Macの外付けHDDが認識しない・読み込まない原因と対処法!
Macに外付けHDDを読み込ませても認識してくれない、と焦ってはいけません。Macが外付けHDDを認識しない原因とその対処法をお伝えします。いまフォーマットをしようか迷っている人はすぐに本記事を読んで、フォーマットをしない解決法を試してください。
目次
- 1Macで外付けHDDが認識しない原因とは?
- ・外付けHDDが正しくMacに接続されていない
- ・外付けHDDの電源は正しくONになっていない
- ・Macの【Finder】の設定に問題がある
- 2Macで外付けHDDが認識しない対処法【Finderの設定編】
- ・Macのデスクトップに外付けHDDを表示する方法
- ・Macのディスクユーティリティを確認する方法
- ・その他の対処法
- 3Macで外付けHDDが認識しない対処法【HDD自体をチェックしよう】
- ・Macの(First Aid)を活用して簡易検証しよう
- ・Finder環境設定から外部ディスクをチェックしよう
- ・EaseUS Data Recovery Wizardを活用して外付けHDDを修復する
- 4Macで外付けHDDが認識しない対処法【セーフモード編】
- ・これまでの対処法で解決しない場合はMacのセーフモードを起動しよう
- 5Macの外付けHDDが認識しない場合は落ち着いて対処法を実行しよう!
Macで外付けHDDが認識しない原因とは?
Macは単体で高スペックですが外付けHDDを併用することで機能がさらに拡大します。残念ながら、Macを外付けHDDと接続しても認識しないトラブルが実際に発生しています。Macが外付けHDDを認識しない原因は大きく分けて3つあります。
- 外付けHDDが正しくMacに接続されていない
- 外付けHDDの電源は正しくONになっていない
- Macの【Finder】の設定に問題がある
何れも簡単に判明することですが、Macが外付けHDDを認識しない、読み込まないというのはこの3つの原因が大きなシェアを占めています。今すぐ自分のMacが外付けHDDに正しく接続されているのかを確認しましょう。
3つの原因をご紹介した後に対処法もお伝えします。まずはどんな原因でMacが外付けHDDを読み込まないのかを知り、原因究明を図りましょう。どんな機械にでも言えますが原因究明をしないまま直すというのは不可能です。よくわからない接続を繰り返すとデータ消失、機械の破損につながりますのでご注意ください。
外付けHDDが正しくMacに接続されていない
根本的な問題ですが、外付けHDDはしっかりとMacに接続できているでしょうか。Macと外付けHDDをつなぐコネクタがしっかりと差さっていて、緩みが無いかを確認してください。コネクタがすぐに取れてしまったりぐらつきがあるようであれば部品交換した方が良いでしょう。
MacにHDDがしっかりと差さっていないと読み込まなかったり、途中で読み込まなくなる原因になります。これはMac本体にも負荷をかけることになります。しっかりとした部品、正規品を使ってMacにも外付けHDDにも優しい状態を作りましょう。
外付けHDDの電源は正しくONになっていない
外付けHDDには様々な種類がありますが、ポータブルタイプと据え置きタイプの2つに大別できます。ポータブルタイプの外付けHDDの多くはUSBケーブルをMacに接続させることで動き出します。そのためコネクタの接触が不安定だとうまく作動しません。
据え置きタイプのHDDの場合では電源コンセントは別にあり、Mac本体とコネクタをつなぐことで作動します。したがって2つのケーブル正しく接続されていないと作動しません。現在の外付けHDDの多くはLEDが搭載されているので、作動しているかはLEDライトが点灯しているかで確認できます。
Macの【Finder】の設定に問題がある
MacがHDDを読み込まない原因にFinderの設定に問題が挙げられます。Finderの環境設定をクリックしてHDDを読み込まない原因を探しましょう。アプリケーションを起動しているとFinderが表れなくなることがあります。一度ホーム画面に戻りクリックするばFinderを含むバーが出現します。
Finderの中にある”環境設定”をクリックしてください。環境設定にある”一般”を選びデスクトップに表示する項目をご覧ください。ここに”外部ディスク”の項目があるのでチェックを入れます。このチェックが入っていれば外付けHDDのアイコンがデスクトップ上に表示されるはずです。
Macで外付けHDDが認識しない対処法【Finderの設定編】
Macで外付けHDDが認識してくれない場合、Finderの設定を調整することで認識してもらえます。またMacでHDDを読み込まない状態であったり、上手く認識してくれない時の復旧手段の1つでもあります。Macに外付けHDDをうまく認識させる、読み込ませる方法をご紹介します。
Macユーザーの方の中にもFinderの文字は見たことあるけど使ったことがないという方も多いでしょう。そのためHDDをMacが読み込んでくれないと嘆いている初心者の方向けにお伝えしていきます。Finderがどこにあるのか分からない、という方でも納得できるようお伝えします。
Macのデスクトップに外付けHDDを表示する方法
まずMacがHDDを認識した場合はフォルダにHDDの名前が付いたアイコンが表示されます。HDDを読み込まない時にはこのアイコンも表示されることはありません。つまり、どこかにアイコンが表示されていればMacが外付けHDDを認識したことになります。そのどこかが重要ですが、基本的にはデスクトップに外付けHDDのアイコンが表示されることになっています。
Macのデスクトップ上に表示されるHDDのアイコンは2種類あります。USB接続されているポータブル型か据え置きタイプのHDDによって表示が異なります。ただし、どちらかのアイコンがデスクトップ上に表示されていれば問題ありません。
Finder上の設定ですが、Finderは上部に表示されているバーに入っています。Appleマークのすぐ横に”Finder”がありますのでクリックしてください。なお、バーが表示されていない場合にはデスクトップ画面に戻り何もないところでクリックすれば出現します。
Finderの中にある”一般”にはデスクトップに表示する項目が選べるようになっています。初めてMacを使った人の場合はこの項目内にある”外部ディスク”にチェックが入っていません。よって”外部ディスク”にチェックを入れれば外付けHDDのアイコンがデスクトップ上に表示されるはずです。
Macのディスクユーティリティを確認する方法
Finder以外にもHDDを認識しているか確認する方法があります。同じく上部に表示されるバーの中から”移動”をクリックすると”ユーティリティ”という項目があるのでクリックしてください。この中には色々なソフトウェアがありますが、”ディスクユーティリティ”をクリックすることでHDDを認識しているかが分かります。
”ディスクユーティリティ”にはMacで認識しているHDDの一覧が表示されます。インストールしているOSによって表示が異なりますが、先ほどのようなHDDのアイコンが一覧に表示されていれば問題なく認識されていることになります。もし、この一覧にも表示されていない場合にはMacでは読み込まれていないことになります。
その他の対処法
以上2つの方法を試してもHDDの認識が確認できない場合、MacではHDDが読み込まれていないことになります。読み込まれていない、認識されていない原因から考えると他にも対処法があります。途中でHDDを認識しなくなったという方には復旧方法、初めての方には単純なHDDを認識させる方法となります。
HDDに付属するケーブルに戻す
HDDとパソコンに相性があるように、HDDとMacをつなぐケーブルにも相性があります。もし、HDDに付属していたケーブルを使っていないのであれば、HDDに付属していたケーブルを使って再度HDDを読み込ませてみましょう。これをすることによってHDDを認識するようになったり、読み込まない原因の究明につながります。
また、ポータブル型のHDDの場合では延長コードを経由したり付属ケーブルよりも長いケーブルを使うと十分に電力を通わせることが難しくなります。そのため付属のケーブルを使うと認識してもらったり、読み込まなかったHDDが正常に作動することがあります。
Macの接続ポートを変更する
MacがHDDを認識しない理由として間接的に接続されている、あるいは接続ポートが故障しているケースが考えられます。ポートとはUSBの差込口のことです。この場合ではポートを変更して復旧を図ることができます。またHUBを使っている場合は直接Mac本体にUSBを挿し込むことをおすすめします。
Macに接続させることをマウントさせると言いますが、HUBを使って接続するとうまくマウントできず、結果的にMacが認識することができません。そのためマウントさせるためにもHDDはMac本体のポートにつないだ方が認識させやすくなります。
他のパソコンで外付けHDDを接続して問題がないか確認する
Macでマウントできないのであれば、他のパソコンにHDDを接続し問題ないか確認してみましょう。ここで上手くマウントされるのであればHDDには問題はありません。ケーブルやMac本体に問題があるということになります。
HDDを他のパソコンに接続してもマウントできない場合には、HDD本体をフォーマット(初期化)することで改善する場合があります。しかし、安易にフォーマットさせず接続が悪いだけあるいは修理が可能な場合があるのでマウントできない原因を確かめて、フォーマットは最終手段であることを忘れないでください。
Macで外付けHDDが認識しない対処法【HDD自体をチェックしよう】
HDDをフォーマットする前にしっかりとマウントできない理由を確認し、最終手段がフォーマットです。そのためにはHDDを確認するための方法も知らなければなりません。その方法についてご紹介します。ある人にとってはデータ復旧方法、またはマウントできているの確認方法となります。
Macの(First Aid)を活用して簡易検証しよう
先ほどご紹介した”ディスクユーティリティ”には”First Aid"という機能がついています。この機能は簡易検証ツールです。軽微な損傷であれば検出、修復が可能です。これでHDDのマウント不良やデータ復旧ができることもあります。安易にフォーマットする理由はどこにもありません。
”First Aid"を選ぶ前に一覧に表示されている対象のHDDを選んでください。選択したら”First Aid"の画面の右下にある”ディスクを検証”をクリック、検証が完了したら”ディスクを修復”をクリックしましょう。これでHDDの不具合を直しデータの復旧、マウント不良の解消になります。
Finder環境設定から外部ディスクをチェックしよう
先ほど、Finderの環境設定で外部ディスクにチェックが入っているかを確認しました。問題なくチェックが入っているにも関わらずHDDのマウントが確認できないことがあります。この場合はHDDを一度アンマウントし、再度マウントしてみてください。
EaseUS Data Recovery Wizardを活用して外付けHDDを修復する
EaseUS(イーザス)はデータ管理領域に特化したソフトウェアのリーディング開発会社であり、そのソフトウェアの1つがData Recovery Wizardです。このソフトウェアは無料版と有料版がありますが、無料版だけでも対応形式が多く、他の復旧ソフトに比べて修復後のことも考えられています。
EaseUS Data Recovery Wizardはダウンロード版のソフトウェアのためすぐに試すことができます。万が一、HDDをフォーマットしなければならなくなった際にもデータ復旧ができるようにしておくことができます。ただし、無料版の場合では復旧できるデータ容量が決まっているため注意してください。
Macで外付けHDDが認識しない対処法【セーフモード編】
Macで外付けHDDが認識しない場合は、フォーマットする前にもう一つやっておきたいことがあります。この方法を試してフォーマットすることを躊躇ってもらえれば幸いです。復旧方法があるといってもフォーマットしたデータが完全に復旧する保障はありません。そのため、フォーマットすることはかなり危険だという認識を持ってください。
HDDが認識されない場合でHDD本体に問題があるときにはいくつかの兆候が表れます。例えばディスクユーティリティで表示されているHDDのアイコンが灰色の表示になっていることがあります。対象のHDDを接続しているのにもかかわらず灰色である場合にはHDDに不具合が生じ始めていると思ってください。
その他にもHDDやMac本体で不具合の兆候はあります。その兆候を感じ始めたら、むしろ感じる前からバックアップは細目に取るように心がけましょう。そうすることでフォーマットやデータ復旧という問題から解放されることになります。
これまでの対処法で解決しない場合はMacのセーフモードを起動しよう
HDDをフォーマットさせる前にやってほしいことはMacのセーフモードを起動させるという方法です。セーフモードを起動させると起動させるディスクの検証が始まり最適な状態に修復を始めてくれます。手動で設定画面を開き最適化を図ることもできますがかなり時間がかかるのでおすすめできません。
セーフモードを起動させるにはMacの起動直後にshiftキーを長押しし、Appleのロゴが出てきたらshiftキーから離してください。これでセーフモードが起動されマウント不良などの問題が解決されるでしょう。セーフモードを起動すると一時的に動作が重くなりますが修復後の調整が入っていると思っておきましょう。
Macの外付けHDDが認識しない場合は落ち着いて対処法を実行しよう!
Macが外付けHDDを認識してくれず、マウント状態にならないと最初はあせることでしょう。なにかウイルスが入ってしまい起動しない、あるいは粗悪品を買ってしまったなど不安は尽きません。しかし、Macが外付けHDDを認識しない場合には落ち着いて対処することが重要です。
安易にフォーマットしてしまうと大切なデータは消えてなくなりますし、完全復旧できる保障もありません。それよりかは落ち着いてマウントできない原因究明をしていき、マウント不良の解決を図っていきましょう。