GoogleマップにExcelデータをインポートしてプロット・マッピングする方法を解説!

顧客データをExcelで管理している場合、Googleマップにインポートし、マッピングすることでよりデータを活用できるようになります。ここでは、Googleマップに顧客データをプロット・マッピングして活用する方法をご紹介します。

GoogleマップにExcelデータをインポートしてプロット・マッピングする方法を解説!のイメージ

目次

  1. 1Googleマップにプロット・マッピングする準備
  2. 顧客データを入力したExcelを用意する
  3. Googleマップでマイマップを作成する
  4. 2Googleマップに顧客データをプロット・マッピングする方法
  5. Excelファイルをインポートする
  6. 顧客データを地図上で確認する
  7. 3Googleマップのプロット・マッピングを分かりやすく編集しよう
  8. ピンを色分けする
  9. ピンの色を変更する
  10. 4Googleマップにプロット・マッピングした顧客データを編集するには?
  11. データビューから編集する
  12. 地図上のピンから編集する
  13. 新しい顧客データを追加する
  14. 5GoogleマップにExcelデータをインポートしてプロット・マッピングしよう!

Googleマップにプロット・マッピングする準備

Googleマップは、目的地への経路検索や現在地周辺のお店などを簡単に調べられるため、利用しやすいマップ機能です。これだけでも十分に便利なGoogleマップですが、さらに便利な機能としてプロット・マッピングがあります。

Googleマップ上にプロット・マッピングするメリットですが、ビジネスでは取引先をプロット・マッピングしておけば効率よくルート営業できる、新規のルート開拓の参考資料になる、といった営業ツールとして活用できることが挙げられます。最初に、Googleマップにプロット・マッピングするために必要な準備について説明します。

顧客データを入力したExcelを用意する

Googleマップ上にプロット・マッピングするためには、住所が記載された顧客データが必要となります。顧客データの管理方法は会社によって異なりますが、Googleマップにプロット・マッピングするためにはExcelに顧客データを入力しておく必要があります。

他のツールで顧客データを管理している場合、Excelにデータを移動させることは大変かもしれませんが、Excelに顧客データを移しておけばプロット・マッピング以外にも、関数計算が簡単にできるといったメリットもあるため、この機会に移しておきましょう。

Googleマップでマイマップを作成する

Googleマップ

プロット・マッピング用のマップを準備します。まず、Googleマップを開いたら、画面左上の「三」をクリックし、メニューを開きます。メニュー下部に表示されている「マイプレイス」アイコンをクリックします。

Googleマップのマイプレイス画面

マイプレイスのメニューが表示されたら、メニュー右側に表示されている「マイマップ」を選択し、下部の「地図を作成」をクリックします。

Googleマイマップ

これで、マイマップの作成は完了です。画面左に表示されている「無題の地図」は作成したマイマップの件名です。複数のマイマップを作成する場合は、件名を付けておきましょう。

Googleマップに顧客データをプロット・マッピングする方法

Excelの顧客データとマイマップの準備ができたら、いよいよGoogleマップにプロット・マッピングしていきます。準備がきちんとできていたら、それ程難しい作業ではないため、準備をきちんとしてから行うようにしましょう。

Excelファイルをインポートする

Googleマイマップ

顧客データの住所をGoogleマップに表示させるには、顧客データをマイマップに取り込む必要があります。まず、作成したマイマップ画面に表示されている「インポート」をクリックします。

Excelデータインポート画面

インポート方法の選択画面が表示されます。今回は、顧客データの入ったExcelファイルをインポートするため、「アップロード」を選択します。Excelファイルをこの画面上にドラッグするとインポートできます。

また、画面に表示されている「デバイスのファイルを選択」ボタンをクリックすると、Excelファイルの選択画面に移動するため、こちらからもExcelファイルをインポートできます。

Excelインポート画面

顧客データが入ったExcelファイルをアップロードできたら、目印を配置する列の選択画面に移ります。目印とは、Googleマップで表示されるプロットのことです。今回は住所をプロットしたいため、「住所」にチェックを入れます。他のデータは必要ないため、チェックは入れないでおきましょう。「続行」をクリックして、作業を進めます。

Excelインポート画面

次に表示される画面では、マーカーのタイトルとする列を選択します。マーカーのタイトルとは、Googleマップでプロットしたときに、そのプロットが何であるかを示してくれる情報のことです。ここでは、誰の住所であるかを表示したいため、「名前」をクリックします。プロットを区別するための情報であるため、IDなどを選択することも可能です。

また、複数の情報が表示された方が良い場合は、複数チェックしても構いません。チェックを入れたら、「完了」をクリックします。

顧客データを地図上で確認する

Googleマイマップ

GoogleマイマップにExcelデータがインポートできたら、Googleマップ上に青いプロットが表示されます。これで、どの地域に顧客がいるかが一目瞭然です。通常のGoogleマップと同様に拡大、縮小もできるため、様々な視点で顧客を可視化できます。

また、青いプロットをクリックすると、顧客の名前など詳細データも確認できます。

Googleマップのプロット・マッピングを分かりやすく編集しよう

Googleマップに顧客データがプロット・マッピングされ可視化できましたが、顧客データが多い、もっと細かく顧客を分類する必要がある、といった悩みも出てきます。ここでは、作成したGoogleマイマップをさらに使いやすくするための方法をご紹介します。

ピンを色分けする

ビジネスの際には、顧客に応じて戦略を展開していかなければなりません。作成したGoogleマイマップ上のピンをクリックすれば顧客の詳細情報を見られますが、すべての顧客情報を開くことは困難です。その状況を打破してくれるのが、ピンの色分けです。ピンを色分けすることで、さらに詳細な情報が一目瞭然となります。

ここでは、Googleマップのピンの色分けの方法についてご紹介します。

均一スタイル

Googleマイマップ画面

Googleマイマップを最初に作成した時は、ピンは均一スタイルで表示されています。均一スタイルでは、同レイヤ内の顧客データのピンがすべて同じ色で表示されます。そのため、複数のレイヤを同じGoogleマイマップに表示させた場合、レイヤごとにピンの色が変わることになります。データごとに顧客を分類したい場合は、均一スタイルがおすすめです。

個別スタイル

Googleマイマップ画面

Googleマイマップに表示されている「均一スタイル」をクリックすると、ピンの表示スタイルが選択できます。ここに表示されている「個別スタイル」をクリックすると、Googleマイマップ画面の左画面に顧客の名前が一覧で表示されます。個別スタイルでは、ピンごとに色分けできます。

そのため、重要な取引をしている顧客、訪問予定の顧客、といったように目的に応じて自由にピックアップして色分けできます。

ピンの色分け画面

色分けをしたい顧客の名前上に、カーソルを持っていくと右側に「バケツマーク」のアイコンが表示されます。「バケツマーク」のアイコンをクリックすると、色の選択画面が表示されるため、お好みの色を選択します。色の選択画面を閉じれば、個別スタイルでの色分けは完了です。

データ列別のスタイル

ピンの色分け画面

データ列別のスタイルでは、Excelデータの列によってピンの色分けができます。例えば、作成したExcelデータに性別が含まれていた場合、男女でピンの色分けが可能となります。データ列別のスタイルで色分けしたい場合は、「データ列別のスタイル」の下に表示されているデータ列の一覧から、色分けしたい項目を選択します。

後は、データに応じて自動で色分けが行われます。

ピンの色を変更する

ピンの色分け画面

ピンは自由に色を変更できます。色の変更を行う場合は、左画面に表示されている項目の中から色を変えたい項目にカーソルを当てます。すると、右側に「バケツマーク」のアイコンが表示されるため、そのアイコンをクリックします。

色の選択画面が表示されるため、お好みの色を選択し、この画面を閉じればピンの色の変更は完了です。

Googleマップにプロット・マッピングした顧客データを編集するには?

Googleマップにプロット・マッピングした顧客データですが、残念ながらそのまま使い続けることはできません。顧客情報の変更に合わせて、情報も更新していかなければならないからです。しかし、Excelデータを更新して、Googleマイマップにアップロードし、再び色分けするという作業をその都度やっていては大きな負担となります。

ここでは、負担軽減できる顧客データの編集方法をご紹介します。編集方法は2つあるため、使用しやすい方を選択して活用してください。

データビューから編集する

Googleマイマップ画面

編集したい顧客データが含まれるレイヤを確認します。レイヤの右側に表示されている「⋮」をクリックし、「データビューを開く」を選択します。

顧客データの編集画面

顧客データが一覧で表示されます。この中から、編集したい部分をダブルクリックすると、直接編集ができます。編集した内容は自動で保存されるため、編集が完了したら右上の「×」をクリックして画面を閉じます。これで、データビューからの顧客データの編集は完了です。

地図上のピンから編集する

顧客データ編集画面

編集したい顧客が地図上の、どのピンであるかが判明している場合、地図上のピンから顧客データを編集することも可能です。ピンをクリックして顧客データを表示させます。画面右下に表示されている「鉛筆マーク」のアイコンをクリックします。

顧客データの編集画面

顧客データの編集画面が表示されるため、変更したい部分を編集します。編集が完了したら、「保存」ボタンをクリックします。これで、地図上のピンから行う顧客データの編集は完了です。

新しい顧客データを追加する

顧客データ追加画面

顧客データを編集ではなく、追加したい場合もGoogleマイマップ上の作業のみで完結できます。まず、顧客データを追加したいレイヤを選択します。その状態で地図上に表示された「マーカー」アイコンをクリックします。すると、カーソルを地図上に移動させたとき、カーソルが「+」マークに変わります。この状態で地図上をクリックします。

顧客データ追加画面

顧客データの編集画面が開くため、必要なデータを入力して「保存」をクリックします。住所に合わせてピンも自動的に移動します。これで、顧客データの新規追加は完了です。

GoogleマップにExcelデータをインポートしてプロット・マッピングしよう!

現在地周辺の検索や経路検索のみでも十分に活用できるGoogleマップですが、Excelデータをインポートしてプロット・マッピングすることで営業ツールとしても活用できます。基本の顧客データさえ作成してしまえば、追加や削除、編集はすべてGoogleマップ上で完結するため、余計な作業も必要ありません。

Googleマップをビジネスツールとして活用し、作業を効率化していきましょう。

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この記事のライター
柚月