LINE通話で声が聞こえない！無料通話できない原因と対処法！

LINEアプリは文章でチャットしたり無料通話ができたりと、コミュニケーションツールとして日本ではかなり普及していますが、通話中に音声が途切れる、相手の声が聞こえない場合があります。

本記事では、無料通話できなかったり、通話中に相手の声が途切れたり、音量が小さかったり、聞こえない場合の原因と対処方法を紹介します。LINEユーザーでこの問題でお困りの方は是非参考にしてください。

LINEの無料通話は通常の電話回線とは異なるインターネット回線を使用しているため、端末の通信環境が悪い場所にいる場合、相手の声が途切れたり聞こえなかったり通話できないことがあります。

このような場合は電波の良い場所に移動するか、電波が良い場所でも通信が安定しない場合は、機内モードを一度オフにしてオンにして、ネットワークを一旦リセットすることで通話が改善されることがあります。それでも通話が改善されない場合は、端末を再起動させることで通話が改善することもあります。

また、Wi-Fi接続してLINE通話する際、電波が強い表示がされていても実際には通信速度が遅い場合があります。このような症状の場合は、Wi-Fiルーターの不具合や故障などが考えられます。

対処方法として、Wi-Fiルーターを再起動することで通話が改善することがあります。それでも通話が改善されない場合は、Wi-Fiルーター経由での通信は諦めて、モバイル通信に切り替えることで通話が改善できる場合があります。

Wi-Fi通信からモバイル通信に切り替える方法を紹介します。iOSではホーム画面から"設定"→"Wi-Fi"の項目をタップし、OFFに切り替えます。Androidでは"設定"→"Wi-Fi"の項目をタップし、OFFに切り替えます。

LINEの無料通話は通常の音声通話と異なり、通話料は掛かりませんが、インターネットを使用した音声通話ですので、LINEチャットよりもパケット通信量が多く掛かってしまいます。

モバイル通信で長時間LINE通話をすると、パケット通信量が大きいためにキャリアの通信制限に掛かってしまう可能性がありますので、LINE通話の使い過ぎにはご注意ください。可能であれば、できるだけWi-Fiを利用すると良いでしょう。

一昔前（3Gの頃）は通信制限はありませんでしたが、現在では4G（LTE）がモバイル通信の主流になり、各モバイルキャリアは月々使用できる通信量に制限を設けています。

通信制限に掛かってしまうと、極端に低速になる影響で高速通信ができなくなりますので、動画の視聴やLINE音声通話が途切れるなどの症状が発生します。

こうならないためにも日頃から小まめに通信量を確認して、通信制限に掛からないように心掛けることが大切です。通信量の確認は各モバイルキャリアのページなどで確認できます。

以下に例としてLINEモバイルのデータ残量確認画面です。

もし通信制限に掛かってしまった場合は、パケットデータ量を購入して通信制限を解除するか、安定したWi-Fiを使用することで通話が改善されます。

端末の設定自体に問題があり、無料通話ができない場合があります。設定がされていない場合、正常に通話できないため、通話前に予め設定を確認しておく内容です。以下に設定内容を紹介していきます。

LINEの無料通話の着信ができない、もしくは、相手が通話に出ない、という場合は、LINEアプリの通話の通信許可がオフになっている可能性がありますので確認してみてください。

通話の通信許可をオンにする方法を紹介します。LINEアプリの"設定（歯車マーク）"から"通話"の項目をタップし、"通話の着信許可"をONに切り替えます。※上記の画像では例としてiOS版のLINEアプリで解説していますが、操作はAndroidも殆ど同じです。

この症状での、他の原因としては相手からのブロックも考えられます。この場合は相手からのブロックを解除してもらう以外に対処方法はありません。

LINEの無料通話するには予め端末のマイク許可設定をオンにする必要があります。初めてLINEアプリを起動した際にマイク機能の使用許可を求めるポップアップ画面が表示されますので、その画面でオンに設定してください。もし設定をキャンセルしてしまった場合は、次の設定方法で再設定することができます。

マイク許可設定をオンにする方法を紹介します。iOSではホーム画面の"設定"から"LINE"の項目をタップし、"マイク"をONに切り替えます。Androidでは"設定"から"アプリと通知"の項目をタップ、"アプリの権限"→"マイク"を選択し、"LINE"をONに切り替えます。

この設定は、アプリがマイクの機能を使用するための設定です。この設定が許可されていないとLINEアプリは端末のマイク機能が使用できないため、必ずONにするようにしてください。この設定をONにすることで正常にLINE通話ができるようになります。

自分と通話相手のLINEアプリのバージョンが異なる場合、通話できない可能性があります。必ずしも通話できなくなる訳ではありませんが、LINEのバージョンアップで古いバージョンのLINEアプリとの互換性がなくなった場合に発生します。対処方法として、常に最新のLINEバージョンを使うように心掛けましょう。

アプリのアップデートの方法を紹介します。iOSではAppleStoreのLINEアプリのページの"アップデート"ボタンを押すことで更新できます。AndroidではGooglePlayのLINEアプリのページの"更新"ボタンを押すことでアップデートが可能です。

また、自動アップデート設定にしておくことで、手動でアップデートしなくても自動的にダウンロードし、最新のバージョンにしてくれる機能がありますので、活用すると便利でしょう。

端末の受話音量が小さい場合、LINE通話で相手の声が聞こえないのは当たり前のことです。事前に受話音量を確認しておくと良いでしょう。受話音量の設定は、端末の種類によって異なりますが、殆どの機種に外部の音量ボタンがあることが多く、その音量ボタンを上げることで音量を大きくできます。

Bluetoothイヤホンと接続している場合は端末から音量が出ず、LINE通話の相手の声が聞こえない可能性が高いです。

通話相手の声は通話スピーカーから出力されず、Bluetoothイヤホンから音声が出力するようになっていると思われます。このような相手の声が聞こえない場合は通話できないと勘違いするかもしれません。事前にBluetoothイヤホンを使用していないことを確認しておくと良いでしょう。

Bluetoothイヤホンマイクを使用して通話する場合は問題がありませんが、使用しない場合はBluetooth接続をOFFにしておきましょう。

Bluetooth接続を解除する方法を紹介します。iOSではホーム画面から"設定"→"Bluetooth"の項目をタップし、OFFに切り替えます。Androidでは"設定"→"デバイス接続"→"Bluetooth"の項目をタップし、OFFに切り替えます。

LINEアプリやOSの不具合によってLINE通話で相手の声が聞こえない可能性もあります。不具合の場合は解消されている新しいバージョンのアプリやOSをアップデートすることで通話が改善されることがあります。

不具合や脆弱性はバージョンアップで通話が改善される場合が多いです。常に最新のアプリやOSを使用するように心掛けましょう。

物理的な外的要因でLINE通話の相手の声が聞こえない場合もあります。以下のパターンと対処方法をご紹介します。

イヤホンが差さっている場合は、相手の音声がイヤホンの方に流れますので、スピーカーには音声は出力されません。イヤホンマイクを使用して通話する場合は問題がありませんが、使用しない場合は端末から外しておくようにしましょう。

イヤホンが壊れている場合は、イヤホンへの音声出力がされない可能性があります。イヤホンを差しているのにもかかわらず、イヤホンからも音声が出力されない場合は、端末から外して端末の通話スピーカー＆マイクで通話するようにしましょう。

端末の通話スピーカーの故障により、LINE通話で相手の声が聞こえない場合も考えられます。スピーカー状態の確認方法を紹介します。

故障かどうか確認する前に、端末の通話スピーカーがケースや画面保護シートなどで、ふさいでいるものが何もないことを確認してください。スピーカーの開口部がふさがっていたり、汚れていたりしている場合は正常に動作しないことがあり、通話することが出来ません。

必ずしも自分が原因ではなく、原因は相手側にあるケースもあります。以下によくある原因とLINE通話を可能にする対処方法を紹介します。

相手がLINEを使っていても、必ずしもLINEの無料通話機能ができるとは限りません。中には非対応の端末が存在します。ガラケー（フィーチャーフォン）版のLINEには無料通話機能がありませんので、ガラケー端末をお使いの相手には通話できないです。注意しましょう。

相手のマイクの音量がミュートになっている可能性があります。相手のマイクの音量がミュートになると声は当然聞こえなくなります。同時に周囲の環境音やノイズも全くなくなり、無音になります。相手が何かの拍子でミュートボタンを押してしまった可能性がありますので、相手の声が聞こえませんが、その場合は音量設定を変更するように伝えてみましょう。

相手の端末のケースカバーがマイクをふさいでいる可能性があります。相手の声が聞こえずらい場合は、相手に伝えて確認してもらうと良いかもしれません。

相手の端末のマイクの開口部にホコリやゴミが詰まって塞いでいるせいで、相手の声が聞こえずらいことも考えられます。塞いでしまっている場合は正常に動作しないことがあるので、ご自身の端末もそうですが、小まめに掃除するように心掛けましょう。

これまで色んな原因を紹介してきましたが、ご使用の端末の音声機能が正常に動作しているかどうか、確認する機能がLINEに存在します。このテスト機能を使い、通話前に予め確認しておくと良いかもしません。ここではテスト通話使い方を紹介します。

テスト通話中に話した声を録音し、通話スピーカーから録音した声が再生されるため、ご使用の端末の音声環境に問題が無いかどうか、マイクやスピーカーなどのオーディオデバイスの状態と通話品質を確認します。

LINEのテスト通話の操作方法を紹介します。

LINEアプリの"設定（歯車マーク）"から"通話"の項目をタップし、"テスト通話"を選択します。「テスト通話の内容は全て録音されます。録音された内容は、通話品質の向上の目的でのみ分析および利用されます。」というメッセージが表示され、iOSでは"OK"、Androidでは"確認"を選択して次に進みます。

テスト通話が開始されます。音声ガイドが流れ、「ピー」という発信音後に「10秒間音声を録音してください」と指示されます。10秒間、何か適当に話をして録音をしてください。10秒後に「ポン」という発信音の後に、録音した音声が再生されます。この音声が正常に再生することができれば、マイクやスピーカーなどに問題が無いことがわかります。

録音した音声が再生されるのは、通話相手に聞こえるのと同じ音声であるため、この機能をご自身の端末で使ってみたり、他人の端末の通話に不備が無いかどうか確認してもらったりして、どこに問題があるのか確認することができます。

問題の箇所を特定するために使用するため、原因を探りたい場合に是非活用してみてください。

様々な原因と対処方法を紹介してきましたが、如何でしたでしょうか？LINE通話で声が聞こえない原因は様々で、自分である場合もありますし、相手である場合もあります。

LINEの無料通話ができない場合は、最初から相手に声が聞こえない！と訴えるのではなく、まずはご利用の端末の設定や通信環境などを一度見直してみる事から始めましょう。面倒かもしれませんが、一つ一つ問題ないことを確認することが大切です。

もし、今回紹介した対処方法でもLINE通話の問題が解決できなかった場合は、ハードウェアの不具合もしくはLINEサーバーの問題である可能性があります。端末の販売サポートもしくはLINEサポートに問い合わせてみてください。