2019年04月19日更新
iPadが起動しない時の対処法!立ち上がらない&電源が入らない原因を解説!
iPadが起動しない・電源が入らなくて困っている人はいませんか?本記事ではiPadの電源が入らない・起動しない場合の原因と正しい対処法詳しく解説します。iPadの動作問題に困っている方は、本記事の対処法を参考にしてみてください。
目次
iPadが起動しない!電源が入らない原因は?
iPadが起動しない・電源が入らない場合は、その原因を究明していくことが重要です。iPadの何が問題の原因かを調べることで、適切な対処法を実行できます。iPadが起動しない・電源が入らない主な原因は、下記の通りです。
- iPadの充電の問題
- iPad本体の問題
- iPadのバッテリーの問題
- iPadのソフトウェアの問題
iPadが起動しない・電源が入らない原因について詳しく解説していきます。自分のiPadの状態と照らし合わせて、iPadのどこに問題が発生しているのかを確認してください。
充電の問題
iPadの電源が入らない・起動しない場合のよくある原因が、iPadのバッテリー切れです。iPadはiPhoneなどのスマートフォンデバイスとは異なり、バッテリー消費量が大きく、iPad自体の充電に非常に時間がかかります。iPadの充電がまったくない状態で充電を開始しても、すぐにiPadは起動しません。
iPadをPCから充電する場合や、飛行機・新幹線・高速バスなどについているUSBポートから充電する場合は、電源プラグから充電するよりも時間がかかる、または充電されないので注意してください。またApple純正品以外のLightningケーブルでは、iPadが正しく充電されないことがあります。
他に考えられる原因としてLightningケーブルの断線、USBポートにゴミや異物が挟まっていることが考えられます。まずはApple正規品のLightningケーブルをiPadに接続し、コンセントから充電し、iPadの電源が入らないかを確認してください。
iPad本体の問題
iPadでアプリを長時間利用したり、夏の車内など高温の場所に放置したりすると、iPadデバイスの温度が上がりすぎて、iPadが充電できない・起動しないという状況に陥ります。iPadの画面上に「高温注意-iPadの本体温度が下がるまでお待ちください」と表示され、iPad自体の操作が不能になります。
iPadが高温になると、内部機器のショートや電子機器が溶けてしまう恐れがあるため、iPadが自動で自己防衛します。涼しい場所にしばらく置いておくだけで、元の状態に復活します。冷蔵庫・冷凍庫などで急激に冷やすのは、絶対にしないように注意してください。iPadの故障の原因になります。
バッテリーの問題
iPadのバッテリーや充電口(ドックコネクター)部分が故障しているため、iPadが充電されず電源が入らないという原因が考えられます。通常バッテリーはiPadを利用してから2年ほどで徐々に劣化し始めます。同様に充電口(ドックコネクター)部分も利用頻度によって劣化は進みます。
バッテリーの交換方法や、交換費用は本記事後半の章【iPadが起動しない時の対処法】で紹介しているので、そちらを参照してください。
ソフトウェアの問題
最後に考えられる、iPadの電源が入らない・起動しない原因は、iPadの内部ソフトウェアに問題が発生しているということです。この場合は「セーフモード」「強制再起動」「DFUモード」で起動iPadを起動することで修復することが可能です。これらの対処法は本記事後半の章「iPadが起動しない時の対処法」で解説していきます。
iPadが起動しない!立ち上がらない・電源がつかない時に確認すること
iPadが起動しない!立ち上がらない・電源がつかない時に確認するのが、iPadを充電した時に、自動で電源が入るかどうかです。iPadを充電しても「Apple」マークがまったく表示されない場合と、そうでない場合の対処法は大きくことなります。
充電してみる
まずはLightningケーブルをiPadと接続して、コンセントで充電してください。前にも述べた通り、Apple正規のLightningケーブルではない場合は正常に充電されないことがあります。家電量販手、全国のApple直営店舗で正規品のLightningケーブルを購入してください。また下記のApple公式ページからも正規のLightningケーブルを購入できます。
自動で電源が入る場合
iPadを充電して自動で電源が入る場合は、本記事最後の章【iPadの電源はつくが動かない対処法】を確認してください。iPadの電源は入る状態なので、iPadの内部システムに何らかの問題が発生していると考えられます。iPadの「強制再起動」「セーフモード」「リカバリーモード」などを実行することで、諸問題を解決できる可能性があります。
電源がつかない場合
iPadを充電しても自動で電源が入らない場合は、次の章【iPadが起動しない時の対処法】を確認してください。iPadの電源が自動で入らないということは、iPadが充電できていない、またはiPadのバッテリーに問題が発生しているなどの原因が考えられます。状況によってはバッテリーの交換や、iPad自体の修理が必要になる可能性もあります。
iPadが起動しない時の対処法
本章では、iPadを充電しても電源がオンにならない・起動しない場合の解決方法を紹介します。本章で紹介する解決方法は下記の通りです。
・充電ができない原因を解決する
・強制再起動を行う
・DFUモードでのデータ復旧を行う
・バッテリーを交換する
・Apple Storeの修理サービスを申し込む
上記それぞれの対処方法を一つずつ紹介するので、実際にiPadを操作しながら読み勧めてみてください。
充電ができない原因を解決する
最初に充電ができていないと仮定し、原因を見つけて解決していきます。
充電ケーブルを確認する
まずは充電ケーブル(Lightningケーブル)に断線がないか確認してください。ケーブル上に破損がある場合、ケーブル内部の配線も破損している可能性があります。また前にも述べましたが、Apple正規の充電ケーブル(Lightningケーブル)を利用していない場合、正常にiPadが充電できないことがあるので、正規品を購入してください。
コネクタ部分を確認する
充電ケーブル(Lightningケーブル)先端の金属部分に焦げや損傷が無いか確認してください。iPadの差し込み口部分に水がついている状態で充電すると、充電ケーブル先端の金属部分が焦げて、充電ケーブル(Lightningケーブル)が利用できなくなることがあります。
またiPadの差し込み口部分に誇りやゴミが溜まっていると、充電ケーブル(Lightningケーブル)とiPadとの接続不良になり、正常にiPadが充電されないことがあります。ゴミが溜まっている場合、解決方法として綿棒などで傷つけないように、iPadの充電ケーブル(Lightningケーブル)部分を掃除してください。
強制再起動を行う
iPadには通常の起動方法以外に、強制再起動という起動方法があります。iPadの電源が入らない場合、強制再起動をすれば問題が解決されることがあります。iPadの強制再起動の方法はホームボタンがあるiPadと、ホームボタンがないiPadで操作方法が異なります。
ホームボタンがあるiPadの操作方法
ホームボタンがあるiPadで強制再起動する方法は「電源ボタン」と「ホームボタン」を同時に長押ししてください。「Apple」ロゴが表示されたらボタンを放します。
ホームボタンがないiPadの操作方法
ホームボタンがないiPadで強制再起動をする場合は、「音量アップのボタン」を押してすぐに放します。続いて「音量ダウンのボタン」を押してすぐに放します。最後にiPad上部にある「電源ボタン」を「Apple」ロゴが出るまで長押ししてください。「Apple」ロゴが表示された「電源ボタン」を放してください。
これらのiPadの強制再起動を実行してもiPadの起動問題が解決しない場合は、次の対処法に進みます。
DFUモードでのデータ復旧を行う
iPadの強制再起動を実行しても、iPadの電源が入らない場合は「DFUモード」を実行します。「DFUモード」を実行する方法は、iTunesがインストールされているパソコンとiPadを付属ケーブルで接続し、前の項目で紹介した「強制再起動」の手順を実行し、最後の「電源ボタン」を長押ししたままにしてください。
DFUモードで起動され、iTunes上に上記画面が表示されるので「アップデート」をクリックします。この対処法を実行しても問題が解決しない場合は次の対処法に進んでください。
バッテリーを交換する
これまで紹介してきた対処法を実行してもiPadが充電されない場合、iPadのバッテリーが劣化していると考えられます。通常バッテリーはiPadを利用してから2年ほどで徐々に劣化し始めます。iPadを充電しても充電画面が表示されない場合は、iPadのバッテリー交換が必要です。
「AppleCare+ for iPad」に加入している方で条件を満たしていれば、iPadのバッテリー交換費用は無料ですが、そうでない場合は、iPadのバッテリー交換費用は全モデル共通して10,400円です。Appleへバッテリー交換を依頼する場合は、下記のリンク先にアクセスしてください。
Apple Storeの修理サービスを申し込む
「AppleCare+ for iPad」に加入している場合、iPadの修理費用は、全モデル統一価格4,400円で修理できますが、そうでない場合の修理目安は下記の通りです。
iPadモデル | 修理費用 |
---|---|
iPad Pro 12.9インチ | 74,800円 |
iPad mini | 20,800円 |
iPadの修理依頼は下記リンク先のApple公式ページにアクセスして、詳細を確認してください。
iPadの電源はつくがiPadが起動しない場合の対処法
本記事最後の本章では、iPadの電源はつくものの、Appleロゴが表示されたまま動かない場合の対処法を紹介します。前にも述べた通り、iPadの電源が自動でONになるということは、iPad内部のシステムに問題が発生しているという可能性が高く、iPadの「強制再起動」「リカバリーモード」で問題が解決できる可能性があります。
iPadを強制的に再起動する
最初にiPadの強制再起動を実行します。iPadには通常の起動方法以外に、強制再起動という起動方法があります。iPadが正常に起動しない場合、強制再起動をすれば問題が解決されることがあります。iPadの強制再起動の方法はホームボタンがあるiPadと、ホームボタンがないiPadで操作方法が異なります。
ホームボタンがあるiPadの操作方法
ホームボタンがあるiPadで強制再起動する方法は「電源ボタン」と「ホームボタン」を同時に長押ししてください。「Apple」ロゴが表示されたらボタンを放します。
ホームボタンがないiPadの操作方法
ホームボタンがないiPadで強制再起動をする場合は、「音量アップのボタン」を押してすぐに放します。続いて「音量ダウンのボタン」を押してすぐに放します。最後にiPad上部にある「電源ボタン」を「Apple」ロゴが出るまで長押ししてください。「Apple」ロゴが表示された「電源ボタン」を放してください。
これらのiPadの強制再起動を実行してもiPadの起動問題が解決しない場合は、次の対処法に進みます。
iTunesに接続しリカバリーモードを実行する
iPadの強制再起動を実行しても、iPadの電源が入らない場合は「リカバリーモード(DFUモード)」を実行します。「リカバリーモード」を実行する方法は、iTunesがインストールされているパソコンとiPadを付属ケーブルで接続し、前の項目で紹介した「強制再起動」の手順を実行し、最後の「電源ボタン」を長押ししたままにしてください。
リカバリーモードで起動され、iTunes上に上記画面が表示されるので「アップデート」をクリックします。この手順を実行しても、問題が解決されない場合は、再度同じ手順を実行し、上記画面で「復元」からiPadの初期化を実行します。
注意点はiPadを初期化すると、iPad内のデータがすべて削除されるので、バックアップを取っていないiPadの場合、iPad内のデータを復元することができません。バックアップを取っている状態であれば、初期化することで、iPadの起動問題を解決できる可能性があるので、試してみると良いでしょう。
iPadが起動しない時は対処法を試そう!
本記事では、iPadが起動しない・電源が入らない場合の原因や対処法を紹介しました。iPadの電源が入らない場合の症状は様々で、症状や原因から、適切な対処法を実行することが重要になります。iPadの電源が入らない・起動しない場合は本記事の対処法を参考に、落ち着いて対処してみてください。