iPadが充電できない・充電されない原因と対処法!故障で修理に出す前にチェックしよう!
iPadが充電できない・充電されない原因と対処法を解説します。iPadが充電できないときは、故障でiPadを修理に出す前に原因ポイントをチェックしましょう。ポイントチェックを行って充電出来ない箇所が判明したら、自分で不具合を改善できます。
目次
- 1iPadが充電できない時に試してみること
- ・付属のUSBアダプタとケーブルで充電する
- ・iPadを再起動する
- 2iPadが充電できない・充電されない原因
- ・接触不良が起きている
- ・ケーブルが故障している
- ・バッテリーが劣化して充電に時間がかかっている
- ・熱暴走が起きている
- ・環境温度の適切ではない場所で充電している
- ・iPadが故障している
- 3iPadが充電できない・充電されない対処法
- ・USBアダプタとケーブルを挿し直すもしくは交換する
- ・放熱する
- ・充電ポートを掃除する
- ・容量の空きを確保する
- ・iPadを初期化する
- 4iPadで警告が表示されて充電されない場合
- ・充電ポートを掃除する
- ・iPadを再起動する
- ・別の充電器を使用する
- ・iOSのバージョンを最新にアップデートする
- 5iPadが充電できない・されない対処法を試してみよう!
iPadが充電できない時に試してみること
iPadユーザーにとって、普段使いのiPadが突然充電できない事態におちいってしまうと、あまり遭遇しないトラブルなだけに、対応に困ってしまうかもしれません。そんな突然の事態にも対処できるように、iPadが充電できないときの対処法をマスターしておきましょう。
今回はiPadの充電に不具合が起きたときに試してみるべきことをまとめました。
付属のUSBアダプタとケーブルで充電する
iPadで充電できないときにまず試すべきことは、Apple純正のケーブルとアダプターで充電できるか確かめることです。この方法を試すことでiPadが充電できない原因がiPad本体にあるか、充電機器・パーツにあるかを判別できます。
Apple純正のケーブルとアダプターを使用して充電できる場合は、使用した充電機器・パーツが原因であることが分かります。その場合は使用した充電機器・パーツがApple認定の製品であるか確認しましょう。
Apple純正のケーブルとアダプターを使用して充電できない場合は、iPad本体に充電できない原因があると考えるべきです。その場合は次章で説明する要点を確認して充電できない原因を判別しましょう。
iPadの充電方法
iPadの充電方法を整理すると3通りあります。1つ目は通常の家庭用コンセントに充電アダプターを接続して充電ケーブルとiPadをつなぐやり方です。
2つ目はPCとiPadを充電ケーブルでつなぐやり方です。PCのUSBポート(USB 2.0、USB 3.0どちらでも可能)にケーブルを差し込みます。
その際注意が必要な点は、PCの電源がオフになっていないかスリープモードになっていないか確認することです。PCの電源がオフ、もしくはスリープモードになっていると、充電ケーブルでiPadにつないでも充電されません。
3つ目はUSBハブやモバイルバッテリーを使用するやり方です。この方法も同様に充電ケーブルで充電デバイスのUSB端末とiPadをつなげます。
iPadを再起動する
iPadが充電できないときにまず試すべきもう1つの対処法はiPadの再起動です。
これはiPadが充電できないときに限った対処法ではなく、iPadの稼働が不調なときに試すべき基本的な対処法ですが、この単純な対処法で不具合が正常に回復することがよくあるので、トラブルが発生した早い段階で試すと良いでしょう。
iPadが充電できない・充電されない原因
次にiPadが充電できない原因について解説します。前述した通り、iPadが充電できない原因は大きく分けると、iPad本体に原因がある場合と、充電機器・ケーブルにある場合に分別されます。
充電機器・ケーブルに原因がある場合は正常な物品と取り替えれば事足りますが、iPad本体に原因がある場合は原因の種類が多様で、対処法も一様にはいかないので、状況をよく判別して適切な対処法を試みましょう。
以下にiPad本体が原因で充電できない場合の例と対処法をまとめました。
接触不良が起きている
iPadが充電できないときにまず確認するべきiPadの箇所は、充電機器・ケーブルを接続する接続端子です。接続端子に傷がついていたり、破損していたりすると充電できない場合があります。また、充電機器・ケーブル側の差し込み端子の方も同様に確認しましょう。差し込み端子が傷ついていたり破損していたりすると充電できない原因になります。
また、傷・破損と一緒に確認しておきたいのがホコリの有無です。ホコリや汚れの程度によってiPadが充電できなくなる場合があるので注意しましょう。
ケーブルが故障している
これはiPad本体の不具合点ではありませんが、充電機器・ケーブルの使用期間が長いため劣化が進み、充電に支障をきたしている場合があります。
自然劣化なので見た目には分かりませんが、長い間使用している場合は一度疑ってみましょう。Apple純正の充電機器・ケーブルでも製品が劣化していると充電できない場合があります。
見た目で分かる充電ケーブルの破損例としては、コードに亀裂が入っている場合があります。充電機器(充電アダプター・USBアダプター)が破損している例としては、端子が婉曲していたりパーツが欠けていたりする場合があります。まずは外観をチェックしてみましょう。外観で破損が確認できるときは、即パーツを取り換えて再度充電してみましょう。
バッテリーが劣化して充電に時間がかかっている
バッテリーが劣化しているとiPadの充電がうまくいかないことがあります。バッテリーが劣化している場合は充電に時間がかかる、もしくはフル充電してもすぐに電力を消費してしまうという事態になります。
思い当たる場合は、一度AppleストアにiPadの本体を持ち込んで相談してみても良いでしょう。また、iPadの使用期間が4〜5年経っている場合はバッテリーの寿命がきていることが考えられます。無料アプリでバッテリーの寿命を確認できるアプリがあるので利用するのも一案です。
バッテリーの消耗を確認する方法の1例として、充電と再起動を交互に行うやり方があります。充電機器・コードをApple正規品もしくは承認品と取り換えた後、30分通常充電を行います。その後、iPadを再起動し、再度30分通常充電を行います。
この状態でiPadが十分に充電されない場合は、バッテリーの消耗、もしくはiPad本体に何らかの不具合が発生している可能性があるので、一度AppleストアにiPadの本体を持ち込んで症状を相談することをおすすめします。
熱暴走が起きている
iPadの稼働が激しく、処理するタスクが重なってiPadに過度な負荷がかかると熱暴走が起こる場合があります。熱暴走とはiPad本体、特にバッテリーが熱を帯びたためiPad自体が正常稼働できなくなる状態をいいます。
iPadが熱暴走するとiPadが正常稼働できないだけでなく充電も正常に行えなくなります。iPadを改めて触ってみて熱くなっているようであれば熱暴走を起こしている可能性があるので、一度iPadの電源をオフにして熱を冷ましてからiPadを起動させると正常に充電できる場合があります。
また、熱暴走と関連して、iPadのシステムソフト(iOS)には、デバイス(iPad)がある程度の熱を帯びた場合、iPadのバッテリーを保護する意味で「80パーセント充電で一時的に充電を停止する機能」が装備されています。
デバイス(iPad)が正常温度に回復すれば、再び通常充電を開始するので、iPadの充電が80パーセントで停止しているときは、一度充電をやめて涼しい場所で放置し、デバイス温度が下がった後に再度充電を試みてください。
環境温度の適切ではない場所で充電している
iPadが充電できないときに、確認すべき要点としてiPadを使用している場所の環境温度があります。iPadが正常に稼働するためには推奨の適正温度があり、適正温度から著しく外れると正常稼働できなくなる場合があります。
iPadが正常に稼働するための適正温度は0〜35度なので、もし使用環境の条件が適正温度でない場合は環境を整えてから、再度充電を試みましょう。
iPadが故障している
上記の条件を整えても充電が正常にできない場合は、iPad本体が機器的に破損して不具合を起こしている可能性があります。特に「iPadを落としたことがある・ぶつけたことがある」という憶えがあるの場合は、一度AppleストアにiPadを持ち込んで相談してみましょう。
iPadが充電できない・充電されない対処法
上記の「iPadが充電できない条件」にあてはまる場合は適切な対処法を試みる必要があります。以下にその対処法をまとめました。
USBアダプタとケーブルを挿し直すもしくは交換する
まず初めにやるべき単純な対処法は、iPadの接続端子とケーブルの再接続です。一度ケーブルを抜いて差し込み直しましょう。ケーブルを差し込み直すと正常に充電される場合があります。また、差し込み直すのはiPadの接続端子とケーブルだけでなく、ケーブルと充電アダプターのUSB端子の接続も差し込み直してみましょう。不具合が改善する場合があります。
放熱する
iPadの発熱による熱暴走の影響で充電に支障をきたしている場合は、iPadから熱を放熱することで充電の不具合を改善できる場合があります。放熱の方法は電源をオフにして自然冷却を試みるのが最善のやり方です。
短時間で対処を済ませようとしてiPadを冷蔵庫に入れるような行為はかえってトラブルを招く可能性があるのでやめましょう。
充電ポートを掃除する
iPadの接続端子にホコリや汚れがあった場合は綿棒やつまようじを使って細かいホコリや汚れを取って、接続端子をきれいな状態に保つ必要があります。充電がうまくいかないときはよく確認しましょう。
容量の空きを確保する
iPadのデータ保存可能容量が少なくなっている場合は充電のパフォーマンスが低下するときがあります。心当たりがある場合は、iPadから必要ないデータを削除してデータ容量に余裕を持たせてから、再度充電を行うと良好に稼働する場合があります。
iPadを初期化する
iPadの充電不具合の原因が、充電機器・ケーブルではなくiPad本体である可能性が高い場合に、最終的な対処法として考えられるのが「iPadの初期化」です。しかし、iPadを初期化するとハードウェアの状態がリセットされてデータが一切消去されるので、事前のデータのバックアップが必要となり手間と時間がかかります。
できればiPadを初期化することなく不具合を対処できるのが最善なので、初期化を考える前に他の対処法を試すようにしましょう。
iPadで警告が表示されて充電されない場合
次に、iPadで警告が表示されて充電されない場合の対処法について解説します。iPadを充電する際に「アクセサリはサポートされていない/認定されていない」という警告メッセージとともに充電が正常に行われないことがあります。
警告メッセージが表示される原因はいくつか考えられますが、主に「iPadと電源部の接触部分が汚れているもしくは破損している」「iOSのバージョンが最新バージョンではない」「iPadのシステムが混乱して単純な誤作動を起こしている」などの原因が考えられます。以下にその要点をまとめました。
充電ポートを掃除する
iPadで警告が表示されて充電されないときに、特に充電不具合を引き起こす原因が思いつかない場合は、まず、iPadの充電接続の状態を確認しましょう。
iPadで警告が表示されて充電されない場合は接触不良を起こしている可能性が高いので、iPadの接続端子と接続ケーブルの接触に問題がないか確認しましょう。ホコリや汚れが認められたら、掃除して正常な状態に回復させた後に再度充電を試みましょう。
iPadを再起動する
iPadで警告が表示されて充電されない場合、iPadが単純な稼働不良を起こしている可能性もあります。その場合はiPadを再起動することで正常稼働する場合があるので一度試してみましょう。
別の充電器を使用する
充電機器・ケーブルの劣化で充電できない場合、ケーブルの方が比較的劣化しやすいと考えられますが、充電アダプターの方が劣化・故障している場合もあります。充電できないときに充電機器・ケーブルを取り替えて試すときはケーブルと一緒に充電アダプターも合わせて取り替えるのが最善策です。
また、充電ケーブルを使ってPCと接続したときに正常に充電できれば、充電アダプターの不具合・接触不良が充電できない原因であることが確認できます。
iOSのバージョンを最新にアップデートする
iPadで警告が表示されて充電されない場合、iOSのアップデートを試みると、システムごと一新されるので結果的に充電不具合が解消されることがあります。現在のiOSのバージョンが最新バージョンでない場合は、iOSのアップデートを試みてから充電を試してみましょう。
iPadが充電できない・されない対処法を試してみよう!
iPadが充電できない・されないときはまず原因を特定して最適な対処法を試みるようにしましょう。充電機器・ケーブルの接触不良はすぐに確認できるチェックポイントです。
接触を確認する際はケーブル側だけでなく、iPad側の接続端子の接触状態も合わせて確認しましょう。ホコリ・汚れは接触不良を引き起こす原因になります。また、接触確認はケーブルとiPadの接触部分だけでなく、ケーブルと電源アダプターの接触の状態も確認するべきです。
一通り電源接触の状態を確認して問題なかった場合は、iPad本体に充電できない原因があると判断して良いでしょう。熱暴走・環境温度・ストレージの空き具合などを総合的にチェックして充電できない原因をつきとめましょう。