au解約後もau WALLETクレジットカードは使える！注意点や残高を使い切る方法を紹介！

大手携帯キャリアのauは、「au WALLET（ウォレット）ポイント」という独自ポイントサービスを展開しています。auスマホやauでんきなどの各種auサービスを利用したり、ショッピングでau PAYによるスマホ決済を行ったりすると、代金の一部がau WALLETポイントに還元されます。

貯まったau WALLETポイントは、1ポイント＝1円のレートで以下のような使い方が出来ます。
 

• au Wowma!での支払いに充てる
• データ容量やじぶん銀行残高、au PAYなどへチャージする
• au STARの厳選ギフトや他社ポイントと交換できる
• 新機種購入代金や毎月の携帯電話料金の割引に充てる

au WALLET（ウォレット）クレジットカードは、auユーザーが年会費無料で持つことが出来るクレジットカードです。

ショッピングなどで支払った代金が後日まとめて請求されるポストペイ（後払い）タイプのカードで、200円ごとに2 WALLETポイント貯まります。（15日締めで翌月10日請求、ポイント還元率は1.0％。）

入会後3か月間はポイント還元率が2倍になる特典がある他、別途申込むと「au WALLETゴールドカード」という特別サービスが付帯しているクレジットカードを取得することも可能です。（年会費は有料。）

ただし、au WALLETクレジットカードを発行するためには、申し込み後に実施される与信審査をパスしなければなりません。といってもau WALLETクレジットカードの審査は比較的緩い信販系なので、料金の滞納や多重債務などの金銭的トラブルが無ければ問題なく発行できます。

ちなみに、au WALLETクレジットカード（一般カード）とau WALLETゴールドカードを比較すると、以下の表のような違いがあります。au WALLETゴールドカードには非常に魅力的な特典が付いているため、年会費の10,000円を支払ってもすぐに元を取れます。
 

一方、au WALLET（ウォレット）プリペイドカードは、プリペイド（前払い）式の電子マネーカードです。年会費が無料の上に、審査不要ですぐに発行できます。

事前に以下のような方法でアカウントにチャージ（入金）する必要がありますが、MasterCard加盟店でほとんどクレジットカードと同じような感覚で利用することが出来ます。
 

• au WALLETスマホアプリ
• au WALLETの公式サイト
• セブン銀行ATM
• コンビニ
• auショップ
• じぶん銀行口座からオートチャージも可能

利用代金200円ごとに1 WALLETポイント貯まります。ポイント還元率はau WALLETクレジットカードの半分の0.5％ですが、au料金の支払いもポイント還元の対象になるのでカードを持っているだけでもポイントが貯まるメリットがあります。

基本使用料や通話料などの合計額1,000円ごとに10ポイント付与。ただし、auピタットプランとauフラットプランはau STAR長期優待ポイントと統合されたため、マンスリーポイントの対象外です。

他のキャリアや格安スマホに移行するために、auスマホを解約したい方もいることでしょう。

au携帯電話やauひかりは解約と共にサービスを利用できなくなりますが、auを解約してもau WALLET（ウォレット）クレジットカードを継続して利用することは可能です。どうしてもクレジットカードが必要なら、そのままau WALLETクレジットカードを持ち続けて構いません。

しかし、auを解約することによって、au WALLET（ウォレット）クレジットカードに適用されるサービスにいくつかの変化が生じます。

ユーザーにとってデメリットとなることが多いので、auの解約後もau WALLETクレジットカードを継続利用するなら以下の注意点に気を付けてください。

au WALLET（ウォレット）クレジットカードは基本的に年会費無料ですが、auを解約した後では一般カードでも1,250円（税別）の年会費がかかるようになります。家族カードを発行している場合は、こちらも一枚につき400円（税別）の年会費がかかります。

au WALLET（ウォレット）クレジットカードを使うと、200円ごとに2 WALLETポイントが還元されます。しかしau解約後は、利用額に応じたポイント付与サービスが一切なくなります。ゴールドカードのポイントボーナス特典もありません。

au WALLETクレジットカードで代金の支払いを行うことは出来ますが、クレジットカードとしての魅力は皆無になると言えるでしょう。

au解約後は、au WALLET（ウォレット）クレジットカードで貯めたau WALLETポイントが全て無効になります。たとえ何万ポイント貯めていても、一瞬で0になります。

auを解約する前にau WALLETプリペイドカードの残高にチャージしておく、あるいは買い物の決済に充てるなどして、1ポイント残らず使い切ることをおすすめします。（詳細なやり方は後述。）

auを解約した後にau WALLET（ウォレット）クレジットカードの照会を行おうとしても、現在のau IDを使って会員専用サイトにログインできない可能性があります。もしも自分のau IDが11桁の電話番号の場合は、以下の条件によって自動的に変更されたau IDを再入力してください。
 

• 変更前のau ID：09012345678
• 変更後のau ID：09012345678_20190806
• 半角アンダーバーの後ろにau回線を解約した日付を足せばOK
• パスワードは変更なし
• もしも手続き日を忘れてしまった場合は、KDDIお客さまセンター（au携帯電話から局番なし157、または一般電話から0077-7-111）に問い合わせる

auを解約するとau WALLETクレジットカードを利用するメリットがなくなるため、auの解約と同時にau WALLETクレジットカードも解約したいという方もいるはずです。

au WALLETクレジットカードを解約する際には、以下の手順と注意点をしっかり確認してください。

au WALLETクレジットカードを解約したい場合は、クレジットカードと暗証番号を用意して「KDDIフィナンシャルコールセンター」に電話をかけてください。オペレーターに解約の意思を伝えれば、解約手続きを行ってもらえます。
 

• 電話番号：03-6758-7388（通話料はユーザー負担）
• 受付時間：9時～18時（年中無休）

なお、もしもau WALLETクレジットカードで公共料金（電気代やガス代など）や新聞代などを定期的に支払っている場合は、解約前に支払方法を別のクレジットカードに変更してください。

変更手続きを行わずにau WALLETクレジットカードを解約してしまうと、料金の決済手続きが進まなくなり、未払いになってしまう可能性があります。最悪、延滞料金が発生する恐れもあるので、必ず解約前に変更手続きを完了させておきましょう。

また、au WALLETクレジットカードでキャッシングサービスやリボ払いを利用している場合、債務をすべて支払ったことを確認した後で解約手続きを行った方が無難です。

もしも完済前にクレジットカードを解約してしまうと、全ての債務残高を後日一括請求されて面倒なことになりかねません。返済が遅延すると延滞料金が発生するので、解約も計画的に行う必要があります。

au WALLETプリペイドカードもクレジットカードと同様、auを解約した後でも「WebMoneyプリペイドカード」として継続利用することが可能です。チャージしないと使えないタイプのカードなので悪用されるリスクも低く、そのまま持っていても良いでしょう。

auを解約しても、au WALLETプリペイドカードにチャージした電子マネー残高は消えません。au解約後でもショッピングに使用することが可能です。

しかしauを解約することによって、au WALLET（ウォレット）プリペイドカードに適用されるサービスにいくつかの変化が生じます。以下の注意点をしっかり確認してから使用するようにしてください。

au WALLETプリペイドカードには、カードの有効期限が刻印されています。通常であれば5年間の有効期限を迎える前に更新手続きを行うことで新しいau WALLETプリペイドカードを取得できますが、auを解約した後では更新できなくなってしまいます。

有効期限をオーバーしたau WALLETプリペイドカードは、ショッピング代金の支払い等に使用することが出来ません。したがってチャージした残高もすべて無駄になり、単なるプラスチックカードと化してしまいます。

au WALLETプリペイドカードにチャージされた残高はカードの有効期限まで使えますが、貯まっているポイントはau解約時点で全て失効します。auの解約手続きを行う前にWALLET残高にチャージするか、1ポイント残らず使い切ると良いでしょう。

au WALLETプリペイドカードで代金を支払うと、200円ごとに1 WALLETポイント貯まります。ポイント還元率は0.5%で、auの利用料金までポイント還元の対象になるメリットがあります。

しかしau解約後は、ポイント還元が一切なくなります。わざわざチャージしてまでポイント還元の無いプリペイドカードを使う価値はほぼ皆無と言えるでしょう。

auを解約した後でau WALLETプリペイドカードの残高を確認したい時は、WebMoneyの公式サイトにアクセスして照会するのが一番簡単な方法です。

以下のリンクにアクセスし、空欄にプリペイド番号（カード番号ではない！）を入力して「照会する」をクリックしてください。au WALLETプリペイドカードの残高を確認することが出来ます。

なお、以前は「WebMoneyカードケース」というアプリでもau WALLETプリペイドカードの残高を確認することが出来ましたが、2019年9月3日をもって全サービスを終了することが発表されています。

後継の「WebMoneyウォレットアプリ」は、残念ながら現時点ではau WALLETプリペイドカードの登録・残高確認に非対応となっています。

auを解約したユーザーにとって、au WALLETプリペイドカードは今後ますます扱いづらいカードになっていきそうです。

au解約後は、auの公式サイトやアプリからau WALLETプリペイドカードにチャージすることが出来なくなります。じぶん銀行・クレジットカード・ポイント等を利用したチャージは出来ません。

もしもauを解約した後にau WALLETプリペイドカードにチャージしたい時は、一部のauショップに設置してある「au SaKuTTO」という端末を操作してチャージ手続きを行ってください。
 

1. 端末の「チャージ」ボタンを押下後、バーコード読み取り部分にカード裏面のバーコードをかざす
2. チャージ受付画面になったら、チャージ金額を現金投入する
3. チャージ単位は1,000円～10,000円（1,000円単位）、15,000円、20,000円、25,000円、30,000円、35,000円、40,000円、45,000円

auを解約すると様々な特典が失せてau WALLETカードを継続利用する価値がなくなります。残高確認やチャージを行うのも非常に面倒になるため、解約前後のタイミングで早々にポイント・残高を使い切ってカードを廃棄処分した方が良いでしょう。

ここでは、au WALLETポイントを1ポイント残らず使い切る方法とその注意点について解説していきます。

auが展開しているインターネットショッピングサイトWowma!では、代金の支払い時にau WALLETポイントを1ポイントから利用することが出来ます。余っているポイントがあったら、auの解約前にWowma!で買い物して全部使い切ると良いでしょう。
 

1. 任意の商品を買い物かごに入れて「購入手続きへ」を選択する
2. 支払い方法にて「auかんたん決済×au WALLET残高（プリペイドカード）」を選択する
3. ポイントの「利用する」にチェックを入れ、利用したいポイント数を入力して「変更」を押す
4. 「auかんたん決済手続きへ」を選択して購入手続きを完了する

基本的に、代金の支払い時にau WALLETプリペイドカードと現金・クレジットカードを併用することは出来ません。

例えばau WALLETプリペイドカードに300円分の残高がある場合、500円の買い物時に300円をプリペイドカードで支払って残りの200円を現金で払う、というようなことは出来ない決まりになっています。（一部店舗では例外あり。）

したがってau WALLETプリペイドカードの残高を1円残らず使い切るためには、買う商品を先に決めて、WALLET残高が商品価格と同額になるように調節しながらチャージする必要があります。

なお、au WALLETポイントは100ポイント単位でしかau WALLETプリペイドカード残高にチャージすることが出来ません。

この方法では99ポイント以下が無駄になってしまうことが注意点として挙げられますが、それでも良ければau解約前に以下の手順を実行してau WALLETプリペイドカードの残高を使い切ると良いでしょう。
 

1. アプリや公式サイトを経由して、au WALLETポイントを可能な限りau WALLETプリペイドカード残高にチャージする
2. WebMoney提携店舗（セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなど）で購入したい商品を適当に決める
3. この時、欲しい商品の合計価格と現在のau WALLETプリペイドカード残高との差額（これを「X円」と呼ぶ）が1,000円以上になるように計算して選ぶ（コンビニチャージの金額は1,000円以上から1円単位で設定できるため）
4. 唯一1円単位で正確にチャージできるローソンに行く
5. ローソンのレジで店員に「au WALLETプリペイドカードにX円分チャージしたい」と告げる
6. au WALLETプリペイドカードをカードリーダにスライドして読み込ませる
7. レジの承認ボタンを押してX円を店頭スタッフに現金で支払う
8. 発行されたレシートに記載されているチャージ金額がX円になっているか確認する
9. 購入したい商品を持ってレジに行き、au WALLETプリペイドカードで支払いを済ませる

また、楽天市場などのインターネットショッピングサイトに会員登録している場合、決済時にau WALLETプリペイドカード残高での支払いと独自ポイント（楽天スーパーポイントなど）支払いを組み合わせることで残高をすべて使い切るという方法も可能です。

au WALLETプリペイドカードと現金・クレジットカードは通常併用できませんが、オンラインショップのポイントなら問題ありません。ネットショッピングの裏技的手法と言えるでしょう。
 

1. ショッピングサイトで任意の商品をカートに入れて決済画面に移動する
2. 支払い手段で「au WALLETプリペイドカード」を指定する
3. ポイント利用を「一部利用」に指定し、代金とWALLET残高の差額分をポイントで支払う

世界最大のショッピングモール・Amazonには、支払いに充てることが出来る「Amazonギフト券」という金券サービスがあります。一般的には友人・知人へのプレゼントとして利用するものですが、自分で自分のためにAmazonギフト券を購入しても全く問題ありません。

Amazonギフト券は1円単位で金額を指定できる上に、有効期限が購入から10年間もあるので、安心してau WALLETプリペイドカードの残高と交換できます。

まずはAmazonにログインし、以下のリンクにアクセスしてください。「1円単位で金額を入力」と書かれた空欄にau WALLETプリペイドカードの残高と同じ金額を記入して、「次へ」をクリックしましょう。

「ご登録のクレジットカード」にau WALLETプリペイドカードを追加し、支払方法として選択してください。なお、au WALLETプリペイドカードはクレジットカードではありませんが、MasterCardブランドとして決済に利用することが可能です。

「次に進む」をクリックして決済が完了すれば、au WALLETプリペイドカードの残高が全てAmazonギフト券に換金されたことになります。

購入したAmazonギフト券は自動的に自分のアカウントにチャージされ、以後Amazonでの買い物時に利用することが出来ます。

今回は、au解約後にau WALLETクレジットカードやau WALLETプリペイドカードを使用する方法やその注意点などをご紹介いたしました。最後に本記事の要点を確認すると、以下の5点が挙げられます。
 

• auを解約した後でもau WALLETクレジットカードやau WALLETプリペイドカードを継続利用することは可能
• ただしauを解約すると、au WALLETクレジットカードに1,250円（税別）の年会費がかかるようになる
• auを解約すると、どちらのカードでもポイント付与がなくなり、au WALLETポイントがすべて失効する
• クレジットカードの解約はauのコールセンターに電話すれば手続きできる
• 解約前に、公共料金等の支払元を変更したか、債務を完済したか、余っているWALLETポイントや残高を使い切ったか、などの注意点を再確認した方が良い

auを解約するとau WALLETカードの価値が大幅に下落するため、解約後は無理に継続利用しようとせず早めに別のカードに切り替えた方が賢明です。いろいろな注意点がありますが、せっかく貯めたポイントは無駄にせず使い切ることを心掛けましょう。

今後auの解約を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてau WALLETポイント・残高を有効活用してください。