットカード会社でパスワードの登録が必要
本人認証(3Dセキュア)をするためには、事前に契約しているクレジットカード会社でパスワードを登録しておく必要があります。手続きの方法は、クレジットカード会社によって異なりますが、後ほど主要クレジットカード11種類をピックアップして設定方法を説明しますので、ご利用のカードをご確認の上、ぜひ参考にしてください。
PayPayで本人認証(3Dセキュア)するとできること
PayPayで本人認証すると、PayPayでのクレジットカード利用上限金額を上げることができます。
PayPayでのクレジットカード利用上限金額について
PayPayでは、過去に不正利用問題で話題になったこともあり、クレジットカードの利用上限金額が厳しめに設定されているので、本人認証して利用上限を上げることでPayPayを便利に使えるようになります。
未認証・本人認証・本人認証(青いバッジ)の状態がある
PayPayでは未認証・本人認証済み・青いバッジのついた本人認証済みの3段階で、過去24時間以内・過去30日以内に分けてクレジットカードの利用上限金額が設定されており、その上限金額はクレジットカードから直接決済する場合とクレジットカードからチャージする場合とでも異なります。
本人認証済カード+青いバッジ | 本人認証済カード | 未認証カード | |
過去24時間 | 25万円 | 2万円 | 5,000円 |
過去30日 | 25万円 | 5万円 | 5,000円 |
未認証のクレジットカードの場合、1ヶ月間で5,000円しかPayPayでのクレジットカード決済を利用できないようになっています。PayPayはほとんど使わないという人にとっては、未認証の限度額でもさほど問題が無いかもしれませんが、普段からPayPayを使いたいという人にはかなり少ない額となっています。
本人認証をするだけで1ヶ月の上限金額を5万円に増やすことができ、さらにPayPayから有料会員と認められた場合に付与される青いバッジがついていれば上限は25万円になります。PayPayを積極的に使いたいけれどまだ未認証という人は、手順を確認の上、本人認証をしておくことをおすすめします。
青いバッジは、PayPayから優良会員として認められたユーザーに付与される証で、対象のユーザーにはアカウントのユーザー名の右側に青いバッジが表示されますので確認してみてください。青いバッジについてその内容や付与条件など、詳しいことを知りたいという方はこちらの記事も参考にしてください。
PayPayはYahoo!JAPAN(ヤフーカード)からのチャージが簡単
PayPayはYahoo!JAPANカード(ヤフーカード)を使うと簡単にチャージが可能です。ヤフーカードは、ソフトバンクグループであるワイジェイカード株式会社が発行しているクレジットカードで、PayPayとの相性が良く、ポイント面や機能面で優遇されているのでPayPayユーザーにはおすすめのカードです。
PayPayを利用するにあたって、ヤフーカードをおすすめする最大の理由は、PayPayのチャージ機能にあります。PayPayでは、基本的にクレジットカードから残高にチャージすることはできなくなっていますが、例外として、唯一ヤフーカードだけは、チャージ機能を使えます。
なお、ヤフーカードを使ってPayPayの残高にチャージして利用する場合は、必ず本人認証が必要です。ヤフーカードであっても、未認証のままになっている場合は利用できませんので注意してください。
PayPayのヘビーユーザーだけれど、今はヤフーカードを持っていないという人はヤフーカードの発行を検討してみるのも良いかもしれません。
【PayPay登録可能クレジットカード別】本人認証設定方法
ここからは、PayPayに登録可能なクレジットカードの種類ごとに、本人認証設定方法を解説していきますので、本人認証設定をする際には参考にしてください。
本人認証(3Dセキュア)はVisa・Mastercard・JCBで可能
本人認証(3Dセキュア)のシステムはVisa・Mastercard・JCBで利用することが可能です。
Yahoo!JAPANカード(ヤフーカード)の場合
PayPayではJCBブランドのクレジットカードを登録できないようになっていますが、Yahoo!JAPANカード(ヤフーカード)であれば、VISA、Mastercardはもちろん、JCBであっても登録できます。
本人認証は、「Yahoo!JAPANカード会員サービスメニュー」の「本人認証サービスの登録・停止」から手続きができます。ヤフーカードで本人認証をしておくのが、PayPayで1番お得で便利な使い方だと言えるので、お持ちの方でまだ未認証の方は、是非本人認証をしておきましょう。
ソフトバンクカードの場合
「My SoftBank」のカード会員さま専用ページより手続きができます。
楽天カードの場合
「楽天e-NAVI」にログイン後、メニューから「お客様情報の照会・変更」>「本人認証サービスの登録・変更」へむことで登録可能です。
三井住友VISAカード・三井住友Mastercardの場合
三井住友カードの場合、本人認証サービス(3Dセキュア)を利用する前に設定や登録をする必要はありません。三井住友カード会員専用サービスで「Vpass」で設定しているパスワードが、そのまま本人認証サービスのパスワードになります。
エポスカードの場合
「エポスNet」にログイン後、「パーソナルメッセージ」を設定することで、本人認証サービスが利用できるようになります。本人認証サービスを利用する際のパスワードは「エポスNet」のパスワードがそのまま適用されます。
セブンカード・プラスの場合
セブンカード・プラスも事前の登録・設定が不要です。本人認証サービスのパスワードは、セブンカードWEBサービスのパスワードそのまま適用されます。
イオンカードの場合
「AEON CARD 暮らしのマネーサイト」のホームから、「クレジットカード」>「カードをお持ちの方」>「安心・安全にご利用いただくために」>「本人認証サービス(3Dセキュア)」と進むことで、本人認証サービスに申し込めます。
セゾンカードの場合
セゾンNetアンサーにログインし、「クレジットカードのお手続き」>「セキュリティ関連」>「本人認証サービスのお申し込み」と進むことで、本人認証の申し込み手続きができます。
ビューカードの場合
ビューカードは、本人認証サービス(3Dセキュア)を利用するための事前設定や手続きは必要ありません。「VIEW’s NET」のパスワードが、そのまま本人認証時のパスワードになります。
オリコカードの場合
「eオリコサービス」にログインし、「各種登録・変更」>「本人認証サービス」>「カードを選択」>「パーソナルメッセージを入力」の順に進むことで、3Dセキュアの利用登録・設定をすることができます。
PayPayアプリ側の本人認証設定方法
クレジットカード会社側での、本人認証サービスへの申し込みと設定が完了したら、続いてPayPayアプリ側での本人認証を行います。
クレカ選択で(本人確認していません)のタップ
PayPayアプリを開いたら、ホーム画面で「支払い管理」をタップします。画面上に表示されているカードを横にスワイプするとカードを切り替えられるので、本人認証をしたいクレジットカードを選択します。
PayPayのクレジットカード情報では、国際ブランドとカード番号の下4桁しか表示されないので、複数枚カードを登録している方はお持ちのカード番号と照らし合わせて、お間違いないようによくご確認ください。
選択したカードの右下に表示されている「本人認証していません」>「本人認証を設定する」をタップすると、各クレジットカード会社のページに遷移するので、画面の指示に従って本人認証を進めてください。
パスワードを間違うと再度申し込みまで時間がかかる
PayPayの本人認証サービスの設定中にパスワードの入力を間違ってしまうと、一時的に制限がかかり、再度申し込みができるようになるまで時間がかかるのでご注意ください。
PayPayで本人認証時にエラーの対処法
PayPayで本人認証サービス(3Dセキュア)を利用する際、エラーで認証できない場合に考えられる原因に応じた対処方法をご説明していきます。
(本人認証に失敗しました)の表示ならエラー
PayPayアプリから本人認証の利用登録を進めていて、「本人認証に失敗しました」という表示がされて認証ができない場合は、エラーが発生していて未認証のままになっている状態です。未認証になっていると考えられる原因とその対処法を1つずつ確認していきましょう。
アプリをver1.7.0以降にアップデートしてみる
まず、考えられる原因はアプリのバージョンが古いということです。本人認証サービスが導入されたのは、アプリver1.7.0以降なのでアプリが古い状態では、そもそも本人認証の利用ができないようになっています。バージョンを確認し、アプリのバージョンが古いままになっている方は、最新のバージョンにアップデートしてください。
クレジットカード側で本人認証設定がオンになっていない
次に考えられるのは、クレジットカード側の本人認証設定がオンになっていないことで認証ができないということです。PayPayで本人認証を利用したいカードの本人認証が正しく完了しているかを再度確認するようにしましょう。
登録のクレジットカード会社によって設定方法は違う
登録のクレジットカード会社によって設定方法は異なりますので、本人認証サービスの設定についてお困りのことや分からないことがあれば、クレジットカード会社の公式ホームページで確認するか直接問い合わせするようにしましょう。
それでも本人認証ができない場合は
考えられる原因を全て確認しても、本人認証ができないということもあるかもしれません。その場合は、ご利用のクレジットカード会社またはPayPayの運営へ問い合わせてみるようにしましょう。
クレジットカード会社に問い合わせを
PayPayへの問い合わせももちろん可能ですが、本人認証サービスのエラーについては、クレジットカード側の設定などが原因となっていることが多く、PayPayに問い合わせても結局クレジットカード会社へ問い合わせるように促される可能性が高いというのが現状です。
PayPayで本人認証ができない・エラーの原因も分からないという時は、まずクレジットカード会社の方へ問い合わせることをおすすめします。
PayPayで本人認証(3Dセキュア)を設定しておこう
PayPayで本人認証(3Dセキュア)を利用することで、PayPayの利用上限金額を上げることができ、PayPayをより便利に使うことが可能になります。
また、PayPayの優良会員として認められた証の青いバッジを付与される条件の1つとも考えられているので、青いバッジを取得したいという人も、是非本人認証をしておきましょう。
PayPayでは、通常の利用でもお得にボーナスを得られますが、それ以外にもお得に買い物ができるキャンペーンをたくさん実施しています。いざという時に上限金額が原因で損することがないように、今のうちに本人認証を設定しておき、便利にお得にPayPayを使ってみてはいかがでしょうか。