Linux dfコマンドでディスクの空き容量を確認する!使い方やオプションを解説!

LinuxPCやMacPCのディレクトリを管理するうえで、便利なコマンドに「df」があります。「df」コマンドは、ディスクの使用量や、空き容量を集計算出してくれます。オプションスイッチも豊富で、「Linux df」と組み合わせると多彩な処理をしてくれます。

目次

  1. 1Linux dfコマンドは何をする?
  2. ディスクの空き容量を確認する便利なコマンド
  3. 2Linux dfの基本的な使い方
  4. dfコマンドでディスクの空き容量を確認する方法
  5. ディレクトリ名を指定してディスクの空き容量を確認する方法
  6. 3Linux dfコマンドのオプションの種類と使い方
  7. よく使用するオプション
  8. ー容量を単位別に表示する【ーh】
  9. ーすべてのディスク空き容量を確認する【ーa】
  10. ローカルファイルシステムだけを表示する【ーl】
  11. ファイルシステムの種類を指定する【ーT】
  12. 4Linux dfコマンドの必要性と関連コマンドを紹介
  13. ディスクの空き容量が少ない場合の問題点
  14. dfコマンドとduコマンドの違い
  15. ーduコマンドの使い方
  16. 5Linux dfコマンドを使いこなそう!

Linux dfコマンドは何をする?

本記事でLinuxの「df」の、使い方について解説します。ディスクやディレクトリの空き容量を確認するための、「アプリケーションソフト」も市販や無料配布されています。

しかし今回は、LinuxやMacに付属する、コマンドコンソール(ターミナル)から「df」を使用してディスクの空き容量を確認します。

ディスクの空き容量を確認する便利なコマンド

Linuxで「サーバー」を運用していると、ディスクの「使用量」「空き容量」の把握が、日常業務での重要な課題になります。そこで、ディスクの「空き容量」を調べるためにコマンドコンソールから「df」と入力して実行してみます。

Linuxコマンドの「df」は、ディスクの空き容量を調べたいときに、重宝するコマンドです。「df」にはオプションスイッチも豊富に用意され、「df」にいろいろ条件をつけて検索し、一覧表示できます。

Linux dfの基本的な使い方

はじめに「一般ユーザー」と「rootユーザー」について、簡単に説明します。Linuxでコマンドコンソールを使用する際、「一般ユーザー」「rootユーザー」で、できることが変わってきます。

簡単に説明すると、「rootユーザー」は、PCの設定等何でもできて、「一般ユーザー」は「システム関連」は除かれ「ユーザーが普通していること」に制限されます。

「rootユーザー」になるには、コマンドプロンプト($)の横に「su -」と入力し、「Enterキー」を押します。次に「パスワード入力」を求められますので、「Linuxインストール時」のパスワードを入力します。

このときLinuxの画面に、パスワードは見えませんが、かまわず入力し、入力が済んだら、「Enterキー」を押します。パスワードは何回間違えても大丈夫です。これで「rootユーザー」になります。

コマンドプロンプトが「$」か「#」かで、”一般ユーザー”か”rootユーザー”か区別できます。「一般ユーザー」にもどるには「exit」と入力して「Enter」を押せば戻れます。

dfコマンドでディスクの空き容量を確認する方法

ここからは、具体的にLinuxコマンド「df」の使い方を、実際に入力して見ていきましょう。まず「df」コマンド単体で「$」の後にdfと入力してみます。

******** $ df

すると、上記のようにLinuxのターミナル画面に項目別に表示されます。一覧の中で確認すべきは「Available」で、「ディスクの空き容量」を示しています。

単位は「キロバイト」で、膨大な桁数になりますが、後述する「-h」オプションを追加すると、サイズ単位が分かりやすく変更されます。※上段の赤枠内は、お使いの「環境」により変わります。

下に項目の説明を記載してあります。参考にしてください。

  • Filesystem   ~Linuxのハードディスクのことです。デイスク(ドライブ)名と、パーティション(数字)が表示されます
  • 1k-blocks   ~項目ごとの総容量を表示します
  • used          ~使用量を表示します
  • Available          ~ディスクの空き容量を表示します(使用可ということです)
  • Use%        ~使用率を表示します
  • Mounted on  ~ハードウェアの状態を示しています

「df」コマンドを実行すると、基本的に上記のような項目が、一覧で表示されます。一覧の項目の中で「1k-blocks」だけ、「Size」に変わりますが、コマンド「df」にオプションで「-h」を、追加したときに表示が変わります。

それは、容量を表す単位が、「キロバイト」から「MB」や「GB」に変わるからです。すなわち、「Size」が表示されたときは、数字の「単位」が「MB」「GB」だということです。

ディレクトリ名を指定してディスクの空き容量を確認する方法

つづいてdfのあとに半角スペースをあけ、「ディレクトリ名」を指定してみましょう。ディレクトリを指定すると、Linuxターミナル画面に、所属しているファイルシステム(ディスク)の空き容量が表示されます。

$ df home

Linuxターミナル画面のコマンドプロンプト「$」のあとに「df home」と入力すると「home」の格納されているディスク(ドライブ)の空き容量が表示されます。

Linux dfのオプションとして「home」のディレクトリ名を記入しますと、homeディレクトリの格納されているディスク(ドライブ)のサイズ、空き容量(単位キロバイト)を知ることができます。

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この記事のライター
山口 長二
きょうは霜が降りていました冬本番ですね。皆さんがんばりましょう。

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