2019年06月19日更新
iTunesがiPhoneを認識しない原因と対処法!デバイスが表示されない時は?
本記事では iPhoneがiTunesに認識できない場合の原因と対処方法をご紹介しました。iPhoneが正常に認識しない原因や対処方法は様々です。本記事で紹介したiTunesがiPhoneを認識しない場合の対処方法を一つずつ焦らず実践していくことが重要です。
目次
- 1iTunesにデバイスが表示されない!iPhoneを読み込まない原因は?
- ・iTunesがiPhoneを認識しないとバックアップや同期ができない!
- ・iTunesがiPhoneを認識しない原因
- 2iTunesがiPhoneを認識しない時は対処する前にバックアップを!
- 3iTunesがiPhoneを認識しない時の対処法【PCが原因の場合】
- ・iTunesを最新のバージョンに更新
- ・iTunesを再インストール
- ・OSを最新のバージョンに更新
- ・USBポート変える
- ・ドライバーの更新(Windowsの場合)Apple Mobile Device USB Driverを使う
- 4iTunesがiPhoneを認識しない時の対処法【iPhoneが原因の場合】
- ・iPhone上でPCの接続を許可
- ・再起動を行う
- ・OSを最新のバージョンに更新
- ・Lightningコネクタを確認
- ・DFU復元をする
- ・iPhoneの修理
- 5iTunesがiPhoneを認識しない時の対処法【ケーブルが原因の場合】
- ・純正品のLightningケーブルを使用
- ・別のLightningケーブルを試す
- ・ケーブルが断線している場合は新品を購入
- 6iTunesがiPad・iPodを認識しない場合も同様の対処をしよう!
- 7正常に認識しない原因は様々!焦らず一つずつ対処法を試そう
- ・iTunesの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
iTunesにデバイスが表示されない!iPhoneを読み込まない原因は?
iPhone・iPad・iPodなどのiOSデバイスを利用している方で、iTunesに接続できない、デバイスが認識されないという経験をしたことがある人は少なくありません。特にWindows PCを利用しているユーザーには、この傾向が多いのをご存知でしたでしょうか?
iTunesはAppleが、iOSデバイスのために開発したソフトウェアのため、Windowsパソコンとの互換性はMacパソコンほど良くありません。そのため、iTunesにiPhoneやiPodなどのiOSデバイスが読み込まない、表示されないということは頻繁に発生するのです。
本記事冒頭の本章では、iTunesがiPhoneを読み込まない、認識されない原因と対処方法をご紹介します。
iTunesがiPhoneを認識しないとバックアップや同期ができない!
iTunesがiPhoneを認識しない、読み込まない状態が続くと、iPhoneやiPodなどのiOSデバイス同期ができません。同期ができないだけでなく、iPhoneやiPodなどのiOSデバイスのバックアップを取ることができないため、紛失・故障などの場合にデバイスを買い替えても、最新のバックアップデータを復元することができないのです。
PCにインストールされているiTunesが、iPhoneやiPodなどのiOSデバイスを読み込まない、認識しないというのは、非常にリスクが高いということが理解できたでしょうか。
次の章では、iTunesがiOSデバイス(iPhoneやiPodなど)を読み込まない、認識しない原因を解説していきます。
iTunesがiPhoneを認識しない原因
iTunesがiPhoneを認識しない場合、大きく分けて3つの原因があります。
1.Windowsパソコンのドライバーのソフトウェアに問題があるため、 iPhone(iOS)デバイスを読み込まない |
2.iPhoneのコネクタ部分、またはデバイス自体に故障が発生しているため、 iPhone(iOSデバイス)を読み込まない |
3.接続しているLightningケーブルに問題があるためiPhone(iOSデバイス)を読み込まない |
上記3つの原因を細かく個別に解説していきます。
PCに問題がある
PCに問題がある場合は、ほとんどの場合がWindows PCです。これは冒頭でも説明した通り、Windows PCはiTunesとの互換性がそこまで高くないため、Mac PCよりも問題発生率が非常に高いのです。
この場合は、Windows PCのドライバーを更新することで、iPhone(iOSデバイス)を読み込まないという問題は解消されます。解決方法は本記事中盤"iTunesがiPhoneを認識しない時の対処法【PCが原因の場合】"でご紹介してきます。
iPhoneに問題がある
iPhoneやiPod側のiOSデバイスに問題がある場合、多くの場合はiPhoneやiPodのコネクタ部分、またはデバイス自体に故障、iPhoneの設定の3つが大きな原因となります。
解決方法は本記事中盤"iTunesがiPhoneを表示されない、認識しない時の対処法【PCが原因の場合】"でご紹介してきます。
ケーブルに問題がある
iPhone(iOSデバイス)を読み込まない、認識されない問題でもっとも多く報告されている原因が、”接続しているLightningケーブルに問題がある”です。iPhoneやiPodのLightningケーブルは、純正品も社外製品も見た目で判断しにくいのです。
こちらも解決方法は本記事中盤"iTunesがiPhoneを認識しない時の対処法【PCが原因の場合】"でご紹介してきます。
iTunesがiPhoneを認識しない時は対処する前にバックアップを!
iTunesがiPhoneを認識しない時は対処する前にバックアップをとっておくことが重要です。
ここではPCやiCloudに自動バックアップを取る方法をご紹介します。iPhoneやiPadからiCloudにバックアアップを取る方法を覚えておけば、iTunesに接続できない、認識されない間の情報を、iCloud上に保存しておくことが可能です。なおiPadやiPod Touchでも操作方法は同じです。
iPhone(iOSデバイス)をWi-Fiに接続します。"設定"をタップして起動、"アカウント名"をタップして"iCloud"をタップします。
"今すぐバックアップを作成"をタップします。バックアップが完了するまで時間がかかりますので、Wi-Fiを接続したままにしてください。
”バックアップ”画面で"iCloudバックアップ'"にチェックを入れておくと、毎日自動的にiPhoneのバックアップが生成されます。いざという時のために、毎日バックアップが自動的に生成されるようにチェックを入れておくことをおすすめします。
iCloudは5GBまでは無料で利用できますが、それ以上のストレージが必要な場合は有料です。iCloudの月額料金は下記のリストで確認してください。
ストレージ(データ容量) | 月額料金(VAT付加価値税込み) |
50GB | 月額料金130円 |
200GB | 月額料金400円 |
1TB | 月額料金1,300円 |
2TB | 月額料金2,500円 |
iTunesがiPhoneを認識しない時の対処法【PCが原因の場合】
PCに問題の原因があり、iTunesがiPhoneを認識しない、またはiPhoneを読み込まない場合の時の対処法を紹介します。
iTunesを最新のバージョンに更新
お使いのiTunesソフトウェアのバージョンが古い場合、iPhoneを認識しない、読み込まない場合があります。最新バージョンのiTunesをインストールすることで問題が解決します。下記のリンクから最新のiTunesのインストールが可能です。
iTunes上から最新版のiTunesにアップデートする場合は、iTunes画面上部のメニューバーから"アカウント"を選択して"ダウンロード可能な項目があるか確認"をクリックします。
iTunesを最新のバージョンに更新にする方法は以上です。
iTunesを再インストール
iTunesを最新バージョンにアップデートしても、問題が解決されない場合は一度iTunesを完全に削除して、再インストールする必要があります。一度iTunesをアンインストールしてから、iTunesを再度インストールすると、iTunes上で発生する問題のほとんどが解決できます。
iTunesを再インストール〜Windowsの場合〜
1.Windowsデスクトップ画面左下の”Windows"アイコンをクリックします。 |
2.メニュー一覧から"コントロールパネル"をクリックします。 |
3."プログラムと機能"をクリックします。 |
4."プログラムのアンインストールと変更"をクリックして下さい。 |
5.一覧の中から"iTunes"を右クリックして"アンインストール”をクリックして下さい。 |
iTunesのアンインストールが完了したら下記のリンクにアクセスして、最新版のiTunesを指示に従ってインストールしてください。
iTunesを再インストール〜Macの場合〜
Macの場合はiTunesを完全にパソコンから削除することはできません。外部アプリやツールを利用すれば削除できますが、下記のリンクにアクセスして、最新版のiTunesを指示に従ってインストールするだけで問題は解決されます。
またはiTunes上から最新版のiTunesにアップデートする場合は、iTunes画面上部のメニューバーから"アカウント"を選択して"ダウンロード可能な項目があるか確認"をクリックします。
OSを最新のバージョンに更新
Windows OSが古いバージョンだと、iTunes上の画面にiPhoneが表示されない(認識されない)問題が発生します。
下記のWindows公式ヘルプページから、最新のOSバージョンへアップデートする方法を確認しアップデートしてください。
USBポート変える
パソコンのUSBポートが破損していて、iTunesがiPhoneを読み込まない(認識しない)、同期できないと考えることができます。
お使いのパソコンに複数のUSBポートがある場合は、他のUSBポートにiPhoneを接続して、iTunesとiPhoneが同期(認識)されるか試してみてください。
ドライバーの更新(Windowsの場合)Apple Mobile Device USB Driverを使う
iTunesとiPhoneをUSBケーブルで接続して同期(認識)するためには"Apple Mobile Device USB Driver"というソフトウェアがインストールされている必要があります。
"Apple Mobile Device USB Driver"がインストールされていない場合は、前述した方法で一度iTunesを再インストールしてください。
"Apple Mobile Device USB Driver"がインストールされているかの確認方法、また"Apple Mobile Device USB Driver"のドライバー更新方法をご紹介します。"Apple Mobile Device USB Driver"を更新することで、iTunesがiPhoneを同期(認識)しない、表示しないなどの問題を解決することができます。
デバイスマネージャーを起動してApple Mobile Device USB Driverにアクセス
"Apple Mobile Device USB Driver"にアクセスするために、まずはWindows PCデスクトップ画面から"コントロールパネル"を開きます。”スタート"ボタンを右クリックして"デバイスマネージャー”を選択してください。
"Apple Mobile Device USB Driver"でドライバーを更新
"デバイスマネージャー"が表示されたら"ポータブルデバイス"を展開します。"Apple Mobile Device USB Driver"が表示されるので、"Apple Mobile Device USB Driver"を右クリックして"ドライバーの更新(P)"をクリックします。
Apple Mobile Device USB Devicesドライバーの更新方法は以上です。一度パソコンを再起動して、iPhoneをパソコンに接続してiTunesを起動してください。
iTunesがiPhoneを認識しない時の対処法【iPhoneが原因の場合】
iPhoneに問題の原因があり、iTunesがiPhoneを認識しない、またはiPhoneを読み込まない場合の時の対処法を紹介します。
iPhone上でPCの接続を許可
iPhoneでパスワードを設定している場合は、iPhoneとパソコンを接続するだけではiTunes上にデバイスが表示(認識)されないので注意してください。パソコンとiPhoneを接続してパスワードを入力することで、iTunes上にデバイスが表示され同期(認識)が可能となります。
再起動を行う
iPhoneとパソコンを接続してもiTunes上にiPhoneが表示(認識されない場合は、一度iPhoneを再起動してください。iPhoneを再起動することで、iTunesに表示(認識)されない、同期できない問題が解消されることがあります。
OSを最新のバージョンに更新
iPhoneにインストールされているOSのバージョンが古いと、iTunes上でiPhoneが表示されず同期(認識)できない場合があります。iPhoneに古いOSがインストールされている方は、iPhoneのOSバージョンをアップデートしてください。
Lightningコネクタを確認
前述しましたが、iPhoneのLightningケーブルに問題がある場合は、Apple正規品のLightningケーブルを購入する必要があります。またiPhoneのLightningケーブルの接続部分は非常に破損しやすく、ダメージを受けている可能性があります。iPhoneが充電されないといったサインがある場合は、iPhoneを修理する必要があります。
DFU復元をする
iPhoneがiTunesに表示されない場合はDFU復元をするという方法もあります。DFU復元とはiPhone上でできる初期化設定です。iPhoneのバックアップを必ずとってから実行してください。
DFU復元の手順は下記の通りです。
1.iPhoneをパソコンに接続し、iTunesを起動します。 |
2.iPhoneのホームボタンとスリープボタンを6秒間同時に長押しします。 |
3.iPhoneの画面が消えます。4秒経過したらiPhoneのホームボタンを離してください。 |
4.そのままiPhoneのホームボタンを押した状態で6秒待ちます。 |
5.iPhoneに"リカバリー画面"が表示され、 復元と更新へ進みiPhoneがDFUモードとなります。 |
iPhoneの修理
iPhoneの故障が原因でiTunesと同期できない場合は修理が必要です。
iPhoneの水漏れによる腐敗
iPhoneが水没した場合の確認方法があります。
2006年以降に販売されているiPhoneには"液体侵入インジケータ"とよばれる液体侵入を確認することのできる部分があります。水漏れや水没の心当たりがある方は、iTunesには接続しないでください。iPhoneのダメージ拡大だけでなく、パソコンのダメージにもつながります。
"液体侵入インジケータ"はiPhoneデバイスのモデルによって異なります。下記のApple公式ページから"液体侵入インジケータ"の確認方法を参照してください。
iPhoneの落下による損傷
落下による損傷が原因でiTunesがiPhoneを表示しない場合もあります。iPhoneの修理をしてください。iPhoneの1年保証に入っている方は、無償修理になる可能性があるので、Appleに問い合わせてみることをおすすめします。
iPhoneの湾曲による接続不良
iPhoneの湾曲による接続不良が原因でiTunesがiPhoneを表示しない場合もあります。iPhoneの修理をしてください。
iTunesがiPhoneを認識しない時の対処法【ケーブルが原因の場合】
Lightningケーブルに問題の原因があり、iTunesがiPhoneを認識しない、またはiPhoneを読み込まない場合の時の対処法を紹介します。
純正品のLightningケーブルを使用
模造品のLightningケーブルではiTunes上にiPhoneを正しく表示されない問題が多々報告されています。Apple正規品のLightningケーブルを購入する必要があります。
別のLightningケーブルを試す
複数のLightningケーブルをお持ち方は、他のApple正規品のLightningケーブルを利用してみましょう。
ケーブルが断線している場合は新品を購入
Lightningケーブルのラバー部分に破損がある場合は、同箇所からケーブルが断線します。Lightningケーブルは断線しやすいので、Apple正規品のLightningケーブルを購入してください。
iTunesがiPad・iPodを認識しない場合も同様の対処をしよう!
これまで紹介してきたiPhoneがiTunesに表示されない、認識されない場合の対処方法はiPadやiPodでも有効です。iPadやiPodでiTunesに表示されない、認識されないなどの問題が発生した場合に実践してみてください。
正常に認識しない原因は様々!焦らず一つずつ対処法を試そう
本記事ではiPhoneがiTunesに同期(認識)されない、表示されない場合の原因と対処方法をご紹介しました。このようにiPhoneがiTunesに同期(認識)されない、表示されない場合の原因は様々です。iPhoneがiTunesに同期(認識)されない、表示されない場合は、本記事で紹介した対処法を焦らず一つずつ実践してください。