2019年09月24日更新
PayPay(ペイペイ)が使えない原因と対処法を解説!設定や残高を確認しよう
2019年10月1日からのキャッシュレス消費者還元事業に向け、PayPayが普及速度を速めています。しかし、PayPayが使えないお店はまだ多く、回線やシステム障害で使えないこともあります。本記事では、こうしたPayPayが使えないときの対処法をお伝えします。
目次
- 1PayPay(ペイペイ)が使えない?基本の使い方
- ・PayPayについて
- ・チャージ方法
- ・使い方
- 2PayPay(ペイペイ)が使えない主な原因
- ・PayPayを使用したいお店でのPOSシステム障害
- ・残高が付与されていない
- ・回線の混雑によるシステム障害
- 3PayPay(ペイペイ)が使えないシステム障害以外の原因と対処法
- ・利用設定上限金額が制限されている
- ・正しく設定されていない
- ・複数のアカウントやログインが原因の場合
- 4PayPay(ペイペイ)が危険で使えない?利用時のポイント
- ・PayPayで貰ったボーナスは現金化できない
- ・解約(アカウント削除)に注意
- ・使えるお店が少ない
- ・PayPayのお問い合わせは24時間サポート
- ・PayPayのバーコードを公開しない
- 5PayPay(ペイペイ)が使えないときは設定や残高を確認しよう!
PayPay(ペイペイ)が使えない?基本の使い方
PayPay(ペイペイ)は、ソフトバンク株式会社とヤフー株式会社が合弁で立ち上げたスマートフォン決済サービスの会社の名前であり、そのサービスの名称でもあります。2018年末の一大キャンペーンで知名度を上げ、その後も毎月キャンペーンを実施して、QR・バーコード決済サービスの中でも1、2を争うほどの知名度を誇ります。
そんなPayPayですが、利用の際にときどき使えない場合があります。そうした使えない原因は、お店自体がPayPayを使えないお店だったり、PayPayのシステム障害や回線に障害があって使えなかったり、PayPay残高が足りなくて使えなかったりとさまざまです。
本記事では、こうしたPayPayが使えない場合の原因と対処法をお伝えしますが、その前にまずは本章でPayPay自体について簡単にお伝えします。
PayPayについて
先にも記したようにPayPayはソフトバンク株式会社とヤフー株式会社が合弁で出資した会社です。そのため、SoftBankのユーザーや、ヤフオク!、Yahoo!ショッピングといったYahoo! JAPANのサービスと密接にリンクしており、これらのサービスのポイントがPayPayのポイントとして還元されるようになっています。
こうしたポイントや、銀行口座やYahoo! JAPANカードでチャージしたPayPay残高で、実店舗でQR・バーコード決済したり、ネット決済したりできるのが、PayPayのサービスです。PayPayを利用するには、スマートフォンにPayPayアプリをインストールして、銀行口座やYahoo! JAPANカードを登録します。
チャージ方法
PayPayアプリに銀行口座やYahoo! JAPANカードが登録できたら、PayPay残高へチャージします。PayPay残高へチャージするには、まずPayPayを立ち上げ、ホーム画面で「チャージ」を選択します。そしてチャージしたい銀行口座かYahoo!JAPANカードを選び、100円以上の金額を入力し、「チャージする」を選択すればチャージは完了です。
PayPayが使えないときには、まずPayPay残高を確認して、残高が足りないときには必要な金額をチャージしてください。
使い方
実店舗でPayPayを使うには、スキャン支払いかコード支払いを利用します。
- スキャン支払い……お店のレジ横にあるQRコードをスキャンして、PayPayアプリユーザーが支払い金額を入力して支払う方法
- コード支払い……PayPayアプリに表示されたQR・バーコードをお店に読み取ってもらって支払いを完了するやり方
スキャン支払い
スキャン支払いを利用するには、まずPayPayを立ち上げたら中央左端の「スキャン」ボタンをタップしてQRコードの読み取り画面を立ち上げ、お店のレジ近くにあるQRコードを中央の青い正方形内に収めてスキャンします。
するとお店の名前が表示されますので、間違いがなければ支払い金額を入力し、「支払う」のボタンをタップします。すると支払いが完了し、還元されるPayPayボーナスが「おめでとうございます!」の言葉とともに表示されます。
コード支払い
コード支払いをするには、単にPayPayを立ち上げて店員に「PayPay払いで」と告げ、バーコードをレジでスキャンしてもらうだけです。ただし、お店によってはバーコードではなくQRコードの表示を求められる場合があります。その場合は画面下中央の「支払う」ボタンをタップして、QRコードを表示してスキャンしてもらってください。
PayPay(ペイペイ)が使えない主な原因
PayPay(ペイペイ)の簡単な使い方をお伝えしたところで、ここからはいよいよPayPayが使えないときの原因についてお伝えします。PayPayが使えない原因は大きく分けてふたつあります。
- PayPayのシステム側に原因がある
- PayPayのユーザー側に原因がある
このふたつのうち、本章ではPayPayのシステム側に原因があってPayPayが使えない場合について説明します。
PayPayを使用したいお店でのPOSシステム障害
正確にはPayPay自体のシステム障害ではないのですが、PayPayのQR・バーコードを読み取るお店のほうでPOSのシステム障害が起きると、PayPayのQR・バーコードも読み込めないため、PayPayが使えなくなります。またシステム障害でなくとも、2019年9月の台風のときのように、停電時にはPOSシステムが動かないため、PayPayも使えなくなります。
最近では2019年6月にローソンでPOSのシステム障害が、8月にはセブン-イレブンでもPOSのシステム障害が発生し、各種電子決済が利用できなくなりました。近ごろでは、クラウドを利用するシステムも増えており、PayPayの回線障害やシステム障害でなくとも、回線の障害やクラウド側のシステム障害などでPayPayが利用できない場合もあります。
いずれの場合も、POSのシステム障害からの回復待つしかありません。
残高が付与されていない
PayPayでは、2018年暮れの100億円キャンペーンで少なからぬ不正利用が発生しました。そのため、クレジットカードの不正利用や架空取引、不当な取引および返金によってPayPayボーナスを詐取しようとした可能性があると認められたときには、「PayPay残高付与の保留」と表示されPayPay残高が付与されません。
あなたがそうした不正行為を働いていなくても、そう怪しまれるとPayPay残高が付与されないのです。また、そうでなくてもPayPay残高をチャージしたときにモバイル回線の調子が悪いと、チャージしたはずの残高が付与されていないときもあります。いずれにせよ、誤解が解けるのを待つか、回線が回復するのを待つしかありません。
回線の混雑によるシステム障害
PayPay自体にシステム障害が発生して、PayPayが使えないときもあります。2018年暮れの100億円キャンペーンの際には、ユーザー登録やPayPay決済が爆発的に増えたため、回線が混雑してシステム障害が発生、何度もPayPayが使えなくなりました。その後PayPayは回線を増強したため、こうした回線混雑によるシステム障害はほとんど発生していません。
そのため、天災時以外はこの先回線混雑によるシステム障害を心配する必要はあまりないでしょう。ただし、回線混雑以外でもシステム障害は発生しますし、最悪の場合には、ここまで述べた複数の障害が一度に発生する可能性もあります。いずれの場合も、障害からの回復を待つしかないのが実情です。
PayPay(ペイペイ)が使えないシステム障害以外の原因と対処法
PayPay(ペイペイ)の回線混雑によるシステム障害やお店側のシステム障害以外にも、PayPayが使えなくなるときがあります。代表的な原因が、利用設定上限金額に達してしまった場合や、クレジットカードの登録がうまくいっていない場合です。
利用設定上限金額が制限されている
PayPayに限らず電子決済やクレジットカードでは利用金額が制限されています。クレジットカードの「クレジット=信用」というのは、この人にはいくらの設定上限までなら使ってもらっても大丈夫か、ということを意味します。このPayPayの利用金額が、この設定上限に達すると、その日、もしくはその月はPayPayの利用が制限されます。
なお、銀行口座からチャージしてPayPay残高で払う分には、過去24時間で50万円の上限が、過去30日で200万円の上限が設定されています。また一度に保有可能なPayPay残高は100万円に制限されています。それに対しクレジットカードの場合は、このPayPayの利用設定上限金額は、本人認証を行うことで制限を緩めることが可能です。
本人認証はVISA、MasterCard、JCBが提供する本人認証サービス(3Dセキュア)を利用します。本人認証は、この本人認証サービスにパスワードを入力するだけですが、そのためにはあらかじめ本人認証サービス用のパスワードを設定しておかなければなりません。クレジットカード発行会社で本人認証サービスを利用できるようにしておいてください。
本人認証サービス未認証
本人認証が未設定のクレジットカードをPayPay経由で支払いに使う際には、過去24時間で5,000円が上限に制限、過去30日でも5,000円が上限に制限されています。正直5,000円では使い物になりませんので、本人認証を行うか、銀行口座からの残高チャージを利用することをおすすめします。
本人認証サービス認証済み
本人認証が設定されたクレジットカードを、PayPay経由で支払いに使う際には、過去24時間で2万円が上限に制限、過去30日で5万円が上限に制限されます。これでも制限がキツいようならば、銀行口座からの残高チャージを利用するか、青いバッジがつくまでPayPayを利用して信用を高める必要があります。
青いバッジ付き
本人認証が設定されたクレジットカードで、なおかつアプリ下段右端の「アカウント」タブをタップ後に表示される表示名の横に青いバッジがついている場合には、過去24時間で25万円が上限に制限、過去30日でも25万円に上限が制限されます。
なお、この青いバッジは、PayPayが登録内容や利用状況に基づき判断して与えるもので、その判断基準は公開されていません。
正しく設定されていない
PayPayを利用するには、各種情報を正しく入力する必要があります。すでにPayPay残高にチャージできるようになっていれば、基本的に設定に間違いはないはずですが、その前の段階でつまずいているようなら、
- 携帯電話番号が正しく入力できているか?
- SMSに届いた認証コードを正しく入力できているか?
- 銀行口座を正しく登録しているか?
- クレジットカードを正しく登録しているか?
を確認してください。ひとつではなく、複数のミスを重ねている場合もありますので、よく確認してください。
複数のアカウントやログインが原因の場合
PayPayは同一のPayPayアカウントで複数の端末を利用してログインしたり、逆にひとつの端末から複数のアカウントでログインしたり、あるいは同一のクレジットカードを複数のPayPayアカウントに登録すると、そのアカウントが使えなくなります。とはいえ、普通は複数のPayPayアカウントを所有する必要はありませんから、通常は問題ありません。
これらは、PayPayの不正利用を防ぐための仕様なので、複数アカウントや複数端末の利用時には注意が必要です。今後、たとえば割り勘機能や送金機能を使ったキャンペーンが行われると、その際に複数のアカウントや端末を使って自分同士の割り勘や送金でPayPayボーナスを獲得しようという不正行為が行われる可能性があり、それらを防ぐための仕様です。
とはいえ、機種変更の際など、一時的に複数の端末で同一アカウントを使用する可能性もあります。この場合は新しい端末にPayPayアプリをダウンロードして以前の電話番号とアカウントでログインすれば大丈夫です。
PayPay(ペイペイ)が危険で使えない?利用時のポイント
PayPay(ペイペイ)には、実店舗で使えなくなる以外にも、意外な落とし穴があります。本章では、そうしたPayPayの危険ポイントを記します。
PayPayで貰ったボーナスは現金化できない
PayPayでは、PayPayでもらったPayPayボーナスやPayPayボーナスライト、それに2019年9月までにチャージしたPayPay残高であるPayPayマネーライトは現金化できません。これらのPayPay残高は、実店舗やネットでの支払いにも使用可能です。
なお、PayPayで出金できるのは、2019年10月以降にチャージされたか、送金されたPayPayマネーのみです。
解約(アカウント削除)に注意
PayPayを解約すると、そのアカウントに登録していた電話番号ではログインできなくなり、PayPay残高、PayPayに登録していたメールアドレス、氏名、クレジットカードや銀行口座の情報といったアカウント情報が削除されます。特に気をつけなければならない点としては、PayPay残高が使えなくなることが挙げられます。
なお、180日経つと新たに元の電話番号で、PayPayアカウントを新規作成できます。
使えるお店が少ない
PayPayが使えるお店はどんどん増えていますが、それでもまだまだPayPayが使えないお店は少なくありません。入り口にPayPayのシールが貼られているか、PayPayアプリの「近くのお店」に載っているかを確認して利用してください。
PayPayのお問い合わせは24時間サポート
PayPayが使えない場合は、サポートに問い合わせることができます。以下のリンクからPayPayお問い合わせフォームにアクセスして質問してもかまいませんし、24時間・365日受け付け中のPayPayカスタマサポート窓口 0120-990-634 に連絡してもかまいません。ただし、電話はかなり繋がりにくいので、その点には注意してください。
PayPayのバーコードを公開しない
PayPayを立ち上げると支払い可能なバーコードが表示されます。このバーコードは有効期限が5分しかなく、それ以降は別のバーコードが表示されます。しかし、このバーコードをSNSなどで公開すると、その5分の内にほかの人に利用されてしまうかもしれません。PayPayのバーコードは、公開しないよう気をつけてください。
PayPay(ペイペイ)が使えないときは設定や残高を確認しよう!
以上、PayPay(ペイペイ)が使えない場合の原因と対処法について説明しました。PayPayが使えない一番の原因は残高が足りないときなので、その場合はすぐにチャージするか、支払い方法をクレジットカードに切り替えてください。また、システム障害などの複数の原因が重なっている場合には、残念ながら障害から回復するのを待つしかありません。
PayPayは10月からもさまざまなキャンペーンを実施中ですので、本記事を参考にPayPayを上手に利用してください。