2019年06月13日更新
LINEをタブレットで使う方法!新規登録orスマホアカウントの共有するには?
タブレットでLINEを設定して複数端末でLINEを活用する方法について解説します。複数端末でLINEを利用する場合、タブレットでLINEの新規登録を行う方法と、タブレットでスマホのLINEアカウントを共有する方法があります。
目次
- 1LINEは複数端末でも使える?タブレットで使うには?
- ・iPad
- ・WindowOSのタブレット
- ・Androidタブレット
- 2LINEのスマホアカウントをタブレットと同期・共有する
- ・メールアドレスで同期・共有する方法
- ・QRコードで同期・共有する方法
- 3LINEのアカウントをタブレットで新規登録する
- ・携帯電話番号を持っている場合
- ・Facebookアカウントを持っている場合
- 4タブレットのLINEアカウントは固定電話でも登録できる?
- ・固定電話番号でLINEアカウントを登録する
- ・固定電話番号でLINEアカウントを使う注意点
- 5タブレットを機種変更する場合のLINEの引き継ぎ方法
- ・メールアドレス・パスワードを登録する
- ・トーク履歴のバックアップをとる
- ・アカウント引継ぎ設定を利用してアカウントを引き継ぐ
- 6タブレットでLINEを使う注意点
- ・電話番号での認証
- ・SMS付きのSIMカードの契約の解除
- 7LINEをタブレットで使おう!
LINEは複数端末でも使える?タブレットで使うには?
LINEは現在、国内のスマホ・タブレットユーザーの9割は利用しているといわれるほど普及率の高いソーシャルネットワークサービスですが、一度アカウントを作成すれば同じアカウントを同期・共有して、PCでもタブレットでもサービスを利用できます。
LINEを利用する際は、スマホで通常操作を済ませる人が多いと思いますが、対応するトーク数が多かったり、長文の返答をする必要があったりする場合はPCやタブレットでLINEを操作する人もいるようです。
ただし、LINEアカウントの新規作成はスマホで行うやり方が一般的です。なぜなら、LINEのアカウント認証を行うには基本的にスマホによる携帯電話番号認証を行う必要があるからです。
そのため、スマホがないとLINEアカウントの新規作成はできないと考えている人が大半であるようですが、スマホが無くても携帯電話番号認証以外の方法で、LINEアカウントを新規作成する方法があります。
今回はタブレット(iPad・Androidタブレット・WindowOSのタブレット)を使った携帯電話番号認証以外の方法を利用した新規LINEアカウント作成方法や、タブレットでスマホのLINEアカウントと同期して複数端末で同じLINEアカウントを利用する方法などについて解説します。
iPad
まず、iPadでLINEアカウントの新規作成を行う場合は、Facebookアカウントか固定電話番号があれば作成可能です。また、単純に既存のLINEアカウントを同期・共有するのであれば、LINEアカウント登録時のメールアドレスとパスワードを利用すれば可能です。その他にQRコードを利用する方法もあります。各手続きの詳しい手順は後述します。
WindowOSのタブレット
WindowOSのタブレットを利用する場合は、Windows用LINEアプリをインストールする、もしくはブラウザでGoogle Chromeを利用している場合は、Google Chrome用のLINEアプリを利用します。Google Chrome用のLINEアプリはChrome ウェブストアから拡張機能としてインストールできます。
WindowOSのタブレットでLINEアカウントの新規作成を行う場合も、Facebookアカウントか固定電話番号があれば作成可能です。
また、iPhone・Androidスマホで利用している既存のLINEアカウントを、WindowOSのタブレットで同期・共有する場合も、LINEアカウント登録時のメールアドレスとパスワードを利用すれば可能です。その他にQRコードを利用する方法もあります。各手続きの詳しい手順は後述します。
Androidタブレット
Androidタブレットの場合は、他のタブレットと勝手が違います。もちろん、Androidタブレット用のLINEアプリは用意されていますが、Androidタブレットでは既存のLINEアカウントを同期・共有できません。そのため、AndroidタブレットでLINEを利用する場合は新規でLINEアカウントを作成する必要があります。
こうした仕様についてその理由を推測するに、LINEの基本仕様条件の「1アカウントにつき1台のスマホで利用が可能」という原則が関係していると思われます。
WindowsOSタブレットはスマホとは別OSなので無条件でスマホ以外の端末として判断され、iPadはiPhoneと同じiOSですがLINEのシステム上の判断ではスマホ以外の端末と判断されているようです。
それに対して、Androidタブレットの場合はAndroidスマホと同じOSとして認識され、「2台目のスマホ」として取り扱われるため、LINEアカウントの同期・共有ができない模様です。こうした仕様がLINEの利便性を損なっているかどうかはLINE側の判断によるので今後の対応が望まれるところです。
また、AndroidタブレットでLINEアカウントの新規作成を行う場合は、Facebookアカウント・固定電話番号だけでなくSMSを使って作成できます。
LINEのスマホアカウントをタブレットと同期・共有する
まず、スマホで利用している既存のLINEアカウントをタブレットと同期・共有して、複数端末で同じLINEアカウントを利用する方法を解説します。
メールアドレスで同期・共有する方法
まず、メールアドレスでスマホのLINEアカウントをタブレットに同期・共有する方法を解説します。
iPad・WindowsOSタブレットであれば、メールアドレスでスマホのLINEアカウントをタブレットに同期・共有でき、複数端末利用できます。Androidタブレットでは、スマホのLINEアカウントの同期・共有による複数端末利用はできません。
LINEを使用しているスマホはiPhoneでもAndroidスマホでもiPad・WindowsOSタブレットと同期・共有できます。
手順としては、まず、iPad・WindowsOSタブレットでLINEアプリをインストールした後に、スマホでLINEアカウントを登録したときのメールアドレスとパスワードでログインします。
iPad・WindowsOSタブレットでログインすると、暗証番号が表示されるので、その暗証番号を使ってスマホ上でアカウント認証を行います。
スマホでLINEを立ち上げ、暗証番号を入力する画面が表示されるので、タブレットで表示された暗証番号を入力すれば、iPad・WindowsOSタブレットでスマホで利用しているLINEアカウントを同期・共有できます。
スマホで利用しているLINEアカウントのトーク履歴や友だちリストが表示されるので、スマホと同様にLINEを利用できます。
iPad・WindowsOSタブレットでスマホで利用しているLINEアカウントを同期・共有している場合は、使用しない時間が長く続くと自動的にログアウトするので、再度使用する場合は、同じ手順で再ログインします。
メールアドレスでログインできない場合
iPad・WindowsOSタブレットでメールアドレスを使って、スマホで利用しているLINEアカウントを同期・共有できない、複数端末利用できないときは、2つのポイントの確認が必要です。
1つは設定で「ログイン許可」の項目が有効になっているか確認する必要があります。デフォルトではこの項目は有効になっていますが、セキュリティのために無効に設定している場合はは、設定の見直しが必要です。
設定確認の手順は、LINE 画面下方のメニューバーに表示されているいる「ホームアイコン」をタップし、切り替わった画面上方の「歯車アイコン」をタップして設定画面に切り替えます。
設定画面で「アカウント」→「ログイン許可」の項目をタップすれば現在の設定が確認できます。無効になっている場合は有効に変更しましょう。
もう1つの確認点は、LINE設定でメールアドレスが登録されているか確認する必要があります。LINEアカウント作成時に、携帯電話番号認証だけで済ませて、メールアドレスを設定していない可能があります。
メールアドレスが設定されているかどうか確認するには、同様に、設定画面で「アカウント」→「メールアドレス」の項目を確認します。メールアドレスが設定されていない場合は、改めて設定しましょう。
QRコードで同期・共有する方法
次に、QRコードでスマホのLINEアカウントをタブレットに同期・共有して、LINEアカウントを複数端末利用する方法を解説します。
iPad・WindowsOSタブレットであれば、QRコードでもスマホのLINEアカウントをタブレットに同期・共有して、複数端末利用できます。前述した通り、Androidタブレットでは、スマホのLINEアカウントの同期・共有による複数端末利用はできません。
QRコードを利用した、スマホのLINEアカウントの同期・共有による複数端末利用の手順は簡単です。
iPad・WindowsOSタブレットでLINEアプリを立ち上げ、ログイン画面で「QRコードログイン」をタップすると、QRコードが表示されるので、スマホのLINEアプリを立ち上げてそのQRコードを読み取れば、スマホのLINEアカウントをタブレットに同期・共有でき、複数端末利用が可能になります。
LINEのアカウントをタブレットで新規登録する
次に、LINEのアカウントをタブレットで新規登録する方法を解説します。LINEアカウントの新規作成は、スマホの携帯電話番号認証以外にも、SMS・Facebookアカウント・固定電話番号を使って行えます。
SMS・Facebookアカウント・固定電話番号を利用して、タブレットでLINEアカウントの新規作成を行って、複数端末でLINEを活用しましょう。
携帯電話番号を持っている場合
AndroidタブレットでSMSを利用できる端末の場合は、SMS認証によるLINEアカウントの新規作成が可能です。Androidタブレットでは、もちろん音声通話はできませんが、SMS(ショート・メッセージ・サービス)用として携帯電話番号が付与されている端末があります。
Androidタブレットの仕様と利用しているSIMカードのスペックによりますが、SMS付きの格安SIMを利用すれば、SMS認証によるLINEアカウントの新規作成が可能です。
Facebookアカウントを持っている場合
Facebookアカウントを持っていれば、どのタブレット端末でもLINEアカウントの新規作成が可能です。手順は簡単で、タブレット端末でLINEアプリを立ち上げた後、「新規登録」→「Facebookでログイン」を選びます。その後はFacebookで登録しているメールアドレスとパスワードを入力すれば、LINEアカウントが新規で作成され、ログインできます。
Facebookアカウントを所持していない場合は前もって登録しておくか、この時点で新規登録も可能です。Facebookアカウントはメールアドレスがあれば作成できるので、FacebookアカウントでLINEアカウントを新規で作成するやり方は利便性が高い方法です。
また、注意点として、1つのFacebookアカウントを利用して複数のLINEアカウントは作成できないので、既にLINEアカウントを作成しているFacebookアカウントは新規LINEアカウント作成時には利用しないようにしましょう。
タブレットのLINEアカウントは固定電話でも登録できる?
次に、固定電話を利用した、タブレットによるLINEアカウントの新規作成方法と注意点について解説します。
固定電話番号でLINEアカウントを登録する
タブレットを使って、固定電話番号でLINEアカウントを新規作成するには、まず、タブレットでLINEアプリを立ち上げ、「新規登録」に進んで固定電話番号を入力します。
その後、入力した固定電話番号宛に着信があるので受話器をとると、自動音声で認証番号の案内が流れます。案内された認証番号をタブレット上で入力すれば、LINEアカウントを新規作成できます。
固定電話番号でLINEアカウントを使う注意点
固定電話番号でLINEアカウントを新規作成する場合、「友達自動追加」機能を無効にしておきましょう。
「友達自動追加」機能は電話番号から自分のプライベートの友だちを自動で追加してくれる便利な機能ですが、固定電話番号の場合、個人の電話番号ではなくオフィシャルな場で利用されている場合が多いので、自分が意図しない相手を友だちとして自動認識する可能性があります。
そのような場合はトラブルの基になるので、固定電話番号でLINEアカウントを新規作成する場合はとりあえず「友達自動追加」機能は無効にしておく方が無難といえます。
「友達自動追加」機能の設定は、LINEホーム画面の上方に表示されている「友だちアイコン」→「歯車アイコン」をタップし、「友だち自動追加」項目で確認できます。
タブレットを機種変更する場合のLINEの引き継ぎ方法
次に、タブレットを機種変更する場合のLINEの引き継ぎ方法について解説します。機種変更の際に一番気を遣うのが情報の引継ぎです。特にLINEは使用頻度が多いメッセージ系アプリの1つです。機種変更のときは、できるだけ現状を維持したかたちで、新しいタブレットでLINE使用を再開しましょう。
メールアドレス・パスワードを登録する
タブレットを機種変更する場合のLINEの引き継ぎ方法としては、メールアドレス・パスワードを使って「アカウント引継ぎ設定」を利用する方法があります。
ただし、「アカウント引継ぎ設定」では、友だちリスト・グループ情報・購入したスタンプ履歴などは引き継げますが、トーク履歴は引き継げないため、トーク履歴は別にバックアップデータをとります。
手順としては、まず、元々使用していたタブレット端末でメールアドレス・パスワードを登録しておきます。ここで登録したメールアドレス・パスワードを、後ほど新機種タブレット端末でLINEアプリにログインする際に使用します。
トーク履歴のバックアップをとる
次に、元々使用していたタブレット端末でトーク履歴のバックアップをとります。
同じOSでの引き継ぎの場合
同じOS同士(iOS同士・Android同士など)でトーク履歴を引き継ぐ場合は、SDカードかクラウドストレージにトーク履歴のバックアップデータを保存します。
トーク履歴のバックアップデータの保存の方法は、「歯車アイコン」→「トーク」を開き、「トークのバックアップ」の項目を選択します。次の切り替わった画面で「今すぐバックアップ」をタップして、任意の保存先を選ぶと、トーク履歴のバックアップデータが保存されます。
違うOSでの引き継ぎの場合
違うOS同士の場合は、残念ながらトーク履歴を引き継ぐ、オフィシャルな方法がありません。ただし、トーク履歴をテキストベースで保存する方法はあります。
保存の手順は、各トークの画面を開き、画面右上に表示されている「プルダウンマーク」をタップします。表示されたメニューより「設定」をタップします。
切り替わった画面で「トーク履歴を送信」を選択すると、メールやメモ帳などのテキストの貼り付け先を指定する場面が表示されるので、任意の方法を選択します。
アカウント引継ぎ設定を利用してアカウントを引き継ぐ
トーク履歴のバックアップをとったら、「アカウント引継ぎ設定」を有効にします。「ホームアイコン」→「歯車アイコン」→「アカウント引き継ぎ」をタップし、「アカウントを引き継ぐ」をオンに設定します。オンに設定した後、新機種タブレット端末で36時間以内にログインしなくてはいけません。
新機種タブレット端末で登録済のメールアドレス・パスワードでLINEアプリにログインします。ログイン後、トーク履歴の復元を行う画面が表示されるので手順に従って復元します。
タブレットでLINEを使う注意点
次に、タブレットでLINEを使用する際の注意点について解説します。
電話番号での認証
LINEは電話番号認証でアカウントを作成した場合は、基本的に1つの電話番号に対して1つのアカウントを紐づけるので、新しい端末で電話番号認証を行うと、以前その番号で認証して使用していたLINEアカウントは消去されます。
個人で同じ電話番号を引き継いで使用している場合は問題ありませんが、家族間で固定電話番号を利用した認証を行ってLINEアカウントを作成している場合は、新しく固定電話番号を使ってLINEアカウントを作成した時点で、家族の中の誰かのLINEアカウントが消去されている可能性があります。
一度消去されると、情報の復元はできないので、家族間で共有している固定電話番号でLINEアカウントを新規作成する場合は注意が必要です。
SMS付きのSIMカードの契約の解除
SMS付きのSIMカードを使って、SMS認証でLINEアカウントを作成している場合は、SIMカードの契約を解除した時点でLINEアカウントの使用ができなくなるので注意しましょう。
LINEアカウントを作成する際に使用したSMSの電話番号が契約解除されると、その電話番号はある程度の期間をおいて凍結され、他の契約者に割り当てられる可能性があり、その電話番号をあとから割り当てられた人がLINE登録すればその時点でLINEのデータは完全に消去されます。
危機管理の対処策として、メールアドレスやFacebookアカウントでLINEアカウント認証を済ませておくやり方があります。メールアドレスやFacebookアカウントでLINEアカウント認証を済ませておけば、最悪LINEのデータが消去された場合でも、「アカウント引継ぎ設定」を利用して、友だちリストなどは復活できます。
LINEをタブレットで使おう!
LINEをタブレットに設定して、複数端末でLINEを活用しましょう。LINEアカウントの新規作成は、通常スマホの携帯電話番号認証で行うので、タブレットによるLINEアカウントの新規作成はできないと考えがちですが、FacebookアカウントがあればタブレットでもLINEアカウントの新規作成は可能です。
また、固定電話番号やSMSを使ってもLINEアカウントの新規作成を行えます。自分の条件にあったやり方で、タブレットを使ってLINEアカウントを新規で作成してみましょう。
LINEアカウントの新規作成を行う際に、固定電話番号でLINEアカウントの認証を行う場合は注意が必要です。家族間で同じ固定電話番号でLINEアカウント登録を行わないように気を付けましょう。
LINEは基本的に1つの電話番号につき1つのアカウントが割り当てられるので、後から家族の別の人間が同じ固定電話番号でLINEアカウント登録を行うと、自分のLINEアカウントが消去されてしまいます。
また、固定電話番号でLINEアカウントを新規作成する場合は、「友達自動追加」機能はオフに設定しましょう。
個人の電話番号として使用する携帯電話番号と違って、固定電話番号は公的な環境でも利用されることが多いので、「友達自動追加」機能をオンに設定しておくと、自分の意図に反した相手をプライベートな友だちとしてLINEが認識する可能性があるので注意しましょう。
iPad・WindowsOSタブレットであれば、スマホのLINEアカウントと同期・共有が可能です。スマホのLINE設定でメールアドレスとパスワードを設定しておけば、iPad・WindowsOSタブレットのLINEアプリで登録してあるメールアドレスとパスワードを入力して、スマホ側で暗証番号認証を行えばスマホのLINEアカウントの同期・共有が可能です。
長文のトークを送信するときや、対応するトークの数が多いときは、タブレットの大きい画面で余裕をもって処理できるので便利です。Androidタブレットは現在の仕様ではスマホのLINEアカウントと同期・共有できないので、今後の対応が期待されます。
タブレット同士のLINEの引継ぎに関しては、同じOSのタブレットであれば「アカウント引継ぎ設定」とトーク履歴のバックアップを利用して問題なく行えますが、違うOSのタブレット同士でLINEの引継ぎを行う場合は、トーク履歴の引継ぎが行えません。
その場合はテキストベースでトーク履歴のバックアップをとるなどの対応策を講じる必要があります。