iPadの機種変更時のデータ移行・復元方法!買い替えの時はバックアップを取ろう!
iPad買い替え・乗り換え後のデータ引き継ぎ方法を知っていますか?iPadからiPadへの機種変更、または他社タブレットからiPadへの買い替え・機種変更時に便利なバックアップ・引き継ぎ方法を紹介します。便利なバックアップ、復元方法をマスターしましょう。
目次
- 1機種変更でiPadを買い替え・乗り換える場合の注意点
- ・キャリアショップで購入した場合
- ・中古品の場合
- 2iPadの機種変更でデータをバックアップする方法
- ・iCloudでバックアップする
- ・iTunesでバックアップする
- 3iPadの機種変更でデータを移行する方法【iCloudの場合】
- ・iPadの初期設定を行う
- 4iPadの機種変更でデータを移行する方法【iTunesの場合】
- ・iPadとPCを接続する
- ・iPadの初期設定を行う
- 5機種変更でiPadのデータを移行したら
- ・Bluetoothデバイスの接続
- ・Apple Payのカード登録
- ・2ファクタ認証・2段階認証の登録
- 6iPadを機種変更したらデータを移行しよう
機種変更でiPadを買い替え・乗り換える場合の注意点
まずは、iPad・Androidタブレットの買い替え・機種変更して乗り換える時に注意する点を確認しておきましょう。iPadユーザーの方で、旧タブレットを下取りに出して新しいiPadモデルに買い替え・乗り換える時は、Apple Watchの解除、Apple Pay情報の解除を実行しておく必要があります。
携帯キャリア会社に乗り換える場合、またはリサイクルショップなどに旧iPad・タブレットを売却する時の注意点に注意点を個別に紹介していきます。注意点をしっかりと読んで、失敗したいiPadの買い替え・乗り換えを実現しましょう。
キャリアショップで購入した場合
新しいiPadを携帯キャリアショップで購入する場合、iPadのバックアップを実行して、新しいiPad端末に乗り換え・買い替えしたあとにデータ移行しましょう。iPadのデータバックアップをしておかなければ、旧iPad端末に保存されているデータファイルの移行ができないので注意してください。
iPadのデータバックアップ方法は次の章【iPadの機種変更でデータをバックアップする方法】で紹介しているので、乗り換え・買い替えの前にかならずiPadのバックアップを実行してください。
中古品の場合
中古品のiPadをリサイクルショップや、ECサイトから購入する時に注意するべき点は、iPadの「iPhoneを探す」がオフになっている事、またiPadが工場出荷時の状態に初期化されているかを確認してください。「iPhoneを探す」がオフになっていないと、iPadが初期化されていない可能性があり、この場合iPadに入力して個人情報が漏洩してしまう恐れがあります。
また、iPadのセキュリティロックがされていないかを確認してください。「iPhoneを探す」がオフになっていても、iPadが初期化されてない場合は、自分でiPadを工場出荷時の状態に初期化しましょう。
初期化する方法
iPadを工場出荷時の状態に初期化する場合は、二通りの方法があります。1つはパソコンにiTunesをインストールし、iTunesを使って初期化する方法です。iTunesを使った初期化方法は下記のリンク記事で紹介しているので参考にしてください。
もう1つの初期化方法はiPad単体で初期化する方法です。iPadの電源をONにして「設定」>「一般」>「リセット」の順番にタップしてください。「リセット」という画面が表示されるので、表示されるメニュー一覧から「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップしてください。
確認画面が表示されるので、画面の指示に従って初期化を完了させてください。なお、この際にiPadにパスコードが登録されている場合、初期化ができない場合があります。元のiPad所有者に連絡して、パスコードを確認する必要があるので注意しましょう。
iPadの機種変更でデータをバックアップする方法
続いてiPadのデータ移行・復元に必要なバックアップ方法を紹介します。前にも述べた通り、旧iPadでデータのバックアップを取っていない場合、買い替え・乗り換え後の新iPad端末にデータを移行・復元することができないので注意してください。iPadを乗り換え・買い替えする際に、旧端末を下取りに出す予定がある方は、必ず事前にバックアップしましょう。
iPadのバックアップ方法はAppleが公式に提供しているクラウドストレージサービス「iCloud」を利用するか、PCに「iTunes」をインストールしてiTunesを使ってバックアップします。PCを持っていない方は、iTunesを利用できないので、iCloudでバックアップを取る必要があります。
iCloud・iTunes以外にもiPadのバックアップ、データ移行可能なソフトウェアがありますが、いずれもPCが必要になるので覚えておきましょう。
iCloudでバックアップする
iCloudを使ってiPadのデータファイル・設定などすべての情報をバックアップする方法を紹介します。旧iPad端末をWi-Fiに接続し、充電ケーブルを接続した状態でバックアップしてください。バックアップ途中にiPadの電源がOFFになってしまうと、データの破損、バックアップが失敗してしまうので注意してください。
「設定」>「Apple ID」>「iCloud」の順番にタップして進んでください。iCloudで共有できるアプリ一覧が表示されるので、一覧から「iCloudバックアップ」を選択します。「バックアップ」画面が表示されるので、「今すぐバックアップを作成」をタップして選択してください。
iPad内のデータ容量にもよりますが、Wi-Fi回線を使ってデータバックアップを実行するので、時間がかかります。時間に余裕を持ってバックアップすることをおすすめします。また、iCloudの無料プランではストリームが5GBまでしか使えません。それ以上のデータ容量が必要な場合は必要に応じに有料iCloudプランを利用してください。
iTunesでバックアップする
PCをお持ちの方は、PCにiTunesをインストールすれば、iPadのバックアップファイルをPCのHDDや外付けのHDDに保存することが可能です。前の項目でも述べた通り、無料iCloudストレージプランでは最大5GBまでしか利用できませんが、PCにバックアップする場合は、PCのストレージ容量が上限となります。
外付けのHDDを持っている方、PCのストレージ容量に余裕がある方は、iTunesを使ってiPadのデータファイルをバックアップするとよいでしょう。
PCにインストール済みのiTunesを起動し、PCとiPadを付属のライトニングケーブルで接続してください。この際に「このパソコンを信頼しますか?」というメッセージが表示されるので「信頼する」をiPad側で選択してください。その後、iPadのパスコード入力が求められる場合があるので、iPadのパスコードを入力してロックを解除してください。
iTunesがiPadを読み込むと、iTunesの画面左上の「ミュージック」の右隣に「iPad」アイコンが表示されます。
デバイスページを開いて左側のメニューバーから「概要」を選択します。バックアップ項目の中にある「自動的にバックアップ」から「このコンピュータ」を選択して「適用」をクリックしてください。
これでiPadのデータファイルがPC内にバックアップされます。バックアップファイルの確認方法、および、バックアップファイルの保存先を「外付けHDD」に変更したい場合は、iTunesでバックアップする方法しています。PCのストレージ容量に空きがない場合は、iPadのバックアップファイルを外付けHDDに保存しましょう。
なお、「バックアップ」項目にある「iPadのバックアップを暗号化」というチェックボックスにはチェックをいれておくことをおすすめします。iPadのバックアップデータを暗号化して、情報の漏洩を防ぐことができます。
iPadには重要な個人情報は複数保存されています。個人情報が漏洩してしまうと、その後の対処が大変です。そういったことにならないように、バックアップファイルは暗号化しておくと良いでしょう。
iTunes・iCloudを使ったiPadのバックアップ方法の手順解説は以上となります。次に章では、バックアップしたデータファイルを買い替え・乗り換え後の新iPad端末に復元・移行する方法を紹介していきます。
iPadの機種変更でデータを移行する方法【iCloudの場合】
iPadの機種変更でデータを移行する方法【iCloud編】を紹介します。
iPadの初期設定を行う
新iPad端末の電源をONにするとアクティベート(初期設定)画面が表示されます。「Appとデータ」という画面まで進み「iCloudバックアップから復元」をタップして選択してください。「Apple ID」の入力画面が表示されるので、旧端末でも利用していたApple IDを入力してログインしてください。
iCloudからデータ復元・移行する場合はWi-Fi接続でデータ移行する形となるので、時間がかかります。iPadをWi-Fi接続できる環境に移動し、必ずiPadを充電しながらデータ復元・移行してください。
iPadの機種変更でデータを移行する方法【iTunesの場合】
続いて、iPadの機種変更でデータを移行する方法【iTunes編】を紹介します。
iPadとPCを接続する
付属のライトニングケーブルを使ってiPadとPCを接続してください。
iPadの初期設定を行う
新iPad端末の電源をONにするとアクティベート(初期設定)画面が表示されます。「Appとデータ」という画面まで進み「iTunesバックアップから復元」をタップして選択してください。
初期設定完了後でも、バックアップファイルを復元できます。iTunesを起動し、付属のライトニングケーブルでiPadとPCを接続して、iPad画面を開きます。画面左側のメニュー一覧から「概要」>「バックアップを復元」をクリックしてください。
iPadのバックアップデータファイルの容量によりますが、復元には時間がかかります。一度復元が開始してしまうと、iPadとPCとの接続が解除することができないので、時間に余裕があるときに復元するようにしてください。
機種変更でiPadのデータを移行したら
最後に、iPad機種変更・乗り換え後に、iPadにデータ移行が完了したら、下記の項目を設定しておきましょう。
- Bluetoothデバイスの接続
- Apple Payのカード登録
- 2ファクタ認証
- 2段階認証の登録
上記それぞれの設定方法を紹介していきます。
Bluetoothデバイスの接続
Bluetoothイヤホン・ヘッドホンなど、旧iPad端末で接続していたBluetoothデバイスへの再接続が必要になります。iPadのデータを復元・移行してもBluetoothの接続情報はリセットされたままなので注意してください。iPadの「設定」>「Bluetooth」と進み、Bluetoothデバイスとの接続設定を実行してください。
Apple Payのカード登録
Apple Payに登録していたクレジットカードカード・デビットカード・Suicaカードも、情報が消去され、旧端末からバックアップしていたデータファイルを復元しても、カード情報は復元されません。iPadを起動し「Wallet」アプリを開いてください。画面右上の「+」アイコンをタップして、Apple Payを利用したいクレジットカードを登録してください。
2ファクタ認証・2段階認証の登録
「Google Authenticator」などの2段階認証アプリを利用している人は、アプリ上で新端末に移行した情報を入力し登録する必要があります。各種ログインに必要な重要な情報なので、忘れに登録しておきましょう。
iPadを機種変更したらデータを移行しよう
本記事では、iPadの機種変更・買い替え・乗り換え時に必要なiPadのデータファイルバックアップ方法と、新iPad端末でデータを復元・移行する方法を紹介しました。iPadには重要な個人情報が複数登録されています。iPadの買い替え・乗り換え時には、必ず事前にバックアップをとることを忘れないでください。
iTunes・iCloudともに、バックアップする際のメリットとデメリットは存在します。どちらかのバックアップ方法で、自分に最適な方法を利用しましょう。本記事を参考に、快適な新iPadライフを送ってください。