テレビとイヤホンをBluetoothで接続!トランスミッターで音声を送信するには?

Bluetooth非対応のテレビに、ワイヤレスイヤホンを接続したいと思ったことはありませんか?ここではトランスミッターを使ってテレビをBluetooth化する方法を紹介します。3000円前後で購入できるおすすめのトランスミッターも紹介します。

テレビとイヤホンをBluetoothで接続!トランスミッターで音声を送信するには?のイメージ

目次

  1. 1Bluetooth非対応のテレビとワイヤレスイヤホンを接続するには?
  2. トランスミッターでBluetooth接続が可能に!
  3. 2Bluetooth接続を可能にするおすすめトランスミッター
  4. AUKEYの「Bluetoothトランスミッター」
  5. JPRiDEの「Bluetoothトランスミッター&レシーバー」
  6. AUKEYの「Bluetoothトランスミッター&レシーバー」
  7. 3テレビとワイヤレスイヤホンをBluetooth接続する方法
  8. テレビにトランスミッターを接続する
  9. トランスミッターで音声を送信する
  10. 4テレビをBluetooth化する注意点
  11. 映像と音が微妙にズレる可能性がある
  12. 5テレビをBluetooth化してワイヤレスイヤホンで楽しもう!

Bluetooth非対応のテレビとワイヤレスイヤホンを接続するには?

多くのテレビにはBluetoothが内蔵されておらず、ワイヤレスイヤホンを接続できません。Bluetoothに対応しているテレビに買い替えるとかなりの金額がかかります。

Bluetoothに対応していないテレビでも、イヤホンやスピーカーなどをワイヤレスで接続できれば、ケーブルが邪魔にならず快適にテレビを視聴できます。Bluetooth非対応のテレビで音声をイヤホン・ヘッドホン・スピーカーに送信するにはどうすればいいのでしょうか。

トランスミッターでBluetooth接続が可能に!

トランスミッターを使えば、Bluetooth非対応のテレビをBluetooth化できます。トランスミッターとは、音声信号や映像信号を電波に乗せて送信する機器のことで、簡単に言えばBluetooth非対応の機器に接続してBluetoothに対応させる機器です。テレビ以外にもBluetooth非対応のPCモニターや昔のiPodなどにも接続できます。

トランスミッターはUSBケーブルや3.5mmオーディオケーブル、RCAオーディオケーブルなどを用いてほかの機器に接続します。製品によって対応している接続方法は異なるので、自分が使用したい機器に接続できるトランスミッターを購入してください。基本的に3.5mmオーディオケーブルだと、より多くの機器に接続できるので便利です。

Bluetooth対応イヤホン・ヘッドホン・スピーカーで音声受信ができる

トランスミッターをテレビに接続すると、Bluetooth対応のイヤホン・ヘッドホン・スピーカーでテレビの音声を受信できます。またPS4やSwitchなどのテレビと接続している機器の音声もワイヤレスイヤホンで受信できるため、とても便利です。

特にVRゲームをプレイするときは、ケーブルがあると邪魔になって集中できないため、Bluetoothイヤホン・ヘッドホンを使用すれば快適にVRゲームをプレイできます。

Bluetooth接続を可能にするおすすめトランスミッター

それではここから、3000円前後で購入できるトランスミッターを3つご紹介します。すべて3.5mmステレオミニプラグで接続するものなので、どんな機器にも使用できます。それぞれ異なる機能や特徴があるので、自分の用途に合わせて購入を検討してください。またメーカーの保証期間も異なるので、何かあった時のために必ずチェックしてください。

また5000円以上の製品だとバイパスモードの搭載、複数の種類のケーブルで接続可能、Bluetoothの通信範囲が広範囲といったトランスミッターもあります。気になる方はチェックしてみてください。

AUKEYの「Bluetoothトランスミッター」

AUKEYのBluetoothトランスミッターは2000円で、必要最低限の機能を備えた最も手軽でシンプルなトランスミッターです。連続使用時間は7時間で、最大10mまで送信できます。またUSBで給電しながらの使用も可能なので、充電を気にせず利用できます。

幅55mm/高さ25mm/奥行12mmととてもコンパクトなので、持ち運んで外出先でも使用できます。保証期間は2年間です。

JPRiDEの「Bluetoothトランスミッター&レシーバー」

JPRiDEのBluetoothトランスミッター&レシーバーは、送信機能だけでなく、受信機能も搭載しています。受信機(レシーバー)モードでは、トランスミッターと有線イヤホンを接続することでBluetooth対応機器から音声を受信できます。iPhone7などのイヤホンジャックがないスマホに入っている曲を、音質のいい有線イヤホンで聴けます。

トランスミッターモードではaptX LL/aptX/SBCのBluetoothコーデックに対応しています。レシーバーモードではAACとSBCに対応し、どちらのモードでも2台のBluetooth機器を同時に接続できます。ただしこの場合、コーデックはSBCなので注意してください。メーカーの保証期間は1年間です。

AUKEYの「Bluetoothトランスミッター&レシーバー」

AUKEYのBluetoothトランスミッター&レシーバーも、その名の通りレシーバー機能も搭載しています。最大13時間連続で使用可能で、充電しながらでも使えます。Bluetooth4.1に対応しているので、安定した通信が行えます。送信モードではaptXに対応しているので、遅延が少なく高音質で音声を再生できます。

またBluetoothのコーデックがSBCに限られますが、2台同時接続に対応しています。保証期間は24か月間です。

TaoTronicsの「Bluetoothトランスミッター レシーバー」

TaoTronicsのBluetoothトランスミッター レシーバーは、最新のBluetooth5.0を採用していて、最大で20時間連続使用が可能です。BluetoothのコーデックはaptX LL/aptX/SBCに対応しています。トランスミッターモードでは2台のヘッドホンを接続できます。本体にボタンがついていて音楽の再生/停止や音量調整などが行えるのでとても便利です。

またイヤホンジャックがついていないテレビでも、RCA(オス)を3.5mm(メス)に変換するケーブルが付属しているので、それを使ってトランスミッターと接続できます。保証期間は12か月間で、製品登録をするとさらに18か月間延長できます。

テレビとワイヤレスイヤホンをBluetooth接続する方法

トランスミッターを使って、テレビとワイヤレスイヤホンをBluetooth接続するのはとても簡単です。手順はテレビとトランスミッターの接続、トランスミッターでの音声の送信の2つだけです。機械に疎い方でもすぐにテレビの音声ををワイヤレスイヤホンで聴けます。

テレビにトランスミッターを接続する

まずはトランスミッターをテレビに接続してください。3.5mmステレオミニプラグの場合はイヤホンジャックに、USBケーブルの場合はUSB端子に接続します。これでセッティングは完了です。

トランスミッターで音声を送信する

Bluetooth対応のイヤホン等の電源を入れ、Bluetoothを有効にしてください。そのあとトランスミッターのペアリングボタンを数秒間長押しすると、ペアリングが完了してBluetoothイヤホンにテレビの音声が流れます。

多くのトランスミッターにはLEDランプが搭載されていて、そのランプの点滅の仕方でBluetooth機器と接続できているか確認できます。トランスミッターによってはペアリングの仕方が異なる場合があるので、必ずトランスミッターの説明書を確認してください。

テレビをBluetooth化する注意点

トランスミッターを使ってテレビをBluetooth化する場合、1つだけ注意点があります。トランスミッターの購入後に後悔しないように、必ず購入前に確認してください。

映像と音が微妙にズレる可能性がある

Bluetoothは技術の特性上、映像と音声にズレが生じます。そのためテレビ専用のワイヤレスヘッドホンは遅延の少ない赤外線使用になっています。少しの遅延でも気になる方は、赤外線使用のワイヤレスヘッドホンを購入するか、有線のヘッドホンを使用してください。

aptX対応のイヤホン・ヘッドホン・スピーカーがおすすめ

aptX LLのロゴ

Bluetoothには音声を伝送する際、音声を圧縮しています。この圧縮方式をコーデックといい、Bluetoothには様々な種類のコーデックが存在します。その中には比較的遅延が少ないコーデックもあるので、テレビやゲームをする際は遅延が少ないコーデックに対応しているトランスミッターを購入してください。

コーデックは遅延が少ない順に、aptX Adaptive/aptX LL(Low Latency)/aptX HD/aptX/AAC/SBCです。つまり「aptX」がついているコーデックであれば遅延がかなり低減されます。Bluetoothのコーデックはトランスミッターだけでなくワイヤレスイヤホン等も対応している必要があるため注意してください。

テレビをBluetooth化してワイヤレスイヤホンで楽しもう!

Bluetoothに対応していないテレビやPCでも、トランスミッターを使えば簡単にBluetooth化できます。またレシーバー機能も搭載しているトランスミッターを使えば有線のイヤホンをBluetooth機器からワイヤレスで音声を聴けてとても便利です。2台同時接続やBluetoothの範囲など、利用シーンを想定して適切なトランスミッターを購入しましょう。

映像と音声のズレを少しでも低減させるには、aptX以上のコーデックに対応したイヤホンとトランスミッターが必要です。遅延の少ないトランスミッターを購入して、Bluetooth非対応のテレビでも、ワイヤレスで快適に動画やゲームを楽しみましょう。

関連するまとめ

Noimage
この記事のライター
古橋侑