2019年07月01日更新
iPhoneの充電が遅い原因と対処法!速く充電して時間を短くする方法を解説
この記事ではiPhoneの充電が遅い原因と対処法をご紹介します。iPhoneの充電が遅いときに考えられる原因は様々なものがあるため、すぐにiPhoneの故障と判断する前に今回ご紹介する対処法を試し、iPhoneの充電が遅い状態を解消しましょう。
目次
- 1iPhoneの充電のスピードが遅い状態の目安
- 2iPhoneの充電に時間がかかったり充電できない原因
- ・負荷の大きいアプリを起動したまま充電している
- ・気温が高すぎたり低すぎる場所での充電
- ・USB接続での充電
- ・ケーブルや接続端子にゴミが付いている
- ・Lightningケーブルの故障
- ・ブルートゥースの不調
- ・バッテリーの劣化
- ・iPhoneの故障
- 3iPhoneの充電が遅いと感じた時に試そう!早く充電する方法
- ・コンセントで充電してみる
- ・ケーブルやアダプタを交換してみる
- ・アプリを終了させたり機内モードにして充電してみる
- ・バッテリーを交換してみる
- ・急速充電器を使ってみる
- 4iPhone本体に問題があり充電が遅い場合の対処法
- ・iOSを最新のバージョンにアップデートする
- ・iPhoneの再起動を行う
- ・バックアップを取って初期化を行う
- 5iPhoneを速く充電する方法!急速充電に必要なものとは
- ・USBPD対応電源アダプタ
- ・USBPD対応USB-C-Lightinigケーブル
- 6iPhoneの充電が遅い時は対処法を試してみよう
iPhoneの充電のスピードが遅い状態の目安
iPhoneの充電のスピードが遅い状態の目安として、iPhoneの充電を開始してから1~2分経過してもiPhoneのバッテリーの充電の進みが変わらない状態が発生していると、iPhoneの充電のスピードが遅い状態と言えます。
iPhoneの充電が遅い状態の原因はバッテリーやiPhoneの故障以外にも、充電ケーブルや電源アダプタの故障、またiOSの問題など様々なものが考えられます。iPhoneの充電が遅い状態を放置しておくと、故障や不具合が進行してしまい、最悪の場合、重大な事故につながってしまうことも考えられるため、早めに対処しましょう。
iPhoneの充電に時間がかかったり充電できない原因
iPhoneの充電に時間がかかる、充電ができないからといってすぐにiPhoneの故障と判断することはありません。iPhoneの充電に時間がかかる、充電ができない原因として考えられるものをご紹介します。
iPhoneの充電が早く終わらない原因は様々なものがあります。一見、無関係に見えるものや不具合が、充電が早く終わらない原因になることがあるので、一つ一つ確認して対処していきましょう。
負荷の大きいアプリを起動したまま充電している
動画を再生しながらの充電や、綺麗な映像の3Dゲームアプリを起動させながらの充電は、充電と同時にバッテリーを消費しているため、充電のスピードが遅くなることがあります。また、バッテリーの消費が充電を上回ると充電そのものがされなくなってしまいます。
気温が高すぎたり低すぎる場所での充電
iPhoneのバッテリーは広い温度範囲で動作するように設計されていますが、バッテリーにとって最適な温度範囲は16~22度の間です。また、周囲の温度が高い状況の中での充電はバッテリーに深刻なダメージを与えます。そのため、iPhoneでは高温化でのバッテリー充電を制限するように設定されています。
また、気温が低すぎるとiPhoneのバッテリーの性能が低下し、充電が制限されたり、充電できなくなったりといったことが起こります。具体的には、10度以下の環境ではバッテリーの充電が制限され、0度以下ではバッテリーの充電ができなくなります。
このように、気温が高すぎたり低すぎる場所での充電はバッテリーに与える影響が大きいことから制限されています。例えば冬の寒いときに充電しようとすると、充電ができない、充電に時間がかかるといったケースが確認されています。そのため、iPhoneの温度を16~22度に近づけることで充電できるようになることがあります。
USB接続での充電
iPhoneを充電する方法として、ACアダプタを用いて充電する方法と、PCのUSB端子に接続して充電する方法の2通りがあります。USB接続で充電する場合、USB端子から電気を供給する力が弱いため、充電ができない、もしくは充電にかかる時間が長くなってしまいます。
ケーブルや接続端子にゴミが付いている
iPhoneの充電に使うLightningケーブルやiPhoneにLightningケーブルを差し込む箇所に、ゴミが付いていたりゴミがつまっていたりすると、iPhoneがLightningケーブルを認識できないため、充電ができなくなってしまいます。また、認識した後でも認識が外れて再認識するといった動作を繰り返して、断続的に充電をするようになるため、充電に時間がかかってしまいます。
Lightningケーブルの故障
iPhoneの充電に使うLightningケーブルの断線や、金メッキ部分に汚れやゴミ、錆びがついているといった故障があると、iPhoneがLightningケーブルを認識できないため、充電ができなくなってしまいます。また、Lightningケーブルが故障していると接続がうまくいかず、断続的に充電されるようになり、充電にかかる時間が長くなってしまいます。
Lightningケーブルの故障は充電ができなくなるだけでなく、最悪の場合、火災等の重大な事故を引き起こす可能性があるため、なるべく早く交換することをおすすめします。
ブルートゥースの不調
iPhoneのブルートゥース(Bluetooth)そのものは充電や充電速度には影響しません。しかし、ブルートゥースの機能に不調があると、iPhoneが異常にバッテリーを消費するため、バッテリーの消費速度が速くなってしまいます。そのため、iPhoneを充電した際に充電ができない、もしくは充電速度が遅いと感じることがあります。
バッテリーの劣化
iPhoneを長年使用することによって、iPhoneのバッテリーが劣化し、それが原因でiPhoneのバッテリーの充電ができない、もしくは充電速度が遅いといったことがおこります。iPhoneのバッテリーの劣化状況を確認する方法をご紹介します。
まず、歯車マークの「設定」をタップして、iPhoneの設定画面を開きます。そして、下にスクロールしていくと、「バッテリー」の項目があるので、タップします。
「バッテリー」の画面では、iPhoneのバッテリーの消費速度を抑える「省電力モード」に切り替えるスイッチと、バッテリーの状態を見ることができる項目と、バッテリーの使用状況を見ることができます。ここでは、「バッテリーの状態」をタップしてください。
「バッテリーの状態」では、出荷時のバッテリーの容量を100%としたときの現在の最大容量を見ることができます。ここの最大容量の%が低くなっていると、どれだけ100%まで充電しても、初期状態のバッテリーと比べて少ししか充電されていないことになります。
iPhone側でもバッテリーの劣化は把握しており、標準的な使用をした上でバッテリーの劣化具合を「ピークパフォーマンス」として知ることができます。「ピークパフォーマンス」の項目の下に書いてある文章が「お使いのバッテリーは、現在、標準のピークパフォーマンスに対応しています」となっていれば、バッテリーの不具合ではなく、単なる劣化であることが分かります。
バッテリーの不具合、劣化は放置しているとバッテリーが悪くなりiPhoneの使い勝手が悪くなってしまいます。また、バッテリーが極端に劣化した状態で長く使い続けていると、Appleも予期しないような動作・事故を引き起こす可能性があるため、早めの交換をおすすめします。
iPhoneの故障
ここまで挙げてきた原因の全てに該当せず、iPhoneのバッテリーが充電できない、もしくは充電速度が遅い場合、iPhoneの故障が考えられます。早めのiPhoneの修理や買い替えを検討しましょう。
iPhoneの充電が遅いと感じた時に試そう!早く充電する方法
iPhoneの充電が遅いと考えられる原因を踏まえた上で、対処法をご紹介します。iPhoneの充電が遅いと感じる理由として、充電ケーブルやアダプタ、バッテリーなどのハード側による理由と、iPhone本体のソフトであるiOSによる理由が考えられます。ここでは、iPhone本体のソフトに問題が無いときの対処法をご紹介します。
コンセントで充電してみる
USB接続ではバッテリーに電気を供給する力が弱いため、充電に時間がかかる原因となります。そのため、ACアダプタを利用してコンセントから充電すると、早く充電することができる可能性があります。
ケーブルやアダプタを交換してみる
iPhoneの充電に用いるLightningケーブルやアダプタにゴミや汚れ、錆びがついていると、iPhoneがLightningケーブルを認識できず充電ができなくなる、充電に時間がかかる原因となります。そのため、現在利用しているケーブルやアダプタを新品に交換することで、早く充電することができる可能性があります。
アプリを終了させたり機内モードにして充電してみる
美麗な映像の3Dゲームといった重い処理を必要とするアプリを起動させていると急速にバッテリーを消費するため、充電ができない、もしくは充電に時間がかかってしまうことがあります。そのため、起動しているアプリを終了させることで早く充電することができる可能性があります。
また、ブルートゥース(Bluetooth)などの通信機能に不具合があることもバッテリーを急速に消費してしまうことになるため、iPhoneの通信機能を制限する機内モードにして充電をすることで、早く充電することができる可能性があります。
バッテリーを交換してみる
iPhoneのバッテリーが劣化していると、充電できない、もしくは充電速度が遅くなってしまうことがあります。Appleの公式サポートやiPhoneの修理業者を利用してバッテリーの交換をする必要があります。バッテリーの交換は軽々しくできないので、本記事の他の項目で紹介している対処法を試した後で検討することをおすすめします。
急速充電器を使ってみる
iPhone8以降のモデルであれば急速充電器を使うことができます。急速充電器を使うことで30分で最大50%まで充電することができ、充電時間を短くすることができます。急速充電器はiPhone購入時についてくるアダプタとは違い、より多くの電気を扱うため、使用の際は信頼性のあるメーカーのものを使うようにしましょう。
急速充電器を使うと充電の時間を短くして、素早く充電を完了することができます。iPhoneの充電が遅いと感じたとき以外でも、iPhoneの充電を忘れてしまったときに素早く充電することができるため、対応する機種の方は一つ持っておくことをおすすめします。
iPhone本体に問題があり充電が遅い場合の対処法
ここではiPhone本体、特にソフト上に問題があるときの対処法をご紹介します。これまでバッテリーの劣化や充電ケーブルの故障等の原因と対処法をご紹介しましたが、iPhoneの本体のソフトに問題がある場合も充電に影響することがあります。
iOSを最新のバージョンにアップデートする
古いiPhoneを使っており、iOSのアップデートをしていない場合、iOSのバージョンによっては、充電に時間がかかりすぎる症状や、充電が全くできなくなる症状が確認されています。現在、最新のiOSでは充電に関する問題は解消されているので、iOSを最新のバージョンにアップデートすることで、充電ができるようになることがあります。
iPhoneの再起動を行う
iPhoneを再起動することでiPhoneがリフレッシュされるため、様々な不具合が解消されます。そのため、充電できない、もしくは充電速度が遅いと感じた場合、まずはiPhoneの再起動を行うことをお勧めします。再起動することで充電に関する問題も解消されることがあります。
バックアップを取って初期化を行う
iPhoneを再起動しても充電できない、充電速度が遅いといった症状が治らない場合、iPhoneを初期化することで解消される場合があります。初期化を行うとiPhoneのデータが全て消えてしまうため、必ずバックアップをとってから行うようにしてください。iPhoneのバックアップ方法は下記のリンクで紹介しているので、参考にしてください。
iPhoneのバックアップを取ったあとは初期化です。iPhoneを初期化する方法は下記で紹介しているので、参考にしてください。
iPhoneを速く充電する方法!急速充電に必要なものとは
iPhone8以降のモデルであれば、急速充電を利用した充電をすることができます。急速充電を利用すると30分で最大50%までiPhoneを充電することができます。素早く充電が完了する急速充電は忙しくて時間がないときに充電したいときにも利用できます。ここでは急速充電を利用するにあたり必要なものをご紹介します。
USBPD対応電源アダプタ
iPhone8以降のモデルはUSBPD(Power Delivery)という急速充電規格に対応しています。この企画に対応した電源アダプタが必要です。急速充電は通常の電源アダプタよりも大きな電力を取り扱うため、信頼性のあるメーカーのものを選ぶようにしてください。不安であれば、USBPDに対応したApple純正の電源アダプタもあります。
USBPD対応USB-C-Lightinigケーブル
急速充電を利用する際、ケーブルも通常のものではなく、急速充電に対応したケーブルが必要になります。USBPDの規格に対応したLightningケーブルを用意してください。こちらもApple純正のものが用意されているので、不安であればおすすめします。
iPhoneの充電が遅い時は対処法を試してみよう
iPhoneの充電が遅い時、様々な原因が考えられ、それだけ対処法が多くあります。iPhoneの充電ができない、遅いといった症状は通常の使用に制限がかかり、大きなストレスとなってしまうため、今回ご紹介した対処法を試して、ストレスなくiPhoneを使えるようにしましょう。