2019年06月21日更新
iTunesを同期できない原因と対処法!パソコンとiPhone/iPodの音楽を同期!
iPhoneやiPodで音楽を楽しむのなら、パソコンのiTunesに同期させる必要があります。ところが困ったことに、iTunesが同期できないという現象が起きる場合があります。この記事ではiTunesを同期できない原因と対処法についてお伝えします。
目次
- 1iTunesとiPhoneが同期ができない原因と対処法
- ・最新バージョンにアップデート
- ・USBケーブルの確認
- ・ネット回線の確認
- ・iPhoneのストレージ不足でできない
- ・iCloudミュージックライブラリ(iPod共通)
- ・音楽の同期
- ・不具合でできない
- 2iTunesにiPodが同期ができない場合の原因と対処法
- ・物理的な接続トラブル
- ・コンピュータの信頼を確認
- ・iPodのストレージ不足でできない
- ・iTunesバージョン
- 3iTunesにパソコンが同期できない場合の原因
- ・エラーメッセージ確認
- ・iTunesをアップデート
- ・パソコンをアップデート
- ・セキュリティソフト
- ・再起動
- 4それでもiTunesにiPhoneが同期できない【Windows10】
- ・Apple Mobile Device USB Driverのインストール
- ・ユニバーサルシリアルバスコントローラーを確認
- ・Apple Mobile Device Serviceを再起動
- 5Apple Musicを使うとiTunesで同期ができない
- ・Apple Musicを契約していない
- ・Apple Musicを契約している
- 6iTunesに同期できない原因を解決して音楽を同期しよう!
- ・iTunesの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
iTunesとiPhoneが同期ができない原因と対処法
iPhoneやiPodを音楽を楽しむために使っている人もたくさんいますが、iPhoneやiPodの中の音楽を編集するためには、パソコンのiTunesに同期する必要があります。しかし、時々iTunesがiPhoneやiPodに同期できなかったり、iCloudの音楽がパソコンに同期できなかったりする、という現象が起こります。
この記事ではiTunesに同期できずに、音楽の編集ができなくて困ってしまったときのために、iTunesに同期できなくなる原因と対処法についてお伝えします。まずはパソコンのiTunesとiPhoneが同期できないときの原因と対処法についてみていきましょう。
最新バージョンにアップデート
iPhoneがパソコンのiTunesに同期しないときの原因のひとつに、パソコンのiTunesが最新バージョンになっていないことが考えられます。
iPhoneはAppleの純正品なので、同期に必要なプログラムは常に最新のものに自動でアップデートされます。パソコンもApple製のMacを使っていればiTunesも自動でアップデートされます。しかしApple製ではないWindowsパソコンにとっては、iTunesは他社製のソフトウエアになるために自動的にアップデートされないことがしばしばあります。
iTunesにiPhoneが同期しないときには、iTunesのバージョンが最新かどうかを確認しましょう。確認のやり方は、iTunesを開いたら、”ヘルプ”から”バージョン情報”をクリックします。すると現在インストールされているiTunesのバージョンが表示されるので、Appleのホームページからそちらが最新のものかどうかを確認しましょう。
USBケーブルの確認
iPhoneがパソコンのiTunesに同期しないときには、USB-Lightningケーブルが原因のこともあります。様々なショップでiPhoneに接続するためのUSB-Lightningケーブルが販売されています。しかし、Apple純正品やAppleから正規の許可であるMFi認証を受けて製造されたケーブル以外は、充電はできてもデータ転送はできません。
100円ショップやネット通販などで格安のUSB-Lightningケーブルを購入した場合には、パッケージや販売ページをよく確認してみましょう。格安のものには必ず”充電専用”と記載されているはずです。充電することはできても、データ転送する機能は付いていないので、パソコンに接続しても音楽を同期することはできません。
ケーブルを購入する際には、必ずデータ転送ができるものかどうかを確認しましょう
また、データ転送できるケーブルであっても、ケーブルが切断しかけていたり接続端子が劣化したりすると、充電しかできなくなったり、接続しても充電すらできなくなってしまうこともあります。
今まで同期できていたケーブルでiTunesに同期しなくなったと思ったら、ケーブルを新しいものに変えてみることも必要です。
ネット回線の確認
パソコンへのiPhoneの同期を、ケーブルによる接続ではなくiCloud経由で行っている場合には、ネット回線も確認してみましょう。iCloud経由で同期するためには、パソコンもiPhoneもネット経由で接続する必要があります。
ネット環境が不安定になってしまうと、同期できなくなってしまいます。お使いのプロバイダの状況なども確認してみましょう。
iPhoneのストレージ不足でできない
パソコンから新しい音楽をiPhone側に追加したい場合には、追加するデータ量の余裕がiPhoneに必要になります。iPhoneのストレージがいっぱいになってしまっていると、同期できません。同期できないときにはiPhoneのストレージを確認してみましょう。
ストレージの確認方法は、まずはiPhoneの”設定”から”一般”を開きます。
”iPhoneストレージ”をタップします。
するとこのようにiPhoneのストレージを確認することができます。ストレージに余裕がない場合には、不要のファイルやアプリを削除して余裕を持たせるか、iCloudにファイルをアップしましょう。
iCloudミュージックライブラリ(iPod共通)
こちらはiPodと共通の原因と対処法です。Apple MusicもしくはiTunes Matchに登録している場合には、iCloudミュージックライブラリが原因でiTunesに同期できない可能性があります。
Apple MusicまたはiTunes Matchに登録している場合には、iPhoneかiPodの”設定”から”ミュージック”を開き、一度”iCloudミュージックライブラリ"をオフにしてみます。これでiTunesに同期できるかどうか確認してみましょう。
音楽の同期
iPhoneをパソコンに接続してiTunesに同期するときに、iTunesの方で”音楽に同期”にチェックが入っていないと、パソコンで編集した音楽をiPhoneに同期することはできません。
iPhoneをパソコンに接続してiTunesを開くと、iTunesの左サイドバーにiPhoneのメニューが表示されます。そちらから”ミュージック”を開くと”音楽と同期”というところがあるので、そちらにチェックが入っているかどうかを確認しましょう。
不具合でできない
iTunesに何らかの不具合が起きていることが、iPhoneと同期できない原因になっていることがあります。iTunesをバージョンアップして、ケーブルやネット環境、iCloudの状態なども確認しても、同期できない場合には、不具合が原因と考えられます。
一度iTunesをアンインストールして再インストールしてみる、という方法もありますが、iTunesの不具合を修復できる”Tenorshare TunesCare”というソフトの利用も悪くありません。こちらのソフトはiTunesで起こるあらゆる不具合を、たったワンクリックで修復できるというソフトです。
このソフトを使うときには、”Tenorshare TunesCare”と検索して、出てきたページからダウンロードして使います。使い方は以下のリンク先にあるマニュアルから確認してください。
iTunesにiPodが同期ができない場合の原因と対処法
次はiTunesにiPodが同期できないときの原因と対処法についてみていきましょう。
物理的な接続トラブル
iPodをパソコンのiTunesに同期するためには、ケーブルでUSB接続する必要がありますが、物理的なトラブルが起きているときにも、同期できない場合があります。
ケーブルが切断や破断していないか、端子が劣化していないか、パソコンのUSBポートに不具合がないかどうかを確認してみましょう。パソコン側にUSBポートがいくつかある場合には、違うポートに変えてみるのも一つの対処法です。
コンピュータの信頼を確認
iPodやiPhoneなどの端末をパソコンにケーブルで初めて接続すると、必ずiPhoneやiPodの側で”このコンピュータを信頼しますか?”という表示が出ます。この時に、”信頼しない”を選択してしまうと、パソコンとiPodとの間でのデータ転送ができなくなり、同期することができない状態になってしまいます。
初めてパソコンにiPodを接続するときには、それが自分の信頼できるパソコンであったら、”信頼する”を選択するように気を付けましょう。もしも”信頼しない”を選択してしまったら、次の手順で設定をし直します。
まずはiPodを一度パソコンから外して、もう一度接続し直します。次にパソコンに最新版のiTunesがインストールされていることを確認してからiPodとパソコンを両方とも再起動します。
iPodの”設定”から、”一般”、”リセット”、”位置情報とプライバシーをリセット”と進んでいきます。
パスコードを入力したら”すべての設定をリセット”をタップすると、パソコンを信頼しないという情報がリセットされるので、次に接続した時に再び”このコンピュータを信頼しますか?”と表示されます。この時に”信頼する”を必ず選択するように気を付けましょう。
iPodのストレージ不足でできない
iPhoneと同じように、iPodもストレージが不足しているとパソコンで編集した音楽リストを同期することができません。自分ではiPodに入れた覚えはなくても、知らない間に関連するジャケットの画像やムービーがいつの間にか同期されていて、ストレージを圧迫していることもあります。
iPodのストレージの確認方法も、iPhoneとそれほど変わりません。iPodのか”設定”から”一般”、”iPodのストレージ”と進んで確認します。ストレージがいっぱいになっている場合には、ファイルを整理して新しい音楽を入れられるようにしましょう。
iTunesバージョン
iPhoneの時と同じように、パソコン側のiTunesのバージョンが古い場合には、うまく同期できなくなることがあります。パソコン側のiTunesの”ヘルプ”から”バージョン情報”を確認して、アップデートの必要があったらアップデートしてから、もう一度同期させてみましょう。
iTunesにパソコンが同期できない場合の原因
パソコン上でiTunesがうまく動作しない場合にはどのような対処法があるのでしょうか。ここからはiPhoneやiPodではなく、パソコンが原因でうまく同期できない場合の対処法についてみていきましょう。
エラーメッセージ確認
まず、パソコンのiTunesに不具合がある場合には、エラーメッセージが表示されることがあります。”詳しい情報”と表示された場合には、そちらに対処法が解説されていることがあるので、そちらの対処法に従ってみましょう。自分でできる対処法がない場合や、原因不明の場合には、次の手順を試してみましょう。
iTunesをアップデート
iTunesのバージョンが古くて、うまくパソコン上で動作しなくなったり、iPhoneやiPodと同期できなかったりすることがあります。iTunesの”ヘルプ”から”バージョン情報”を確認して、最新版がある場合にはアップデートしましょう。
パソコンをアップデート
パソコンのOSのアップデートが行われていないことで、iTunesが適切に動作しないこともあります。パソコンを自動アップデートするように設定していない場合には、最新の状態にしてみましょう。
Windowsであれば”Windowsアップデート”から、Macであれば”ソフトウェアアップデート”からアップデートしましょう。
セキュリティソフト
自分でセキュリティ対策ソフトをパソコンに入れている人も多いことでしょう。セキュリティソフトのためにiTunesで同期できなくなってしまうことがあります。一度、セキュリティソフトを停止させてから、もう一度、同期を試してみましょう。それでうまく同期できればセキュリティソフトが原因だったということになります。
セキュリティソフトが原因の場合には、ソフトによって対策が違います。ソフトのマニュアルや販売会社への問い合わせで、セキュリティソフトを動かしながらiTunesを使う方法を確認しておきましょう。
再起動
一度パソコンを再起動してみる、というのも1つの対処法です。長い時間、パソコンを使っていると、どうしてもキャッシュや次から次へと立ち上げたソフトウエアの情報が錯綜して、動きが悪くなっていきます。特にメモリとCPUのスペックが低いパソコンの場合には、顕著に不具合が出てきます。
一度再起動することで、それらをすべてリセットさせてみるとうまくiTunesも同期させることができる可能性があります。
それでもiTunesにiPhoneが同期できない【Windows10】
これらの対処法を行っても、iPhoneがパソコンのiTunesに同期できない場合には、Windows10であれば次の対処法を試してみましょう。
Apple Mobile Device USB Driverのインストール
iPhoneをパソコンに接続して、iTunesを閉じます。パソコンの左下の隅にあるパソコンのスタートボタンを右クリックして”デバイスマネージャー”を開きます。
”デバイスマネージャー”を開くと”ポータブルデバイス”に”Apple iPhone”があります。そちらを右クリックして、”ドライバーの更新”を選択します。出てきた画面で”ドライバー ソフトウェアの最新版を自動検索します”をクリックすると、iOSに必要なデバイスが検索されます。
もしも”Apple Mobile Device USB Driver”が入っていない場合には、これでインストールされます。Windowsアップデートも確認した上で、iTunesを開いて同期できるか確認しましょう。
ユニバーサルシリアルバスコントローラーを確認
Apple Mobile Device USB Driverが入っているかどうかの確認は、”デバイスマネージャー”の”ユニバーサルシリアルバスコントローラー”からも確認することができます。
Windows10のデバイスマネージャーを開いたら”ユニバーサルシリアルバスコントローラー”をダブルクリックして開きます。こちらにApple Mobile Device USB Driverがなければ、”Apple Mobile Device USB Driverのインストール”で説明した手順でインストールします。
Apple Mobile Device USB Driverがが存在するのにうまく動作しない場合には、Apple Mobile Device USB Driverを右クリックします。”このデバイスを無効にする”となっていれば正常に機能しています。”有効”と出た場合には、こちらのドライバーが停止しているので”有効”をクリックします。
Apple Mobile Device Serviceを再起動
Apple Mobile Device USB Driverに何らかのエラーが表示される場合には、一度、Windows で Apple Mobile Device Serviceを停止させて再起動させてみます。
この方法は少し複雑でこのページの解説でご説明しきれないので、”Apple Mobile Device Serviceの再起動”と検索して、Appleのサポートページからご確認ください。
Apple Musicを使うとiTunesで同期ができない
Apple Musicを使うとiPhoneをiTunesに同期できなくなる現象が起きることがあります。最後にその対処法についてみていきましょう。
Apple Musicを契約していない
Apple Musicを契約していない場合には、iPhone側の設定でApple Musicを切ってしまえば問題は解決します。”iTunesとiPhoneが同期ができない原因と対処法”の”iCloudミュージックライブラリ(iPod共通)”の方法で対応できます。
Apple Musicを契約している
Apple Musicを契約している場合、曲によってはなぜか同期できない、という現象が起きるようです。
同期したつもりの曲が同期されていない場合には、iTunesのライブラリを開いて同期したい曲を確認します。すると、同期できない曲の横にiCloudのマークの中に”?”が入っている、いつもは見られないマークが付いています。
その曲を右クリックして”iCloudミュージックライブラリに追加”を選択すると同期できるようになります。
iTunesに同期できない原因を解決して音楽を同期しよう!
この記事ではiTunesで音楽を同期できないときの対処法についてみてきました。思うように同期できないとイライラするものですが、しっかりと正しい対処すればほとんどの問題は解決できます。これらの対処法をすべて試してもできないときには、パソコンかiPhone、iPodの不具合が考えられます。修理も検討しましょう。