Outlookでメールが検索できない時の対処法!不具合やインデックス・データファイルの破損が原因?
Outlookでメールが見つからない時に、使える検索ができない時とても困ります。Outlookの検索できない不具合の原因、インデックスの再構築、データーファイルの修復方法などOutlookのメールについて詳しく解説していきます。
目次
- 1Outlookで検索できないのはどうして?
- ・配布後の修正プログラムは不具合を起こしやすい
- 2Outlookで検索できない原因と対処法1:不具合
- ・Windows10のアップデートが原因の場合
- ・Windows10のアップデートが原因の場合の対処法
- 3Outlookで検索できない原因と対処法2:インデックス
- ・インデックスの破損が原因の場合
- ・インデックスの破損が原因の場合の対処法
- 4Outlookで検索できない原因と対処法3:データファイルの破損
- ・データファイルの破損が原因の場合
- ・データファイルの破損が原因の場合の対処法
- 5Outlookで検索できない原因と対処法4:検索制限
- ・検索結果の表示件数制限が原因の場合
- ・検索結果の表示件数制限が原因の場合の対処法
- 6Outlookでメール検索できない原因と対処法を知ろう!
Outlookで検索できないのはどうして?
Outlookのメールを検索できない原因は、様々あります。パソコン本体のアップデートによる不具合やインデックス、データファイルの不具合であれば、大変困ることでしょう。今回これらの原因に対して、再構築や処理の方法を知っておくとよいでしょう。
特に仕事でOutlookのメールを多く利用している方であれば、検索できない状態は早々解決しておきたいものです。特に、Outlookのメール検索ができない不具合が起こりやすいケースについて、こちらでは詳しく解説していきます。
配布後の修正プログラムは不具合を起こしやすい
先日アップデートしたWindows 10 クッソ調子悪くてOutlookだけじゃなくWordExcelも応答なしになったり開くのに5分くらいかかるから朝からキレまくりその結果 前のバージョンに戻したったわ ちょい前に処理終わって確認したけどサクサク動くやーん pic.twitter.com/CECKWSBebA
— hik✕✕✕ (@hikky4347728) August 26, 2019
Outlookでメールが検索できない不具合は、過去の修正プログラム配布後に多く言われています。特に2017年6月に配布されたOutlook2010と2007では、検索機能の不具合報告が多かったためMicrosoftの公式サイトでも伝えるほどです。
OS | 不具合報告されているOutlook |
Windows7 |
Outlook2007 Outlook2010 |
Window8.1 | Outlook2010 |
後ほど詳しく解説するインデックスやデータファイルの破損修復前に、Indexing Service や Windows Search Serviceの正常作動を確認する必要があります。それでも改善しない場合は、以降に配布されているWindows Update 修正プログラムを適用させるのがおすすめです。
Outlookで検索できない原因と対処法1:不具合
Outlookを使っている機器で、Windowsのバージョン変更を最近おこなっている場合は、こちらを参考にしてください。OSのバージョンアップデートでも、Outlookの不具合原因になることがあります。
Outlookのバージョンによっても、検索できないトラブルは起こり得ます。対策をおこなう前に、Outlookのオプションから検索のための条件の変更はもちろん、Outlookのバージョンの確認も予めおこなっておくのがおすすめです。
Outlookのオプションからの検索設定については、「Outlookで検索できない原因と対処法4:検索制限」で詳しく解説しています。
Windows10のアップデートが原因の場合
Windowsのバージョンがアップする都度、Outlookのメールが検索できない、Outlookの不具合が起こることはよく知られています。特にWindows10では、Outlookだけでなく他にも多くのソフトやツールの不具合を体験した方は多いでしょう。
Windows10のバージョンアップ以降に、Outlookのメールが検索できない不具合が発生しているのであれば、その対処方法は以下で詳しく解説していきます。また、単純な理由で検索できないケースもあるため、そちらも併せてお伝えしていきます。
Windows10のアップデートが原因の場合の対処法
不具合の報告が多くされている場合、対処できるWindows10のアップデートで対処します。既に2019年 8月に更新プログラムが出されているので、Outlookのメールが検索できない問題は解消するでしょう。Microsoftの公式ページには、他にもOutlookで起こる不具合を解消する更新プログラムが出ています。
メールを検索できないだけに限らず、Outlookの問題を解消する修正プログラム情報が、下記のリンク先から確認できます。修正プログラムが待てない場合は、OSを以前のバージョンに戻す処理方法もあります。
Outlookで検索できない原因と対処法2:インデックス
インデックスとは、Outlookのメールやメッセージから作成された検索カタログです。検索カタログが正しく作られなかったり、破損している場合Outlookでメールの検索が正常におこなえないことがあります。
Outlook2016、2013、2010にでは、インデックスが自動的に作られるので、普段はメール検索も問題なく行えるでしょう。しかし、Outlookでメールが検索できない状況にある場合、他の原因が考えられます。Outlook2007を使用している場合は、デジタル署名で暗号化されたメール本文からはインデックスは作られません。そのため、使用しているOutlookのバージョンを確認しておきましょう。
また、ブラウザ利用できるOutlook.comの場合は、Outlookで検索できない場合はプライベートメッセージで管理者に処理して貰うことになります。こちらでは、Outlookのインデックスに纏わるトラブルと、それらの処理方法を詳しく解説していきます。
インデックスの破損が原因の場合
Windowsパソコンが急にぶっ飛んで検索インデックスが破損し、作り直しに2日間かかって今やっと終わった……作業が滞ってつらかった……。 pic.twitter.com/vsT3h1tlaU
— dimension5555 (@dimension5555) September 21, 2018
Outlookのメール検索ができないのには、インデックスの破損が原因の場合があります。先にもお伝えした通りOutlookのバージョンによっては、デジタル署名で暗号化されたメール本文は、検索対象になっていません。インデックスの再構築をおこなうことで、破損しているかどうかを確認できます。
インデックスの再構築に長時間かかったり、再構築を何度も繰り返すようであればインデックスの対象を減らして問題検証をするのもよいでしょう。検索対象を減らすための処理方法は、「Outlookで検索できない原因と対処法4:検索制限」で詳しく解説しています。
インデックスの破損が原因の場合の対処法
Outlook Web Appで、一般的な日本人の姓を検索すると検索結果が返されないという問題を解消しました。https://t.co/AulsdFL53a #Outlook pic.twitter.com/2MXZPwS1wu
— MSOfficeJP (@MSOfficeJP) May 31, 2019
インデックスが破損している場合の処理方法があります。先にインデックスの作成状況を確認し、再構築について順を追って解説していきます。Outlookのファイルタブにある「オプション」から作業を進めていきます。
インデックスの作成状況を確認
Outlookの検索が突然死したと思ったらこれよ。ふざけんな pic.twitter.com/YWHCvi8krJ
— こいまる (@koimaru7) September 13, 2017
万が一インデックスが破損してしまっている場合、自動的に修復されるのを待つか手動で確認する方法があります。「画面上部のメニューにある検索ツール」→「検索ツール」→「インデックスの状況」をクリックします。インデックスの再構築が完了すると、インデックスの状況を伝えるポップアップが表示されます。「OK」を押して確認します。
インデックスの状況を伝えるポップアップで、インデックス作成がされていない場合はインデックス処理をおこなっていないアイテム数を把握しておきます。5分後、上記の操作を繰り返しインデックス処理数が減っている事を確認しましょう。
インデックスの作成状況確認の前に、検索条件に無理がないかを改めて確認しておきましょう。Outlook.comの場合、インデックスの作成状況確認には、検索の窓枠右端にある「▽」をクリックします。検索対象を変更することもできます。
インデックス作成のための検索対象に、Outlookデータが含まれていなければ探したいメールは検索できません。Outlookの設定から様々なオプションの設定ができるので、「全般」から確認するのがおすすめです。
インデックスを再構築
Windows10であれば、「Outlookのファイルタブ」→「オプション」→「検索」→「インデックス処理のオプション」→「詳細設定」→「トラブルシューティングにある再構築」をクリックします。インデックスの再構築は、自動的にOutlookがおこなってくれるので初めての方でも簡単に処理できるでしょう。
これらの操作手順は、Outlookのバージョンによって異なります。ブラウザー上で利用するOutlookの場合には、上記の操作方法はありません。outlook.comを利用している場合は、インデックス処理ができないためにプライベートメッセージを利用します。
Outlookで検索できない原因と対処法3:データファイルの破損
先にお伝えしたインデックスにメールが追加されない原因として、データファイルの破損もあげられます。Outlookのバージョンによっては、デジタル署名で暗号化されたメール本文も検索の対象になりません。こちらでは、データファイルの破損が原因と処理方法を詳しく解説していきます。
バージョンによって処理法が異なりますが、データファイルの破損がわかっていれば以下の方法を試してみてください。
データファイルの破損が原因の場合
Outlookの検索フォルダー機能を使ってるけど、マジ便利。
— しょうた⭐️Excel改造で業務効率化と残業撲滅を進める経理マン (@shota_Excellent) October 9, 2019
要は、ルールに沿ってフォルダーに格納する仕分けルールを作らなくても、ルールに沿って検索してくれる仕組みの方を作っておけるということ。検索結果だけをフォルダーとして使える。 pic.twitter.com/rUedB0jsWW
先にもお伝えした通り、Outlookでメール検索ができない時は、インデックスやデータファイルの破損がある他バージョンによっては、検索対象ではないメールも有るので確認が必要です。再構築が長時間続く、繰り返される場合はデータファイルの破損修復の処理を考えるとよいでしょう。
データファイルの破損が原因であることが分かれば、Microsoftが提供しているOutlookのメール受信修復ツールを利用します。ただし、完全削除されてしまっているか、完全破損の場合は修復ができないこともあります。
データファイルの破損が原因の場合の対処法
【メールの添付ファイルを #OneDrive へ自動で保存】#Outlook へ送信された添付ファイルはすべて、 #Flow を設定することで OneDrive 内のフォルダーへ自動的に保存できます。後でファイルを検索するときに、とても役立ちます。
— MSOfficeJP (@MSOfficeJP) November 26, 2018
設定はこちらから↓https://t.co/s6Ck1kr92K pic.twitter.com/mpUU1Vfg7q
Outlookのデータファイルの破損にたいして、受信トレイ修復ツールの用意があります。外部からダウンロードして利用するほか、Microsoft Windows エクスプローラーから「Scanpst.exe ファイル」を探してツールを利用します。
Outlookのバージョンによって、手順が異なるためバージョン別に解説していきます。pstファイル名を入力する必要があるので、分からない場合はMicrosoftサイトにある「Microsoft Outlook での .pst ファイルの管理方法」が参考になります。
受信トレイ修復ツール
【ヘルプ希望】窓機XPですが、フリーズっぽかったので、電源長押しで起動させたところアウトルックがアウト☆受信トレイ修復ツールでエラーを診断修復とか⁇って教えてくださいm(_ _)m pic.twitter.com/fM2A3DWX7j
— セシル・マック・べぇ (@CECIL_Mac_Bee) September 17, 2014
先に、Microsoft Outlook 2013以降の受信トレイ修復ツールをダウンロードします。ツール上で修復の作業をおこなうために操作方法は下記で詳しくお伝えしていきます。
データファイルを修復
メイン環境のマシンのWin10入れ直し。
— 四谷@VM4 (@yotsuyaXT) September 19, 2019
アプリも入れ直し面倒なのでまた「引っ越しPro2」のお世話に。
ここまでWin10の動作がおかしくなったのは初めて。
・右クリック系は一切反応なし&フリーズ
・PowerShellも起動できず修復も効果なし
・Outlookが起動すらできないのでメールもWeb以外不可 pic.twitter.com/4hlriZ5DC3
簡易修正ツールであれば、手順に従ってクリックするだけで修復作業が開始されます。ただし、完全な破損・削除されてしまっていっるデータファイルの修復はできません。
「リボンのファイル」→「メニューにある情報]」→「アカウントの設定」→「アカウント設定」→「データ ファイル」(ダブルクリック)→「追加」→「Outlook データ ファイルを開くまたは作成する」→「ダイアログ ボックスでOutlook データ (.pst) ファイルのファイル名を入力」→「OK」
Outlookで検索できない原因と対処法4:検索制限
検索結果の表示件数制限が原因の場合
Outlookのオプションから、検索の時間を短縮するための設定が可能です。そのため、検索できるメール件数に制限がかかっているため見つけられないといったことも有ります。上記でお伝えしてきた再構築や、データファイルの修復等の作業前にこれらのオプション設定を確認しておきましょう。
検索結果の表示件数制限が原因の場合の対処法
表示件数制限の他に、Outlookのバージョンによってはデジタル署名で暗号化されたメール本文を検索から除外されてしまうなど、Outlookの検索ができない要因になっているのを覚えておきましょう。
表示結果数の制限を解除
Outlookの表示結果数の制限を解除するためには、Outlookのオプション設定の変更が必要です。こちらを外してしまうことで、メールが多いために検索時間がかかるというデメリットが発生することも有ります。
「Outlookのタブにあるメール設定」→「オプション」→「検索」をクリックします。検索設定画面に表示されている「表示結果数を制限して検索速度を上げる」のチェックを外します。
Outlookでメール検索できない原因と対処法を知ろう!
今回紹介したインデックスの再構築やデータファイルの修復は、Outlookの完全な修理が可能とは言い切ることができません。Outlookのバージョンを変えることで修正プログラムが使えるようになるほか、検索オプションを変更するだけで、Outlookのメール検索が利用できたといった報告も多くあります。
過去にも、OSのアップデートでOutlookの検索に支障が出たケースもあるために、今後も同様のトラブルが起こる可能性があります。その際に、インデックスや設定にあるオプションの変更を知っておくだけで、スムーズな対応ができるでしょう。