Linux exportコマンドでの環境変数の設定やリストの表示方法など基本的な使い方を解説!

本記事では「Linux」OSの【export】コマンドでの環境変数の設定・リストの表示方法など基本的な使い方を解説していきます。「Linux」のexportコマンドは環境変数を外部公開するために必要なコマンドです。基本的なコマンドの使い方をマスターしましょう。

目次

  1. 1Linuxのexportコマンドとは?
  2. 環境変数を設定するsh・bashの内部コマンド
  3. 環境変数とシェル変数とは
  4. exportコマンドの書式
  5. exportコマンドの主なオプション
  6. 2Linuxのexportコマンドの使い方
  7. exportコマンドで環境変数を追加する方法
  8. exportコマンドで環境変数を削除する方法
  9. 環境変数の設定とexportを使う順序
  10. exportコマンドの設定を保存して永続的に有効にする
  11. 3Linuxのexportで設定した環境変数をリスト表示で確認する
  12. echoコマンド
  13. printenvコマンド
  14. setコマンド
  15. envコマンド
  16. 4Linuxのexportコマンドをつかって環境変数を設定しよう

Linuxのexportコマンドとは?

本記事冒頭の本章では、「Linux」OS・ディストリビューションのexportコマンドとはどのような目的で利用するのかを紹介していきます。「Linux」でexportコマンドを利用したいことがない人は、本記事の解説をしっかりと確認しておきましょう。

環境変数を設定するsh・bashの内部コマンド

「Linux」のexportコマンドは【環境変数を設定するsh・bashの内部コマンド】とおぼえましょう。指定した変数を、「環境変数」として外部に公開するという目印をつけるものなので、sh・bashのコマンドも同時に覚えておく必要があります。「環境変数」や「シェル変数」を設定するコマンドでもあるということを認識してください。

環境変数とシェル変数とは

環境変数とシェル変数の違い
環境変数 シェル実行したコマンドから引き継がれる変数=環境変数
シェル変数 現在実行中のシェルのみに有効な変数

環境変数とシェル変数の定義は上記の通りです。「Linux」のexportコマンドを利用する際に重要なポイントなので覚えておきましょう。

exportコマンドの書式

exportコマンドの書式
export 「オプション」 「変数名[=値]…」
「…」部分には省略することが可能な引数が入ります。

exportコマンドの主なオプション

「Linux」exportコマンドの主なオプション一覧
省略オプション 役割と意味
-p エクスポート済みの全変数と関数を一覧表示するコマンド
(注意:変数名の指定は不可)
-n 指定した【環境変数】を【シェル変数】に変えるコマンド
-f 【シェル関数】を参照するときに利用するコマンド

「Linux」exportコマンドの主なオプションは上記の通りです。exportコマンドを利用する上で、覚えておくと便利なので、しっかりと確認しておきましょう。

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Linuxのexportコマンドの使い方

Linuxのexportコマンドの使い方一覧
Linuxのexportコマンドの使い方1 exportコマンドで環境変数を追加する
Linuxのexportコマンドの使い方2 exportコマンドで環境変数を削除する
Linuxのexportコマンドの使い方3 exportコマンドの設定を保存して永続的に有効にする

exportコマンドで環境変数を追加する方法

すでにシェル変数が定義されている場合、exportコマンドと変数名を設置すれば、シェル変数を環境変数に追加することが可能です。

既存のシェル変数を環境変数に変更する方法

「Linux」既存のシェル変数を環境変数に変更するコマンド例
1. $ シェル変数="値"
2. $ export シェル変数
すでに1行目でシェル変数が定義されている場合、次の行で【export】の次にシェル変数を入力するだけで、環境変数に追加することができます。

「Linux」設定されている環境変数の一覧を表示して確認するコマンド
$ export -p

冒頭の章でも述べた通り、設定されている環境変数やシェル変数を確認する場合は【-p】コマンドを使ってください。

exportコマンドで環境変数を削除する方法

exportコマンドで環境変数を削除する方法は下記の通りです。

「Linux」exportコマンドで環境変数を削除する方法
オプションその1 nオプション
オプションその2 unsetコマンド

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この記事のライター
KFJ
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