LINE通話中に着信があるとどうなる?表示や相手にバレるかを解説!
この記事ではLINE通話中に着信が合った場合にどうなるか、通常の電話とLINE電話に分けてご紹介します。また、かけてきた相手へ通話中であることがバレない方法も紹介します。LINE通話の特徴を理解して、用途や相手に合わせて上手に使い分けましょう。
目次
LINEの通話中とは?
LINE通話はLINEアプリを使用している者同士であれば、無料で通話ができるとても便利な機能です。通常の電話と違い、パケット通信を利用するため、キャリアの通話料が発生しないのが魅力です。
電話番号を知らない相手とでも音声の会話でコミュニケーションが取れ、メリットの多いLINE通話ですが、LINE通話には通常の電話と異なる特徴があり、その特徴を正しく理解して使わないといろいろな不具合が発生する可能性があります。
通常の通話とは違うLINE無料通話
LINEを通常の電話と同じような感覚で利用している方もいるのではないでしょうか。しかしLINE通話機能は通常の電話と仕様が異なるため、通常の電話と同じ感覚で使用していると動作や機能にストレスを感じたり、思わぬトラブルを招いたりします。
この記事では「LINE通話中に着信があった場合にどうなるか」をメインに、LINE通話の不具合の対応策、通話中であることをバレないようにする方法もご紹介します。
LINE通話中に通常電話の着信があった場合
まず、通常の電話と大きく違う点としてあげられるのが「通話中に通常の電話から着信があった場合の動作」です。
通常の電話の場合、話し中に着信があっても通話が優先されます。バックグラウンドで他からの着信を知らせるアラームが鳴る場合もありますが、通話中の電話を他から遮断されることはありません。一方、LINE通話の場合、通常の電話と異なる動作になります。
着信が優先されLINE通話は遮断される
LINE電話で話し中に通常の電話から着信が合った場合、LINEの通話は遮断(LINEのアプリが終了)され、通常の電話に割り込まれるかたちになり、それまで話し中だった相手にとっては「突然LINE通話が切れた」ということになります。
相手のLINEにはメッセージ表示
なおこのとき、LINE通話していた相手には下のようにメッセージが表示されます。
メッセージの内容から、通話相手は「他からの着信で通話が切れたんだな」と推察することができますが、相手がLINE通話の仕様をせず、通常の電話の感覚で通話していると「先に話し中だったのに、割り込みを優先させたのか」と誤解を招くこともあります。
また、誤解がなかったとしても途中で通話が遮断されては困る場合もあります。大切な相手との通話や、重要な内容を電話で伝えるなど、割り込みによる通話の中断を避けたい場合は、通常の電話を使用することをおすすめします。
LINE通話で話し中にLINE通話があった場合
次に、LINE通話で話し中に別のLINE通話の着信が合った場合です。このケースでは、通常の電話と同様、話し中の通話が遮断されることはありません。その他細かい部分での通常の電話との違いをご紹介していきます。仕様があります。
通話中は新しいLINE通話の着信をキャッチできない
通常の電話の場合、通話のバックグラウンドでキャッチフォンのアラームが鳴り、他からの着信を認識した上で通話の継続、遮断を選択できます。一方、LINE通話で話し中に他からLINE通話がかかってきた場合、通話中にこのLINE通話の着信をキャッチすることはできません。
LINEトーク画面に不在着信通知
前述の通りLINE通話の通話中の他からのLINE通話着信は、話し中にキャッチすることはできませんが、通話が終了すると、「不在着信」の通知が残ります。よって、リアルタイムではないものの、LINE通話の着信が合った事自体に全く気づけないわけではありません。
相手の画面には通話していることが表示される
通話中のLINEに、LINE通話をかけた相手には「〇〇は通話中のため応答することができません。しばらくしてからもう一度かけ直してください。」のメッセージが表示され、接続できません。この場合は通話が終わるのを待って、再度かけ直すことになります。
その他LINE通話で気になる疑問
ここまでLINE通話中に着信があったときの仕様をご紹介しました。本項ではLINE通話を使用するにあたり、他にも知っておくと何かと便利な特徴や設定方法、不具合の対応策を紹介します。
相手に通話中がばれない着信拒否設定
プライバシーの保護に意識が高まる昨今、「"自分が今電話している"ということも個人情報だ(通話中であることをバレたくない)」という考えを持つ人も増えつつあります。
個人情報保護の意識が高い人にとって、LINE通話での通話中に着信を受けた場合、かけた相手に「通話中のためあとで…」というメッセージが表示されることは、「自分の通話状況を外部へバレている」ことと同じです。
LINE通話では、着信拒否設定をすることで、相手に通話中であることがバレないようにすることができます。設定は次の手順で行います。
LINEホーム画面左上の「設定(歯車)」マークをタップします。
設定メニューを下へスクロールして「通話」をタップします。
通話の着信許可をタップして「OFF(白)」にすると着信拒否設定が完了し、通話中であることが相手にバレなくなります。
着信許可をオフにすると、LINEは通話中かどうかにかかわらず、かけた相手側の状態はコールが続くだけになるため、通話中のメッセージが相手に送られることはなく、通話中であることがバレません。
なお、着信許可設定をオフした場合、相手からの着信時に応答ができなくはなりますが、着信があったことは端末に表示されるため、必要に応じてLINE通話をかけなおせば、連絡を見過ごすこともありません。
LINE通話してないのに通話中は再起動で解決
まれに起こる現象として、相手が「着信許可設定ON」かつ「通話中でない」にもかかわらず、LINE通話をかけたときに話し中のメッセージが表示される場合があります。
このケースは、自分の端末を再起動すると解決する場合があります。ただし、相手が本当に「着信許可をOFF」にしていないかどうかは相手に聞くしか真実はわかりません。一つの判断方法として、いろいろな人にLINE通話をしてみて、誰にかけても通話中だった場合、自身のLINEが何らかの誤作動をしている、という見方もあります。
LINE通話ができない時に確認する設定方法
前項に紹介した原因の他に、LINE通話ができない時に確認すべきポイントをまとめてご紹介します。
まず、マイクの設定が「ON」になっていることを確認しましょう。LINE通話はお使いの端末のマイクを使用して通話します。よって端末のマイクへのLINEのアクセスを許可しておく必要があります。確認方法は次の通りです。まず端末の「設定アプリ」を開き、「LINE」をタップします。
LINEアプリの端末側設定メニューが開くので、「マイク」の設定をタップして「ON(緑)」にすると、端末のマイクへLINEのアクセスを許可する状態になります。
LINE通話ができないケースとして、「通話はつながっているのに相手の声が聞こえない」という時は、端末の音声出力がBluetoothに接続されている場合が考えられます。端末の音声出力がBluetoothに接続されていた場合は接続を切りましょう。
アプリやソフトでよくある不具合の例に、「ソフトが最新バージョンでないため備わった機能が使えない」というケースがあります。
LINE通話が使えない場合、LINEアプリが最新バージョンになっていない可能性が考えられます。端末内のLINEのバージョンとアプリストアに公開されている最新バージョンが一致しているか確認してみましょう。
LINEアプリのホーム画面左上の「設定(歯車マーク)」から設定メニューを開き、下へスクロールし「LINEについて」をタップします。
すると、端末内のLINEアプリの現在のバージョンが確認できます。
アプリストアなどのダウンロードサイトに公開されている最新バージョンと一致しなかった場合、アプリを最新バージョンへアップデートしましょう。
LINE無料通話で会話を楽しむ
以上、LINE通話の特徴やうまく使えない時の原因や対応策をご紹介しました。通常の電話と同じイメージで使ってしまいがちなLINEの通話機能ですが、実は細かい仕様が異なります。
特に、通話中の着信に対してどのようなアクションが取られるかを理解しないまま使っていると、かけた方も着信を受けた方も、不要な誤解を招いたり、ストレスを感じたりする場合があります。
「重要な話をするときは通常の電話、カジュアルな会話を楽しむ場合はLINE通話」などのように、通話の内容や相手によってうまく使い分け、LINE通話を楽しみましょう。