MacにもWindowsでいうタスクマネージャーにあたる機能があります。Macのタスクマネージャー、「アクティビティモニタ」を使用すれば、MacでもWindowsのタスクマネージャーと同等の機能を利用できます。便利なショートカットキーも用意されています。
「タスクマネージャー」は、大抵のWindowsユーザーは恐らく1度は使用したことのある機能ですが、Macにもこの「タスクマネージャー」にあたる機能があることは意外に知られていないのではないでしょうか?Macユーザーにとっても、知る人ぞ知るMac版「タスクマネージャー」について今回は解説します。
Windowsの標準機能、タスクマネージャーとは、PCで稼働しているアプリやプログラムを一括管理できる機能です。PC内のCPUやメモリの状況をモニターしながら、アプリやプログラムの稼働状況を確認します。
PCで稼働しているプリやプログラムを「タスク(仕事)」と称します。PCは複数の「タスク」を同時並行で処理しています。これをマルチタスクといいます。このマルチタスクの状況をモニターしながら調整・管理する機能がタスクマネージャーです。
PCで稼働している「タスク」はPCの画面上に普段見えているものだけではありません。PCのバックグラウンドで表に表示されない形で稼働している「タスク」もたくさんあります。表に見えない「タスク」はユーザーが気づかない内に過度に稼働してPCに負荷をかけることもあります。そういう状態になると原因不明でPCの動きが遅くなることがあります。
PCの動きが突然遅くなったり反応が悪くなったりしたときは、タスクマネージャーを立ち上げてPCのマルチタスクの状況を確認すると、不具合の原因が分かることがあります。負荷をかけている「タスク」が分かればその「タスク」を停止することで問題が解決します。PCの再起動を行わなくてもタスクマネージャーでPCの不具合の対処ができる場合があります。
Macでもこうしたタスクマネージャーのような機能があれば便利なはずです。そして、実際にMacにもこのタスクマネージャーと同等の機能が標準装備されています。しかし、意外にもMacユーザーでこの機能を活用している人は少ない印象です。
Mac版の「タスクマネージャー」にあたる機能は、「アクティビティモニタ」といいます。役割はほぼ「タスクマネージャー」と同じで、MacのCPUやメモリの状況確認を基に、Macで現在稼働しているアプリ・プログラムの管理を行います。
必要であればMacで稼働しているアプリ・プログラムの中から任意のアプリ・プログラムを選択して、強制終了を行うこともできます。
Mac全体を見据えたアプリ・プログラムの稼働状況、またそのアプリ・プログラム内の細分化されたプロセスごとの稼働状況などを確認することで、Macにどのプロセスがどれだけ負荷をかけているかなどの分析が可能です。
Mac版のタスクマネージャー、「アクティビティモニタ」の起動方法について解説します。もし、Macの「アクティビティモニタ」をあまり活用していないのであれば、その原因は「アクティビティモニタ」の起動の方法を良く知らないことにあるのかもしれません。
Mac上で「アクティビティモニタ」を起動させる方法をマスターして、Macのタスク管理機能「アクティビティモニタ」を活用しましょう。
Macの「アクティビティモニタ」を起動させる方法は3つあります。Macの主要なアプリをすぐに立ち上げられる機能「Launchpad」を使う方法、「Finder」を使って立ち上げるというMacの基本的な操作による方法、Macの検索機能「Spotlight」を使って「アクティビティモニタ」を探し出して立ち上げる方法があります。
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