【Android】スマホでiTunesの音楽を聴く方法！プレイリストの曲を同期するには？

iPhoneを使ってきた方は、ほぼすべての方がiTunesを使って端末の管理を行ってきたはずです。iPhone自体に簡単に紐づき、音楽や写真などを好きなタイミングで同期できます。このようにしてiPhoneのデータ管理を行ってきた方で、Androidに機種変更した場合に困ってしまうのが、iTunesに保存した音楽の管理方法です。

同じようにAndroidをPCにケーブル接続して、iTunesを起動しても、iPhoneと同じようなやり方で同期することができなくなっていますので、少しこの時点で悩んでしまう方もいます。しかし、iTunesに入っていてご自身が管理している音楽はある方法でAndroidスマホでも聴くことができるようになりました。

iPhoneにはiTunesがあるように、AndroidにもGoogle Play Musicというものが存在します。Android用の音楽アプリと考えてください。つまり、Androidに機種変更した方は、Google Play Musicの使用が一般的になっています。iTunesからGoogle Play Musicに変えても音楽の管理方法が異なるので、違和感を覚える方も多いはずです。

Androidでは、同期した曲のような括りではありませんが、iTunes内の音楽を聴くことができます。iTunesで作成したプレイリストであればAndroidでも聴くことができます。このプレイリストは、iTunesで作成した時点でクラウド上にアップロードしてあることが前提です。オフラインのプレイリストは不可能ですので注意が必要です。

この他にもさまざまな方法があります。上記のようなプレイリストではなく、iTunesで管理していた音楽を個別でAndroid端末に同期する方法もあります。こちらも含めて紹介していきますので、是非Androidでの音楽管理への参考にしてください。

まずは、お使いのAndroidにiTunesを同期させる方法としておすすめのやり方の1つ目をご紹介していきます。このやり方はiTunesから従来のiPhoneのように同期をするやり方ではなく、Android端末自体に直接ご自身でiTunesのデータを入れる方法になります。難しくはありませんので、焦らず進めていきましょう。

まず、音楽を転送する前に、お使いのAndroid端末を「MTPモード」に切り替える必要があります。「MTPモードとは？」と疑問を持つ方もいらっしゃいますが、ここでは簡単な説明にとどめます。MTPモードはデータの転送を行うための通信モードと解釈してください。ではこのMTPモードの切り替え方法です。

まず、AndroidスマホをUSBケーブルでPCに接続します。接続すると端末に自動的にモード選択の画面が表示されますので、この名から「ファイルを転送する」を選択するだけで切り替えができます。これで音楽の同期準備が整いました。では、PCを使って音楽の同期を進めていきましょう。WindowsとMacでは利用方法が少し異なります。

iTunesをWindowsのPCをお使いの方はこちらをチェックしてください。お使いのAndroidをMTPモードに切り替えた後は、PCで「エクスプローラー」を起動します。ここではPCに保存してあるデータ全てが閲覧できますが、今回使用するのは「iTunes」というフォルダです。保存フォルダが多い場合は、右上の検索枠で「iTunes」と検索してください。

「iTunes」を見つけたらそのフォルダを開き、「iTunes Media」をダブルクリックし、「Music」のフォルダをダブルクリックで開きましょう。実は、このフォルダの中にiTunesで管理していた音楽が全て保存されています。このiTunesフォルダの中から、Androidで聴きたい音楽ファイルを選び、「コピー」します。

次に、エクスプローラーの左にある保存領域一覧から接続中のAndroid端末を選択し、音楽を保存したい部分を開きます。もしくは新しいフォルダーを作成します。その部分に「貼り付け」しましょう。これでiTunesの音楽を転送しました。iTunesから音楽を同期したこととほぼ同じになります。このように音楽をコピペするだけで完了です。

MacのPCでは、Windowsのやり方とは違った方法でiTunesの音楽を転送することができます。Android端末は「MTPモード」のままにしておいてください。今回使用するのがAndroid端末への転送ソフトである「Android File Transfer」です。こちらはサイトからダウンロード、インストールができますので簡単に用意が可能です。

Android File Transferと検索すれば表示されますが、こちらにもサイトのリンクを記載します。こちらのサイトから入手してソフトを立ち上げてください。

Android File Transferは簡単ですので、特に複雑な手順を覚えることはありません。WindowsのエクスプローラーのようにPCとAndroid端末の間でファイルの閲覧、確認ができます。また、Androidへの転送も簡単にできますので、まずは使用してみてください。

ご自身でiTunes内で管理していた音楽が転送できたら、実際にAndroidの「ミュージック」アプリで転送されているか確認してみましょう。自動的に音楽として認識されたものがAndroidに表示されるようになります。読み取りにタイムラグが出る可能性もありますので、少し待ってからAndroid端末を確認してみてください。

ここまでご自身の操作でiTunes内の音楽を転送する方法をご紹介してきました。次は別の方法をご紹介します。iTunesに保存されている音楽をクラウド上にアップロードしてAndroidでいつでも聴けるような状態にする方法です。個別の同期よりも比較的便利です。

この方法で使うことになるのがGoogleの音楽アプリである「Google Play Music」です。こちらはiTunesでの「Apple Music」と同じような役割も兼ね備えています。実はGoogle Play Musicには、実際にお持ちの曲のデータをアップロードする機能があるため、ご自身のiTunesライブラリ内のデータを保存することができます。

これには2つの大きなメリットがあり、お使いのAndroid端末の保存領域を占領しないという点と、5万曲までアップロードできるので、一気にライブラリごと同期ができるという点です。Google Play Musicを使いこなす事でよりAndroidでの音楽が楽しくなるのは間違いありません。

それでは、Google Play MusicにiTunesの音楽を同期させる手順を説明していきます。こちらもそれほど複雑な作業はありません。1つずつ進めていきましょう。

iTunesのライブラリをチェックする前に、まだGoogle Play Musicに登録していない方は登録することをおすすめします。個人のプランでは、月額980円で利用することができます。有料会員は、ご自身の音楽に加えて世界中の音楽をストリーミングで聴くことができます。無料会員のままでいることもできますので、登録しましょう。

Google Play Musicに登録できた方は、いよいよiTunes内の音楽をアップロードする作業に入りましょう。アップロードは、「Music Manager」というソフトを使用した方が圧倒的に便利です。こちらはGoogle Play Musicのサイト内から無料で入手できますので、PCにインストールしてみてください。その後、起動してログインまで済ませてください。

Music Managerを起動し、アップロードしていきます、「iTunes」の部分にチェックマークを入れて進めていきましょう。ここにチェックを入れればお使いのiTunes内の曲が一気にアップロードされるようになります。アップロードが始まれば、後は待つだけで完了です。ただし、WAVなどの重いファイルは、mp3に変換されます。

全ての音楽のアップロードが終了しましたら、あとはGoogle Play MusicのアプリをAndroid端末内にインストールし、再生するだけです。もちろんストリーミング形式での再生なので、データ通信には気を付ける必要があります。データ通信量が心配な方にはダウンロードがお勧めです。オフライン状態でも音楽を再生することができます。

Google Play Musicには、アップロードされた曲が自動的に表示されるようになりますので特別な作業は要りません。これでiTunesで音楽を聴くのと同じように使うことができます。ただし、iTunesのソフトはオフラインで全ての音楽を管理できることにメリットがありますので、データの整理などにはiTunesを並行して使うのが便利です。

AndroidはGoogle Play MusicでなくてもiTunesの音楽を聴くことができます。ここからは、Apple Musicを使った方法についてご紹介していきます。Apple MusicはAndroidにも対応していますので安心して使っていってください。

Apple Musicは、Google Play Musicのようにストリーミング形式で音楽を楽しむことができるサービスです。PCの場合はiTunesに紐づいており、比較的簡単に利用することができます。同じく月額980円で利用することができます。初回の方はお試しの無料期間も設定されています。初めての方は是非この機会に使ってみてください。

Apple Musicでは、提供されている世界中の音楽からオリジナルのプレイリストを作成し、管理することができます。この他にあなたがiTunesに保存していた音楽、プレイリストなどを同期させ、反映させることができます。iTunes Storeで購入したデータももちろん反映されることになります。iTunesのデータをApple Musicにも反映できる仕組みです。

それでは、Apple Musicを使ってiTunesで管理していた音楽を同期させていきましょう。iTunesとApple Musicは非常に相性が良いので、スムーズに行うことができます。

最初にやることは、Apple Musicをインストールすることです。インストールとはいっても、iTunesに紐づいていますので、iTunesのソフト自体があれば大丈夫です。このなかから、Apple Musicを閲覧できます。初回の場合は、アカウント登録する必要があります。無料期間後は有料となりますので気を付けてください。

「iCloudミュージックライブラリを使用しますか？」という表示が出ましたら「iCloud ミュージックライブラリを使用」をクリックしてください。これで設定は完了です。あなたのiTunes内のデータが同期されるようになります。基本的には、クラウドストレージのiCloudを介して音楽が同期されていきます。

同期されれば、Apple Musicを使う中で、あなたがiTunesで作成したプレイリストを聴くことができます。Apple Musicで作成したプレイリストと合わせて楽しむことができますので、快適に使うことができます。

Apple Musicについてもストリーミング形式で音楽を聴く仕組みになっているので、Android端末のデータ通信量には注意する必要があります。そんな時は、Apple Musicにおいてもオフラインで聴くことができます。「iCloudミュージックライブラリ」にアクセスし、ダウンロードすることで、オフライン再生ができます。

最後にiTunesの曲が反映されたかをチェックするためにも再生してみましょう。お使いのAndroidにはApple Musicのアプリが必要です。アプリを端末にインストール後、ログインして早速再生しましょう。同期が成功していれば、iTunesで使っていたプレイリストも、Apple Musicのプレイリストも両方表示されるようになっています。

ここまでAndroidでiTunes内の音楽を聴く方法について複数の方法をご紹介してきました。ご自身でコピペして転送する方法、Google Play Musicのアプリを利用する方法、そしてApple Musicのアプリを利用する方法と大きく3通りの方法があります。ご自身の使いやすいアプリをインストールしてAndroidでも快適にiTunesの音楽を聴きましょう、