ミラティブでPS4ゲームを配信する方法を解説[iPhone/Android]

ゲーム配信専用サイトのミラティブではPS4のゲームの配信もできます。しかし、PS4から直接生配信できるのは、ニコニコ生放送とYouTubeライブ、Twitchだけでミラティブは対応していません。

ミラティブでPS4を配信するためには少し複雑な準備が必要です。この記事では、ミラティブでPS4を配信する方法を詳しく解説します。

PS4のゲームをPC経由でミラティブで配信する方法を解説します。

PS4のゲームをPC経由で配信するためには、PS4のプレイ画面をPCに表示できるようにする必要があります。そのためには、あらかじめ次のものを用意しておきましょう。

• 配信に使うPC
• キャプチャーボード
• キャプチャーソフト
• マイク

PCですが、ゲームのプレイ画面をきれいに映すためには、ある程度のスペックが要求されます。最低でもCPUはCore i5以上、メモリは8GB以上のものを用意しましょう。このスペックを下回るPCでは、グラフィック処理がうまくできずに、映像がカクカクしてしまう可能性があります。

キャプチャーボードとは、PS4やSwitchなどのテレビゲーム機の映像をPCに映すときに必要なものです。ゲーム機をテレビに接続するときには、HDMIケーブルで接続すればテレビに映像が映ります。HDMI端子はPCにも付いていますが、PS4などのゲーム機とHDMIケーブルで接続しただけでは、PCの画面にはゲーム画面は映りません。


ゲーム機のHDMIケーブルをまずはキャプチャーボードに接続して、キャプチャーボードとPCをUSBケーブルで接続して初めてPCの画面にPS4の画面を映せます。PC経由でPS4の配信を行う場合には必須のツールです。6,000円ほどから購入できます。4K対応などの機能性によって価格は変わります。Amazonなどで探してみましょう。

ゲームの画面をPC上で映して配信するための専用の配信用ソフトが必要になります。テレビゲームの画面を映して配信できるソフトは有料のものも無料のものもいろいろとあります。使い勝手のいいものを選びましょう。

自分の声を配信に入れたい場合には、マイクも必要になります。ゲーム会社では、ゲームをただ淡々と進めるだけの配信は推奨していません。音声を入れたり、文字入れをするなどして、配信者がオリジナル化することを推奨しています。

ゲームをプレイしながら、感想をつぶやくだけでもオリジナル化できます。配信での声出しに抵抗がないようでしたら、ぜひマイクも用意しましょう。

必要なものがそろったら配信の準備を行って配信を開始しましょう。

まずはPS4の設定が必要です。PS4を起動して「設定」＞「システム」の「HDCPを有効にする」からチェックを外します。このチェックが入ったままだと、キャプチャーボードで映像を取り込めません。必ず事前に外しておきましょう。

次にキャプチャーボードにPS4を接続します。キャプチャーボードの「IN」の端子にPS4から延びているHDMIケーブルを接続します。また、USBケーブルでPCに接続します。別のテレビなどでも映したい場合にはHDMI端子の「OUT」に接続します。

PS4とPCがキャプチャーボード経由で接続できたら、配信用ソフトを設定します。

配信ソフトは人気の高いOBS Studioを使ってみましょう。上記のリンクからダウンロードしてPCにインストールします。OBSを開いて「映像キャプチャーデバイス」で接続しているキャプチャーボードの製品名を選択します。PS4の画面がOBS上に映し出されたらOKです。

次にミラティブでの設定を行います。ブラウザでミラティブへログインして「配信する」をクリックします。サムネ画像や配信のタイトル、説明文などを入力します。「OBS用URL」と「キー」が配信の設定ページに記載されています。URLとキーをOBSの入力欄へ入力すると、OBSに映し出している映像をミラティブで配信できるようになります。

すべての設定が完了したら、ミラティブで「配信開始」を押して、PS4でのプレイを始めるとゲーム動画の配信が始まります。

実は、PCなしでもPS4の映像をミラティブのスマホアプリから配信できます。PS4をスマホから配信する仕組みとは、PS4のリモートプレイという仕組みです。リモートプレイは、Wi-Fi経由でスマホでPS4をプレイするものです。

こちらでは、PCなしでiPhoneとAndroidそれぞれでリモートプレイでPS4の配信をする方法を解説します。まずは、Wi-Fi環境のある場所を用意して、AppストアもしくはGoogleプレイストアから「PS Remote Pla‪y」をスマホにダウンロードしておきましょう。

スマホにアプリをインストールできたら、PS4でPSNアカウントにサインインします。「設定」から「リモートプレイ接続設定」を開き「リモートプレイを有効にする」をオンにします。

次にミラティブのアプリをスマホで開いて「配信準備」をタップします。サムネイルの設定や配信するゲームタイトルや配信に使うアプリに「PS Remote Pla‪y」を選択して配信の準備を行います。ミラティブでの設定ができたら、iPhoneとAndroidのそれぞれの方法で設定を進めます。

iPhoneでPS Remote Pla‪y‬を起動します。画面の右上にある歯車マークの「設定」からフレームレートや画質の変更ができます。「はじめる」をタップします。PSNアカウントへのサインインを求められるので、PS4と同じアカウントでサインインします。

サインインに成功すると、PS4をiPhoneが探し始めます。同じWi-Fiネットワークに接続されたPS4が見つかると接続して、PS Remote Pla‪y‬アプリにPS4が登録されます。

PS4の登録が成功するとPS4の画面とアプリ上のコントローラーがiPhone上に表示されて、ゲームをプレイできるようになります。

次にミラティブで配信できるように設定します。ミラティブのアプリにログインしておきます。iPhoneの「設定」から「コントロールセンター」＞「コントロールをカスタマイズ」と進み、コントロールセンターに「画面収録」を追加しておきます。

コントロールセンターの「画面収録」を長押しします。するとメニューに「ミラティブ」が表示されるのでタップします。自分の音声も配信に入れる場合には「マイクオーディオ」をオンにします。「ブロードキャストを開始」を押すとミラティブで配信が開始します。

PS Remote Pla‪y‬を開いてプレイを開始すると、その画面がミラティブで配信されます。

Androidでの配信方法を解説します。AndroidでPS Remote Pla‪yを開いて「はじめる」をタップします。PSNアカウントへログインすると、PS4の検索が始まります。PS4が見つかるとAndroidのPS Remote Pla‪yへ登録されます。すると、Androidの画面にPS4の画面とソフトウェアコントローラーが表示されてプレイできるようになります。

次に、ミラティブのアプリを開き「カメラマーク」をタップします。「配信開始」をタップすると配信が開始します。

この記事では、ミラティブでPS4を配信する方法を解説しました。PS4のゲームをミラティブで配信するためには、少し準備が大変です。しかし、ゲーム配信専用サイトとして人気が高いミラティブでも配信できれば、ゲーム配信の可能性がもっと広がります。ぜひ、ミラティブでのPS4の配信に挑戦してみましょう。